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今回は、男子ショートだけで深夜に1H30分で放送
フランス大会で8位に終わった宇野昌磨
「強い気持ちで試合に出たい」
(髪切った? 明るい表情でウォーミングアップしている姿は嬉しい
インタビュー:
宇野昌磨という名前に見合った結果
人物でなければいけないというのがあった
自分で自分をいい意味で壊したな
すごく今は前を向いています
去年、ロシアで3位表彰台だった友野一希
インタビュー:
とても思い出深い試合でもありますし
また同じように笑顔で終えられたらいいなと思います
解説者:織田信成
●マカール・イグナトフ(ロシア 19歳)
♪In this shirt
GPシリーズデビュー戦 第一滑走
4サルコウ・3トゥーループ 美しいジャンプ
4トゥーループも流れがあった
フライングキャメルスピン 1.1倍 トリプルアクセルはステップアウト
足換えシットスピン ステップシークエンス 長身を生かして伸びやかな演技
コンビネーションスピン 大きなミスなく終えた 87.54SB
織田:
彼の4回転は
肩の力が抜けて、いいタイミングで上がっていて加点要素となる
着氷も良かった
アナ:
去年、右足を骨折 昨シーズンはほぼ試合に出られなかった(みんなケガしすぎ
1年ぶりに出た今年9月の大会で優勝
●友野一希(21歳 アメリカ大会5位)
♪The hardest button to button
4回転2本入れたショート もう21歳かあ!
それを考えると、ゆづくんの18歳でオリンピック金メダルは本当に驚異的だと分かる
変わった動きから入った 4トゥーループは転倒
4サルコウ・3トゥーループをキメた
足換えシットスピン 曲もフシギ コンビネーションスピン レヴェル4
トリプルアクセル 見せ所のステップシークエンス
元気一杯に氷上を舞う 面白いプログラム
フライングキャメルスピン スピードが落ちないままカッコいいフィニッシュ
織田:
4回転の回転不足がどう判断されるか
出だしの動きからキレがある
ステップは独創性、曲に合った動きが明確で
ジャッジも加点がしやすいいいステップだった
アナ:元バレエダンサーのフィリップ・ウィリスさんの振付
キス&クライでも満足の表情
コーチは表現力で高評価だったミーシャ・ジー 80.98SB
<インタビュー>
Q:苦手だと話していたSPですが、振り返ってどう?
やっぱり少し足りないなあというところで
すごい練習も出来てましたし、今回は練習に自信を持ってて
挑めている試合なので、試合で自分の感情を捨てて
体を信じてやってみようという風に考えて挑んだんですけど
サルコウを落ち着いて出来たので、そこは練習がしっかり出たかなと思います
Q:ここで2年連続の表彰台がかかります FSに向けてひと言
昨シーズン、思い切って出来たので、あとはもう
次こそはしっかり練習を信じて、体を信じて
フリーに挑めたらいいかなと思います
●ナム・ニューエン(カナダ 21歳 カナダ大会2位)
♪Blues for Klook
初めてのGPファイナルを狙う 入って欲しいなあ
4サルコウ・2トゥーループ トリプルアクセルもキメた
足換えキャメルスピン 3フリップ コンビネーションスピン
フライングシットスピン
2位以上に入ればGPファイナル進出
ステップシークエンス キメキメポーズがたくさん 87.01
織田:
昨シーズンあたりからジャンプの安定感が素晴らしい
カナダ大会から4回転を練習からほとんど失敗していない
自信を持って滑っているのが伝わってくる
3フリップは少しヒヤっとした
どうしても3本目のジャンプは絶対跳びたいという気持ちが強くなるので
ウォーミングアップ中の宇野くんは
前みたいにヘッドフォンつけて音楽聴くのもやめたのね
【後半グループ】
宇野くんは最終滑走かあ
まだ
メインコーチは不在状態 これが今シーズンのチャレンジか
フランス大会後、ステファン・ランビエールコーチのもとで練習したため
キス&クライにも入る予定
アナ:
2週間で立て直す難しさは?
