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全豪オープンテニス2016 4回戦 錦織圭×J.ツォンガ(フランス)@ハイセンスアリーナ
通路で音楽を聴きながらウォーミングアップする錦織が映った。また外は雨でインドア対決。これは有利か?
ジョー・ウィルフリード・ツォンガは世界ランキング10位。
「すごく見応えのある試合になると思う」と試合前にコメント。
入場の際、錦織に黄色い声も飛んでた。
10時に開門して、今日も第1試合?
ツォンガがトスで勝ってサーヴを選んだ。
福井「いつもツォンガ戦に使う作戦が成功するか」
まだテーピングしてる。今日は白いウェアとはちまき、シューズで統一。ツォンガは緑で統一。
滑り止めのクリーム?
【第1セット】
●第1ゲーム いきなり
214km/hのセンターへのサーヴィスエース。錦織のいいショットもあったがキープ。0-1
●第2ゲーム 今日のファーストサーヴはどうか? 前に出るツォンガ。ボレーはネット。最初のドロップショットはネット。
ダブルフォルト1回目。
ツォンガの回り込みのフォアを警戒。キープして1-1 やっぱファーストサーヴだなあ、課題は。
●第3ゲーム 速い展開を狙うツォンガ。深いショットの錦織。素晴らしい組み立てでのポイントですでにブレイクチャンス。
デュース。すげーラリー!
グランドスマッシュにも反応。サーヴでデュース2回目。ダブルフォルト。
リストバンドをしていないので手の汗を息で吹くツォンガ。主審のオーバーコールでダブルフォルト2本目で錦織ブレイク! 2-1
集中した表情の錦織/主審の目もすげーな! びっしりと詰まった満席のアリーナ
福井「日本人のファンも多いですが、地元のファンも錦織のプレーを楽しみにしていますからね」
●第4ゲーム 前に出て厳しいショットの後、ネットは悔しい。フリーポイント。スライスでつなぐツォンガ、また前に出てポイント。
セカンドサーヴでポイントとった。楽にキープ。3-1 ファーストサーヴの確率も上げてきた。
●第5ゲーム ダブルフォルト3本目。リターンエース決まった! これがあるからサーヴも警戒せざるを得ない。
サーヴィスエース2本目。コートを滑りながら厳しいボールも返す錦織。集中してる。ブレイク2回目。4-1 イイねえ!
着がえるツォンガ。ボクサーみたい/
ダンテコーチは爪を噛むのがクセ?
●第6ゲーム ダブルフォルト2回目。すごいフォアが入った。速く打つと、もっと速く返ってくるのでスライスでつなぐツォンガ。
ファーストサーヴが入れば楽にキープできる。5-1 エアK出たv
●第7ゲーム どんどん攻める錦織。ツォンガがチャレンジ成功。キープして5-2
●第8ゲーム サーヴィングフォーザセット。ニューボール。フリーポイントが続く。ダブルフォルト3本目。
デュース。構えたところで主審に止められたりして気分が途切れたんじゃないの? ツォンガブレイク。5-3
●第9ゲーム 213km/hのサーヴィスエース。ちょっとずつズレてる。サーヴィスエース。ラブゲームキープで4-5
●第10ゲーム
ハイセンスアリーナは自由席なんだ。バックを狙ってツォンガのペースを崩す作戦が有効。
スペースを作ってボレーでポイントする今日の作戦通り。フリーポイント、ラブゲームキープと思ったら、
ツォンガのチャレンジでアウト! セカンドサーヴで6-4でとった。フゥ~
【第2セット】
●第1ゲーム 屈伸する錦織。ラリー長いもんね。セカンドサーヴでサーヴィスエース5本目。リターン1本入った。
ボレーのポイントにツォンガがチャレンジして失敗。デュースにもちこむ。ボールも相手の動きもよく見えてる。
ブレイクチャンス。サーヴィスエースでしのいでデュース。ツォンガもウェアで汗拭くタイプだね。キープして0-1
福井「ポイント取れてるのはサーヴだけなんですよね。ほとんど錦織のペースで展開している」
●第2ゲーム ツォンガの汗を吹いてもらう。ファーストサーヴからの組み立てがいい。キープして1-1
●第3ゲーム ラリー戦はツォンガ。ダブルフォルト。ボレーを抜いてデュース。バックを攻めてブレイク成功。2-1
●第4ゲーム このまま集中できれば勝てそうだ。完全に錦織が流れをつかんでる。前に出たツォンガ。
決め球をネットにかけてデュース。ミスって吠えるツォンガ。このキープは大きい。3-1 チャンもホッとした表情。
●第5ゲーム 難しいスマッシュも決めた。ダブルフォルトで背中を気にするツォンガ。またブレイクして4-1リード。
トレーナーを呼んだツォンガ。昨日は左足。コートを出てメディカルタイムアウトをとった
試合前も治療を受けていたそう。7分40秒ほど間があいた。メディカルタイムアウトに時間制限はないのかな?
