●回帰2
私は毎日新しい朝を何度も何度も与えられてきたのだと悟った
同時に全員がそれぞれの世界で完璧な主役だということも
他人の人生のドラマに登場している時は
完璧な脇役を演じていることを悟った
何気ない周囲の人が自然にメッセージを運んでいることを知った
なんという愛だろう
どれだけ多くのことをやり残しているか知らされた
面倒臭い、まだまだ時間があると思って怠けてきたこと
いつでもできると思っていたこと
多くの宿題が押し寄せた
まず家族に伝えたいと思った
後悔を残さない生き方により強く繋がると決めてから
一つずつ片付けたいと思ったのだ
『体験しなさい
それをやり終えた時、あなたがどう変わるか感じなさい』
私がやり残していることは
一番基本である家族がもう一度心から団結し
赦し、幸せを共に体験することだ
祖母が気になった
大腸癌で何度も体にメスを入れ
外に行くこともできずにいた
たまにしかお見舞いに行ってあげられず
私たちに会える日だけを楽しみにしているようだった
『あなたの魂と彼女の魂が強く繋がっています 一体です
彼女は完全なタイミングでその日を迎えることになっています
その時あなたや家族にも大きな変化が訪れるでしょう
彼女はそれにもう気付いています』
私たちは祖母が生かされ続けているのを辛く感じていた
楽にしてあげたいと思うことは
人を殺すことなのだろうかという葛藤があった
私が見ている全ては私なのだから
私が手放すことが彼女を旅立たせるに違いない
姉に電話をすると当時4歳の甥が
「おばあちゃんはもう逝っちゃったって言ったんだよ!」
私はこの甥とも強い繋がりを感じ始めた
甥は古代の日本で私の子供だった
姉はその頃、子育てや家事で疲れきっていた
「一緒に遊んであげることができない」
『それはあなたが選んで来たのことなのです
依存から卒業するために』
「一緒に遊んであげるとかじゃなくていいよ
ぎゅっと抱きしめてあげて
ただ話を聞いてあげて」
すると、甥の口から過去生の記憶、生まれる時の事、星の記憶
次元のトンネルなど驚くような話がいくつも出るようになった
●回帰3
宇宙存在たちからの声を家族に伝えたいと思った
「こういう体験をした」と言っても
「そんな不思議なこともあるんだね」と伝わっていなかった
どうして両親は不仲になり
家族はバラバラになってしまったんだろう
宇宙存在に尋ねるとビジョンがやってきた
実家の周りは最近、道路が広くなり
トラックの騒音や排気ガスがすごい
『あの場所にいる限り本来の呼吸ができない
場所への執着を捨てて
新しい場所を見つけなければ
もっと辛いことが起こると家族に伝えなさい』
私はクリスチャンではないが
頭にふと流れてくる歌は♪アヴェ・マリアやジョン・レノンの♪イマジン
いよいよ首を切られるという時に
日蓮が叫んだシーンが目の前で起きているように見えた
「なぜこの日蓮を助けぬか!」
その時の出来事は雷だと記載されているが
実際は江の島の方角から膨大な光がやってきた
それに幕府が恐れおののき処刑できなかった
私たちは決して一人ではない
何が起きようが私自身が目覚めるための旅だったのだから
私はそもそも猜疑心が強い
常に存在たちの信憑性を体験で試していこうと思った
私はこの夢の世界から目覚めたい
早速実家に電話して母に家を売ることを勧めた
母は家をとても気に入っていた
母は一戸建てに執着していた
その家には今や子供の誰も寄り付かなくなっていた
10年以上続く両親の不仲が原因で私たちは疲れ果てていた
心地よい波動、呼吸がどれほど大切かということを私は確信していた
ある日『奇蹟の輝き』というビデオが手元にやってきた
私は地獄にいるの?と存在たちに尋ねた
『今以上の地獄などないでしょう
地球には争い、飢餓、悲しみ、憎しみ、嫉妬…
本当に天国にいることを実感できるようになるには
自分を大切にし、愛し、周りを愛し
知っていることをシェアしていくことです』
姉にこの映画を是非家族で見るように言った
姉からの電話で
「リョウがいっぱい不思議なことを話したよ
夫が亡くなるシーンでは
“寝ているだけ 生きてるんだよ
空を見ていたら、夢の旅に落ちていくだけ”」
子供は宇宙から降りてきた魂そのもの
リョウと妹の桃子ちゃんは宇宙人
リョウ「お母さん、小さい時トンネルくぐってきたんだよ 今日の話だよ」
宇宙存在からすると
思考がうるさい人、過去に執着しすぎる人に近づくのは
かなりの波動の調整が必要だ
私たちが子どもにアクセスしやすいのは
彼らが思い悩むこと、怒り、後悔に執着しないから
彼らは今に生きる存在だ
目の前のことに集中して楽しむ
●回帰4
姉「なんだか最近、全部がぴったりのタイミングで!」
波動は伝染する
一人が宇宙の波動とともに心地よい愛のリズムで振動すれば、必ず人に伝染する
姉はバブルの絶頂期、宝飾関係の店に勤めていて
かなりの収入があったようだ
自由にお金が使えるありがたみが麻痺して、ある日突然怖くなり
このままじゃろくな人間にならないと強く感じて辞めたそうだ
考えるのが苦手 感覚で生きている人だった
父は昔奔放な人で、独身の頃はかなり派手な暮らしをしていた
昔のことをあまり語らず
安定したサラリーマンの仕事を捨てて家を出てしまった
よく過去の偉人の生まれ変わりを名乗る人がいるが嘘ではない
逆に一人の人が一人に生まれ変わるというのはありえない
偉大な人物の魂は大きな光の集合エネルギーとなり
いろんな器の肉体に入る
「世界に自分に似た人が12人いる」と聞いたことがある
自分とよく似た人物が集まり
鏡の間にいるような感覚になる
それがすべての人類とのつながりにも及び
やがて一つになるのだ
私が今の家庭に今世生まれたのは
もう二度と人の間に支配関係や上下を作らない
平等な世の中の実現が目的だと思う
貿易会社に勤めていた父方の祖父は満州に赴任していた
帰国すると、土地は軍事工場を建てるため国のものになっていた
霊感の強かった母は「自分は琉球の姫だった」と周りに言っていたらしい
母が行き着いた答えはカルマ
母の父は徳之島を出て随分苦労した
仕事中の事故で片腕を失い、末期がんを憂いての自殺だった
宇宙的な視点では自殺は
決して本当の自分を殺してはいけないということを
残された家族に見せる愛の演技だった
過去で収める立場にあった人間は、民衆を苦しめたことも多かったと思う
そのカルマなのだとしたら
やはり宇宙は平等だと思う
どうしてもっと親族全員が仲良くないの?
父は枠にはめられるのが大嫌いな人間で
宗教に対しても母がのめり込むことに
常に反対して取っ組み合いの喧嘩をしていた
そんな夫婦喧嘩を止めるのも子供の役目
徳を積まなければいけない
運がないから、将来も宗教活動しなければならない
母は会合で毎晩不在だった
そんな会合でいじめられ、泣きながら帰ってくる母を見て
大人なのにどうしていじめなんかするんだろうと子供ながらに憤りを感じた
奔放だった姉も結婚して子供が生まれて
まるで別人のようになった
いろんなことをくよくよ悩み始めた
住んでいたマンションが子供が二人になり狭くなった
2年も家探しをして一向に進展せず
探しに行くと雨が降ったりして
『新しい環境に足を踏み入れる恐怖が現れているだけで
それを「これはやるなというメッセージだ」と受け取るのではなく
ネガティブなサイクルを抜けなさい
恐れがどこから来ているかを知ることが大切なのだ』
以前の姉なら嫌なことは「やめた! 忘れよう」とあっさり止めてしまう
この言葉には自我の支配を強力に止める力がある
くよくよモードの自我が顔を出すと
「あーこの時間アホらしい」
と自我をコントロールする
●回帰5
私は18歳でアメリカに留学
アメリカ人と結婚し、社会人となり
帰国後の数年間は逆カルチャーショックで
アメリカに帰りたくて仕方がなかった
誰かに八つ当たりされて気分を害すると
“Don't take it personally(個人的に受け止める必要はないさ)”と言われた
いかに自分の人生ゲームであるかに意識を合わせることが大切
日本はこの自我の切り替えが難しい言語だと感じる
日本では誰かが誰かを批判したりしても
「 No 」と言えず、聞き役になり
どんどん流される自分が苦しかった
いかに自分を偽り、へりくだって
嫌われないようにするかで遠慮ばかりするようになった
私は昔から自問自答の多い人間だった
いじめを経験し、他人の気持ちを考えすぎることが多かった
アメリカに行き、自分は自分として生きられるようになっていたが
帰国してからまたその気遣いのループにはまっていた
くよくよ考えない
周りを気にしない
今に生きるという感覚が
コンタクト以来再び当たり前になりつつあった
地球で心地よく感じる場所、現実が非常に限られてきた
批判、ブラックジョーク、後悔、決めつけの言葉、嫉妬がますます苦しくなった
言いたいのに言えない
こんな小さいことが戦争につながっている波動だと気づかずに
そんな自分に疲れ、「私は感情のゴミ箱じゃない!」と人間関係に距離を置くと
「どうして連絡しないのよ?」と言われたりする
そのネガティブな言葉を無遠慮に私に吐き出すのは
