■大雨・突然の豪雨 あなたはどう身を守る?どう備える?@NHK 週刊 ニュース深読み
これだけ自然災害も激増して、異常気象になっても、地球温暖化・・・つまりは
ヒトの日常生活が原因だと考えない人がまだいるのがフシギ。世界でも公式に発表したのに。
便利な生活を続けることに比べたら、まだまだ、ゲリラ雷雨などはガマンできる範囲だというのが本音か(自分も含めて
しかし、そんな悠長にはなっていられない。これは本当にまったなしの世界的な問題で、
先進国のなかで、温暖化対策法がないのは日本だけなんだって/驚
今回のテーマは「内水氾濫」。
これまでは山際に起こる土砂災害など、地方の話だったのが、
最近は、急などしゃ降りが激増して、都市部に浸水、事故が多発している。
その理由と、対策について。
【危険な場所と避難方法】
帰宅途中などで道路を歩いていた場合
濁流で足元が見えず、マンホール、側溝に足をとられ転倒するなどの危険があるため、
傘や棒でつついて安全を確かめながら歩き、とにかくコンクリート造のビルの2階以上に避難する。
車を運転していた場合
早く安全な路肩にとめて、車から出て、ビル内の2階以上に避難する。
アンダーパス
浅そうに見えても、沈殿物で車が動かなくなる。水位上昇が想像より速く、深くなる、
いったん溜まると水がなかなかはけないため、通らないこと。
もしハマってしまって、ドアが開かない時は、窓を割って出る専用の道具がホムセンで売っている。
ない場合は、ヘッドレストを外して、棒の先で窓の下の部分を叩くと比較的割れ易い/驚
地下街にいた場合
地上に早く出たい気持ちになるが、水は階段等をつたって濁流となって落ちてくるので危険。
地下街につながるビルに通じる階段をあがって、ビル内に避難する。
土嚢、水嚢は各市区町村で配布される?!→それぞれに問合せる
簡易な水嚢のつくり方
スーパーのビニール袋に水を入れて、複数をダンボール箱に詰め、それを複数玄関前などに並べて、
その上に雨が浸み込まないシートをかけておく。完全に防げなくとも、とりあえずの浸水は防げる。
家の中にも注意する箇所がある
風呂場、トイレなどは、下水道から汚水が溢れる場合があるため、上記のような水嚢を排水溝にあてがう。
【内水氾濫が起こる理由】
理由その1
現在の都市部の下水道は、作った当時の最大雨量に合わせて「処理能力が1時間に50ミリの雨」に対応して作られている。
しかし、最近のゲリラ豪雨の雨量は80ミリを超えるなど、基準を超える量が一気に降るため、
下水道から溢れてマンホールや側溝から吹きだしてしまう。
理由その2
都市部のヒートアイランド現象により、雷雨を起こす積乱雲の発達が早く、雲にたまった雨が一気に降る。
理由その3
昔は、土の道が多く、自然に吸収されたが、今はほとんどがアスファルト舗装になり、水が吸収されない。
都市土木工事にはお金がかかる。理由は、現在、地下街などはほとんど施設に埋め尽くされているから、地下を掘ろうとすると苦情が出る。
【対策:錦糸町の例】
発想の転換
昭和の錦糸町は、とにかく水の氾濫が多く、市民から国へ対策を講じるよう苦情が絶えなかった。
両国国技館の設計段階から貯水槽をつくった
屋根に降った雨を雨どいに沿って地下にためる貯水槽をつくり、トイレの洗浄水などに再利用。
貯水量は1000トン(プール3つ分)。
設計段階から組み込めば、後づけより費用が少なくて済む。
町のあちこちに路地尊をつくった
各家の雨どいから貯水槽に雨水をためて、打ち水等に再利用する。条例でも貯水槽づくりを推進した。
東京スカイツリーの地下にも貯水槽がある。
それ以降、墨田区に内水氾濫は起きなくなった/驚
【個人宅でできる対策の例】
家庭用貯水タンク
120リットル(お風呂半分くらい)の雨水をためられる。1個1~4万円ほど。
もし、都内の全世帯に置いたら、栃木県のダム1つ分はためられる!
