希望しておいた宮城県蔵王酪農センター製造の「チーズの詰め合わせ」だ。
定期預金をしても金利が0に近い現在、こんな景品が当たるのは実に嬉しい。
この景品を貰うのは3回目だが、今回は「トマトとバジルのクリームチーズ」「ラ・フランスのクリームチーズ」「シュレッドチーズ」も入っていた。
どんな味がするのか、早速トーストに塗って味を確かめたい。
また前回同様、友人達に一つずつでもお裾分けしたいと思っている。
「宅急便の不在連絡表」数枚が郵便受けに入っていた。旅行に出かけている間、毎日届けに来ていたらしい。
早速電話連絡をして、届けてもらった。
当選3度目の今回も、第一希望の「乳製品の詰め合わせ」が送られて来た。
ラッキーなできごとなので品物を独り占めせず、普段世話になっているご近所に今回も旅の土産に加えて1個ずつ差し上げた。
(上部の3箱はトーストに塗って食べられる「チーズスプレッド」で、ブルベリー、オレンジ、苺の3種類。「蔵王」と書かれているのは、「クリームチーズ」と「クリーミィスプレッド・バニラ」、その真ん中のは「ニンニク味スプレッド」。下部には「クラッカー」の箱が入っていた)
先日からAIJ投資顧問会社が預かった企業年金の大半に当たる2000億円もの資金が消滅していた問題が浮上して来た事で驚かされていた。
所が次第にその背景が明らかになって来て、更に呆れている。
旧社会保険庁のOB連中が平成21年5月時点で646人も多くの企業年金に天下りをしていて、彼らがAIJと投資コンサルタント契約を結んでネットワークを作り、講演会などを開かせ、企業年金側にAIJへの投資を勧めて丸投げの「投資一任契約」を結ばせていたのだという。
彼らがAIJから受け取っていた契約料は、1人、年500万円だそうだ。
旧社保庁は消えた年金問題で怠慢でずさんな仕事ぶりを露呈した上に、多くの退職職員が自身の保身のために資産の運用経験が乏しいのにもかかわらず、なりふり構わず常識では考えられない失策を演じていたのだからあきれ果てる。
彼らを雇った企業年金側の責任も大きいが、彼らは国家公務員として莫大な退職金を受け取った挙句、自身は一定年齢に達した場合は共済年金を受け取りながら、投資した企業に努めている多くの勤労者の退職後の生活基盤になる筈の年金に莫大な損害を与えてしまったのだ。
さらに損害を受けた企業によっては経営難に陥り、倒産する場合も出て来るかも知れないと言う。
公務員の天下りは大変な社会的損害を引き起こす事が今回も明白になった訳で、被害を受けた企業の社員は当然の事、たまたま今回関係なかった企業もこの事件を大いに教訓にするべきだと思う。
と同時に国は、17年に1度位しか立ち入り調査ができないという人手不足の「証券取引等監視委員会」の強化を早急に図るべきではないだろうか。そう考えると国の責任もまた大きいと思う。
皆さんも国内、国外を問わず旅行に出かける時は、何か不慮の出来事に対する保険を掛けて出かける事が多いのではないだろうか。
私は登山する時も保険に入る事が多いし、外国旅行ならなおさらの事、航空機事故や怪我などを心配して、掛け金は決して安くはないのだが常に保険に入るようにして来た。
所がある雑誌(「栄養と料理」)に出ていた「海外での病気やけがに公的医療保険が使える?」という記事を読み、早速居住地の市役所の国民健康保険係りに電話で問い合わせをした。
回答は公的医療保険が使えるというものだったが、外国の医療機関に書いてもらう決まった書式の用紙(レセプト)が必要だと言うので、昨日行って見た。
応対してくれた市の職員は、「国民健康保険における海外療養費制度」のお知らせというコピー一式をくれた。中に帰国後、請求時に出す用紙2枚も含まれていた。