身近な家族や近くなりすぎた友人だった
子供が苦手だった私は、いつしか大人が苦手になっていた
何も考えず空っぽにしていると
必要なことが完璧にできることを
普段の生活の中で体験させられた
●回帰6
27歳から神戸の FM 局で DJ を始めた
当初は生放送で失敗しないように、全てにシナリオを作っていた
放送禁止用語を言わないように
放送事故を起こさないように恐れていた
結果、ありのまま出たとこ勝負でやることに行き着いた
ラジオ番組は全てが時間
次は3分でフリートーク
15秒で曲紹介
エンディングは4分
気づけば機関銃のように話すキャラクターになっていた
それも本来の私だった
あれこれ計画しすぎるのではなく
思いつきを信頼する大切さ
サンタナはインタビューで独特のギターのコツは何ですか?との質問に
「自分の呼吸を知ることです」と言ったそうだ
ある日、私のガイドであった存在と
とうとうコンタクトを体験した
なかなか寝付けず金縛りのように動けなくなり
突然一人の美しい女性が目の前に現れた
名前はバージニア
気づくと家族とともに車の中にいた
このまま行くと事故に巻き込まれるから
道を変えるように家族に指示を出す
一区切りつくと暗闇に吸い込まれて記憶がなくなる
今度はまた同じ家族と別の場所で別の現実にいる
後に雑誌『ニュートン』で何気なく開いたページに
ワームホールが載っていて、私が体験したのはまさにこれだった
・「太陽のない世界 人類は生存可能か?」@モーガン・フリーマン 時空を超えて
曼荼羅の体験や宇宙存在たちからのメッセージが
仏典の知識とぴったり重なった
超常的と言われる体験は誰にでも起こりうるし、大半が気づかないだけ
宇宙存在たちは常にすべての人間を尊敬し、褒め称え、時に厳しく導く
これが彼らの慈愛の姿だ
自分に神が降りてきた
自分は特別な救世主だと考える人間を見て
呆れた気持ちで見守っている
『目覚めることが肉体を置いていくことなのか
私たちがいったい誰なのか
今は全てを知らなくてもいいのです
体験するまでそれは単なる知識でしかないでしょう
いずれ体験してすべてを思い出すでしょう
知識はその時のためのファイルとして持っていればいいのです
体験することを恐れて、やらなくてもいい理由を探すために
人間があれこれ難しくしすぎたのです
あなた達は何でも体験しないで
全て教えてもらおうとします
体験を確信に変えるために知識を得たのに
全く使われずに放置されている状態です
知識のない幼い子供が繋がっているのは智恵です
だからこそその子供の発言や作り出すものの中には
私たちからのメッセージにあふれているのです』
●回帰7
実際セッション中にバージニアと私が
ともにエネルギーワークを行っているのを目撃している人もいる
ある時は中間世のような場所にいた
生まれ変わりを待つ人たちが列になって並んでいた
ある時は眠りに落ちる狭間、シータ波という脳波のレベルだが
男性宇宙人のナビゲートで他の惑星に案内された
そこをシリウスと呼んだ
地球で緑に縁が深い人、植物と相性がいい人は
シリウスでの生活の記憶が宿っている
物質の瞬間移動も体験した
こうした体験はかなり疲れる
金縛りは宇宙存在たちの愛のエネルギー体が
コンタクトしてきた時に起こるもの
宜保愛子さんという霊能者がいらっしゃったが
幼い頃から彼女にとても惹かれて尊敬していた
ある日、彼女がテレビである人の霊視をしていた
「自分は死んだわけではない 魂は永遠だ」というメッセージを
「いろんなことに感謝しなさい」と言っていた
それは彼女と霊体になられた人が
タイミングの重要性を知っていたからだろうと今は思う
宜保さんは日本人の意識のシフトを大きく助けるための
アセンション(次元上昇)を遂げたのだと直感し
彼女の死から大きな愛のエネルギーを感じた
『21世紀は幽霊にまつわる怨念、執着の世界から地球人は卒業していくのです』
疲れがピークに達すると、存在達が睡眠中にやってきて
私にエネルギーを通している
朝起きるととても元気になっているのが分かる
それが金縛り状態だ
ある時、首に異変を感じた
カイロプラクティックに行っても、また元に戻ってしまう
インストの曲を聴いている時
「もっと委ねなさい」と聞こえた
無心に曲を聴き続けていると
その瞬間、首が元通りになった
その日から私はパートナーのかける
インストのナンバーを聴くとメッセージが聞こえてきた
私にとって音楽がチャネリングの始まりだったと今になって気づく
『考えるのはやめなさい 頭を空っぽにしてみなさい』
今日しなければならないリストを一旦忘れて
思いつくことだけを順番にやること
結果、しなければならないことは
全て完璧に片付けることができるようになった
ひとつを終えると次にする予定がちゃんとクリアに浮かぶ
●天子の愛1
2002年7月 私は日本に帰国した
私は名前が変わることにどこか違和感を感じていた
どうして女性が当たり前のように名前を変えなくてはいけないのだろう
入籍の報告のため、まずはパートナーの実家を訪ねた
日本の嫁の常識として「結婚したら女は簡単に実家に戻るな」という期待と常識があった
そろそろ実家に帰ろうと席を立とうとすると
「どこに帰るんだ?」と不機嫌そうに彼の父親が言う
私はコンタクトの体験後
本当にもろい、弱い人間になってしまったように感じていた
自分をうまく表現することができない
これは夢だ
私に何かを教えてくれる
どんな愛の学びなのだろう
全てに対し正しい・間違っているという判断ができなくなり
流れに任せることだな
嫌なことは嫌だと逃げずにはっきりと言うこと
思いをきちんと伝えることなどの学びがあった
伝え方の工夫をするのが思いやりだ
私はノーと言えなくて
与え続けることだけが愛だと思い
自分の自我を我慢させるようになっていた
子供の笑顔には大きく2種類ある
心から楽しくて幸せで笑っている笑顔と
3次元的人間社会、大人社会への絶望感で
笑うしかない力のない笑顔
嫁は3歩下がって従うもの?
私にはできない
大人と話すのはうんざりして
気づくと子供達と一緒に遊んでいた
彼らは癒しを必要としている者がすぐにわかる
弱いものがわかる
子供や動物と遊ぶのが好きな人間は
自我の葛藤のないポジティブな宇宙の波動を
思い出させてくれることを肌で知っている
子供と目を合わせられない人間は
子供が全てを見抜くことを魂で知っているから
子供をただの子供としか見られない人間は
平等な魂の本質が見えていない
とあるプロデューサーから
「君は自分のこと好きじゃないでしょう」と言われた
今になれば図星だったとわかる
仲のいい人にはっきり思ったことを言えず
合わせるばかりでいい人を演じて
一番身近な家族に対してはどうしても
「ありがとう」と素直に言えなかった
日本の常識やあらゆる人の価値観を感じる中で
結局は自分の体験を信じること
より心地よい自分、喜びにあふれる自分でいるためには
正直に恐れないで発言しなければならないという現実を目の当たりにした
●天子の愛2
マレーシアには大自然が大きく包み込む不思議な波動がある
どこかイージーなリズムがある
自分が見ている夢の中で
自分だけが目覚めていなかったことに気づく
それを知るのが人間は何より怖いのだろう
精神世界にかなり前から関心を持つ友人がマレーシアに遊びに来た
彼女はパワーストーンに関心を持っていて、石屋に行きたいと言った
マレーシアにはたくさんの石屋がある
私は試しに小さな水晶を2つ買ってみた
それぞれに微妙に個性が違う
石ってすごい!と石の力に初めて気づいた
ある日、水晶を使った瞑想中、「Dila」と誰かが耳元で囁いた
私はどうやら宇宙でディラという名前で呼ばれていると知った
マレーシアでの私の日課は
朝起きて、家事を済ませ、瞑想というパターンが出来上がっていた
以前に多くの人と接する仕事を欲したのは
より多くの人と接したいという衝動があったから
それがいつしか「もう人間はうんざりだ」という極端な自分になっていた
子供の頃は超テレビっ子
お酒は社会人になって浴びるほど飲んだ
地球には肉体を持って学びつつ
遊びに来ているようなものだと存在たちも言う
飽きるまで存分にしたらいい
「飽きた もううんざり!」という感情が
結局、人間を進化・成長させる原動力になっていると思う
ある日、マレーシアのチニ湖という場所に出かけることになった
●天子の愛3
私はあらかじめ本などから石の知識を一切頭に入れないやり方で行った
石を使うとどういう感覚をもたらすか
どのオーラに相性良く作用するかでリーディングしている
石を持っていると守られているような感覚がある
これを文章にすると「恋愛運アップ」「金運アップ」などとなるわけだ
相手は常に手っ取り早く
これを持つとどういう効果が起きるの?
とすぐに結論を求めるものだからだ
チニ湖に行ったのは、本場のジャングルクルーズをしてみたかったから
自然に守られているのを感じながら
「幸せ 嬉しい」とずっと言っていたのを記憶している
昔の私は、「頑張ろう、疲れた」が口癖だったことに気がついた
大きな湖の一面にハスの花!