織田:
普通だとかなり難しいが、フランス大会の時は
技術より精神的な部分が大きかったと思う
ランビエールコーチに見てもらったことで精神的な安心感もあると思う
「どれだけ調子が悪くても、コーチがいることで笑ったりすることがある」と話していた
織田:
良かった時に共感したり、悪かった時に相談し合える相手がいることは
精神的に違ってくる
宇野「4フリップが本調子より遠い」(せっかく獲得したジャンプなのにね
織田:
フランス大会ではキレイに決まったが、練習では少し苦戦していた
若干感覚をつかみきれてないのかなという感じがするけれども
本番でビシっとキメる力を持っているので期待したい
宇野「練習を久しぶりにしたい、滑りたいと思うようになった」
6分間練習では4トゥーループはキメたが、4フリップは抜けた
他の選手のスコア次第で、宇野のGPファイナル進出は難しくなる
ステファン・ランビエールをコーチにしてもいいんじゃないかなあ
●モリス・クビテラシビリ(ジョージア 24歳 フランス大会4位)
♪Always watching you
4サルコウ・2トゥーループ 美しいトリプルアクセル
フライングキャメルスピン 2トゥーループに抜けた ダブってゼロ点に
足換えシットスピン ステップシークエンス
彼も力が抜けて滑らかな演技 そのままコンビネーションスピン
エテリ・トゥトベリーゼコーチが来てる 男子も指導しているのか
さすがに男子に両手をあげさせたりはしない キス&クライには座らない 75.87
●ミハル・ブレジナ(チェコ 29歳 アメリカ大会11位)
♪Baby did a bad bad thing
曲のタイトルからしてもう彼のキャラに合った演技を期待させる
4サルコウ転倒 なんだか痩せて見える 3フリップ・3トゥーループ
フライングシットスピン トリプルアクセルは両足着氷か?
ステップシークエンス ロックにノって力強い演技
足換えキャメルスピン コンビネーションスピン 首をかしげた
キス&クライでは踊ってみせるいつも明るい性格 80.27
すべての選手に温かい手拍子、拍手、声援を送るロシアの観客もステキ
●デニス・ヴァシリエフス(ラトビア 20歳 カナダ大会5位)
♪Bloodstream
いつでも爽やかな笑顔で真っ直ぐ成長している選手
今大会のSPで唯一4回転はないSP
3フリップ・3トゥーループ 着氷も美しい
トリプルアクセル フライングシットスピン 速い!!
3ルッツちょい詰まった コンビネーションスピン これまたスピード+安定感が抜群
ステップシークエンス 音に合わせてダイナミックな動き
足換えキャメルスピン 上からの映像は要らないと思うんだけど 87.08PB
織田:
スピンは彼の代名詞 独特のポジションで回転速度も速いのでレヴェル4+3、4の評価になる
SPの場合、要素が少ないので、こうして細かく積み上げることで
他の選手との差が出て来る
●アレクサンドル・サマリン(ロシア 21歳 フランス大会2位)
♪Blues for Klook
2位以上で初のGPファイナル進出
ん? ナム・ニューエンと曲がかぶってる そんなに有名な曲?
選手と振付がかわると別物に見えるからフシギ
最高難度の4ルッツ・3トゥーループ 高さもあり素晴らしいジャンプ
4フリップは転倒 足換えキャメルスピン 入り方が美しい弧を描いた
トリプルアクセルもステップアウト 地元の期待のプレッシャーがあるか?
足換えシットスピン コンビネーションスピン 軸が真っ直ぐ
ステップシークエンス 長い手脚を生かす 少しガッカリ顔 92.81
織田:
冒頭のコンビネーションジャンプはため息が出るほど素晴らしかった
高さもあり、空中での回転姿勢も脇の締まったとても美しいジャンプ
基礎点に応じて、出来栄え点も大きくなるので
アナ:
サマリンも宇野昌磨もSPに4回転2本は
ネイサン・チェン、羽生結弦より高い基礎点のプログラム構成
織田:
男子で一番難しい構成
地元で、ファイナルもかかっているので、SPで決めないとという
気持ちのコントロールも出来ていた
アナ:
加点5と基礎点を合わせるとゆうに20点を超えてくる
織田:
今まで見た加点で一番大きいかもしれない(そんなに?
