原作:東野圭吾
※「ドラマのマイベスト」カテゴリー内「東野圭吾」に追加します
出演:
栗林和幸:阿部寛
栗林秀人:濱田龍臣 息子
妻 亡
東郷雅臣:柄本明 研究所所長
葛原克也:戸次重幸 研究員
折口真奈美:堀内敬子 研究員
折口栄治(ワダハルオ):ムロツヨシ 真奈美の弟
ワタナベカズシゲ:堀部圭亮
ミハル 娘
根津昇平:大倉忠義 パトロール隊員
瀬利千晶:大島優子 スノーボード選手
山崎育美:久保田紗友
川端健太:前田旺志郎
高野誠也:志尊淳
高野裕紀:望月歩 兄
高野由美子:麻生祐未 母 店カッコウ
ノゾミ 妹 亡
ホテルのフロント係:野間口徹
係員(トラック運転手):田中要次
高速バス運転手:菅原大吉
警察官:生瀬勝久
ほか
東野圭吾原作で、阿部ちゃんの主演なら間違いない!
コメディも書くって意外
ものすごい二転三転して、さすがにうまくできている
原作は本当はコメディじゃないのかな?
題材的には、今観たら余計に世の中の不安を煽りそうだけど
笑い飛ばしてしまおう!
【内容抜粋メモ】
スキーで雪山に向かい、何か埋める男
目印にテディベアを木に打ちつけ発信器を作動
「さあゲームの始まりだ」 と笑う
実験室である菌を見て驚く葛原克也
月曜日
栗林和幸 泰鵬大学医科学研究所 主任研究員は息子・秀人にウザがられている
妻は亡い
カズユキが会社に行くと「3億円用意しろ」と脅迫文のメールが来ている
差出人は K-55
回想
カズユキ:お前はワクチンの開発をしているはずだろう?
葛原:
できちゃったんです
どんなワクチンも効かない究極の炭疽菌(?)が
究極の生物兵器が出来上がったんです と笑う
研究所所長・東郷雅臣 お前はクビだ
葛原:全部ばらすぞ
東郷:研究医の戯れ言なんて誰が聞くんだよ
葛原:不当解雇だ 俺は天才なんだよ!
東郷:奴はK-55を盗み、雪山に埋めて金を要求してきた
カズユキ:気温が10°を超えると割れる いっぱい人が死にますよ
東郷:君の管理不足だ
カズユキ:この研究は所長の独断の案件じゃないですか!
東郷:
場所のヒントはテディベアの画像だけ
ぬいぐるみは発信機だ
金を払えば大まかな場所と方向探知受信機を渡してもらえるらしい
3億なんて用意できるわけない
(カズユキが警察に電話しようとすると止める
生物兵器だぞ
日本には存在してはいけないレベル4の
我々は職を失うんだぞ
私はなんだかんだで他の研究所に横滑りだが
研究員崩れの管理職なんて雇ってくれる会社がどこにある?
家族はどうする?
時間はまだある よく考えよう
急に電話がかかってくる 犯人かと思ったら警察
刑事:(犯人の)葛原克也がトラックに轢かれて亡くなりました
東郷:
葛原の持ち物を確認させてください
研究の資料を調べたいので
パソコンを見るとリフトの画像がある
カズユキ:ここはスキー場です 大変なことになりますよ
東郷:
じゃあ頼む と探知機を渡す
うまくいけば副所長のポストを約束する
一人息子は受験なんだろう
金がいるんじゃないか?
発信器の電池は金曜日までしかもたない
あと4日しかない
火曜日
秀人は父に頼まれてスキーショップに行き、例の画像を見せてどこのスキー場か聞く
店主・山野:多分長野じゃないか? ネットにアップしたほうが早いんじゃないの
葛原が亡くなり号泣する研究員・折口真奈美
東郷:
あいつは利用されてた 監視カメラに葛原と写っている
あんなドン臭いやつがグルなわけないだろう
この件が片付いたらクビだ
さっきまで泣いてたのにイヤホンで会話を盗聴しているマナミ
カズユキ:
息子はスノーボードをやるんですが
場所は野沢温泉スキー場だということです
日本最大級のスキー場らしいです
そう簡単には見つかりません
私もスキーは学生時代ぶりなんで
東郷:金曜日までに見つけられなければ君もクビだからな
水曜日
息子と一緒に来る
カズユキ:お前は好きに滑ってていい
すごいへっぴり腰で女の子ミハルを避けようとして転び、心配して親がやってくる
ヒデトも女の子とぶつかりそうになる
謝るとゴーグルを取ってとっても可愛い子だとわかる
山崎育美:一緒に滑らない? 案内するよ
折口栄治(ムロさんw)が見張ってると穴にハマるカズユキ
パトロール隊員の根津昇平が禁止区域に向かい救助する
マンガ『岳』みたい ※「マンガ感想メモリスト1」カテゴリー内参照
スノーボード選手の瀬利千晶もテルコちゃん!
チアキ:
私、今度の大会でダメだったら見切りつける
全然勝てないし、調子悪いし、歳も歳だし
根津さんだって途中で止めてパトロールの仕事してんじゃん
そんなことよりデートしない?
根津:
オリンピックでメダル取ったらな
俺は期待してんだよ
スノーボードクロス初の女子部メダルに
山崎育美のもとに男友だちが来る 川端健太と高野誠也
ケンタ:これから秘密の場所に行くんだけど行く?