言葉にできないくらいの美しい光景
なんて自然は、宇宙は優しいんだろう
ありがとう
『この心の状態を地球に住む全ての人間が保つことができれば、争いなど起きないのですよ』
原住民オラン・アスリの暮らす集落があり
そこでは昔ながらの暮らしが営まれ
互いに支え合いながら生活していた
自分の心に正直にプライドを持って生きることが
大人から子供へ自然に教えられて生きている
マレーシアの自宅に戻り、忘れられない夢を見た
●天子の愛4
私は昔から一晩に見たいくつもの夢を覚えている
デジャブ
いくつもの夢=現実の中、平行現実をトラベルして全てを既に体験している
夢の中でまた夢を見て
その夢の話を周りに伝えているのに
やっぱり夢から覚めていない←私もよく見たユメだ
これは夢だと気付いてしまう
夢では「こういう風に変えてしまおう」と内容を変えることができる
人間にはこの力が本来備わっている
それにはまず「これは夢だ」と言葉で言うことから始めると
エネルギーが変わるので試してほしい
夢ほど魂を大きく成長させるものはないだろう
だからこそ肉体の実感が一番リアルだ
三面鏡に映るたくさんの私
同じ私だけど微妙に違う世界に住む
違う自分に思えて仕方がなかった
チニ湖から戻った晩に見た夢は戦争の夢だった
日本とアメリカが同盟を組んでイラクと戦争になっている
心では戦争なんて馬鹿らしいと思っているのに
反戦的なことを言えば殺されるかもしれない
外には綺麗な星が出ていて、とても綺麗で涙が流れた
こんなに自然は美しいのに
なぜ私たちはこんな地獄のどん底にいるのだろう
こんな戦争の真っ只中にいるのは
自分の心がそうだったからだ
どうしてもっと早く気づけなかったのだろう
一人の小さな女の子が私の所にやってきて空を指さし
「プラネタリウム!」と言った
本物の空ではない
つまり夢の中だと知らせてくれたのだ
こんなに一瞬にして命を失うなんてと絶望的に思いながら
いや死なない 自分で変えられる
戦争が急に終わるように祈ろう
この現世において戦争を体験していない世代の私は
平和と一言で言うが
戦争の本当の恐ろしさを分かっていなかった
戦時中、満州にいた幼かった私の父は辛い体験をしている
潰れた血豆で足もフラフラになりながら
幼い子供が国を越えて歩き続けたなんて
想像するだけでも胸が痛い
地球の核に向かってハートから愛の光のエネルギーが流れていく
地球全体を包み込み
宇宙全体に広がるように
宇宙から「ありがとう」の膨大なエネルギーが背中から貫くように届く
やがて地球と一体になった光の自分の輝きが宇宙全体に広がる
自分が宇宙そのものだということ
これは現在私が行うセッションの方法になっている
宇宙は自分の心の状態を常に感じる大切さを教えてくれる
その出来事が与えた自我のショックは
何に気づくための体験だったのか
バチではなくて、宇宙からのギフトだったということに理解を深める
それこそが地球全体、宇宙全体をも癒すことになる
実際はこれが天国の地球に位置する唯一の方法
自分だけが幸せであってはいけない
日本にいる家族はみんな元気だろうか
ダンサーを目指して東京に上京した弟が
話したがっていると感じて彼にメールをした
●天子の愛5
ハワイの職場では日本人= Non Native speaker への風当たりが強く差別もあった
アメリカでは2つぐらい仕事をしているのは当たり前
それでも年間の貯金は10万円にもならなかった
2人でハワイへ戻る飛行機の中で泣きながら家族への連絡を断った
形として見せなければ、体験しなければ
結局人間は何も信じないということを家族を通して教えられた
三次元的地球の人間社会だった
私自身、その結婚で心から幸せだと感じていなかったことに気づいていなかった
両親は敏感に感じてこその反対だったと今だからわかる
マレーシアで私は自分のある過去世を見た
私は男性でたくさんの側室がいた
たった一人、尊敬と信頼の眼差しで私を見ている可愛い息子がいた
それが今の私の弟だ
彼は某有名バレエ団に入り、その頃は既に脱退していた
彼がもう一つ悩んでいたのはアトピーだった
バレエでは上半身裸になりボディメイクをしたりするので
肌が綺麗でないと舞台にはそぐわない
弟「仕送りがなくなって、少し借金がある 消費者金融で借りている」
それしか効かないと思っているアトピーの薬代と
公演に出るときのチケットノルマが膨れ上がり
稽古とバイトのバランスが全くとれていなかった
『人間は全てのありがたみが麻痺している』
私はマレーシアで外に座って夜空を見ていた
地球が遠くに見える
輝く光の集合体の自分
それは愛しかなかった
私が私を思い出し、認めて、受け入れていく
その場に UFO がゆっくり飛行していた
どこに根本の原因があるか
病気の原因は必ず根がある
局部だけを治しても必ずまた同じ症状が起きる
『彼は今自立を学ばなければならない時なのだ
諦めず私たちのメッセージを届けなさい
すべての病気を信じないことによって克服したことも話すのだ
この地球の体制はすべての人間を無力にしている
保険をかけて安心を買う
事故や病など起こりはしないと信じられる力を呼び覚ませば
地球は統合され、古い体制は一気に崩れる
彼は薬を手放せないでいる
自分の力を信じない
今目覚めなければ、その薬を容易に手に入れることができなくなるだろう』
彼は今まで好きなことができていたことに対して
親からの仕送りに対しても
全く感謝が足りなかった
病気も親のせいにしているから治らない
金銭的に援助することが解決ではない
家族の愛も気づきを促されている
多くの人間は勘違いをしている
住む家がない、仕事がないとお金を乞う人に
ただお金を与えるのが救う道ではない
それは自立心を奪い、依存心を養うだけ
与えている人間の自己満足であり
本当に手を差し伸べるのは
どうしたらその人の無限の可能性を引き出せるか具体的に伝えることだ
社会のせい、周りのせいにして
自分の魂の力を信じられない人間たちに
信じる力を語り祈ること
愛に気づかない人間には
それを学ぶ出来事が必ず起きる
ダンスとはあらゆる宇宙との交信
様々な音楽の中に波動がある』
私はこれを彼にメールすると
「ありがとう 僕頑張るよ」と返信してきた
「私はどっちの味方でも敵でもないから」
それを聞くと母も姉も不機嫌になった
どうしても私を自分の味方につけたがった
「お母さんがあんたのことこう言ってたわよ」
「お姉ちゃんがあんたのことこう言ってたわよ」
というふうに私を不機嫌にさせ、どちらかの肩を持たせようと誘惑する
2人が仲良くなると、私のことを陰で悪く言った
まるで子供
私は逃げ出したくなった
●魂の家族1
精神世界でよく言われるアセンション、次元上昇
宇宙はまずあれこれ悩み考えることを
マレーシアで徹底的に私にやめさせようとした
頭を空っぽにして、今の自分に集中すること
空を見れば無になれる
平常心を感じたければ静かな水面を見るといい
宇宙に委ねると、なんと平和でポジティブで楽しくて力強くなることか
自分がそうだと信じるだけのことだった
別の現実で私と姉は宇宙船に乗った
「What can I do for you?( 私に何かできますか?)」
リーダーの男性が問いかけた
これが宇宙の挨拶のようだ
私も彼に対して同じことを言った
私は姉と母の諍いの問題を一部始終話した
すると彼らは「分かりました 何とかしよう」
その部屋には変わった形のオブジェがいくつもあった
私はギリシャで買った石膏でできたグレーのペンダントをしていた
黒髪の女性はそれを見て
「これをどうやって手に入れたの?!」と驚いた
現実に目覚めて、彼らとさらに強く繋がれた気がした
彼らの一瞬が地球では2年かかるとはこの時思ってもいなかった
彼らとさらに繋がりが強くなるほど
このまま地球に続けるのが嫌でたまらなくなった
自分の中の様々な恐れが解消され
生存への執着がなくなると
人は恐れを解消できるのだと実感した
私は頭がおかしくなっただけなのだろうか?