●第6ゲーム ここでサーヴ&ボレーを見せた! 一気にとりたいセット。サーヴィスエースでラブゲームキープ5-1
●第7ゲーム ニューボール。サーヴィスエース9本目。ダブルフォルトでブレイクチャンスをネットにかけてデュースに戻しキープ2-5
●第8ゲーム サーヴィングフォーザセット。センターへのサーヴが効いてる。左右に振ってからボレー完璧! 6-2で連取。41分。
【第3セット】
●第1ゲーム ためて打つ! ブツブツ言うことが多くなったツォンガ。いきなりブレイク! 1-0
心配なツォンガ陣営
●第2ゲーム ダブルフォルトのコールにオーバールールされてクレームするツォンガ。そのサーヴをエースに決めた。
この怖い日の丸メーク流行ってる?
再びサーヴ&ボレーに出てアウト。完璧なドロップショットでキープ2-0
福井
「錦織という選手は、次どんなショットを打ってくるんだろう、どんな展開になるんだろう、本当に予想が出来なくてプレーが楽しい」
●第3ゲーム ダブルフォルト。読んでいたリターンがアウトでうなだれる錦織。パッシングショットが決まって2-1
●第4ゲーム ラリー中、絶妙なタイミングでドロップショット。全体が見えてる。ミスが続いてブレイクチャンスツォンガ。
作戦が功を奏してガッツポーズ。デュース。ピンチでも攻めるいい試合。フリーポイントでキープ3-1
「強気のプレーを貫きたい」と話していた錦織。
●第5ゲーム 股抜きショットを見せたが1本とられた。それにしてもよく走るねえ! チャンのDNAか。10本目のサーヴィスエースでキープ2-3
●第6ゲーム ファーストサーヴの確率は6割。すごいリターンが返ってきたがうまく処理。サーヴ&ボレーに出てアウト。
ツォンガがチャレンジしてギリIN。キープして4-2
●第7ゲーム ツォンガもドロップショットするが反応が速い錦織。サーヴでしのぐ。
キックサーヴは錦織対策の1つ。高い打点のリターンを防ぐ。
サーヴィスエース11本目。サーヴ以外は攻めきれないツォンガ。
福井
「錦織は体幹が鍛えられてコントロールできるようになりました」
サーヴィスエース12本目。デュース。ここはとりたい錦織。サーヴィスエース13本目でキープ3-4
●第8ゲーム フリーポイント。前に出て来たツォンガにも対応してお腹を見せる。バックのダウン・ザ・ラインも決まって40-15。
逆をつかれてデュース。ラリーは待ってAD。素晴らしいキープ。5-2 よし!
●第9ゲーム 準々決勝に向けたリターンゲーム。ラブゲームキープ4-5
●第10ゲーム サーヴィングフォーザマッチ。会場は錦織コール。またウェアをかえるツォンガ。汗かいてるなあ。
サーヴィスエースでまず1本! 0-40でマッチポイント。なにかアピールしてたけど何だろう?
リターンエースを見せるツォンガ。6-4ストレートで2年連続準々決勝進出の錦織。やったあああああああああ!
ゆっくりと手首のテーピングを外す。
福井「ツォンガのサーヴィスをこれだけブレイク出来る。サーヴィスゲームもリズム良く、
セカンドサーヴになってもあまり攻撃されずに打ち分けていましたね。
シード選手らしい戦いぶりでした。ほんとに強いなあという印象です」
[試合後インタビュー]
Q:難敵ツォンガを相手に常にブレイクを先に仕掛ける展開で素晴らしい内容でしたね。
そうですね、彼にしては珍しいというか、先に全部ブレイク出来たので、
余裕をもってどのセットも出だしからいいプレーが出来てよかったと思います。
Q:ご自身で評価しているのはどんな部分?
今日はストロークがすごくよかったですね。彼の苦手なところにどんどん攻めて、作戦もよかったと思いますし、
攻撃的なテニスが出来たのですごくよかったと思います。
Q:たくさんの日本人ファンの声援をどう力に変えました?
ここでやる時はたくさん日本人の方が来てくれるので、他のアリーナよりも声援を間近に感じてすごくやりやすい。
Q:次はついに準々決勝。ぜひベスト8の壁を崩してほしいですが、どんな戦いが必要になってきますか?
