メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

最高裁に上訴

2014-07-14 23:55:55 | 日記
親の裁判話に付き合っているうちに、すっかり私も取り込まれていることに気付いた/苦笑
最初は「都内に行くからついでに久しぶりに会おう」って話からだったと思うんだけど。
私のいつもの好奇心のクセが出て、「裁判所って見てみたい」って単純な理由から始まって、
なんと、民事、高裁でも負けたのに、父は最高裁にまで持ち込む予定だとのこと

高裁に行ってきた
高裁に行ってきた(2回目)


以前と同じく上野で待ち合わせにして、弁護士事務所で相談してからってことだから、
今回は時間がかかるのでは?と思って、前回、フツーに上野に着いても、親の足だと随分待たされて疲れてしまったから、
今回は、事務所から電話が来てから家を出たら、父母らより15分ほど遅く着いて、えらく心配されてしまった
だから「私のほうが遅くなるから、涼しいところで待ってて」てゆったのに、
こうゆう時にケータイがないって不便だねぇ。公衆電話も激減して、駅構内にもないんだ

で、遅刻して申し訳ないと言ってたら、もうすぐ「16:20の新幹線に乗るから、あと20分くらいしかない」と言う父。
いやいや、さすがにそれじゃ話す時間がなさすぎだよってことで、16:40にして()、前と同じ近くの喫茶店へ急いだ。
上野駅構内って、改札はいっぱいあるけど、ちょっと歩かないと、なかなか座ってゆっくりできる場所がないし。

高裁で負けた理由が、弁護士を通じてコピーで送られてきて、そのまたコピーをもらったりしてたら、
20分も経たないうちにもう会計を済ませて、出るという父(早っ

いつも新幹線乗り場で見送る時、いつまでもいつまでも手を振る母がいじましい
それにしても、あの有無を言わさぬワンマンぶりは、一生変わらないんだな。
それに完全に依存している母は、もう何を言われても抵抗する気力すらなく諦めきってる状態。


上野に着いたと思ったら、すぐ帰りの電車に乗ってる私は「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃ~んのハクション大魔王か?」と思った/苦笑
しかも、高裁で負けたのに、最高裁に上訴するって・・・家に着いて冷静に考えたら可笑しくなって笑ってしまった
フツーの人生じゃなかなか行く機会はないだろうから、行ってみよっと。



ちょっと調べてみたら永田町にあるのね。
あの辺も町歩きで歩いたことがあるから、行けばなんとなく分かるかもしれない。
父母は地下鉄の乗り方に不安があるみたいだったし。

山王日枝神社
ベルナール・ビュフェ展@ニューオータニ美術館


【今回学んだこと】
・判決が出てから上訴するか否か「2週間以内」に決めること。
・その後、「2ヶ月以内」に上訴する理由を提出すること(判決に納得できないからに決まってるじゃんねぇ?
・弁護士への相談は無料(契約を結ぶのを前提にしてとかゆってた)全部、最後に一括で払うってことか?怖
(ちなみに、長野では1時間話して1万円くらいだとか


電車内でもらったコピーをざっと読んでみたけど、
まず、そもそも最初からの経緯を知らないから争点がボヤけて感じたのと、
棄却された理由も、法律の「第○の1(1)ないし(10)記載のとおりであるから・・・」て、引用が多くて、
一体、なにから引用したんですか?って一般人には意味不明???


【内容抜粋メモ】
1.判決文
2.控訴の主旨
3.その概要
4.裁判所の判断(棄却理由
5.結論(棄却)+判断した裁判長、裁判官2人の名前
6.「これは正本である。」という裁判所書記官の名前と印鑑(背景にCOPYって印刷されている


専門用語も多いから、分からないのは当然。それを弁護士からちゃんと聞いたのかなぁ?
そこを弁護士にフォローしてもらわなきゃ、高い弁護士料を払ってる意味がない。
でも、上訴の契約話で大半の時間を使ってしまったみたいなことをゆってたし。


そもそも、夫婦のコミュニケーションがないのと、高齢だから老親から何が本当なのかを聞きだすのにもひと苦労
母からは「弁護士は高裁で100%勝てると父がゆってた」と聞いたけど、
父は「弁護士には最初から“勝訴は難しい”と言われていた」と言うし。

でも、今回いちばん嬉しかったのは、母に約束してもらったことをちゃんと守ってくれたこと/感謝×∞
なんてこたない、単純に「お土産は何も持ってこないこと」だったんだけど、
これだけの要求が、かれこれ何年間も無視され続けてきたんだ。
さて、この約束、あと何日覚えていられるかが問題