イクミ:やめとく
高野誠也に声をかけても無言
2人はロープをくぐり抜けて林の方に滑っていくと、テディベアを見つけるが
「気味悪いな」と通り過ぎる
地図に赤ペンで調べた場所にバツをつけているとエイジが話しかけてくる
エイジ:
あなたのこと僕がパトロール隊に通報したんですよ
何か探し物でもあったんですか?
電話をかけなきゃいけないと席を外すとどこまでもついてくるww
この店カッコウはタカノ一家が経営
店を手伝う兄・裕紀は国体にも出たことがある
母・高野由美子は何か取り乱した様子で店を外す
心配そうなセイヤら
ユウキ:気分悪いから休むって
セイヤ:またかよ
夜になっても探し続けてるカズユキ
カズユキ:
所長 私一人じゃ無理です
誰かスキーの上手い助っ人が必要です
私一人では抱えきれませんよ!
所長は酔っ払って取り合わない
木曜日
ワタナベカズシゲ:
同じホテルだったんですね
昨日は娘が失礼しました
スキーが上手になるには正しいフォームの人の後ろを滑ること と教える
カズユキ:お前だけが頼みだぞ と受信機を見ると壊れる
画像だけを頼りに林の中に入ると、そのまま木にぶつかり、また根津とチアキが来る
根津:
折れてはいないようですが靭帯を痛めているかも
スキーは当分滑れないでしょうね
チアキ:
そもそもおかしくない?
こんなに滑れない人がコース外に続けて行くって
根津:話してくれませんか?
カズユキ:
少々込み入った話なんですが
実は私の研究所からあるものが盗まれまして
それがこのスキー場のどこかにあるはずなんです
極秘のものです 事情があって言えない
根津:
落し物を探すのもパトロールの仕事ですが
探すものが分からなければどうにもなりませんね
カズユキ:私の勤務先は理化学研究所です
チアキ:じゃあ薬だ!
カズユキ:
当たり!
まだ世間に公表されていない薬を社員が盗み出して
埋めて隠したんです 3億用意しろって言って
犯人は事故で死んでしまったんです
そのワクチンを待っている患者さんがいるんです(画像を見せる
そのぬいぐるみの下に埋めたと
医者から明日までにあのワクチンが見つからなければ
患者の命は保証できないと言われている
根津:そのワクチンは極秘の物ってことは無認可ってことですよね?
カズユキ:
非難は承知の上です
人の命がかかってるんだ
警察に通報したら患者さんを治療できないし(泣きマネをするw
根津:俺が探します
チアキ:じゃあ私も探す
所長:怪我した? 何やってんだ!
カズユキ:大丈夫です 代わりに探してくれてますから
所長:喋ったのか?
カズユキ:
うまく誤魔化しました
研究所からワクチンが盗まれたことにしたんです
(誤魔化せてない気がするんだけどw
エイジ:そろそろそのお宝が何か教えてくれないか?
マナミ:あんたは知らなくていいの
エイジ:
やばいもんじゃねえだろうな
俺は借金返せればそれでいいんだけど
マナミ:
一生楽して暮らせるわ だから頼むわよ
あんたはスキーだけが取り柄なんだから
(ムロさんにスキーはムリだと思うけどww
ユミコ:インフルエンザに気をつけてね
イクミ:
高野くんち、2ヶ月前に妹さんが亡くなったの ノゾミちゃん
もともと心臓弱かったんだけど
直接の原因はインフルエンザで
うちの学校で流行っちゃって
高野くんに感染って、ノゾミちゃんにも・・・
変な噂もあって
高野くんのお母さんがうちの学校の生徒を恨んで、仕返しするつもりでいるって
私は信じてないけど、みんな怖がってる
カッコウだって前はみんな来てたのに(今は客が少ない
根津:
林の中を探しても発信機の反応はない
後は禁止区域しかないか
俺たちつけられてないか?
すごい怪しいムロさん
リフトに乗ってもすぐ後ろにいる
根津はカズユキに「見つからなかった」と言うと思わず激怒する
根津:
今日、尾けられてたみたいなんですけど
他に探してる人っているんですか?
カズユキ:その人、昨日私に話しかけてきましたよ
根津:
この受信機壊れてないですよね?
一度だけ引っかかったんです
しかもゴンドラの中で 大きなゲレンデの方向で反応しました
チアキ:これ信用できるの?
カズユキ:信用するしかありません
根津:
お前は手伝わなくていいよ
見切りつけるって言ってたけど俺は反対
悔いを残して欲しくないから
チアキ:
私だってやりたいと思う気持ちはある
でも体が動かない 集中できない
根津:お前それ震災の時も言ってたよ
チアキ:
あの時からずっと抱えてるの
いくらスノーボードで頑張ったからって
お腹が減ってる人や怪我や病気で苦しんでる人を助けられるわけじゃない
生活に困ってる人を救えるわけじゃない
じゃあ何のために練習して戦って、勝った負けたって必死になってるの?
なぜ続けているのかわかんない
根津:
自分を犠牲にして、自粛して、それが人の役に立つのかな
その人達は喜んでくれるの?
スポーツは人の役に立つとかそういうことじゃないと思う
金曜日
カズユキはついにぬいぐるみを見つけるが
女の子2人がウイルスの入った瓶を見つけて
開ける夢を見て大声を出して飛び起きる
ヒデト:
一人で悩むのは勝手だけど
ずっとそういう空気でいられるとイライラするんだよね
根津とチアキは二手に分かれて探す
イクミを食い入るように見ているユミコ
ユミコ:下で休んでるね とまた店を出る
イクミ:
タカノくんのお母さん、私が来たらいなくなっちゃった
やっぱりうちらのことをよく思ってない
ゴンドラに乗っている2人
チアキ:昨日受信したのはこの辺だよね
根津:普通隠す時ってもっと人のいない場所に隠さない?