するとまた目の前にオレンジ色の光を放つ UFO が飛行していた
2003年 弟はすっかり私に依存していた
●魂の家族2
リサ・ロイヤルの本には
自分の中の様々な恐れを克服し
固定観念、思い込みを一掃しなければ
地球外生命体との遭遇はスムーズに起こらないと書かれていた
私はとにかく宇宙人に直接会いたいと思った
マレーシアでの日々は、自分の怠惰さを直視し確認する日々
私自身は精神世界が特別なカテゴリーにされていることに疑問を持っている
どうしてそんなにストイックな修行だけが悟りに至ると思っているのか
精神世界とは現実のことに目を向けるという本来はシンプルなもの
例えば藤田理麻さんという画家が
自分の著書『藤田理麻の小さな黒い箱』に書いている
恐れを試すように水中で目をつぶって私も泳いでみた
泳ぎがあまり得意ではなかったが
かなり長く泳げるようになった
私の大の苦手な虫たちには
『君が敵でないことを伝えなさい
フレンドリーに出ていってくれるように伝えれば分かるから』
持病のいくつかが再発しそうだと思った時
私はもう病気にはならないと思い
薬を全部捨てた
『病や死の恐怖を駆り立てる情報があれば嘘だと思いなさい』
痛みとは自我をコントロールしてくれるひとつだ
痛い時は何も考えられない
心配してくれる周りの思いやりを
素直に感謝して受け取ることができる
公衆トイレで手を洗った後
シンクの周りの水滴を拭いたりすると
自分の魂が喜び、どんどん軽やかになっていくのを感じた
次元の捉え方はいろいろあるようだが
一番しっくりくるのは10の次元が内なる魂に宿るという考え方
今、ここの世界に楽園を作ることができるというもの
法華経でとらえる次元は
地獄、餓鬼、畜生、修羅、人界、天界、声聞、縁覚、菩薩、仏界
この10界を人間は一瞬にして8億8000回行き来すると言う
お腹がすいてイライラすれば餓鬼
理性が効かないのは畜生
妬みで怒り狂うのは修羅
フラットな精神状態は人界
天界は天国
殺し合いは地獄
声聞は仏の声を聞いて伝えるという意味
物を書いたり知識を身につけている時
言葉によるチャネリングの次元でもある
縁覚は作曲や絵を描く次元
菩薩は慈悲の心で接する、愛して受け入れる
仏界は自分が無限の自由自在の愛のエネルギーの存在であることを悟り体現している
シンクロニシティの現象は仏界にある状態
1から6界までをめぐることを六道輪廻と言う
怒りや感情をコントロールできるようになると
波動、次元が高まり、人界が帰り位置になってくる
音楽が聞こえるようになったり
お腹もあまり空かないと言い始める人は
7や8の次元にアクセスしている
突然絵が描けるようになるのも魂が高まったこと
菩薩のように愛をもって他を受け入れ
慈愛の心で過ごしていると
仏界にアクセスするのは難しくなくなる
この瞬間に存在していることを思い出せば
他の惑星にも意識を持ったまま行けるし
肉体を持った自分、持たない自分
両方を永遠に生き続けることを思い出す
子供の頃は「祈りは貯金だから、どんどん祈らないと幸せにならない」と教えられた
本当は万物全てに対して心を込めた
一言の「ありがとう」だって宇宙の果てまで届く
人の悩みを聞かされるということは
一緒に乗り越えてあげなさいという宇宙のメッセージだと教えられた
人のために祈ることは自分のために祈ること
みんなが一つに繋がっている
宇宙に祈り(リクエスト)して、答えは信じて任せる
自分の宗教以外全て間違いであるという指導を不快に感じながら
そこから踏み出すとバチが当たらないか怖かった
宗教をやめた途端火事になったり
事故にあったとか不幸になる話を散々聞かされて育った
宇宙のメッセージではバチなどないと知り救われた
前世のカルマを解消しなければと思い続けてきたのが
魂の成長のためのハードルだったと気付いて
バチではなく愛だと知って涙が止まらなかった
宇宙は謝って欲しいわけじゃない
気づいて欲しいだけだった
肉体が宿る衣服、住居が心地よくきれいに手入れが行き届いているか
地球に感謝が言えたか
そんなシンプルなこと
そして愛とは厳しいもの
●魂の家族3
リサへのメール:
私はこれからこの感覚をみんなと分かち合いたいと思います
食の好みがすっかり変わり
体は痩せていくのに元気になっていきます
残念なことに私はこれをシェアする友達が周りにいません
あなたの『宇宙人遭遇への扉』を読み
恐れに対しての答え
私に起きている現象の答えの全てがそこにはありました
あなたが今年ロシアでセミナーを開催することをサイトで知り
私はロシアに会いに行きます
私はパートナーとオーストラリア、パース、エアーズロックへ旅立った
人間との会話に傷つきやすくなっていた私は
自然、石、動物、植物との対話を強く求めるようになっていた
友人:
ここでは6時に仕事を終えて、みんなさっさと家に帰るんだ
海岸や公園に来たりしてのんびり過ごす
パラダイスだよ
パースはハワイに似たゆるさを感じた
自分が自分でいられる空気
何も細かな計画は立てない
心惹かれる場所に委ねる
今必要な情報がやってくるという流れにも慣れてきた
情報に溢れる社会にいる私たち
こうしてやってきたものは必ずすでに起きている体験の裏付け
答え合わせになっている
逆に見つけ出したものは
まだ実際に体験していない情報が多く、頭に入らず眠ってしまう
『The four agreements』という本には
人間が神になった場所
メキシコにあった古代ピラミッド都市、ティオティワカン
その場所に縁があったトルテカの人々の知恵が書れていた
『あなたが今見ているもの、聞いているもの全ては夢です
人間には夢を見る力が備わっている
あなたのマインド、想像力の全てを
天国の世界を夢見る力として使いませんか?』
毎日を大切に生きることだけで十分
私は自分の思い違いではないか
客観的に見て欲しくて霊視をお願いした
昔から占いや霊視鑑定のようなものが好きだった
『答えは必ず自分が知っている
いい加減に精神的にも自立しなさい』
私は今セッションで人と接する時
スイッチが全開になっている
相手が演技でやってきたことが見えてしまい
どうして全部知っているのにここに来てくださっているのだろう?
私が先生役をやっているのに付き合って遊びに来てくれている役者さんだと気づき
セッションの必要もないと感じてしまう
それを本人に言うと
「私は分からないから来ているのです」と決まって答える
感覚で生きている人は、ほとんど宇宙意識と自然につながっている
私は誰よりも我慢ができない人間
コンタクトが起きる前もいきなり引っ越したり、仕事を変えたりして不思議がられた
そのほうが楽しいから
どうしてそうしないの?
ある程度先が見えると、他のことに興味がわいた
衝動の赴くまま自然に宇宙意識とつながっていたのだと今では客観的に感じる
『人間は嫌なことを我慢しすぎてきた
自分を愛すること、大切にすることに目覚める時
地球を愛すること、仲間を愛することはどういうことかがわかるだろう』
しかし一般的に人間が自分だと思っている部分は自我
地球や社会での常識に適用できるような仮面の自分である
ネガティブな思いがよぎる時
それは自我の仕業だと知ることだ
コンタクトが起きてからは占いなどに関して
そう言われたからそうなったのか
自分が創り出してしまったのか整理がつかなくなり
自分の信じる力をもっと試してみようと思うようになった
この世にはいろんなツールで
宇宙のメッセージを届けている役割の人がいると感じる
チャネリングは自由意志を尊重する宇宙からのメッセージだから
代わって答えを選んだりすることはない
結局選ぶのは自分
トルテカの4つの教え
1
どんなときも自分の思いを明確に伝えること
愚痴を言わず、自分を欺く言葉を使うのをやめること
2 他人の言動を個人的に受け止めないこと
3
決めつけないこと
相手はこう思ってるに違いない
絶対無理など
4
いつもベストを尽くすこと
ベストを尽くすことで
後悔、自己嫌悪、自己批判を避けることができる
この本を勧めてくれたお店の占い師の女性は名刺を渡した
そこに「レイキ」と書かれていた
「レイキは日本発祥のものなのよ」
●魂の家族4
このオーストラリアの旅行中
ずっと心のどこかで家族に対して罪悪感を感じていた
コンタクトが起きてからコミュニケーションの大切さを知らされ
私なりに取り組んだが、面倒臭い事柄に触れると無視されてしまう
これが宇宙の人間に対する苦悩だったと知った
ここ数ヶ月、原因不明の喘息のような咳で
苦しんでいるという甥の相談を姉から受けていた
最愛の両親が本来の魂の生き方から目をそらす時
子供達はたとえ自分を傷つけても
命を差し出してもそれを見せる
祈るということが最も大切なヒーリングの手法であることも感じた
姉からの電話で
「私も宇宙船の夢を初めて見たよ そこにリョウもいた」
「旦那さんも悪い人じゃない
お互いに感謝がないんだよ
当たり前だと思っていることが多すぎる」
なんでも当たり前に与えられているのではない
ということを知らせるために
私に不自由な思いをさせてくれていたことに気づき理解した
帰国してからはピンチ続きだった
夫が働き始めた英会話学校から給料が出ない
お金を立て替えては出ていく一方
工夫すれば生活できるということを宇宙は教えてくれていた
友達が何も言わず5万円を貸してくれた
私はお金を借りるのは苦手だったがそうせざるを得なかった
感謝で涙が溢れた
『あなたを留学させるために両親も精一杯お金を送っていたでしょう
しかしあなたは友達と比べて仕送りが少ないのを恥ずかしいと思っていた
はっきりと心からありがとうと言いましたか?』
「あんたはいいよね、好きなことして生きて」という言葉の裏には
「あなたがいなくなって寂しい 私達を忘れないで」
という思いが込められているのを汲み取れなかった
家族の中にまだ眠っている無限の可能性があるのを感じ
みんなが生き生きとしている姿を何回も思い描いた
存在たちからのメッセージと共に
ジョン・レノンの♪イマジン が頭の中に流れてきた
彼は自分の死が社会へのメッセージになることを知っていただろう
一番憎いと思って育ってきた日本人