コメント

『横道世之介』(2013)

2014-07-14 11:22:32 | 映画
『横道世之介』(2013)
原作:吉田修一 監督:沖田修一
出演:高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、余貴美子、江口のりこ、綾野剛、井浦新、ムロツヨシ ほか
音楽:高田漣 主題歌:♪今を生きて/ASIAN KUNG-FU GENERATION

「涙なんか流さずに 笑いながら観てください。懐かしいあの頃、愛おしい人」


今、観たい俳優さんが3人も入ってるってことで借りた。
やっぱり映画ってイイね~! 泣いて、笑って、いろんな人生を生きた気がする。
最近、暗いテーマが多かった中、ココロの底からほっこり温かくなれた
でも、最後にこんなに泣かせるのはズルいよ/涙×10000

story(ネタバレ注意
長崎の田舎から上京し、法政大学の経営学部に入った横道世之介。
入学式で隣りの席にいた倉持は「最初から名前を呼び捨てにすることにしてるんだ」とやけになれなれしい。
「心細いので(サークル勧誘を見に)一緒に行ってもいいですか?」と話しかけてきたのは阿久津唯。

兄は部屋でジャズを流しながら、哲学・・・風なことを語っているw
「若いうちは踊らんば。意味なんか関係ない。踊っとるうちにどんどんあっちの世界に行っちゃうんだからサ」(爆

兄に憧れている小沢はマスコミ志望で、後にその辺の仕事に就く。
「あ、コレ?(スーツ)丸井の10回払い」w

世之介は、小沢が言うところの「パーティーガール」と呼ばれる謎の女、片瀬千春に惹かれる。
「私が惚れるような、いい男になりなさい」


 
誰かに恋の悩みを相談したくてたまらない世之介は、ゼミで加藤雄介に話しかけ、ランチに誘う。
加藤「オレ、女の子にあんま興味ないんだよな」
世之介「いやいや、そんなカッコいいこと言わなくていーから」w

その流れで一緒に免許をとることになる。
加藤「ちょうど今、免許取得に友だち紹介すると5%割引になるんだ」

加藤が好きな戸井睦美、お嬢さま育ちの与謝野祥子と世之介の4人でダブルデートとなり、
祥子は世之介の魅力に一気にハマってしまう。


祥子の「ごきげんよう~!」の挨拶と手の振り方は「花子とアン」とまったく同じだ/驚

父の仕事が「残土処理」?と聞いて
世之介「東京湾を埋めるの? 東京湾に埋めるんじゃなくて?」

加藤に何度も自分がサンバパレードで倒れたビデオを見せる世之介に
「そのビデオ観るの止めてくんない? サンバのリズムが体に染み込むんだよ」爆


長崎への帰省に一緒に行きたいという祥子は、世之介の元恋人・大崎さくらに嫉妬する。
2人が海辺でいい感じになっている時、急に大勢が浜辺から飛び出してきて、警察に捕まってしまう。
ベトナム難民のボートピープルだった。世之介と祥子は、人生が変わるようなショックを受ける。

祖母の葬式で帰省した世之介はさくらに聞く。
「おいが死んでも、みんなあんなに泣くとやろか?」
「世之介のこと思い出したら、きっとみんな笑うとやなかと?」
(そうゆうヒトになりたいもんだなぁ・・・


隣りの写真家からカメラをもらって、いろいろ撮る世之介に
祥子「写真を現像したら、一番に見せてほしいの。世之介さんの作品を観る最初の女になりたいんです」

その後、世之介がカメラに撮ったのは、超可愛い柴さん(が走り去る姿)とか、


桜とか。。。


**************************


ムロさんは、ラジオ番組のディレクター役?
どうしても『LIFE!~人生に捧げるコント~』を思い出してしまうのは私だけですか?w

 
新さんは、「即身仏みたい」とまで言われた写真家役w

世之介の2つ隣りに住む独身女性役の江口のりこさんも、脇役ながら、ほんとイイよねえ!
「前よりも、ちょっと隙がなくなった気がする。うん、そうね」


「いい人」ってゆうのは、この世での修行がすぐに終わっちゃうから昇天するのも早いんだ。
こんなステキな青春を送れたってだけで、どれだけ幸せ者か。
でも、なんで世之介は、いつも体臭を気にしてるんだろ?w

この映画も、所々、時系列が行き来して、その後のそれぞれの人生、世之介の思い出話を語るシーンが挟み込まれる。

 
「なんか、あいつに会ったことがあるってだけで、お前よりだいぶ得した気分」




DVDのメニューもアルバム仕様。
コメント (2)