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タピオカの原料キャッサバは食糧危機を救えるか?@週刊まるわかりニュース

2020-12-17 12:33:25 | テレビ・動画配信
タピオカの原料キャッサバは気候変動に強く
現在の食糧危機にも役立つのではないかと期待されています

日本ではまだまだ知られていないキャッサバの力を見ていきましょう


東京 世田谷区
芋類の研究をして30年になる東京農業大学教授:
元々は永年性の木です
根っこにでんぷんが溜まって
その部分がイモになる






原産地は南米
熱帯や亜熱帯など暖かい地域で育つ作物です






根っこの部分にできる実は
1株で2キロから20キロほど収穫できるといいます








学生:
茎を切って地面にさして栽培していく
タピオカも美味しいんですけど
茹でて食べると本当に美味しい


ブラジル料理店@川崎




アナ:
原産地南米ではどんな食べ方をするんでしょうか
皮を剥いた見た目はサツマイモのようです






日本に来て29年になるブラジル人シェフ田川さん:
生では食べられない
茹でてこのまま食べても美味しい
皮などに毒素を含むため
皮をむいて水にしばらく浸したり、加熱する必要があります

素揚げすると真っ黄色になるんだ!
フライドポテトみたいで美味しそう






アナ:
柔らかくて美味しいですね
ほのかに甘くて
さつまいもの甘みよりちょっと弱い感じ


肉と豆を煮込んだ料理にかけているのはキャッサバの粉






アナ:
キャッサバの味はあまりよくわからないけれども
ざらざらとした歯触りが転がる感じがいいですね

シェフ:
ちょっと塩味がついているから
肉に粉をつけて食べるのも美味しいです


キャッサバが南米からアフリカに渡ったのは16世紀の大航海時代
その後アジアにも伝わりました






育てるには茎を挿し木にして
水やりも特段必要なし

1年半ほどで収穫できて乾燥にも強いため
世界各地で栽培されるようになりました

アフリカではこのように練って
餅のようにして主食として食べています






ビタミン豊富な葉っぱも毒素を抜けば食べられるので
栄養バランスもとれるそうです




(気候変動で日本も亜熱帯に近くなってきてるから
 これから食べるものも変わってくるかもしれないね



アナ:東南アジアで戦争中に広まったのはなぜでしょうか?

教授:
戦争中に農作業をやるとなると
牛を使って畑を耕したり、水田を耕作したりしなければならない

難しい技術がいらないキャッサバは挿すだけで増えるので
食糧難を解決するためにあちこちに植えられられたと思います


キャッサバの生産量は増え続けている
世界の食糧不足に備える上で
他の穀物に比べても重要性が高いと言います





(みんなで分け合えば十分食料が足りるのにね
 食料の自給率が極端に低い日本が一番食品ロスが多いって
 フシギの国・・・


教授:
今のように気候変動の状況になると
気温がものすごく高かったり低かったりすると
米や小麦がとれなかったりして環境の影響を受けやすい

イモは気候の変動にあまり影響を受けずに収穫できる

葉っぱ、茎、芋に毒を含んでいるので
野生動物の被害が少なく、バッタなどの食害も少ない

世界の人口はまだまだ増え続けているので
キャッサバは生産力の高さで筆頭に挙げられると思います


アナ:
日本でもタピオカ以外に、私たちの身近に結構使われているんです
例えばラーメンやうどんの麺のモチモチ感を出すために混ぜられていたり
工業用ではダンボールを貼り合わせるノリに使われたり
クリーニングのノリにも使われている

(エコだねv
 降水量も減って、砂漠化した土地でも育つかも




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