1974年初版 1981年 第8刷 前田和子、マリー・テレーズ・サンジェ/共訳
清水勝/挿絵 山口はるみ/装丁デザイン
※「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します
犬の話は泣いてしまうなあ
最後、『フランダースの犬』みたいな悲劇が起こるのではないかと気が気ではなかった
そう考えると、あの物語は、児童文学であり得ないほど悲しい結末だったんだな
とくに気になるのは、医師の権威をまとったメイドの心理
自分が注目されるように、いつもあることないことを吹聴し
トラブルを撒き散らしていることに無自覚な人って結構周りにいるよね/汗
医師と山の門番の娘の恋愛も瑞々しく語られる
はたから見るとなんでもないことが
小さな村では大きな身分の差という障壁になるのも
ニンゲンの差別意識の愚かさを伝えている
【内容抜粋メモ】
登場人物
セバスチャン グラン・バウ山で生まれた少年
セザル 山の門番
アンジェリナ 孫娘 両親はすでに亡い
ジャン アンジェリナの4つ下の弟
ギオム医師
セレスチーヌ 家政婦
●セバスチャン
サンマルタンの村はずれにあるグラン・バウ山の避難小屋に登っていくジプシーの女
国境の警備小屋の番人をしているヨハンノとベルクが見張りから戻ると
小屋の前に雪に埋もれて亡くなっている女性を発見
山の門番セザルの孫娘、14歳のアンジェリナは
女が産んだ男の子を引き取りたいと願い出て
サン・セバスチャンの日にちなんでセバスチャンと名付けられる
●ベル
山脈の向こうでは、農家の納屋で子犬が産まれた
父パスコは、年に2回農家を周る行商人ゼデオンに売り
3つの時計、絹のスカーフをもらう
ベルは行商人といる間、とても幸せだった
5か月後、ゼデオンが道でケンカをして、ベルを置いたまま車を走らせ
気づいた時にはもういなかった
ベルは長距離トラック運転手ロジェに拾われ、憲兵隊の詰め所に住所を書き
1年と1日経っても飼い主が見つからなければ彼のものになると言われる
妻のジュリエットはベルをとても好きになるが
家の持ち主が犬を飼ってはいけないと言い
ロジェは友だちギシャールに預ける
ベルはそこを逃げ出し、野犬捕獲車に見つかるが
サーカスの少年マリオが救う
サーカスは町から町へと周り、少年はヨーロッパ中を巡業する契約のために
仕方なくベルを売る
その後も高値で売られたり、買われたりされて
ベルはすっかりヒトを警戒し、心を与えることをしなくなる
6歳になったピレネー犬は、番人を襲って脱走し
自由となってグラン・バウ山にやって来る
●出会い
アンジェリナは自分で編んだ籠を町の市で売っている
6歳になったセバスチャンが通ると、がき大将らが「ジプシー!」とけなすため
山にこもりがちになっていた
セザル:あれは他の子どもとは違う、山の子なんだ
田園看守人は山に危険な犬がうろついているから注意して
見つけ次第撃ち殺すように言う
ベルを“けもの”と最初に呼んだのはジョルジュだった
山の中は寒く、動物たちは飢えて死ぬことが多い
ギオム医師は、水車を作って、来年の春まで動いていたら
セバスチャンは学校に行かねばならない、という賭けをする
●悪魔の廊下
セザルはセバスチャンに、グラン・バウ山中腹の
分岐点の先までは行かないようにきつく言う
ひとたび雪崩が起きたら、すべて破壊してしまうため「悪魔の廊下」と呼ばれている
セバスチャンは岩の上に立つ大きなベルを見る
ベルもセバスチャンを見てシッポを振った
●村会会議
村の子どももベルを見たため、大騒ぎになる
噂はどんどん大げさに膨らみ、番人を引き裂いて食べた、という人もまでいる!