ものすごい反応している受信機
根津:同じゲレンデでまた受信機が反応しました
カズユキ:だって写真は確かに林の中でしたよ
根津:
でもなぜか家族連れに反応したんです
確かめようとしたら見失なっちゃって
今チアキが探してます
子供連れだったから…
昨日のワタナベのことを思い出す
ワタナベ家族が通った時も受信機が反応していた
カズユキ:
その家族ってこんな小さな女の子を連れてませんでしたか?
(指が小さすぎる/爆
カズユキ:彼ら「午後から高速使って帰る」って どうしよう
根津:家族連れは僕が探します
カズユキ:じゃあ私はフロントで聞いてきます
スキー場にもちゃんと監視カメラがあるんだ/驚
ワタナベ家族が写ってるのを見つける
カズユキ:教えてくださいよ
フロントスタッフ:それはできません 個人情報なので
カッコウので注文したのは野沢菜担々麺2つと生ビール2つ
根津:
夫婦で生ビールを飲んでるって事は車を運転しないってことだろう
高速バスです
それぐらいなら教えてくれるんじゃ?
フロントに聞くと
フロント:私どもには守秘義務があります
カズユキはワタナベの妻が訛ってたことを思い出して聞くと
フロント:名古屋方面の方だと思います あ!
カズユキ:名古屋方面のバスです!
根津がバス発着所の時刻表を見る 東京、名古屋、大阪方面
名古屋行きは5分前に出たと言われる
根津:車借ります
車を取られる田中要次さんw
高速バス運転手:このバスはまもなく高速に入ります
根津は近道をしてトラックに赤いスプレーで文字を書き
「止まってください!」と高速バス運転手にを振る
根津:この中にミハルちゃんって子はいますか?
手をあげるワタナベ
ミハルはテディベアを持っていて受信機が反応する
根津:これどこにありました?
ワタナベ:これはもらいました
根津:
ぶつかったお詫びにスキー場でもらったそうです
そのテディベアをくれたのが地元の中学生の男の子だったそうです
カズユキはヒデトに電話する
ヒデト:親父が頼みたいことがあるって
イクミ:私に?
カズユキ:やっと終わります
所長:その中学生に中身を知られるんじゃないぞ
カズユキ:
大丈夫ですよ
ガラスの瓶の中の粉を見ても病原菌なんてわかりっこありませんからw
笑ってると物音が聞こえる
「テディベアを女の子にあげた人っている?」と LINE を送るイクミ
(今は便利だよね
LINE :川端じゃない? あいつ超自慢してた
イクミ:しまった あいつまだガラケーだ 電話すると
イクミ:
女の子にテディベアあげた?
その場所を教えて欲しいんだって
とにかくカッコウで待ってるから行って
私達もすぐ行くから
エイジが「栗林です じゃあ行こうか」とウソをつく
川端:怒られるかと思っちゃいました
エイジ:
場所を教えて欲しいだけだから
あと精密な電子機器を使うから携帯の電源切ってもらえる?
カッコウで待つが電話も繋がらない
チアキ:ここに来る途中で怪しい例の男が中学生と一緒にいた
カズユキ:あいつは一体何者なんだ!?
タカノ:俺知ってます
根津たちのほうが先に着くがどの木かわからない
一本一本の木の根元を探すとすぐ見つけるタカノ 早っ!
エイジ:そいつをこっちに放ってスキー板から離れろ
根津ら:え?! 何度も聞き返す
川端:お願いします! 助けてください! って叫び続けているおかげで聞こえない(爆
エイジ:
うるせえな! 俺が喋ってんだろう!
変な真似するとこのガキ刺すぞ
ウイルスの入ったケースをリュックに入れてスキーで逃げるエイジ
そこにチアキが来てスノボで追う
それを撮影しながら追うスキーヤー男性2人
根津は先回りのコースを考える
エイジのストックを取るチアキ
1本でも滑るエイジ
スノボとスキーってどっちが速いんだろうね?
2人でストックでチャンバラやってるw
チアキ:
女だからって舐めないでよ
私はオリンピック目指して戦う女なんだから!
股間を突かれて転ぶエイジだが、坂をのぼれるのはスキーだけ
前から根津が来てラリアット!
根津はカズユキにリュックを渡す
根津:これで治療できますね
カズユキはリュックを開けると
瓶が飛び出して中の粉が床に飛び散ってしまう
カズユキ:逃げろ!! 息を止めろ! それは危険な生物兵器だ!!
粉を吸った根津がくしゃみをする
根津:これ胡椒
カズユキ:瓶が違う!
根津:
今生物兵器って言いましたよね? 騙したんですか?
なんで早く言わねえんだよ!
なんで警察行かねえんだよ!
カズユキ:大人の事情ですよ
ヒデト:事情ってなんだよ! いつも嘘ばっかりじゃねーか!
チアキ:今は本物を探すほうが先決じゃない?
タカノ:これうちのピクルスの瓶・・・
カズユキ:
そういえばさっき私が上司に電話をかけていた時
そこの扉から誰かが聞いていたような・・・
みんながユミコを見る
ユミコ:そんなこと知りません!
埋まってたのを見つけたのは高野くんだった
その時にすり替えたのか?
兄:
もしかしてあいつ、同級生に何かするつもりかも
あいつ言ってたんだ
「もしまた病気が流行って1人か2人死んだら母さんは納得するのかな」って
ノゾミに病気をうつした生徒たちを母さんが恨んでると思ってる
母:そんなわけないじゃない!