次はジョコビッチかシモンが待っているので、しっかり準備をして、今日みたいなプレーが出来ればチャンスはある。
まずはしっかり休んで、次に向かいたいと思います。
夜8時でも明るいメルボルン。真夏の暑さが戻ってきた。
[NHKスタジオでのインタビュー]
Q:2年連続ベスト8どう感じていますか?
すごい嬉しいですね。今日もとてもいいテニスが出来ましたし、内容も良かったので、8に入れるのは嬉しいです。
Q:内容が完璧だったと思いますが
出だしからすごく良かったですね。しっかり集中して、自分のやらなきゃいけないことをしっかり出来ていた。
とくに今日はディフェンスが良かったので、深く打てていたので、相手に前に出られたりして、攻められることが少なかったので、
そこがすごく良かった点だと思います。
坂井「ツォンガのフォアを封じたのが印象的だったが、戦略は?」
彼の一番の武器はフォア、サーヴももちろんいいですけど、フォアを打たせないよう意識していたので、それが効いてたと思う。
坂井「とくに3回戦の3rdセットからの攻めが印象的だったが」
2-0だったので、気持ちに余裕が持てたし、どのセットも先にブレイク出来たので、余裕をもってプレー出来ました。
Q:イメージしていた通りの展開でしたか?
いや、いつも彼とやる時はフルセットだったり、タフなバトルが多いので、もっと競ると思っていたし、
気持ちのレディはしてたんですけど、あんまり今までにない展開だったと思います。
Q:思った以上に自分の調子が良かった?
両方ですね。自分もよかったし、相手にさせなかったのもある。彼のサーヴの入りがそこまで良くなかったので、
それがブレイクできたり、リターンがよかった要因です。
Q:改めて最初の1週間振り返ると、いい形で過ごせましたか?
良かったと思います。1回戦から集中して、1回戦がすごく良かったので、そこから自信を持って今日の試合までこれたし、
また今日レヴェルを上げて、いいテニスが出来たので、自信をもって次の戦いに臨みたいです。
Q:ここまで体力面はいかがですか?
問題ないですね。ほぼストレートで勝った試合が多かったので、体力的には大丈夫だと思います。
坂井「今、集中力が上がってきている印象ですが、どうやって集中力とリラックスのバランスを保っているんですか?
2週間とやっぱり長いのでグランドスラムは、なるべくオフの日にはリラックスして、
考え過ぎると煮詰まっちゃうので、オン・オフをしっかりつけられるように過ごしています。
Q:どんな気分転換してるんですか?
今週は何もしてないですけどw 基本的には部屋でゆっくりして、去年のフレンチとかだと
買い物に1人でどんどん出かけてくことが多かったんですけど、メルボルンはそこまで買い物が出来ないのでw
Q:部屋では何を?
基本的にはボーっとしてますね。テレビをつけて他の選手の試合を観たり、
たまに女子の選手の試合を観ることもあるので。
Q:次の試合もいい形で臨めそうですか?
ジョコビッチが勝てば、今までで一番タフな試合になりますし、彼も今年もまたいいテニスをしているので、
自分がベストのプレーをしないと勝てない相手なので、しっかり準備して臨みたいと思います。
Q:去年との違いはなにか感じていますか?
んーどうですかね。どの試合もストレートでいい形できてるので、自信をよりもって臨めていると思います。
坂井
「錦織選手は、ジョコビッチ選手を不安にさせられる数少ない選手の1人だと思いますが、次戦に向けてどうでしょうか?」
2回勝ったことがありますし、とくに2年前はUSオープンで、グランドスラムで勝ってるので、
その点では自信をもって臨みたいと思いますし、去年ロンドンでやられてる分もあるので、
簡単にはいかないので、しっかり戦術をコーチたちと相談して、臨みたいと思います。
Q:改めて、これから先の意気込みお聞かせ願えますか?
これからより強い選手になってきますし、自分も調子が上がってきているので、
また次の試合も集中して臨みたいと思います。
3試合でストレート勝ちっていうのはシードらしい。
ハイライトを振り返る。
アナ
「いわゆるゾーンに入った時の集中力は世界でもトップクラスと言われるが、波というのも指摘されますが」
坂井「昨年の後半は勝負どころで攻守の迷い、攻めの躊躇があったが、今日のツォンガ戦はまったくなかった」
森上「セカンドウィークに残って当然と思われるってことはスゴイことです」
4試合中、3試合が2時間前後
坂井
「これはものすごい重要。グランドスラムのタイトルをとる選手は、序盤で短い試合でとって体力をしっかり温存して勝ち上がる。
また3試合がインドアということで、太陽の中で試合をしていない。そういう部分もいきてくると思う」
アナ「直接陽射し
を浴びるか浴びないかで変わりますか?」
森上「全然違います。熱が体にこもってしまうような感じがする」
アナ「気温がそれほど高くないことも影響しますか?」
森上「そうですね。気温が上がると、体力をかなり消耗するので、かなり追い風が吹いていると思います」
坂井「2週間の大会のマネージメントがしっかり出来ている」
(ここで福島の地震情報が入った
●
N.ジョコビッチ×G.シモン
2-2の第3セットジョコビッチ5-2から。
アウトではないかというジョコビッチのチャレンジは失敗して苦笑して首を振った。
ジョコビッチのアンフォーストエラーが100 シモンは68。なんだかすごい競ってる!