その日本人女性を愛したこと
子供を授かったこと
本当の愛を知ったこと
息子の子育てを自ら行ったこと
いろんな常識やとらわれを超えた体験から♪イマジン が出来上がる
この曲に込められた想いがいつか実現するように
彼は自分を射殺した犯人を
みんなに憎んで欲しいわけではなかっただろう
なぜこんな悲しいことが起きるのかということに気づいて欲しいと
●魂の家族5
エアーズロックはオーストラリアの先住民アボリジニの聖地と言われている
反対側に見えるシルエットが風の谷
あの『風の谷のナウシカ』の舞台になった場所だ
エアーズロックの上に登る観光客に
アボリジニは快く思っていないことを聞き
私たちは登らなかった
ゴミだらけの街
いじめあう子供や大人達
押し合いへし合いで我先にと電車に乗る人々
我が子の前でもタバコを吸う人
そんなことが5.0ぐらいの視力で見えてきた
何気なく聞こえる言葉の数々が大音量で不快に響いてくる
「あの問題は"処理"しておくから」
「ちょっとそこどいて」
そういう人のことを「繊細すぎる」とか
「真面目だ」と多くの人は言うかもしれないが
マレーシアも居心地がいい場所だと思ったが
先進国に追いつけという勢いの中で
自然との大切なつながりが失われていっているように感じた
公衆トイレは汚いし、ゴミだらけ
ヤシの木がたくさんあるから
自然派の洗剤があると思いきや、そういうものは輸出だけ
スーパーにあるのは自然分解できない化学的なものばかりで探すのに苦労した
ようやく見つけたのはアメリカ製
ふとカナダに行きたいと思った
昔、何度か添乗で訪れた時の自然が雄大で
自然保護に対する認識がとても高い国だと感じた
マレーシアに戻った日、リサからのメールが来た
メール:
もし今仲間が身近にいなくても
宇宙にお願いしてみてください
今年の6月か7月頃に日本に行くかもしれません
来日できればセッションでもっと深くお答えできればいいと思います
一人一人に地球、太陽、それぞれの宇宙があって
地球はもいくつもあり
太陽はそれぞれ毎日昇っている
私は毎日新しい朝を何度も何度も与えられてきたのだと悟った
同時に全員がそれぞれの世界で完璧な主役だということも
他人の人生のドラマに登場している時は
完璧な脇役を演じていることを悟った
何気ない周囲の人が自然にメッセージを運んでいることを知った
なんという愛だろう
どれだけ多くのことをやり残しているか知らされた
面倒臭い、まだまだ時間があると思って怠けてきたこと
いつでもできると思っていたこと
多くの宿題が押し寄せた
まず家族に伝えたいと思った
後悔を残さない生き方により強く繋がると決めてから
一つずつ片付けたいと思ったのだ
『体験しなさい
それをやり終えた時、あなたがどう変わるか感じなさい』
私がやり残していることは
一番基本である家族がもう一度心から団結し
赦し、幸せを共に体験することだ
祖母が気になった
大腸癌で何度も体にメスを入れ
外に行くこともできずにいた
たまにしかお見舞いに行ってあげられず
私たちに会える日だけを楽しみにしているようだった
『あなたの魂と彼女の魂が強く繋がっています 一体です
彼女は完全なタイミングでその日を迎えることになっています
その時あなたや家族にも大きな変化が訪れるでしょう
彼女はそれにもう気付いています』
私たちは祖母が生かされ続けているのを辛く感じていた
楽にしてあげたいと思うことは
人を殺すことなのだろうかという葛藤があった
私が見ている全ては私なのだから
私が手放すことが彼女を旅立たせるに違いない
姉に電話をすると当時4歳の甥が
「おばあちゃんはもう逝っちゃったって言ったんだよ!」
私はこの甥とも強い繋がりを感じ始めた
甥は古代の日本で私の子供だった
姉はその頃、子育てや家事で疲れきっていた
「一緒に遊んであげることができない」
『それはあなたが選んで来たのことなのです
依存から卒業するために』
「一緒に遊んであげるとかじゃなくていいよ
ぎゅっと抱きしめてあげて
ただ話を聞いてあげて」
すると、甥の口から過去生の記憶、生まれる時の事、星の記憶
次元のトンネルなど驚くような話がいくつも出るようになった
●回帰3
宇宙存在たちからの声を家族に伝えたいと思った
「こういう体験をした」と言っても
「そんな不思議なこともあるんだね」と伝わっていなかった
どうして両親は不仲になり
家族はバラバラになってしまったんだろう
宇宙存在に尋ねるとビジョンがやってきた
実家の周りは最近、道路が広くなり
トラックの騒音や排気ガスがすごい
『あの場所にいる限り本来の呼吸ができない
場所への執着を捨てて
新しい場所を見つけなければ
もっと辛いことが起こると家族に伝えなさい』
私はクリスチャンではないが
頭にふと流れてくる歌は♪アヴェ・マリアやジョン・レノンの♪イマジン
いよいよ首を切られるという時に
日蓮が叫んだシーンが目の前で起きているように見えた
「なぜこの日蓮を助けぬか!」
その時の出来事は雷だと記載されているが
実際は江の島の方角から膨大な光がやってきた
それに幕府が恐れおののき処刑できなかった
私たちは決して一人ではない
何が起きようが私自身が目覚めるための旅だったのだから
私はそもそも猜疑心が強い
常に存在たちの信憑性を体験で試していこうと思った
私はこの夢の世界から目覚めたい
早速実家に電話して母に家を売ることを勧めた
母は家をとても気に入っていた
母は一戸建てに執着していた
その家には今や子供の誰も寄り付かなくなっていた
10年以上続く両親の不仲が原因で私たちは疲れ果てていた
心地よい波動、呼吸がどれほど大切かということを私は確信していた
ある日『奇蹟の輝き』というビデオが手元にやってきた
私は地獄にいるの?と存在たちに尋ねた
『今以上の地獄などないでしょう
地球には争い、飢餓、悲しみ、憎しみ、嫉妬…
本当に天国にいることを実感できるようになるには
自分を大切にし、愛し、周りを愛し
知っていることをシェアしていくことです』
姉にこの映画を是非家族で見るように言った
姉からの電話で
「リョウがいっぱい不思議なことを話したよ
夫が亡くなるシーンでは
“寝ているだけ 生きてるんだよ
空を見ていたら、夢の旅に落ちていくだけ”」
子供は宇宙から降りてきた魂そのもの
リョウと妹の桃子ちゃんは宇宙人
リョウ「お母さん、小さい時トンネルくぐってきたんだよ 今日の話だよ」
宇宙存在からすると
思考がうるさい人、過去に執着しすぎる人に近づくのは
かなりの波動の調整が必要だ
私たちが子どもにアクセスしやすいのは
彼らが思い悩むこと、怒り、後悔に執着しないから
彼らは今に生きる存在だ
目の前のことに集中して楽しむ
●回帰4
姉「なんだか最近、全部がぴったりのタイミングで!」
波動は伝染する
一人が宇宙の波動とともに心地よい愛のリズムで振動すれば、必ず人に伝染する
姉はバブルの絶頂期、宝飾関係の店に勤めていて
かなりの収入があったようだ
自由にお金が使えるありがたみが麻痺して、ある日突然怖くなり
このままじゃろくな人間にならないと強く感じて辞めたそうだ
考えるのが苦手 感覚で生きている人だった
父は昔奔放な人で、独身の頃はかなり派手な暮らしをしていた
昔のことをあまり語らず
安定したサラリーマンの仕事を捨てて家を出てしまった
よく過去の偉人の生まれ変わりを名乗る人がいるが嘘ではない
逆に一人の人が一人に生まれ変わるというのはありえない
偉大な人物の魂は大きな光の集合エネルギーとなり
いろんな器の肉体に入る
「世界に自分に似た人が12人いる」と聞いたことがある
自分とよく似た人物が集まり
鏡の間にいるような感覚になる
それがすべての人類とのつながりにも及び
やがて一つになるのだ
私が今の家庭に今世生まれたのは
もう二度と人の間に支配関係や上下を作らない
平等な世の中の実現が目的だと思う
貿易会社に勤めていた父方の祖父は満州に赴任していた
帰国すると、土地は軍事工場を建てるため国のものになっていた
霊感の強かった母は「自分は琉球の姫だった」と周りに言っていたらしい
母が行き着いた答えはカルマ
母の父は徳之島を出て随分苦労した
仕事中の事故で片腕を失い、末期がんを憂いての自殺だった
宇宙的な視点では自殺は
決して本当の自分を殺してはいけないということを
残された家族に見せる愛の演技だった
過去で収める立場にあった人間は、民衆を苦しめたことも多かったと思う
そのカルマなのだとしたら
やはり宇宙は平等だと思う
どうしてもっと親族全員が仲良くないの?
父は枠にはめられるのが大嫌いな人間で
宗教に対しても母がのめり込むことに
常に反対して取っ組み合いの喧嘩をしていた
そんな夫婦喧嘩を止めるのも子供の役目
徳を積まなければいけない
運がないから、将来も宗教活動しなければならない
母は会合で毎晩不在だった
そんな会合でいじめられ、泣きながら帰ってくる母を見て
大人なのにどうしていじめなんかするんだろうと子供ながらに憤りを感じた
奔放だった姉も結婚して子供が生まれて
まるで別人のようになった
いろんなことをくよくよ悩み始めた
住んでいたマンションが子供が二人になり狭くなった
2年も家探しをして一向に進展せず
探しに行くと雨が降ったりして
『新しい環境に足を踏み入れる恐怖が現れているだけで
それを「これはやるなというメッセージだ」と受け取るのではなく
ネガティブなサイクルを抜けなさい
恐れがどこから来ているかを知ることが大切なのだ』
以前の姉なら嫌なことは「やめた! 忘れよう」とあっさり止めてしまう
この言葉には自我の支配を強力に止める力がある
くよくよモードの自我が顔を出すと
「あーこの時間アホらしい」
と自我をコントロールする
●回帰5
私は18歳でアメリカに留学
アメリカ人と結婚し、社会人となり
帰国後の数年間は逆カルチャーショックで
アメリカに帰りたくて仕方がなかった
誰かに八つ当たりされて気分を害すると
“Don't take it personally(個人的に受け止める必要はないさ)”と言われた
いかに自分の人生ゲームであるかに意識を合わせることが大切
日本はこの自我の切り替えが難しい言語だと感じる