兄:
でもあいつはインフルエンザをうつしたのは自分だって思ってる
どうしたら許してもらえるんだろうって自分を責めてるんだ
イクミ:今日、スキー授業の最終日で、お母さん達のとん汁の炊き出しがあるんです
すぐに向かう根津とカズユキ
みんな美味しそうにとん汁を食べている
タカノは一人でぼんやりしている
カズユキ:
君が持ち去ったあの瓶の中身は
何万もの人々の命を奪う恐ろしい生物兵器なんだ!
ポケットから瓶を出す高野
そのままカッコウに連れてくる
タカノ:
俺、母さんに許してもらいたくて
元気になってもらいたくて
でもまさかそんな強力な菌だったなんて・・・
スキー授業が始まってからまた具合が悪くなったし
この前は中学の生徒を見たらノゾミのことを思い出して泣いていたし
全部俺のせいなんだよな ごめん
母:
私こそごめん
母さん、ノゾミのことが忘れられなくて
辛くて、苦しくて、元気を出そうとしたけどできなかった
でもそれがお前を責めてるって気づかないなんて母親失格だね
タカノ:俺のことを恨んでないの?
母:
恨むわけないじゃない!
自分に不幸があったからって、他の人の不幸を願うなんて間違ってる
そんな時こそ自分たちの分まで幸せになってほしいと思わないと
そしたら自分にも幸せが回ってくるかもしれないだろう
お母さんもいい加減笑って元気出して
前みたいな楽しい店に戻す
お客さんの喜ぶ顔見たら元気もらえるし
ノゾミのためにも頑張る
所長:
見つけてくれると信じてたよ
取りに行かせるから ご苦労さん
カズユキは菌を容器に入れて、ホテルの部屋の冷蔵庫に入れてる
ヒデト:本当にこれでおしまいにするワケ? 公表しなくていいの?
カズユキ:
そんなことしたら大騒ぎになって、俺が研究所で働けなくなるじゃないか
お前はそれで飯食えるのか?
スノーボードが楽しめるのも俺が働いてるからだぞ
今回の件は誰にも言うな
また何か買ってやるよ
ヒデト:なんで俺の気持ち分かってくれないんだ!!
ロビーで一人ぼんやりしていると、フロント係がサービスでコーヒーを持ってくる
カズユキ:
もう少しここにいちゃだめですか?
息子とちょっとギクシャクしちゃって
フロント係:
防犯上、閉める時間ですが、コーヒーをもう1杯持ってきます
(今頃になってワタナベ家の連絡先のメモを渡す
息子さんから問い合わせを受けておりました
翌朝まで息子の寝顔を見ていたカズユキ
カズユキ:
今回のことだけど、公表することに決めた
スキーというのは上手な人の後に滑るのが一番いい練習になるって教えてもらった
研究所に入った時は、俺も科学の道に燃えて楽しい道を進んでた
ただ、だんだん自分の才能の限界を知る
研究所で生き残るためとか、いろんな言い訳をして、いつのまにか道を踏み外した
一から出直すよ
ヒデト:俺も素直じゃなかった
所長に電話をかけようとすると所長からかかってくる
所長:瓶が戻ってこない! お前、ちゃんと折口に渡したのか?!
(ありゃ マナミに渡しちゃった
所長が机を叩くと盗聴器が落ちる
マナミはエイジに運転させて成田空港に向かう
マナミ:海外ではこういうのを欲しがる人がいっぱいいるの
エイジ:さすがだね姉貴
所長:
あんな大人しそうな顔しやがって!
わしには責任はない! 知らないからな!
カズユキ:すまないが一人にしてくれないか 心配いらないから
ヒデト:それがいけないんだって 話してみて
ヒデトは本物の瓶を持っている
ヒデト:昨日すり替えたんだ 納得いかなくて ごめん
思わず雄叫びをあげるカズユキ
カズユキ:よくやった! お前は世界を救ったんだ!
エイジとチアキを撮った動画がネットで
『スターウォーズ』みたいな演出で流れている
(今は監視カメラよりも誰かがスマホで撮ってる動画のほうが
出回るスピードと確率が上回ってるかもね
動画を見て笑っている根津
根津:再生回数10万超えてるぞ
ナレ:
スノーボードクロス界に新たなヒロイン誕生
美人アスリートが股間を一撃
チアキ:お嫁に行けない
根津:大丈夫だよ 俺が責任取るから
チアキ:
いいい練習になった
あんなに必死になって滑ったの久しぶりだし
私もまだまだイケるなって思えた
今度の試合も大丈夫かも
私ができることを精一杯やる
それが誰かのためになるって信じることにした
カズユキ:今回はお世話になりました
(え、生物兵器を普通に高速バスで運ぶの??
イクミがタカノを好きだと言う兄
タカノ:こいつは俺じゃなくて兄貴のことが好きなんだよ
それを聞いてショックなヒデト
なぜかタカノらをスマホで撮る田中要次さん
所長:何これ?
カズユキ:どうぞ中をお確かめください では後ほど
中には瓶ではなく紙が入っている
記者会見のご案内
炭疽菌 K-55について
登壇者 研究所所長 東郷
主任研究員 栗林
そのまま記者会見に向かうカズユキ
ヒデトが自宅でニュースをつけると
マナミとエイジが逮捕されるニュースをやっている
容器の中にはカッコウのフランクフルトが入ってる
刑事役の生瀬さん最高/爆
この場合、カズユキらの罪はどうなるのかなあ?
