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大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』 第36回 「前畑がんばれ」

2019-10-22 12:14:54 | ドラマ
大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』 第36回 「前畑がんばれ」

脚本:宮藤官九郎
音楽:大友良英
ナレーター:ビートたけし(噺) / 森山未來(語り)


先日、父と会った時、「今回の大河ドラマがどうして時代劇じゃないんだ」
NHKにメールしたと言ってた/謝

やっぱり父の世代は、ほかでどれだけ時代劇を放送していても
まだ大河で何度でも戦国時代と明治維新の繰り返しを見たいんだな

大河だって時代や視聴者の世代に合わせて変わっていってもイイと思うけど
ここは絶対に時代劇枠なのか?!

それでもなんだかんだ文句を言いつつ観てるんだから
視聴率など気にせず、最後まで放送してくださいませ/願


【内容抜粋メモ】

前畑は、ロサンゼルスオリンピックで銀メダルをとり
田舎に帰って花嫁修業をするつもりが
市長から「なぜ金メダルが取れなかった」と責められ
引退を撤回し、1/10秒縮めるために猛特訓を続けてきた

200m×10本
100m×10本
50m×30本
25m×30本

朝・昼・晩=1日約2万m!

ついに世界新記録を出し、自ら3度更新したが余計に思い詰めるマ
マ:夢に殺される!


1936年 ベルリンオリンピック開幕
マは眠れず、ホテルの部屋でも練習

志ん生:
今夜は戦前のオリンピックで一番有名な話
日本中が泣いた感動巨編 前畑秀子物語

五りんが実況中継を忠実に再現しようと意気込む姿が前畑と重なる






ベルリンオリンピックで日本陸上は大活躍
マラソン、三段跳びでは♪君が代 が高らかに奏でられた






マの最大のライバルはドイツのマルタ・ゲネンゲル
数日おきに世界記録を破り合い、迎えた予選ではマが1位通過




男子の水泳選手を叱咤する田畑とカクさん
タ:頼みの綱はマだけか?!

準決勝 200m平泳ぎ 1位だがタイムを落としたマ
新聞でも「不調 勝利危ぶまれる」と見出しを書かれる

カクさんは、ソーセージとストレスで太った
(いや、これがカヲルさんの元の姿・・・

マがんばれと日本から届いた電報は224通
「シンデモカテ」




四三も「ツカレタトキハオシバナガヨカ」と打つが
四三を知らないマら

河西アナは風邪をひき、ラジオでも咳き込む

タ:マはこの4年間を明日に賭けてるんだ!
カ:がんばります!
タ:今回は“がんばれ”はナシで

また亡くなった両親が出てくる




マ:頑張って、頑張って、私の人生それでおしまい? 言いなりやん

母:
ヒデコが産まれたことが母ちゃんの人生で一番良かったこと
ヒデコは母ちゃんの金メダルよ

(そうだよ 何か成し遂げたから偉いんじゃない
 生きてることが素晴らしい

マ:
きょうだいの中で1人だけ女学校に行かせてもろて
好きな水泳ずっと続けさせてもらってありがとうございます
どうか明日は勝たせてください

母:明日はみんなで泳ぐんや
父:日本人みんなや


決勝戦
マは「GANBARE」と書かれた電報を飲んでしまう
マ:これでウチは1人やない 日本人みんなで泳ぐんや

ライバルのもとにはヒトラー自らがプレッシャーをかけに来る




ヒ:金メダルを期待してるぞ
マルタ:必ず取ります(取らないと本当に殺されちゃうかもね

ラトゥールから「ヒにお礼を言え」と言われたことを思い出したタ




タ:ヒトラーさん オリンピックを東京に何する件ではアレしてもらってダンケシェン
握手を求められて茫然となる




会場は「マルタ」コールの嵐
東京とベルリンの時差は8時間

河西アナは風邪をおして午前0時からほんものの実況放送
マは「1/10秒」と唱える




同じ個人競技でも、テニスの持久戦と違って
タイムを競うスポーツは一瞬で勝敗が決まるから、想像を超える世界だな

各選手が並んでターン
マがリードするが、追い上げるのがマルタの持ち味

ターンして2人の大接戦 マを横目に見ながら泳ぐマルタ
タ:ガンバレって言うの止めてあげて!