セバスチャンはもう一度ベルに会いたいため、セザルと山に入る
セザルはセバスチャンの友だちを守ると約束する
ギオム医師:もし犬が谷に降りてきたら撃ち殺されるでしょう
セザル:ピレネー犬は遭難者を救助する役目をもつ素晴らしい山の動物だ
ギオム医師とアンジェリナは互いに想い合っていることは村の人たちも知っている
だが身分上の障壁があるため、セザルは村長が娘と結婚させたがっているから
そのほうがいいとすすめると、ギオム医師は否定する
家政婦のセレスチーヌは、ギオム医師の母が死んだ時
献身的に看病してくれたが、医師の家で奉公するうちに
自分も偉い気になっていて、アンジェリナとの仲に反対している
セレスチーヌ:たかがザル売りじゃありませんか
怒ったギオム医師は、セザルが言った
「歳とったカササギだ」という言葉をそのまま言って
セレスチーヌをさらに怒らせる
●山狩り
セザルはベルがいつか家にやって来るように、そっくりな顔を彫り
鎖でつないで、玄関先に吊るす「印」をつくり
ラードを桶に入れて、お腹が空いた時に食べるものも用意する
セザル:
誰でも、たった一人ではけっして生きていけないんだよ
あの犬は今に私たちの所に来るよ
希望というものは、人間の心の中でけっして消えるものではない
世の中でも、希望は絶対に消えはしない
飢えたベルは肉屋の主人がいない隙を狙って、ヒツジのモモ肉をくわえて逃げる
それを店員が見て、けものが泥棒をしたと叫ぶ
村中の人が集まり、狩猟計画がたてられる
人々の心の中で眠っていた狩猟の本能が目を覚ました
ベルを撃つためには、ベルが悪いけものでなくてはならない
狩りはいつしかみんなの楽しみにさえなっていった
村中のお喋り屋が集まり、セレスチーヌは自分の存在をしらしめるために
子どもを守るためには、犬を撃ち殺さなければならないことを強調し
それは村会が決めることだと言い加える
鉄砲を持った2人の男が、狩猟が上手いセザルも仲間に入れようと来るが
断ったため怒らせてしまう
セザル:あの犬は安全だ 狂犬なんかじゃない
その話を聞いたセバスチャンは山に走りだし、ベルを呼ぶ
セバスチャン:僕はお前の友だちだよ 犬と少年は愛の誓いを交わす
山狩りにギオム医師も参加しないと表明する
セザルは村人を連れて、避難小屋に行き
セバスチャンがベルとたわむれる様子を見せる
穢れのない魂を持つ2人の美しい夢のような景色に圧倒される村人
●村長の手紙
セバスチャンはベルがふたたび人を信用してくれるようになるまで毎日、山に通う
村では、2人の味方をする者と敵対する者とに二分する
セレスチーヌは、村長の妻セラフィーが動くよう裏で手を回し
セラフィーは、犬の持ち主の犬屋に手紙を書くよう村長の夫に言う
村長は村人に権威を見せなければならないため、手紙を書く
犬屋から返事が来て、専門家が来ることとなる
こうして、いろんな物事は女から男に伝えられて
動くものだということを知っているセレスチーヌ
今までセバスチャンをいじめていた子どもたちは
今ではセバスチャンを尊敬していた
深い霧の夜、ベルは玄関前まで来た
ギオム医師:
セザルは経験が深く、いつも間違いのない判断を下す人だ
それは、彼が他の人のように物事を外側からだけでなく
内側から深い親切な目で見ているから真の意味を見分けることができるんだ
●クリスマスのできごと
ギオム医師は、犬屋に手紙を書き、高値でベルを買い戻すため別荘を売り払う
アンジェリナが両親の墓参りに来た時、妻になってほしいと言って2人は婚約する
ジャンは村人から犬屋が明日来る話を聞いて
祖父に伝えようと思うが、山に行っていないためアンジェリナに話す
ジョルジュは悪気なくセバスチャンに話してしまう
ジョルジュ:おまえは運がいいな あの犬が捕まったら、たくさんの賞金がもらえるぞ
ベルを守るため、走っては転び、木の根もとに頭をぶつけて倒れるセバスチャン
ギオム医師が通りかかると、ベルが誘導してセバスチャンを見つけ
バスチードの自分の家に寝かせて、セレスチーヌに世話を頼む
セザル:山が荒れようとしている・・・
セバスチャンは少し眠ったが、セレスチーヌが居眠りをしている隙に山に行く
ベルと一緒に「悪魔の廊下」の先へ行くと、ベルは四つ足で踏ん張って止め
なにかを察して、岩のくぼみにセバスチャンを押し込み
その上にかぶさるように立つ
その時、大きな雪崩が起きて、2人はすっかり雪の下に埋もれる
アンジェリナはベルの声を聴いて
ギオム医師は村人をかき集めるように指示する
みんなで雪を掘り返すと、ベルはセバスチャンを守って
温かい息を顔にふきかけていた!