日本では誰かが誰かを批判したりしても
「 No 」と言えず、聞き役になり
どんどん流される自分が苦しかった
いかに自分を偽り、へりくだって
嫌われないようにするかで遠慮ばかりするようになった
私は昔から自問自答の多い人間だった
いじめを経験し、他人の気持ちを考えすぎることが多かった
アメリカに行き、自分は自分として生きられるようになっていたが
帰国してからまたその気遣いのループにはまっていた
くよくよ考えない
周りを気にしない
今に生きるという感覚が
コンタクト以来再び当たり前になりつつあった
地球で心地よく感じる場所、現実が非常に限られてきた
批判、ブラックジョーク、後悔、決めつけの言葉、嫉妬がますます苦しくなった
言いたいのに言えない
こんな小さいことが戦争につながっている波動だと気づかずに
そんな自分に疲れ、「私は感情のゴミ箱じゃない!」と人間関係に距離を置くと
「どうして連絡しないのよ?」と言われたりする
そのネガティブな言葉を無遠慮に私に吐き出すのは
身近な家族や近くなりすぎた友人だった
子供が苦手だった私は、いつしか大人が苦手になっていた
何も考えず空っぽにしていると
必要なことが完璧にできることを
普段の生活の中で体験させられた
●回帰6
27歳から神戸の FM 局で DJ を始めた
当初は生放送で失敗しないように、全てにシナリオを作っていた
放送禁止用語を言わないように
放送事故を起こさないように恐れていた
結果、ありのまま出たとこ勝負でやることに行き着いた
ラジオ番組は全てが時間
次は3分でフリートーク
15秒で曲紹介
エンディングは4分
気づけば機関銃のように話すキャラクターになっていた
それも本来の私だった
あれこれ計画しすぎるのではなく
思いつきを信頼する大切さ
サンタナはインタビューで独特のギターのコツは何ですか?との質問に
「自分の呼吸を知ることです」と言ったそうだ
ある日、私のガイドであった存在と
とうとうコンタクトを体験した
なかなか寝付けず金縛りのように動けなくなり
突然一人の美しい女性が目の前に現れた
名前はバージニア
気づくと家族とともに車の中にいた
このまま行くと事故に巻き込まれるから
道を変えるように家族に指示を出す
一区切りつくと暗闇に吸い込まれて記憶がなくなる
今度はまた同じ家族と別の場所で別の現実にいる
後に雑誌『ニュートン』で何気なく開いたページに
ワームホールが載っていて、私が体験したのはまさにこれだった
・「太陽のない世界 人類は生存可能か?」@モーガン・フリーマン 時空を超えて
曼荼羅の体験や宇宙存在たちからのメッセージが
仏典の知識とぴったり重なった
超常的と言われる体験は誰にでも起こりうるし、大半が気づかないだけ
宇宙存在たちは常にすべての人間を尊敬し、褒め称え、時に厳しく導く
これが彼らの慈愛の姿だ
自分に神が降りてきた
自分は特別な救世主だと考える人間を見て
呆れた気持ちで見守っている
『目覚めることが肉体を置いていくことなのか
私たちがいったい誰なのか
今は全てを知らなくてもいいのです
体験するまでそれは単なる知識でしかないでしょう
いずれ体験してすべてを思い出すでしょう
知識はその時のためのファイルとして持っていればいいのです
体験することを恐れて、やらなくてもいい理由を探すために
人間があれこれ難しくしすぎたのです
あなた達は何でも体験しないで
全て教えてもらおうとします
体験を確信に変えるために知識を得たのに
全く使われずに放置されている状態です
知識のない幼い子供が繋がっているのは智恵です
だからこそその子供の発言や作り出すものの中には
私たちからのメッセージにあふれているのです』
●回帰7
実際セッション中にバージニアと私が
ともにエネルギーワークを行っているのを目撃している人もいる
ある時は中間世のような場所にいた
生まれ変わりを待つ人たちが列になって並んでいた
ある時は眠りに落ちる狭間、シータ波という脳波のレベルだが
男性宇宙人のナビゲートで他の惑星に案内された
そこをシリウスと呼んだ
地球で緑に縁が深い人、植物と相性がいい人は
シリウスでの生活の記憶が宿っている
物質の瞬間移動も体験した
こうした体験はかなり疲れる
金縛りは宇宙存在たちの愛のエネルギー体が
コンタクトしてきた時に起こるもの
宜保愛子さんという霊能者がいらっしゃったが
幼い頃から彼女にとても惹かれて尊敬していた
ある日、彼女がテレビである人の霊視をしていた
「自分は死んだわけではない 魂は永遠だ」というメッセージを
「いろんなことに感謝しなさい」と言っていた
それは彼女と霊体になられた人が
タイミングの重要性を知っていたからだろうと今は思う
宜保さんは日本人の意識のシフトを大きく助けるための
アセンション(次元上昇)を遂げたのだと直感し
彼女の死から大きな愛のエネルギーを感じた
『21世紀は幽霊にまつわる怨念、執着の世界から地球人は卒業していくのです』
疲れがピークに達すると、存在達が睡眠中にやってきて
私にエネルギーを通している
朝起きるととても元気になっているのが分かる
それが金縛り状態だ
ある時、首に異変を感じた
カイロプラクティックに行っても、また元に戻ってしまう
インストの曲を聴いている時
「もっと委ねなさい」と聞こえた
無心に曲を聴き続けていると
その瞬間、首が元通りになった
その日から私はパートナーのかける
インストのナンバーを聴くとメッセージが聞こえてきた
私にとって音楽がチャネリングの始まりだったと今になって気づく
『考えるのはやめなさい 頭を空っぽにしてみなさい』
今日しなければならないリストを一旦忘れて
思いつくことだけを順番にやること
結果、しなければならないことは
全て完璧に片付けることができるようになった
ひとつを終えると次にする予定がちゃんとクリアに浮かぶ
●天子の愛1
2002年7月 私は日本に帰国した
私は名前が変わることにどこか違和感を感じていた
どうして女性が当たり前のように名前を変えなくてはいけないのだろう
入籍の報告のため、まずはパートナーの実家を訪ねた
日本の嫁の常識として「結婚したら女は簡単に実家に戻るな」という期待と常識があった
そろそろ実家に帰ろうと席を立とうとすると
「どこに帰るんだ?」と不機嫌そうに彼の父親が言う
私はコンタクトの体験後
本当にもろい、弱い人間になってしまったように感じていた
自分をうまく表現することができない
これは夢だ
私に何かを教えてくれる
どんな愛の学びなのだろう
全てに対し正しい・間違っているという判断ができなくなり
流れに任せることだな
嫌なことは嫌だと逃げずにはっきりと言うこと
思いをきちんと伝えることなどの学びがあった
伝え方の工夫をするのが思いやりだ
私はノーと言えなくて
与え続けることだけが愛だと思い
自分の自我を我慢させるようになっていた
子供の笑顔には大きく2種類ある
心から楽しくて幸せで笑っている笑顔と
3次元的人間社会、大人社会への絶望感で
笑うしかない力のない笑顔
嫁は3歩下がって従うもの?
私にはできない
大人と話すのはうんざりして
気づくと子供達と一緒に遊んでいた
彼らは癒しを必要としている者がすぐにわかる
弱いものがわかる
子供や動物と遊ぶのが好きな人間は
自我の葛藤のないポジティブな宇宙の波動を
思い出させてくれることを肌で知っている
子供と目を合わせられない人間は
子供が全てを見抜くことを魂で知っているから
子供をただの子供としか見られない人間は
平等な魂の本質が見えていない
とあるプロデューサーから
「君は自分のこと好きじゃないでしょう」と言われた
今になれば図星だったとわかる
仲のいい人にはっきり思ったことを言えず
合わせるばかりでいい人を演じて
一番身近な家族に対してはどうしても
「ありがとう」と素直に言えなかった
日本の常識やあらゆる人の価値観を感じる中で
結局は自分の体験を信じること
より心地よい自分、喜びにあふれる自分でいるためには
正直に恐れないで発言しなければならないという現実を目の当たりにした
●天子の愛2
マレーシアには大自然が大きく包み込む不思議な波動がある
どこかイージーなリズムがある
自分が見ている夢の中で
自分だけが目覚めていなかったことに気づく
それを知るのが人間は何より怖いのだろう
精神世界にかなり前から関心を持つ友人がマレーシアに遊びに来た
彼女はパワーストーンに関心を持っていて、石屋に行きたいと言った
マレーシアにはたくさんの石屋がある
私は試しに小さな水晶を2つ買ってみた
それぞれに微妙に個性が違う
石ってすごい!と石の力に初めて気づいた
ある日、水晶を使った瞑想中、「Dila」と誰かが耳元で囁いた
私はどうやら宇宙でディラという名前で呼ばれていると知った
マレーシアでの私の日課は
朝起きて、家事を済ませ、瞑想というパターンが出来上がっていた
以前に多くの人と接する仕事を欲したのは
より多くの人と接したいという衝動があったから
それがいつしか「もう人間はうんざりだ」という極端な自分になっていた
子供の頃は超テレビっ子
お酒は社会人になって浴びるほど飲んだ
地球には肉体を持って学びつつ
遊びに来ているようなものだと存在たちも言う
飽きるまで存分にしたらいい
「飽きた もううんざり!」という感情が
結局、人間を進化・成長させる原動力になっていると思う
ある日、マレーシアのチニ湖という場所に出かけることになった
●天子の愛3
私はあらかじめ本などから石の知識を一切頭に入れないやり方で行った
石を使うとどういう感覚をもたらすか
どのオーラに相性良く作用するかでリーディングしている
石を持っていると守られているような感覚がある
これを文章にすると「恋愛運アップ」「金運アップ」などとなるわけだ
相手は常に手っ取り早く
これを持つとどういう効果が起きるの?
とすぐに結論を求めるものだからだ
チニ湖に行ったのは、本場のジャングルクルーズをしてみたかったから
自然に守られているのを感じながら
「幸せ 嬉しい」とずっと言っていたのを記憶している
昔の私は、「頑張ろう、疲れた」が口癖だったことに気がついた
大きな湖の一面にハスの花!