日本中が「ガンバレ!」と絶叫
ものすごい僅差で優勝する スゲーなあ










ヒトラーは無表情で去る

ようやく笑顔になるマ
日の丸があがり、今度は泣き顔
3分3秒6 ロサンゼルスオリンピックの記録を3秒も縮めた/驚




オリンピックは閉幕
マはヒトラーに招かれて着物で出かけた




通訳:マエハタ、よくがんばった 偉かった 伝えてください
タ:4年後、東京で通訳を頼む
通訳:それは難しいかもしれません さよなら

副島:
東京オリンピックが決まってから豪放磊落な嘉納治五郎はどこかへ消えてしまったのが心配だ
この先の重責を思えばムリないが

街中に掲げられた東京オリンピック宣伝を見て浮かない顔のカノウ
四六時中マスコミに追われている






四三と再会
カ:聖火ランナー頼むぞ!
四三:カノウ先生もプレッシャーと戦っとる

カノウはオリンピック東京大会組織委員会を組閣
体協だけでなく、軍人、政治家、各界の大物が揃うが
カノウに文句を言うばかり

カノウ:残念ながら東京ではベルリン以上の式典は出来ない

陸軍:国民の体力向上、団体訓練に役立つようやっていただきたい

カノウ:
オリンピックは国家的大事業
今の日本の文化、精神を世界中に理解してもらう




副島:
「日本」を「ドイツ」に置き換えてみたまえ
まさしくベルリンオリンピックじゃないか

ヒトラーのプロパガンダは見事成功した
世界はドイツに魅了され、日本はドイツと同盟を結んだ
ベルリンの模倣になる 肝に銘じたまえ

通訳のヤコブは閉会式の翌日に自殺したそうだよ
ユダヤ人はオリンピックが終われば利用価値がなくなるとよく分かっていたんだな

ヤコブが撮った写真を見るタ






マリー:
ロスよりメダルが少なくてごめんなさいね
毎晩占っていた 実況放送の時、みんな嬉しくて立って飲んでたのよ
立派よ 立派!

タ:こうして見ると悪くなかったな、ベルリンは

マリー:東京に来たらあんなものじゃないわよね

タ:
占ってください
本当にやれるのか そもそも日本はこの先どこに向かおうとしてるのか

マリーの占いでは「吉凶」(これはどっち?





河野:
オリンピックは軍のものじゃない
軍の顔色ばかりうかがって、半年経っても競技場すら決まらない
お前とはこれきりだ 次の国会でオレはオリンピック反対論をぶちあげる


昭和12年7月 日中戦争
北京・盧溝橋で起きた日本軍と中国軍の衝突をきっかけに全面戦争が始まる






きっかけなんてなんでもいいんだよね
世界の数%の富豪、政治、軍のトップは常に戦争を始める言い訳を探している
始めるのはカンタンで、終わらせるのが難しいと知りながら





前畑が念願の金メダルをとり、56年後の1992年
バルセロナオリンピック 200m平泳ぎで金メダルをとった岩崎恭子さん
前畑さんに初めて会った時のことを覚えている








当時14歳の岩崎さんは、前畑と同じ苦しみに悩んだ

岩崎さん:
世界と戦ってこられたんだなってことを思うと衝撃的でした

金メダルをとると、その後、記録のこともいろいろ言われる
「世界記録を出します」ということを言うしかなくて

自分はそこまで出来るのかと葛藤がすごくあって
でも、私以上に前畑さんは苦しい思いをして
比べ物にならないと思っていました







前畑:
最後の200m泳ぎきったら、そこでもう死んでもいいかあって
スタートに立って、日本の神さま助けてくださいと祈った

表彰式では涙で顔を上げられなかった






死ぬほど追い詰めるのがスポーツって、なんか違うと思う
本人が楽しんで、それを観るのが楽しいからやるんだ




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