村長:この犬は君のものだ
ベルは先頭に立って歩き、セバスチャンの家の前に座り
ふたたび人間の中で生きることを承諾する
犬屋の一行が到着したが、村人が断ると、多額の金を請求
ギオム医師が支払ったが、それは秘密にしておいた
セバスチャンは学校に通いはじめ、ギオム医師とアンジェリナは結婚する
■訳者あとがき
ジプシーとは、ボヘミア地方から出て、ヨーロッパ各地を転々として
テント生活をしながらサーカスをしたり、占いをして暮らす民族
他の人からは一段低く見られながら、自尊心を失わずに生きている
この物語は、1971年、フランスの国営テレビで1年間放映された(ドラマが先?!
その時、セバスチャン役を演じたのは、原作者の息子メディ/驚
“名犬”てつく物語はいろいろあるのね
セシル・オウブリ
本名アンヌマリ・ジョゼベナール
1929年パリ生まれ 若い頃は映画女優
のちに、モロッコの王子シ・ハッサムと結婚
女優を辞めて青少年向きの作家となる
(彼女の人生自体、物語みたいだなあ/驚
清水勝/挿絵 山口はるみ/装丁デザイン
※「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します
犬の話は泣いてしまうなあ
最後、『フランダースの犬』みたいな悲劇が起こるのではないかと気が気ではなかった
そう考えると、あの物語は、児童文学であり得ないほど悲しい結末だったんだな
とくに気になるのは、医師の権威をまとったメイドの心理
自分が注目されるように、いつもあることないことを吹聴し
トラブルを撒き散らしていることに無自覚な人って結構周りにいるよね/汗
医師と山の門番の娘の恋愛も瑞々しく語られる
はたから見るとなんでもないことが
小さな村では大きな身分の差という障壁になるのも
ニンゲンの差別意識の愚かさを伝えている
【内容抜粋メモ】
登場人物
セバスチャン グラン・バウ山で生まれた少年
セザル 山の門番
アンジェリナ 孫娘 両親はすでに亡い
ジャン アンジェリナの4つ下の弟
ギオム医師
セレスチーヌ 家政婦
●セバスチャン
サンマルタンの村はずれにあるグラン・バウ山の避難小屋に登っていくジプシーの女
国境の警備小屋の番人をしているヨハンノとベルクが見張りから戻ると
小屋の前に雪に埋もれて亡くなっている女性を発見
山の門番セザルの孫娘、14歳のアンジェリナは
女が産んだ男の子を引き取りたいと願い出て
サン・セバスチャンの日にちなんでセバスチャンと名付けられる
●ベル
山脈の向こうでは、農家の納屋で子犬が産まれた
父パスコは、年に2回農家を周る行商人ゼデオンに売り
3つの時計、絹のスカーフをもらう
ベルは行商人といる間、とても幸せだった
5か月後、ゼデオンが道でケンカをして、ベルを置いたまま車を走らせ
気づいた時にはもういなかった
ベルは長距離トラック運転手ロジェに拾われ、憲兵隊の詰め所に住所を書き
1年と1日経っても飼い主が見つからなければ彼のものになると言われる
妻のジュリエットはベルをとても好きになるが
家の持ち主が犬を飼ってはいけないと言い
ロジェは友だちギシャールに預ける
ベルはそこを逃げ出し、野犬捕獲車に見つかるが
サーカスの少年マリオが救う
サーカスは町から町へと周り、少年はヨーロッパ中を巡業する契約のために
仕方なくベルを売る
その後も高値で売られたり、買われたりされて
ベルはすっかりヒトを警戒し、心を与えることをしなくなる