言葉にできないくらいの美しい光景
なんて自然は、宇宙は優しいんだろう
ありがとう
『この心の状態を地球に住む全ての人間が保つことができれば、争いなど起きないのですよ』
原住民オラン・アスリの暮らす集落があり
そこでは昔ながらの暮らしが営まれ
互いに支え合いながら生活していた
自分の心に正直にプライドを持って生きることが
大人から子供へ自然に教えられて生きている
マレーシアの自宅に戻り、忘れられない夢を見た
●天子の愛4
私は昔から一晩に見たいくつもの夢を覚えている
デジャブ
いくつもの夢=現実の中、平行現実をトラベルして全てを既に体験している
夢の中でまた夢を見て
その夢の話を周りに伝えているのに
やっぱり夢から覚めていない←私もよく見たユメだ
これは夢だと気付いてしまう
夢では「こういう風に変えてしまおう」と内容を変えることができる
人間にはこの力が本来備わっている
それにはまず「これは夢だ」と言葉で言うことから始めると
エネルギーが変わるので試してほしい
夢ほど魂を大きく成長させるものはないだろう
だからこそ肉体の実感が一番リアルだ
三面鏡に映るたくさんの私
同じ私だけど微妙に違う世界に住む
違う自分に思えて仕方がなかった
チニ湖から戻った晩に見た夢は戦争の夢だった
日本とアメリカが同盟を組んでイラクと戦争になっている
心では戦争なんて馬鹿らしいと思っているのに
反戦的なことを言えば殺されるかもしれない
外には綺麗な星が出ていて、とても綺麗で涙が流れた
こんなに自然は美しいのに
なぜ私たちはこんな地獄のどん底にいるのだろう
こんな戦争の真っ只中にいるのは
自分の心がそうだったからだ
どうしてもっと早く気づけなかったのだろう
一人の小さな女の子が私の所にやってきて空を指さし
「プラネタリウム!」と言った
本物の空ではない
つまり夢の中だと知らせてくれたのだ
こんなに一瞬にして命を失うなんてと絶望的に思いながら
いや死なない 自分で変えられる
戦争が急に終わるように祈ろう
この現世において戦争を体験していない世代の私は
平和と一言で言うが
戦争の本当の恐ろしさを分かっていなかった
戦時中、満州にいた幼かった私の父は辛い体験をしている
潰れた血豆で足もフラフラになりながら
幼い子供が国を越えて歩き続けたなんて
想像するだけでも胸が痛い
地球の核に向かってハートから愛の光のエネルギーが流れていく
地球全体を包み込み
宇宙全体に広がるように
宇宙から「ありがとう」の膨大なエネルギーが背中から貫くように届く
やがて地球と一体になった光の自分の輝きが宇宙全体に広がる
自分が宇宙そのものだということ
これは現在私が行うセッションの方法になっている
宇宙は自分の心の状態を常に感じる大切さを教えてくれる
その出来事が与えた自我のショックは
何に気づくための体験だったのか
バチではなくて、宇宙からのギフトだったということに理解を深める
それこそが地球全体、宇宙全体をも癒すことになる
実際はこれが天国の地球に位置する唯一の方法
自分だけが幸せであってはいけない
日本にいる家族はみんな元気だろうか
ダンサーを目指して東京に上京した弟が
話したがっていると感じて彼にメールをした
●天子の愛5
ハワイの職場では日本人= Non Native speaker への風当たりが強く差別もあった
アメリカでは2つぐらい仕事をしているのは当たり前
それでも年間の貯金は10万円にもならなかった
2人でハワイへ戻る飛行機の中で泣きながら家族への連絡を断った
形として見せなければ、体験しなければ
結局人間は何も信じないということを家族を通して教えられた
三次元的地球の人間社会だった
私自身、その結婚で心から幸せだと感じていなかったことに気づいていなかった
両親は敏感に感じてこその反対だったと今だからわかる
マレーシアで私は自分のある過去世を見た
私は男性でたくさんの側室がいた
たった一人、尊敬と信頼の眼差しで私を見ている可愛い息子がいた
それが今の私の弟だ
彼は某有名バレエ団に入り、その頃は既に脱退していた
彼がもう一つ悩んでいたのはアトピーだった
バレエでは上半身裸になりボディメイクをしたりするので
肌が綺麗でないと舞台にはそぐわない
弟「仕送りがなくなって、少し借金がある 消費者金融で借りている」
それしか効かないと思っているアトピーの薬代と
公演に出るときのチケットノルマが膨れ上がり
稽古とバイトのバランスが全くとれていなかった
『人間は全てのありがたみが麻痺している』
私はマレーシアで外に座って夜空を見ていた
地球が遠くに見える
輝く光の集合体の自分
それは愛しかなかった
私が私を思い出し、認めて、受け入れていく
その場に UFO がゆっくり飛行していた
どこに根本の原因があるか
病気の原因は必ず根がある
局部だけを治しても必ずまた同じ症状が起きる
『彼は今自立を学ばなければならない時なのだ
諦めず私たちのメッセージを届けなさい
すべての病気を信じないことによって克服したことも話すのだ
この地球の体制はすべての人間を無力にしている
保険をかけて安心を買う
事故や病など起こりはしないと信じられる力を呼び覚ませば
地球は統合され、古い体制は一気に崩れる
彼は薬を手放せないでいる
自分の力を信じない
今目覚めなければ、その薬を容易に手に入れることができなくなるだろう』
彼は今まで好きなことができていたことに対して
親からの仕送りに対しても
全く感謝が足りなかった
病気も親のせいにしているから治らない
金銭的に援助することが解決ではない
家族の愛も気づきを促されている
多くの人間は勘違いをしている
住む家がない、仕事がないとお金を乞う人に
ただお金を与えるのが救う道ではない
それは自立心を奪い、依存心を養うだけ
与えている人間の自己満足であり
本当に手を差し伸べるのは
どうしたらその人の無限の可能性を引き出せるか具体的に伝えることだ
社会のせい、周りのせいにして
自分の魂の力を信じられない人間たちに
信じる力を語り祈ること
愛に気づかない人間には
それを学ぶ出来事が必ず起きる
ダンスとはあらゆる宇宙との交信
様々な音楽の中に波動がある』
私はこれを彼にメールすると
「ありがとう 僕頑張るよ」と返信してきた
「私はどっちの味方でも敵でもないから」
それを聞くと母も姉も不機嫌になった
どうしても私を自分の味方につけたがった
「お母さんがあんたのことこう言ってたわよ」
「お姉ちゃんがあんたのことこう言ってたわよ」
というふうに私を不機嫌にさせ、どちらかの肩を持たせようと誘惑する
2人が仲良くなると、私のことを陰で悪く言った
まるで子供
私は逃げ出したくなった
●魂の家族1
精神世界でよく言われるアセンション、次元上昇
宇宙はまずあれこれ悩み考えることを
マレーシアで徹底的に私にやめさせようとした
頭を空っぽにして、今の自分に集中すること
空を見れば無になれる
平常心を感じたければ静かな水面を見るといい
宇宙に委ねると、なんと平和でポジティブで楽しくて力強くなることか
自分がそうだと信じるだけのことだった
別の現実で私と姉は宇宙船に乗った
「What can I do for you?( 私に何かできますか?)」
リーダーの男性が問いかけた
これが宇宙の挨拶のようだ
私も彼に対して同じことを言った
私は姉と母の諍いの問題を一部始終話した
すると彼らは「分かりました 何とかしよう」
その部屋には変わった形のオブジェがいくつもあった
私はギリシャで買った石膏でできたグレーのペンダントをしていた
黒髪の女性はそれを見て
「これをどうやって手に入れたの?!」と驚いた
現実に目覚めて、彼らとさらに強く繋がれた気がした
彼らの一瞬が地球では2年かかるとはこの時思ってもいなかった
彼らとさらに繋がりが強くなるほど
このまま地球に続けるのが嫌でたまらなくなった
自分の中の様々な恐れが解消され
生存への執着がなくなると
人は恐れを解消できるのだと実感した
私は頭がおかしくなっただけなのだろうか?