スピン、ステップをかなりレヴェルアップしてきている
男子にもエテリ・トゥトベリーゼコーチが絡んでくると
男子の表彰台もそのうちロシア勢で塗り替えられていく可能性も考えられるぞ
●宇野昌磨(21歳 フランス大会8位)
♪Great Sprit
リンクにはランビエールコーチが来てくれている
ここでも
「ガンバレ!」という大歓声
曲が始まるとすぐに動き出す 最初から大きな手拍子 有り難いねえ
さて4フリップは? 軸がズレて転倒
アナ:ここからのたて直しを考えてきたという宇野
4トゥーループ・2トゥーループ 足換えシットスピン
クリムキンイーグル 体のキレも戻ってる
トリプルアクセル フライングキャメルスピン
コンビネーションスピン スピードもあり軸安定
気合いを入れ直して見せ所のステップシークエンスへ
今日一番の盛り上がり 見応えのある動きがいっぱい
前回とまったく違った手応えの表情
織田:このプログラムは非常に彼に合ってます
笑顔で迎えるランビエールコーチ
演技中も真剣に拍手を送って、ステキなコーチ
織田:
ステップシークエンスも評価は高いが
1つツイズルの部分でグラつきがあったので
ちょっとレヴェルが落ちるかなと思います(気づかなかった
キス&クライでも笑顔 このコンビでやっていけばいいのに 87.29にうなづく
●ドミトリー・アリエフ(ロシア 20歳 アメリカ大会3位)
♪ミュージカル「ロックオペラ モーツァルト」より
9月の大会では100点超えした最高難度のジャンプから
3ルッツ・3トゥーループになった 4トゥーループ
フライングキャメルスピン この脚の上がり方もキレイ
トリプルアクセル 情熱的なステップシークエンス
足換えシットスピン コンビネーションスピン 90.64
織田:
4ルッツの予定でしたが空中で3ルッツに判断して
これはこれで非常にいいジャンプだったので加点がもらえる
最終滑走で地元ということでやや緊張感が感じられた
アナ:
ロシア勢ということになると、あのプルシェンコ以来の
10年ぶりのロシア大会優勝なるかという
(そんなにプルシェンコ以来、地元の優勝がなかったのは意外/驚
男子SP結果は、1位 サマリン 2位 アリエフ 3位 イグナトフ 皆ロシア勢
宇野昌磨は4位 友野一希は7位 なかなか厳しい大会
<宇野昌磨インタビュー>
Q:非常に明るい表情に見えました 今はどんな思い?
1つ目のジャンプは6分間練習から跳べないだろうなっていう印象を受けたので
練習してきたこと、フリップ終わった後をまとめるということだったので
とても失敗に恐れてしまい2トゥーループになってしまったけれども
練習してきたことが出せて良かったなと思います
Q:
演技後、ランビエールコーチとはどんな話をされたのでしょうか?
演技中も緊張だったり、この前の試合でたくさん失敗しているのもあって
「バランスがうまくとれていなかった」と言ったら
「同じことを思っていた」と言っていました
最初のスピン、本来の構成と違って失敗してしまったので
途中ですぐ変えたんですけど、「練習していこう」という感じで
フリップは「明日、頑張ろう」
技術的なことよりも精神的なところを話していました
Q:明日のフリーは?
もちろんノーミスしたい気持ちはあるが、それ以上に僕は
練習してきたことがちゃんと出る演技がフリーでも出来ればいいなと思っているので
1つ目のジャンプを失敗しても、それ以外のジャンプを練習してきたので
その他でちゃんとまとめられたらなと思っています