ここまで6-3、7-6、6-4、4-6、5-3、フルセットでのサーヴィングフォーザマッチ、ジョコビッチ。
サーヴィスエースで40-0。3度目のマッチポイント。最後は6-3でとって、4時間32分の試合に勝った。
錦織の準々決勝の相手はジョコビッチかあ! また面白くなりそうだ。
坂井「ジョコビッチの消耗は大きいと思いますね。体力とともにココロのエネルギーも削られたんじゃないかと思う」
(いやいや、そこに期待してたらキングは敗れないでしょうよ
錦織とジョコビッチの対戦は7回。2-5でジョコビッチ。
アナ「どんな試合展開が予想されますか?」
坂井「先手の取り合いだと思う。
2014年に錦織が勝った時は、ポジションを前にして先に主導権を握っていた。
その後ジョコビッチはポジションをより前にとるようになって、2015年より多くのタイトルをとった。
なので、錦織はポジションを前にしてジョコビッチを少しでも不安にさせて、そこを突いていく戦略が必要」
アナ「不安なのは、こうした試合後のジョコビッチが修正してくるのでは?」
坂井「間違いなく修正してくると思うが、錦織に対して意識しているというコメントが試合後にありましたから、
そういう部分も錦織にはアドバンテージになるのでは」
●
セリーナ・ウィリアムズ×O.M.ガスパリアン 2-0セリーナ
セリーナは去年のUSから試合に出ていないが調子はそのまま
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B.ベンチッチ×M.シャラポワ 2-0シャラポワ
森上「ダブルフォルトが多くてもメンタルが強く、ミスが多くても引きずらない」
勝った後に高い声で叫んでたw
準々決勝は、シャラポワ×セリーナ。これまた楽しみなファイナルに近い試合。
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錦織が全豪8強入り、ツォンガにストレート勝利
“故佐藤次郎氏の6回が日本人選手のグランドスラム8強入り回数の最多記録となっており、錦織はその記録にあと一つと迫っている。
「目の前の一戦のことを考えるようにしている。何回戦を戦っているかも気にしていないし、自分のやることだけに集中している」”
「思考停止」に陥ったジョコビッチ、シモン退け8強 全豪オープン
“「忘れるべき試合」と振り返るジョコビッチ。「今日、最悪の試合が経験できたことに満足している」とコメントした。
「こういう表現が正しいか分からないけど、思考停止に陥ることが誰にでもある。一連のドロップショットについては、それが原因だったと言える」
錦織との準々決勝を前に、「こういう状況は、前にも経験したことがある。グランドスラムの良いところは、中一日で十分に休めることだ」
「もっとひどいときには、長い試合の後、ほとんどリカバリーの時間がなかったこともある。だから絶対に大丈夫だ」”
錦織、準々決勝は大接戦制した王者ジョコビッチ<男子テニス>
テニス八百長事件の背景と、賭け会社が大会スポンサーの矛盾
“セットごとの結果に対する賭けもあるそうだから、最終的に負けることなく八百長に加担することもできるのだ。
グランドスラムの賞金はこの10年でうなぎのぼり。
何年か前にロジャー・フェデラーが選手会の会長を務めていた頃、賞金の底上げを強く要求し、それが反映されてきた背景がある。
「トップ選手の賞金の総額よりも、グランドスラムの1、2回戦レベルの選手たちが安心してキャリアを続けていけるような賞金を実現させなくてはいけない」
かつては合法のブックメーカーがこの全豪オープンの会場内にあったほどだ。それがダビデンコ事件を受けて会場からは撤退。
しかし、今もこの大会のスポンサーの一つは『ウイリアムヒル』というオンライン・ベッティングの会社なのだ。
テレビ中継の合間にも
「さああなたも賭けてみよう」というようなコマーシャルが入る。”
賭け事好きは世界中に大勢いるし、CMまで入るほど日常的なら、疑惑も起きるか。。。
スポーツがスポンサーと癒着しているかぎりなくなりそうにないな。
私の思うスポーツの未来は、お金
はもちろん、勝敗すら関係なく、自由に運動して楽しむ世界なんだけど、
世界中がお金に支配されている今は、まだまだ夢の話だ。