ためた水を再利用しきれない場合は、晴れた日に少しずつ下水溝に流してくれればよい
雨水浸透ます
地下にためるシステム。こちらのほうが「家庭用貯水タンク」と比べると手間もお金もかかる。
設置する際、市区町村から2~3万円ほどの補助金が出る場合もあるので問い合わせる。自己負担金はその倍ほど。
端末で最新気象情報をチェックする
「XバンドMpレーダ雨量情報」(通称X RAIN(エックスレイン)
【天気予報が当たらないワケ】
天気予報をする時、20kmのマスで予報を出すため、ピンポイント、急激な積乱雲の発達を予測するのは難しい。
気象予報士の南さんに「がんばれ!」ツイートが紹介されてたw
【内水氾濫は小さなことの積み重ねが効果あり】
大きな公園の地下にはすでに貯水槽があるところも増えた→もっと小さな公園にもつくる
問題点:防火用としては普段から水をためておく必要があるが、大雨の時はカラにしておく必要がある(そーだね!汗×5000
【防災は3つの力で成り立つ:助け合いの重要性】
法改正
「水循環基準法」「水防法改正」など、これまでも改正してきた。
自分の住む町について知る
町名からもある程度予測できる。
例:渋谷、雑司が谷など「谷」がつく、またはサンズイのつく地名は、昔から水がたまりやすい低い土地であるとか(池袋も?
→地名の統合も多々あるので「古地図」で分かる(タモさんヘルプ
助け合いの精神
昔は「川上」と「川下」の気遣いのココロがあったが、今は途絶えてしまった。
大雨の時には、シャワーなど、家庭内でもあまり水を使わない気遣いも必要→下水道の処理の雨量を超えないため
雨水を有効に使うという発想の転換も重要。
“日本は災害の多い国”。忘れかけた防災意識を取り戻す。
お年寄り、子どもなどの弱者を助ける、「共助」が普段からある地域づくり。
これだけ自然災害も激増して、異常気象になっても、地球温暖化・・・つまりは
ヒトの日常生活が原因だと考えない人がまだいるのがフシギ。世界でも公式に発表したのに。
便利な生活を続けることに比べたら、まだまだ、ゲリラ雷雨などはガマンできる範囲だというのが本音か(自分も含めて
しかし、そんな悠長にはなっていられない。これは本当にまったなしの世界的な問題で、
先進国のなかで、温暖化対策法がないのは日本だけなんだって/驚
今回のテーマは「内水氾濫」。
これまでは山際に起こる土砂災害など、地方の話だったのが、
最近は、急などしゃ降りが激増して、都市部に浸水、事故が多発している。
その理由と、対策について。
【危険な場所と避難方法】
帰宅途中などで道路を歩いていた場合
濁流で足元が見えず、マンホール、側溝に足をとられ転倒するなどの危険があるため、
傘や棒でつついて安全を確かめながら歩き、とにかくコンクリート造のビルの2階以上に避難する。
車を運転していた場合
早く安全な路肩にとめて、車から出て、ビル内の2階以上に避難する。
アンダーパス
浅そうに見えても、沈殿物で車が動かなくなる。水位上昇が想像より速く、深くなる、
いったん溜まると水がなかなかはけないため、通らないこと。
もしハマってしまって、ドアが開かない時は、窓を割って出る専用の道具がホムセンで売っている。
ない場合は、ヘッドレストを外して、棒の先で窓の下の部分を叩くと比較的割れ易い/驚
地下街にいた場合
地上に早く出たい気持ちになるが、水は階段等をつたって濁流となって落ちてくるので危険。
地下街につながるビルに通じる階段をあがって、ビル内に避難する。
土嚢、水嚢は各市区町村で配布される?!→それぞれに問合せる
簡易な水嚢のつくり方
スーパーのビニール袋に水を入れて、複数をダンボール箱に詰め、それを複数玄関前などに並べて、