※「ドラマのマイベスト」カテゴリー内「東野圭吾」に追加します
出演:
栗林和幸:阿部寛
栗林秀人:濱田龍臣 息子
妻 亡
東郷雅臣:柄本明 研究所所長
葛原克也:戸次重幸 研究員
折口真奈美:堀内敬子 研究員
折口栄治(ワダハルオ):ムロツヨシ 真奈美の弟
ワタナベカズシゲ:堀部圭亮
ミハル 娘
根津昇平:大倉忠義 パトロール隊員
瀬利千晶:大島優子 スノーボード選手
山崎育美:久保田紗友
川端健太:前田旺志郎
高野誠也:志尊淳
高野裕紀:望月歩 兄
高野由美子:麻生祐未 母 店カッコウ
ノゾミ 妹 亡
ホテルのフロント係:野間口徹
係員(トラック運転手):田中要次
高速バス運転手:菅原大吉
警察官:生瀬勝久
ほか
東野圭吾原作で、阿部ちゃんの主演なら間違いない!
コメディも書くって意外
ものすごい二転三転して、さすがにうまくできている
原作は本当はコメディじゃないのかな?
題材的には、今観たら余計に世の中の不安を煽りそうだけど
笑い飛ばしてしまおう!
【内容抜粋メモ】
スキーで雪山に向かい、何か埋める男
目印にテディベアを木に打ちつけ発信器を作動
「さあゲームの始まりだ」 と笑う
実験室である菌を見て驚く葛原克也
月曜日
栗林和幸 泰鵬大学医科学研究所 主任研究員は息子・秀人にウザがられている
妻は亡い
カズユキが会社に行くと「3億円用意しろ」と脅迫文のメールが来ている
差出人は K-55
回想
カズユキ:お前はワクチンの開発をしているはずだろう?
葛原:
できちゃったんです
どんなワクチンも効かない究極の炭疽菌(?)が
究極の生物兵器が出来上がったんです と笑う
研究所所長・東郷雅臣 お前はクビだ
葛原:全部ばらすぞ
東郷:研究医の戯れ言なんて誰が聞くんだよ
葛原:不当解雇だ 俺は天才なんだよ!
東郷:奴はK-55を盗み、雪山に埋めて金を要求してきた
カズユキ:気温が10°を超えると割れる いっぱい人が死にますよ
東郷:君の管理不足だ
カズユキ:この研究は所長の独断の案件じゃないですか!
東郷:
場所のヒントはテディベアの画像だけ
ぬいぐるみは発信機だ
金を払えば大まかな場所と方向探知受信機を渡してもらえるらしい
3億なんて用意できるわけない
(カズユキが警察に電話しようとすると止める
生物兵器だぞ
日本には存在してはいけないレベル4の
我々は職を失うんだぞ
私はなんだかんだで他の研究所に横滑りだが
研究員崩れの管理職なんて雇ってくれる会社がどこにある?
家族はどうする?
時間はまだある よく考えよう
急に電話がかかってくる 犯人かと思ったら警察
刑事:(犯人の)葛原克也がトラックに轢かれて亡くなりました
東郷:
葛原の持ち物を確認させてください
研究の資料を調べたいので
パソコンを見るとリフトの画像がある
カズユキ:ここはスキー場です 大変なことになりますよ
東郷:
じゃあ頼む と探知機を渡す
うまくいけば副所長のポストを約束する
一人息子は受験なんだろう
金がいるんじゃないか?
発信器の電池は金曜日までしかもたない
あと4日しかない
火曜日
秀人は父に頼まれてスキーショップに行き、例の画像を見せてどこのスキー場か聞く
店主・山野:多分長野じゃないか? ネットにアップしたほうが早いんじゃないの
葛原が亡くなり号泣する研究員・折口真奈美
東郷:
あいつは利用されてた 監視カメラに葛原と写っている
あんなドン臭いやつがグルなわけないだろう
この件が片付いたらクビだ
さっきまで泣いてたのにイヤホンで会話を盗聴しているマナミ
カズユキ:
息子はスノーボードをやるんですが
場所は野沢温泉スキー場だということです
日本最大級のスキー場らしいです
そう簡単には見つかりません
私もスキーは学生時代ぶりなんで
東郷:金曜日までに見つけられなければ君もクビだからな
水曜日
息子と一緒に来る
カズユキ:お前は好きに滑ってていい
すごいへっぴり腰で女の子ミハルを避けようとして転び、心配して親がやってくる
ヒデトも女の子とぶつかりそうになる
謝るとゴーグルを取ってとっても可愛い子だとわかる
山崎育美:一緒に滑らない? 案内するよ
折口栄治(ムロさんw)が見張ってると穴にハマるカズユキ
パトロール隊員の根津昇平が禁止区域に向かい救助する
マンガ『岳』みたい ※「マンガ感想メモリスト1」カテゴリー内参照
スノーボード選手の瀬利千晶もテルコちゃん!
チアキ:
私、今度の大会でダメだったら見切りつける
全然勝てないし、調子悪いし、歳も歳だし
根津さんだって途中で止めてパトロールの仕事してんじゃん
そんなことよりデートしない?
根津:
オリンピックでメダル取ったらな
俺は期待してんだよ
スノーボードクロス初の女子部メダルに
山崎育美のもとに男友だちが来る 川端健太と高野誠也
ケンタ:これから秘密の場所に行くんだけど行く?
