メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『アニーのにじ』 ロン=ブルックス/作・絵 偕成社

2020-10-20 12:06:12 | 
「絵本・児童書」カテゴリー内に追加します

ロン・ブルックス:
1948年オーストラリアのニューサウスウェールズ州に生まれる
1974年 処女作の絵本『バークレークリークのバニップ』でオーストラリア絵本賞を受賞

訳者 岸田理生:
1949年長野県生まれ
詩集『さよならパパ』でフェアレディース賞受賞


どこでこの本を知ったのか思い出せない
イタリアの絵本祭ボローニャ関連か?

虹が大好きなアニーがどこまでも虹を追いかけて
これまで見た中で一番美しい虹に出会うまでのお話
とてもシンプル

イラストはとても細かく描き込まれていて
柔らかく温かいタッチ
アニーといつも一緒にいる黒い犬が可愛い







【内容抜粋メモ】

虹が大好きなアニーは、毎日虹を探して
触ってみたいと願っている






ある雨上がりの午後
アニーはとうとう今までで一番素敵な虹を見つけて
丘の向こうまで走っていく

でも近づくほどに虹は遠くなる







これまで来たことがない場所まで来て
勇気を出して森の中へ入る







森の中は暗くて帰りたくなるが
細い道を見つけて明るい場所に着く







小さな丸い噴水から水が吹き上がり
そこから虹が出ている







これこそ一番キレイな虹だと見とれていると
「お嬢さんもここが好きかね?」
とおじいさんに声をかけられる

「わしはこの庭の向こう側にある家に住んでいる
 時々虹の絵を描きにここに来るのさ
 私の絵を見るかね?」







アニーは今まで見た家で一番素晴らしい虹だと思う

「本物の虹みたい」

おじいさんは少女の名前を聞いて
その絵をプレゼントする







ふと考えてみると
これまで虹をあまり見たことがない
見えてもぼんやり薄い虹ばかり
こんなにくっきりと見えることがあるだろうか?
スモッグで霞んでいるのかもしれない



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