その上に雨が浸み込まないシートをかけておく。完全に防げなくとも、とりあえずの浸水は防げる。
家の中にも注意する箇所がある
風呂場、トイレなどは、下水道から汚水が溢れる場合があるため、上記のような水嚢を排水溝にあてがう。
【内水氾濫が起こる理由】
理由その1
現在の都市部の下水道は、作った当時の最大雨量に合わせて「処理能力が1時間に50ミリの雨」に対応して作られている。
しかし、最近のゲリラ豪雨の雨量は80ミリを超えるなど、基準を超える量が一気に降るため、
下水道から溢れてマンホールや側溝から吹きだしてしまう。
理由その2
都市部のヒートアイランド現象により、雷雨を起こす積乱雲の発達が早く、雲にたまった雨が一気に降る。
理由その3
昔は、土の道が多く、自然に吸収されたが、今はほとんどがアスファルト舗装になり、水が吸収されない。
都市土木工事にはお金がかかる。理由は、現在、地下街などはほとんど施設に埋め尽くされているから、地下を掘ろうとすると苦情が出る。
【対策:錦糸町の例】
発想の転換
昭和の錦糸町は、とにかく水の氾濫が多く、市民から国へ対策を講じるよう苦情が絶えなかった。
両国国技館の設計段階から貯水槽をつくった
屋根に降った雨を雨どいに沿って地下にためる貯水槽をつくり、トイレの洗浄水などに再利用。
貯水量は1000トン(プール3つ分)。
設計段階から組み込めば、後づけより費用が少なくて済む。
町のあちこちに路地尊をつくった
各家の雨どいから貯水槽に雨水をためて、打ち水等に再利用する。条例でも貯水槽づくりを推進した。
東京スカイツリーの地下にも貯水槽がある。
それ以降、墨田区に内水氾濫は起きなくなった/驚
【個人宅でできる対策の例】
家庭用貯水タンク
120リットル(お風呂半分くらい)の雨水をためられる。1個1~4万円ほど。
もし、都内の全世帯に置いたら、栃木県のダム1つ分はためられる!
ためた水を再利用しきれない場合は、晴れた日に少しずつ下水溝に流してくれればよい
雨水浸透ます
地下にためるシステム。こちらのほうが「家庭用貯水タンク」と比べると手間もお金もかかる。
設置する際、市区町村から2~3万円ほどの補助金が出る場合もあるので問い合わせる。自己負担金はその倍ほど。
端末で最新気象情報をチェックする
「XバンドMpレーダ雨量情報」(通称X RAIN(エックスレイン)
【天気予報が当たらないワケ】
天気予報をする時、20kmのマスで予報を出すため、ピンポイント、急激な積乱雲の発達を予測するのは難しい。
気象予報士の南さんに「がんばれ!」ツイートが紹介されてたw
【内水氾濫は小さなことの積み重ねが効果あり】
大きな公園の地下にはすでに貯水槽があるところも増えた→もっと小さな公園にもつくる
問題点:防火用としては普段から水をためておく必要があるが、大雨の時はカラにしておく必要がある(そーだね!汗×5000
【防災は3つの力で成り立つ:助け合いの重要性】
法改正
「水循環基準法」「水防法改正」など、これまでも改正してきた。
自分の住む町について知る
町名からもある程度予測できる。
例:渋谷、雑司が谷など「谷」がつく、またはサンズイのつく地名は、昔から水がたまりやすい低い土地であるとか(池袋も?
→地名の統合も多々あるので「古地図」で分かる(タモさんヘルプ
助け合いの精神
昔は「川上」と「川下」の気遣いのココロがあったが、今は途絶えてしまった。
大雨の時には、シャワーなど、家庭内でもあまり水を使わない気遣いも必要→下水道の処理の雨量を超えないため
雨水を有効に使うという発想の転換も重要。
“日本は災害の多い国”。忘れかけた防災意識を取り戻す。
お年寄り、子どもなどの弱者を助ける、「共助」が普段からある地域づくり。