イクミ:やめとく
高野誠也に声をかけても無言
2人はロープをくぐり抜けて林の方に滑っていくと、テディベアを見つけるが
「気味悪いな」と通り過ぎる
地図に赤ペンで調べた場所にバツをつけているとエイジが話しかけてくる
エイジ:
あなたのこと僕がパトロール隊に通報したんですよ
何か探し物でもあったんですか?
電話をかけなきゃいけないと席を外すとどこまでもついてくるww
この店カッコウはタカノ一家が経営
店を手伝う兄・裕紀は国体にも出たことがある
母・高野由美子は何か取り乱した様子で店を外す
心配そうなセイヤら
ユウキ:気分悪いから休むって
セイヤ:またかよ
夜になっても探し続けてるカズユキ
カズユキ:
所長 私一人じゃ無理です
誰かスキーの上手い助っ人が必要です
私一人では抱えきれませんよ!
所長は酔っ払って取り合わない
木曜日
ワタナベカズシゲ:
同じホテルだったんですね
昨日は娘が失礼しました
スキーが上手になるには正しいフォームの人の後ろを滑ること と教える
カズユキ:お前だけが頼みだぞ と受信機を見ると壊れる
画像だけを頼りに林の中に入ると、そのまま木にぶつかり、また根津とチアキが来る
根津:
折れてはいないようですが靭帯を痛めているかも
スキーは当分滑れないでしょうね
チアキ:
そもそもおかしくない?
こんなに滑れない人がコース外に続けて行くって
根津:話してくれませんか?
カズユキ:
少々込み入った話なんですが
実は私の研究所からあるものが盗まれまして
それがこのスキー場のどこかにあるはずなんです
極秘のものです 事情があって言えない
根津:
落し物を探すのもパトロールの仕事ですが
探すものが分からなければどうにもなりませんね
カズユキ:私の勤務先は理化学研究所です
チアキ:じゃあ薬だ!
カズユキ:
当たり!
まだ世間に公表されていない薬を社員が盗み出して
埋めて隠したんです 3億用意しろって言って
犯人は事故で死んでしまったんです
そのワクチンを待っている患者さんがいるんです(画像を見せる
そのぬいぐるみの下に埋めたと
医者から明日までにあのワクチンが見つからなければ
患者の命は保証できないと言われている
根津:そのワクチンは極秘の物ってことは無認可ってことですよね?
カズユキ:
非難は承知の上です
人の命がかかってるんだ
警察に通報したら患者さんを治療できないし(泣きマネをするw
根津:俺が探します
チアキ:じゃあ私も探す
所長:怪我した? 何やってんだ!
カズユキ:大丈夫です 代わりに探してくれてますから
所長:喋ったのか?
カズユキ:
うまく誤魔化しました
研究所からワクチンが盗まれたことにしたんです
(誤魔化せてない気がするんだけどw
エイジ:そろそろそのお宝が何か教えてくれないか?
マナミ:あんたは知らなくていいの
エイジ:
やばいもんじゃねえだろうな
俺は借金返せればそれでいいんだけど
マナミ:
一生楽して暮らせるわ だから頼むわよ
あんたはスキーだけが取り柄なんだから
(ムロさんにスキーはムリだと思うけどww
ユミコ:インフルエンザに気をつけてね
イクミ:
高野くんち、2ヶ月前に妹さんが亡くなったの ノゾミちゃん
もともと心臓弱かったんだけど
直接の原因はインフルエンザで
うちの学校で流行っちゃって
高野くんに感染って、ノゾミちゃんにも・・・
変な噂もあって
高野くんのお母さんがうちの学校の生徒を恨んで、仕返しするつもりでいるって
私は信じてないけど、みんな怖がってる
カッコウだって前はみんな来てたのに(今は客が少ない
根津:
林の中を探しても発信機の反応はない
後は禁止区域しかないか
俺たちつけられてないか?
すごい怪しいムロさん
リフトに乗ってもすぐ後ろにいる
根津はカズユキに「見つからなかった」と言うと思わず激怒する
根津:
今日、尾けられてたみたいなんですけど
他に探してる人っているんですか?
カズユキ:その人、昨日私に話しかけてきましたよ
根津:
この受信機壊れてないですよね?
一度だけ引っかかったんです
しかもゴンドラの中で 大きなゲレンデの方向で反応しました
チアキ:これ信用できるの?
カズユキ:信用するしかありません
根津:
お前は手伝わなくていいよ
見切りつけるって言ってたけど俺は反対
悔いを残して欲しくないから
チアキ:
私だってやりたいと思う気持ちはある
でも体が動かない 集中できない
根津:お前それ震災の時も言ってたよ
チアキ:
あの時からずっと抱えてるの
いくらスノーボードで頑張ったからって
お腹が減ってる人や怪我や病気で苦しんでる人を助けられるわけじゃない
生活に困ってる人を救えるわけじゃない
じゃあ何のために練習して戦って、勝った負けたって必死になってるの?
なぜ続けているのかわかんない
根津:
自分を犠牲にして、自粛して、それが人の役に立つのかな
その人達は喜んでくれるの?
スポーツは人の役に立つとかそういうことじゃないと思う
金曜日
カズユキはついにぬいぐるみを見つけるが
女の子2人がウイルスの入った瓶を見つけて
開ける夢を見て大声を出して飛び起きる
ヒデト:
一人で悩むのは勝手だけど
ずっとそういう空気でいられるとイライラするんだよね
根津とチアキは二手に分かれて探す
イクミを食い入るように見ているユミコ
ユミコ:下で休んでるね とまた店を出る
イクミ:
タカノくんのお母さん、私が来たらいなくなっちゃった
やっぱりうちらのことをよく思ってない
ゴンドラに乗っている2人
チアキ:昨日受信したのはこの辺だよね
根津:普通隠す時ってもっと人のいない場所に隠さない?