するとまた目の前にオレンジ色の光を放つ UFO が飛行していた
2003年 弟はすっかり私に依存していた
●魂の家族2
リサ・ロイヤルの本には
自分の中の様々な恐れを克服し
固定観念、思い込みを一掃しなければ
地球外生命体との遭遇はスムーズに起こらないと書かれていた
私はとにかく宇宙人に直接会いたいと思った
マレーシアでの日々は、自分の怠惰さを直視し確認する日々
私自身は精神世界が特別なカテゴリーにされていることに疑問を持っている
どうしてそんなにストイックな修行だけが悟りに至ると思っているのか
精神世界とは現実のことに目を向けるという本来はシンプルなもの
例えば藤田理麻さんという画家が
自分の著書『藤田理麻の小さな黒い箱』に書いている
恐れを試すように水中で目をつぶって私も泳いでみた
泳ぎがあまり得意ではなかったが
かなり長く泳げるようになった
私の大の苦手な虫たちには
『君が敵でないことを伝えなさい
フレンドリーに出ていってくれるように伝えれば分かるから』
持病のいくつかが再発しそうだと思った時
私はもう病気にはならないと思い
薬を全部捨てた
『病や死の恐怖を駆り立てる情報があれば嘘だと思いなさい』
痛みとは自我をコントロールしてくれるひとつだ
痛い時は何も考えられない
心配してくれる周りの思いやりを
素直に感謝して受け取ることができる
公衆トイレで手を洗った後
シンクの周りの水滴を拭いたりすると
自分の魂が喜び、どんどん軽やかになっていくのを感じた
次元の捉え方はいろいろあるようだが
一番しっくりくるのは10の次元が内なる魂に宿るという考え方
今、ここの世界に楽園を作ることができるというもの
法華経でとらえる次元は
地獄、餓鬼、畜生、修羅、人界、天界、声聞、縁覚、菩薩、仏界
この10界を人間は一瞬にして8億8000回行き来すると言う
お腹がすいてイライラすれば餓鬼
理性が効かないのは畜生
妬みで怒り狂うのは修羅
フラットな精神状態は人界
天界は天国
殺し合いは地獄
声聞は仏の声を聞いて伝えるという意味
物を書いたり知識を身につけている時
言葉によるチャネリングの次元でもある
縁覚は作曲や絵を描く次元
菩薩は慈悲の心で接する、愛して受け入れる
仏界は自分が無限の自由自在の愛のエネルギーの存在であることを悟り体現している
シンクロニシティの現象は仏界にある状態
1から6界までをめぐることを六道輪廻と言う
怒りや感情をコントロールできるようになると
波動、次元が高まり、人界が帰り位置になってくる
音楽が聞こえるようになったり
お腹もあまり空かないと言い始める人は
7や8の次元にアクセスしている
突然絵が描けるようになるのも魂が高まったこと
菩薩のように愛をもって他を受け入れ
慈愛の心で過ごしていると
仏界にアクセスするのは難しくなくなる
この瞬間に存在していることを思い出せば
他の惑星にも意識を持ったまま行けるし
肉体を持った自分、持たない自分
両方を永遠に生き続けることを思い出す
子供の頃は「祈りは貯金だから、どんどん祈らないと幸せにならない」と教えられた
本当は万物全てに対して心を込めた
一言の「ありがとう」だって宇宙の果てまで届く
人の悩みを聞かされるということは
一緒に乗り越えてあげなさいという宇宙のメッセージだと教えられた
人のために祈ることは自分のために祈ること
みんなが一つに繋がっている
宇宙に祈り(リクエスト)して、答えは信じて任せる
自分の宗教以外全て間違いであるという指導を不快に感じながら
そこから踏み出すとバチが当たらないか怖かった
宗教をやめた途端火事になったり
事故にあったとか不幸になる話を散々聞かされて育った
宇宙のメッセージではバチなどないと知り救われた
前世のカルマを解消しなければと思い続けてきたのが
魂の成長のためのハードルだったと気付いて
バチではなく愛だと知って涙が止まらなかった
宇宙は謝って欲しいわけじゃない
気づいて欲しいだけだった
肉体が宿る衣服、住居が心地よくきれいに手入れが行き届いているか
地球に感謝が言えたか
そんなシンプルなこと
そして愛とは厳しいもの
●魂の家族3
リサへのメール:
私はこれからこの感覚をみんなと分かち合いたいと思います
食の好みがすっかり変わり
体は痩せていくのに元気になっていきます
残念なことに私はこれをシェアする友達が周りにいません
あなたの『宇宙人遭遇への扉』を読み
恐れに対しての答え
私に起きている現象の答えの全てがそこにはありました
あなたが今年ロシアでセミナーを開催することをサイトで知り
私はロシアに会いに行きます
私はパートナーとオーストラリア、パース、エアーズロックへ旅立った
人間との会話に傷つきやすくなっていた私は
自然、石、動物、植物との対話を強く求めるようになっていた
友人:
ここでは6時に仕事を終えて、みんなさっさと家に帰るんだ
海岸や公園に来たりしてのんびり過ごす
パラダイスだよ
パースはハワイに似たゆるさを感じた
自分が自分でいられる空気
何も細かな計画は立てない
心惹かれる場所に委ねる
今必要な情報がやってくるという流れにも慣れてきた
情報に溢れる社会にいる私たち
こうしてやってきたものは必ずすでに起きている体験の裏付け
答え合わせになっている
逆に見つけ出したものは
まだ実際に体験していない情報が多く、頭に入らず眠ってしまう
『The four agreements』という本には
人間が神になった場所
メキシコにあった古代ピラミッド都市、ティオティワカン
その場所に縁があったトルテカの人々の知恵が書れていた
『あなたが今見ているもの、聞いているもの全ては夢です
人間には夢を見る力が備わっている
あなたのマインド、想像力の全てを
天国の世界を夢見る力として使いませんか?』
毎日を大切に生きることだけで十分
私は自分の思い違いではないか
客観的に見て欲しくて霊視をお願いした
昔から占いや霊視鑑定のようなものが好きだった
『答えは必ず自分が知っている
いい加減に精神的にも自立しなさい』
私は今セッションで人と接する時
スイッチが全開になっている
相手が演技でやってきたことが見えてしまい
どうして全部知っているのにここに来てくださっているのだろう?
私が先生役をやっているのに付き合って遊びに来てくれている役者さんだと気づき
セッションの必要もないと感じてしまう
それを本人に言うと
「私は分からないから来ているのです」と決まって答える
感覚で生きている人は、ほとんど宇宙意識と自然につながっている
私は誰よりも我慢ができない人間
コンタクトが起きる前もいきなり引っ越したり、仕事を変えたりして不思議がられた
そのほうが楽しいから
どうしてそうしないの?
ある程度先が見えると、他のことに興味がわいた
衝動の赴くまま自然に宇宙意識とつながっていたのだと今では客観的に感じる
『人間は嫌なことを我慢しすぎてきた
自分を愛すること、大切にすることに目覚める時
地球を愛すること、仲間を愛することはどういうことかがわかるだろう』
しかし一般的に人間が自分だと思っている部分は自我
地球や社会での常識に適用できるような仮面の自分である
ネガティブな思いがよぎる時
それは自我の仕業だと知ることだ
コンタクトが起きてからは占いなどに関して
そう言われたからそうなったのか
自分が創り出してしまったのか整理がつかなくなり
自分の信じる力をもっと試してみようと思うようになった
この世にはいろんなツールで
宇宙のメッセージを届けている役割の人がいると感じる
チャネリングは自由意志を尊重する宇宙からのメッセージだから
代わって答えを選んだりすることはない
結局選ぶのは自分
トルテカの4つの教え
1
どんなときも自分の思いを明確に伝えること
愚痴を言わず、自分を欺く言葉を使うのをやめること
2 他人の言動を個人的に受け止めないこと
3
決めつけないこと
相手はこう思ってるに違いない
絶対無理など
4
いつもベストを尽くすこと
ベストを尽くすことで
後悔、自己嫌悪、自己批判を避けることができる
この本を勧めてくれたお店の占い師の女性は名刺を渡した
そこに「レイキ」と書かれていた
「レイキは日本発祥のものなのよ」
●魂の家族4
このオーストラリアの旅行中
ずっと心のどこかで家族に対して罪悪感を感じていた
コンタクトが起きてからコミュニケーションの大切さを知らされ
私なりに取り組んだが、面倒臭い事柄に触れると無視されてしまう
これが宇宙の人間に対する苦悩だったと知った
ここ数ヶ月、原因不明の喘息のような咳で
苦しんでいるという甥の相談を姉から受けていた
最愛の両親が本来の魂の生き方から目をそらす時
子供達はたとえ自分を傷つけても
命を差し出してもそれを見せる
祈るということが最も大切なヒーリングの手法であることも感じた
姉からの電話で
「私も宇宙船の夢を初めて見たよ そこにリョウもいた」
「旦那さんも悪い人じゃない
お互いに感謝がないんだよ
当たり前だと思っていることが多すぎる」
なんでも当たり前に与えられているのではない
ということを知らせるために
私に不自由な思いをさせてくれていたことに気づき理解した
帰国してからはピンチ続きだった
夫が働き始めた英会話学校から給料が出ない
お金を立て替えては出ていく一方
工夫すれば生活できるということを宇宙は教えてくれていた
友達が何も言わず5万円を貸してくれた
私はお金を借りるのは苦手だったがそうせざるを得なかった
感謝で涙が溢れた
『あなたを留学させるために両親も精一杯お金を送っていたでしょう
しかしあなたは友達と比べて仕送りが少ないのを恥ずかしいと思っていた
はっきりと心からありがとうと言いましたか?』
「あんたはいいよね、好きなことして生きて」という言葉の裏には
「あなたがいなくなって寂しい 私達を忘れないで」
という思いが込められているのを汲み取れなかった
家族の中にまだ眠っている無限の可能性があるのを感じ
みんなが生き生きとしている姿を何回も思い描いた
存在たちからのメッセージと共に
ジョン・レノンの♪イマジン が頭の中に流れてきた
彼は自分の死が社会へのメッセージになることを知っていただろう
一番憎いと思って育ってきた日本人
その日本人女性を愛したこと
子供を授かったこと
本当の愛を知ったこと
息子の子育てを自ら行ったこと
いろんな常識やとらわれを超えた体験から♪イマジン が出来上がる
この曲に込められた想いがいつか実現するように
彼は自分を射殺した犯人を
みんなに憎んで欲しいわけではなかっただろう
なぜこんな悲しいことが起きるのかということに気づいて欲しいと
●魂の家族5
エアーズロックはオーストラリアの先住民アボリジニの聖地と言われている
反対側に見えるシルエットが風の谷
あの『風の谷のナウシカ』の舞台になった場所だ
エアーズロックの上に登る観光客に
アボリジニは快く思っていないことを聞き
私たちは登らなかった
ゴミだらけの街
いじめあう子供や大人達
押し合いへし合いで我先にと電車に乗る人々
我が子の前でもタバコを吸う人
そんなことが5.0ぐらいの視力で見えてきた
何気なく聞こえる言葉の数々が大音量で不快に響いてくる
「あの問題は"処理"しておくから」
「ちょっとそこどいて」
そういう人のことを「繊細すぎる」とか
「真面目だ」と多くの人は言うかもしれないが
マレーシアも居心地がいい場所だと思ったが
先進国に追いつけという勢いの中で
自然との大切なつながりが失われていっているように感じた
公衆トイレは汚いし、ゴミだらけ
ヤシの木がたくさんあるから
自然派の洗剤があると思いきや、そういうものは輸出だけ
スーパーにあるのは自然分解できない化学的なものばかりで探すのに苦労した
ようやく見つけたのはアメリカ製
ふとカナダに行きたいと思った
昔、何度か添乗で訪れた時の自然が雄大で
自然保護に対する認識がとても高い国だと感じた
マレーシアに戻った日、リサからのメールが来た
メール:
もし今仲間が身近にいなくても
宇宙にお願いしてみてください
今年の6月か7月頃に日本に行くかもしれません
来日できればセッションでもっと深くお答えできればいいと思います
一人一人に地球、太陽、それぞれの宇宙があって
地球はもいくつもあり
太陽はそれぞれ毎日昇っている