6歳になったピレネー犬は、番人を襲って脱走し
自由となってグラン・バウ山にやって来る
●出会い
アンジェリナは自分で編んだ籠を町の市で売っている
6歳になったセバスチャンが通ると、がき大将らが「ジプシー!」とけなすため
山にこもりがちになっていた
セザル:あれは他の子どもとは違う、山の子なんだ
田園看守人は山に危険な犬がうろついているから注意して
見つけ次第撃ち殺すように言う
ベルを“けもの”と最初に呼んだのはジョルジュだった
山の中は寒く、動物たちは飢えて死ぬことが多い
ギオム医師は、水車を作って、来年の春まで動いていたら
セバスチャンは学校に行かねばならない、という賭けをする
●悪魔の廊下
セザルはセバスチャンに、グラン・バウ山中腹の
分岐点の先までは行かないようにきつく言う
ひとたび雪崩が起きたら、すべて破壊してしまうため「悪魔の廊下」と呼ばれている
セバスチャンは岩の上に立つ大きなベルを見る
ベルもセバスチャンを見てシッポを振った
●村会会議
村の子どももベルを見たため、大騒ぎになる
噂はどんどん大げさに膨らみ、番人を引き裂いて食べた、という人もまでいる!
セバスチャンはもう一度ベルに会いたいため、セザルと山に入る
セザルはセバスチャンの友だちを守ると約束する
ギオム医師:もし犬が谷に降りてきたら撃ち殺されるでしょう
セザル:ピレネー犬は遭難者を救助する役目をもつ素晴らしい山の動物だ
ギオム医師とアンジェリナは互いに想い合っていることは村の人たちも知っている
だが身分上の障壁があるため、セザルは村長が娘と結婚させたがっているから
そのほうがいいとすすめると、ギオム医師は否定する
家政婦のセレスチーヌは、ギオム医師の母が死んだ時
献身的に看病してくれたが、医師の家で奉公するうちに
自分も偉い気になっていて、アンジェリナとの仲に反対している
セレスチーヌ:たかがザル売りじゃありませんか
怒ったギオム医師は、セザルが言った
「歳とったカササギだ」という言葉をそのまま言って
セレスチーヌをさらに怒らせる
●山狩り
セザルはベルがいつか家にやって来るように、そっくりな顔を彫り
鎖でつないで、玄関先に吊るす「印」をつくり
ラードを桶に入れて、お腹が空いた時に食べるものも用意する
セザル:
誰でも、たった一人ではけっして生きていけないんだよ
あの犬は今に私たちの所に来るよ
希望というものは、人間の心の中でけっして消えるものではない
世の中でも、希望は絶対に消えはしない
飢えたベルは肉屋の主人がいない隙を狙って、ヒツジのモモ肉をくわえて逃げる
それを店員が見て、けものが泥棒をしたと叫ぶ
村中の人が集まり、狩猟計画がたてられる
人々の心の中で眠っていた狩猟の本能が目を覚ました
ベルを撃つためには、ベルが悪いけものでなくてはならない
狩りはいつしかみんなの楽しみにさえなっていった
村中のお喋り屋が集まり、セレスチーヌは自分の存在をしらしめるために
子どもを守るためには、犬を撃ち殺さなければならないことを強調し
それは村会が決めることだと言い加える
鉄砲を持った2人の男が、狩猟が上手いセザルも仲間に入れようと来るが
断ったため怒らせてしまう
セザル:あの犬は安全だ 狂犬なんかじゃない
その話を聞いたセバスチャンは山に走りだし、ベルを呼ぶ
セバスチャン:僕はお前の友だちだよ 犬と少年は愛の誓いを交わす