ものすごい反応している受信機
根津:同じゲレンデでまた受信機が反応しました
カズユキ:だって写真は確かに林の中でしたよ
根津:
でもなぜか家族連れに反応したんです
確かめようとしたら見失なっちゃって
今チアキが探してます
子供連れだったから…
昨日のワタナベのことを思い出す
ワタナベ家族が通った時も受信機が反応していた
カズユキ:
その家族ってこんな小さな女の子を連れてませんでしたか?
(指が小さすぎる/爆
カズユキ:彼ら「午後から高速使って帰る」って どうしよう
根津:家族連れは僕が探します
カズユキ:じゃあ私はフロントで聞いてきます
スキー場にもちゃんと監視カメラがあるんだ/驚
ワタナベ家族が写ってるのを見つける
カズユキ:教えてくださいよ
フロントスタッフ:それはできません 個人情報なので
カッコウので注文したのは野沢菜担々麺2つと生ビール2つ
根津:
夫婦で生ビールを飲んでるって事は車を運転しないってことだろう
高速バスです
それぐらいなら教えてくれるんじゃ?
フロントに聞くと
フロント:私どもには守秘義務があります
カズユキはワタナベの妻が訛ってたことを思い出して聞くと
フロント:名古屋方面の方だと思います あ!
カズユキ:名古屋方面のバスです!
根津がバス発着所の時刻表を見る 東京、名古屋、大阪方面
名古屋行きは5分前に出たと言われる
根津:車借ります
車を取られる田中要次さんw
高速バス運転手:このバスはまもなく高速に入ります
根津は近道をしてトラックに赤いスプレーで文字を書き
「止まってください!」と高速バス運転手にを振る
根津:この中にミハルちゃんって子はいますか?
手をあげるワタナベ
ミハルはテディベアを持っていて受信機が反応する
根津:これどこにありました?
ワタナベ:これはもらいました
根津:
ぶつかったお詫びにスキー場でもらったそうです
そのテディベアをくれたのが地元の中学生の男の子だったそうです
カズユキはヒデトに電話する
ヒデト:親父が頼みたいことがあるって
イクミ:私に?
カズユキ:やっと終わります
所長:その中学生に中身を知られるんじゃないぞ
カズユキ:
大丈夫ですよ
ガラスの瓶の中の粉を見ても病原菌なんてわかりっこありませんからw
笑ってると物音が聞こえる
「テディベアを女の子にあげた人っている?」と LINE を送るイクミ
(今は便利だよね
LINE :川端じゃない? あいつ超自慢してた
イクミ:しまった あいつまだガラケーだ 電話すると
イクミ:
女の子にテディベアあげた?
その場所を教えて欲しいんだって
とにかくカッコウで待ってるから行って
私達もすぐ行くから
エイジが「栗林です じゃあ行こうか」とウソをつく
川端:怒られるかと思っちゃいました
エイジ:
場所を教えて欲しいだけだから
あと精密な電子機器を使うから携帯の電源切ってもらえる?
カッコウで待つが電話も繋がらない
チアキ:ここに来る途中で怪しい例の男が中学生と一緒にいた
カズユキ:あいつは一体何者なんだ!?
タカノ:俺知ってます
根津たちのほうが先に着くがどの木かわからない
一本一本の木の根元を探すとすぐ見つけるタカノ 早っ!
エイジ:そいつをこっちに放ってスキー板から離れろ
根津ら:え?! 何度も聞き返す
川端:お願いします! 助けてください! って叫び続けているおかげで聞こえない(爆
エイジ:
うるせえな! 俺が喋ってんだろう!
変な真似するとこのガキ刺すぞ
ウイルスの入ったケースをリュックに入れてスキーで逃げるエイジ
そこにチアキが来てスノボで追う
それを撮影しながら追うスキーヤー男性2人
根津は先回りのコースを考える
エイジのストックを取るチアキ
1本でも滑るエイジ
スノボとスキーってどっちが速いんだろうね?
2人でストックでチャンバラやってるw
チアキ:
女だからって舐めないでよ
私はオリンピック目指して戦う女なんだから!
股間を突かれて転ぶエイジだが、坂をのぼれるのはスキーだけ
前から根津が来てラリアット!
根津はカズユキにリュックを渡す
根津:これで治療できますね
カズユキはリュックを開けると
瓶が飛び出して中の粉が床に飛び散ってしまう
カズユキ:逃げろ!! 息を止めろ! それは危険な生物兵器だ!!
粉を吸った根津がくしゃみをする
根津:これ胡椒
カズユキ:瓶が違う!
根津:
今生物兵器って言いましたよね? 騙したんですか?
なんで早く言わねえんだよ!
なんで警察行かねえんだよ!
カズユキ:大人の事情ですよ
ヒデト:事情ってなんだよ! いつも嘘ばっかりじゃねーか!
チアキ:今は本物を探すほうが先決じゃない?
タカノ:これうちのピクルスの瓶・・・
カズユキ:
そういえばさっき私が上司に電話をかけていた時
そこの扉から誰かが聞いていたような・・・
みんながユミコを見る
ユミコ:そんなこと知りません!
埋まってたのを見つけたのは高野くんだった
その時にすり替えたのか?
兄:
もしかしてあいつ、同級生に何かするつもりかも
あいつ言ってたんだ
「もしまた病気が流行って1人か2人死んだら母さんは納得するのかな」って
ノゾミに病気をうつした生徒たちを母さんが恨んでると思ってる
母:そんなわけないじゃない!
兄:
でもあいつはインフルエンザをうつしたのは自分だって思ってる
どうしたら許してもらえるんだろうって自分を責めてるんだ
イクミ:今日、スキー授業の最終日で、お母さん達のとん汁の炊き出しがあるんです
すぐに向かう根津とカズユキ
みんな美味しそうにとん汁を食べている
タカノは一人でぼんやりしている
カズユキ:
君が持ち去ったあの瓶の中身は
何万もの人々の命を奪う恐ろしい生物兵器なんだ!
ポケットから瓶を出す高野
そのままカッコウに連れてくる
タカノ:
俺、母さんに許してもらいたくて
元気になってもらいたくて
でもまさかそんな強力な菌だったなんて・・・
スキー授業が始まってからまた具合が悪くなったし
この前は中学の生徒を見たらノゾミのことを思い出して泣いていたし
全部俺のせいなんだよな ごめん
母:
私こそごめん
母さん、ノゾミのことが忘れられなくて
辛くて、苦しくて、元気を出そうとしたけどできなかった
でもそれがお前を責めてるって気づかないなんて母親失格だね
タカノ:俺のことを恨んでないの?
母:
恨むわけないじゃない!
自分に不幸があったからって、他の人の不幸を願うなんて間違ってる
そんな時こそ自分たちの分まで幸せになってほしいと思わないと
そしたら自分にも幸せが回ってくるかもしれないだろう
お母さんもいい加減笑って元気出して
前みたいな楽しい店に戻す
お客さんの喜ぶ顔見たら元気もらえるし
ノゾミのためにも頑張る
所長:
見つけてくれると信じてたよ
取りに行かせるから ご苦労さん
カズユキは菌を容器に入れて、ホテルの部屋の冷蔵庫に入れてる
ヒデト:本当にこれでおしまいにするワケ? 公表しなくていいの?
カズユキ:
そんなことしたら大騒ぎになって、俺が研究所で働けなくなるじゃないか
お前はそれで飯食えるのか?
スノーボードが楽しめるのも俺が働いてるからだぞ
今回の件は誰にも言うな
また何か買ってやるよ
ヒデト:なんで俺の気持ち分かってくれないんだ!!
ロビーで一人ぼんやりしていると、フロント係がサービスでコーヒーを持ってくる
カズユキ:
もう少しここにいちゃだめですか?
息子とちょっとギクシャクしちゃって
フロント係:
防犯上、閉める時間ですが、コーヒーをもう1杯持ってきます
(今頃になってワタナベ家の連絡先のメモを渡す
息子さんから問い合わせを受けておりました
翌朝まで息子の寝顔を見ていたカズユキ
カズユキ:
今回のことだけど、公表することに決めた
スキーというのは上手な人の後に滑るのが一番いい練習になるって教えてもらった
研究所に入った時は、俺も科学の道に燃えて楽しい道を進んでた
ただ、だんだん自分の才能の限界を知る
研究所で生き残るためとか、いろんな言い訳をして、いつのまにか道を踏み外した
一から出直すよ
ヒデト:俺も素直じゃなかった
所長に電話をかけようとすると所長からかかってくる
所長:瓶が戻ってこない! お前、ちゃんと折口に渡したのか?!
(ありゃ マナミに渡しちゃった
所長が机を叩くと盗聴器が落ちる
マナミはエイジに運転させて成田空港に向かう
マナミ:海外ではこういうのを欲しがる人がいっぱいいるの
エイジ:さすがだね姉貴
所長:
あんな大人しそうな顔しやがって!
わしには責任はない! 知らないからな!
カズユキ:すまないが一人にしてくれないか 心配いらないから
ヒデト:それがいけないんだって 話してみて
ヒデトは本物の瓶を持っている
ヒデト:昨日すり替えたんだ 納得いかなくて ごめん
思わず雄叫びをあげるカズユキ
カズユキ:よくやった! お前は世界を救ったんだ!
エイジとチアキを撮った動画がネットで
『スターウォーズ』みたいな演出で流れている
(今は監視カメラよりも誰かがスマホで撮ってる動画のほうが
出回るスピードと確率が上回ってるかもね
動画を見て笑っている根津
根津:再生回数10万超えてるぞ
ナレ:
スノーボードクロス界に新たなヒロイン誕生
美人アスリートが股間を一撃
チアキ:お嫁に行けない
根津:大丈夫だよ 俺が責任取るから
チアキ:
いいい練習になった
あんなに必死になって滑ったの久しぶりだし
私もまだまだイケるなって思えた
今度の試合も大丈夫かも
私ができることを精一杯やる
それが誰かのためになるって信じることにした
カズユキ:今回はお世話になりました
(え、生物兵器を普通に高速バスで運ぶの??
イクミがタカノを好きだと言う兄
タカノ:こいつは俺じゃなくて兄貴のことが好きなんだよ
それを聞いてショックなヒデト
なぜかタカノらをスマホで撮る田中要次さん
所長:何これ?
カズユキ:どうぞ中をお確かめください では後ほど
中には瓶ではなく紙が入っている
記者会見のご案内
炭疽菌 K-55について
登壇者 研究所所長 東郷
主任研究員 栗林
そのまま記者会見に向かうカズユキ
ヒデトが自宅でニュースをつけると
マナミとエイジが逮捕されるニュースをやっている
容器の中にはカッコウのフランクフルトが入ってる
刑事役の生瀬さん最高/爆
この場合、カズユキらの罪はどうなるのかなあ?