山狩りにギオム医師も参加しないと表明する
セザルは村人を連れて、避難小屋に行き
セバスチャンがベルとたわむれる様子を見せる
穢れのない魂を持つ2人の美しい夢のような景色に圧倒される村人
●村長の手紙
セバスチャンはベルがふたたび人を信用してくれるようになるまで毎日、山に通う
村では、2人の味方をする者と敵対する者とに二分する
セレスチーヌは、村長の妻セラフィーが動くよう裏で手を回し
セラフィーは、犬の持ち主の犬屋に手紙を書くよう村長の夫に言う
村長は村人に権威を見せなければならないため、手紙を書く
犬屋から返事が来て、専門家が来ることとなる
こうして、いろんな物事は女から男に伝えられて
動くものだということを知っているセレスチーヌ
今までセバスチャンをいじめていた子どもたちは
今ではセバスチャンを尊敬していた
深い霧の夜、ベルは玄関前まで来た
ギオム医師:
セザルは経験が深く、いつも間違いのない判断を下す人だ
それは、彼が他の人のように物事を外側からだけでなく
内側から深い親切な目で見ているから真の意味を見分けることができるんだ
●クリスマスのできごと
ギオム医師は、犬屋に手紙を書き、高値でベルを買い戻すため別荘を売り払う
アンジェリナが両親の墓参りに来た時、妻になってほしいと言って2人は婚約する
ジャンは村人から犬屋が明日来る話を聞いて
祖父に伝えようと思うが、山に行っていないためアンジェリナに話す
ジョルジュは悪気なくセバスチャンに話してしまう
ジョルジュ:おまえは運がいいな あの犬が捕まったら、たくさんの賞金がもらえるぞ
ベルを守るため、走っては転び、木の根もとに頭をぶつけて倒れるセバスチャン
ギオム医師が通りかかると、ベルが誘導してセバスチャンを見つけ
バスチードの自分の家に寝かせて、セレスチーヌに世話を頼む
セザル:山が荒れようとしている・・・
セバスチャンは少し眠ったが、セレスチーヌが居眠りをしている隙に山に行く
ベルと一緒に「悪魔の廊下」の先へ行くと、ベルは四つ足で踏ん張って止め
なにかを察して、岩のくぼみにセバスチャンを押し込み
その上にかぶさるように立つ
その時、大きな雪崩が起きて、2人はすっかり雪の下に埋もれる
アンジェリナはベルの声を聴いて
ギオム医師は村人をかき集めるように指示する
みんなで雪を掘り返すと、ベルはセバスチャンを守って
温かい息を顔にふきかけていた!
村長:この犬は君のものだ
ベルは先頭に立って歩き、セバスチャンの家の前に座り
ふたたび人間の中で生きることを承諾する
犬屋の一行が到着したが、村人が断ると、多額の金を請求
ギオム医師が支払ったが、それは秘密にしておいた
セバスチャンは学校に通いはじめ、ギオム医師とアンジェリナは結婚する
■訳者あとがき
ジプシーとは、ボヘミア地方から出て、ヨーロッパ各地を転々として
テント生活をしながらサーカスをしたり、占いをして暮らす民族
他の人からは一段低く見られながら、自尊心を失わずに生きている
この物語は、1971年、フランスの国営テレビで1年間放映された(ドラマが先?!
その時、セバスチャン役を演じたのは、原作者の息子メディ/驚
“名犬”てつく物語はいろいろあるのね
セシル・オウブリ
本名アンヌマリ・ジョゼベナール
1929年パリ生まれ 若い頃は映画女優
のちに、モロッコの王子シ・ハッサムと結婚
女優を辞めて青少年向きの作家となる
(彼女の人生自体、物語みたいだなあ/驚