この制度は平成13年1月1日の受診分から適用されていたのだが、この10年、私はこのことを知らなかった。
国も自治体も積極的に国民には知らせてこなかったのだ。というより、むしろ知らせないようにしてきたとしか私には思えない。
旅行保険を売っている民間の保険会社に遠慮しているのか、国民健康保険の負担が増えないようにしているのか、私がこの10年、払って来た掛け金の合計を考えると本当に腹立たしい限りなのだ。
高齢の私でも現在納めている国民健康保険税は決して安くはないのだから、市民の利益になる情報はきちんと流して欲しいと担当者に強く要望して来たのである。
必要な方は、詳細を居住地の国民健康保険窓口に、是非、問い合わせして見てはどうだろうか。
著者が指摘するもう一つの反エコ家電は暖房便座だ。
1日で1.4kW時の消費電力なので、1年間日本の全世帯が使うと仮定すると260億kW時の消費電力と試算され、これは原発3基分の発電量に等しいと言う。(温水加熱に50%、便座加熱に46%の電力が消費されているらしい)
私は北海道に住んでいるが、洗浄時、温水にせずそのままの水を出すし、便座もアクリル製のカバーをかけているので、年中冷たさを感じずに使え、加熱する必要が無い。(カバーはしょっちゅう取り替えている)
たまにスーパーや病院等のトイレを使うと、余りに高い温度の便座になっていたり、高温の湯が出て来て驚く事があるが、そんなに温める必要があるのだろうかとつい思ってしまうのだ。
ただ残念ながら我が家のトイレは、水を流す時にも電気が必要な構造になっているのが不経済だと感じている。暖房便器以前の様につまみを回すだけで水が流れる方式がエコだと思うのだが。
最後に電気掃除機に言及したい。
著者が言うには、電気掃除機は1964年の東京オリンピック以降、欧米の生活様式を取り入れる経済成長路線を走り出した日本で、洋風建築の普及に伴うカーペット敷き生活で必要になったのが、吸引式電気掃除機なのである。
そして遂に1990年には98.1%の家庭に普及した。
近年、カーペット敷き生活は、高温多湿な日本ではダニの繁殖を促し、アレルギー症状を起こしやすいとして、フローリング敷きが増えて来た。
我が家もアレルギーを考えて畳の部屋を作らず、フローリングに部分的に防ダニ性絨毯を敷いて生活している。しかし、不覚にも30年以上使い慣れた電気掃除機が1番だと思って来た。
著者の試算では、家庭の全電力使用量の2.6%、日本全体では50億kW時に相当し、原発1基分の発電量に当たるのだそうだ。そして問題は、カーペット以外の場所は消費電力に比べて床を綺麗にする仕事量が小さい事だ。
私の場合は、吸引力を場所によって細目に調節しながら、掃除機の消費電力を抑えている。
カーペットは致し方ないとして、フローリングの場合は電気掃除機よりもモップなどで塵を集め、雑巾でから拭きした方がエコではないだろうか。
こう見て来ると、私たちが習慣として何気なく使っている家庭電化製品を電力料金の節約のため、今一度、見直してみる必要がありそうだし、製造メーカーには、消費電力量ができるだけ少ないエコな家電製品を研究開発して欲しいと思う。
そしてその結果、やがて今ある原発を徐々にでも廃棄できれば、日本に住むことの安全性が高まって行くに違いないと思うのだが。
最後になるが、著者は自分で研究した太陽光発電装置や非電化冷蔵庫をモンゴルのゲルに設置普及して感謝されたり、自宅に太陽光をふんだんに取り入れるための大型反射鏡を設置するなど、様々なエコ製品の開発に尽力もしていて、世界を相手に研究だけに留まらない生活向上の製品開発をしている事に私は強い共感を抱いたのである。
先程、我が家のリモコン式暖房便座の排水操作についてTOTOに問い合わせた。
「節電のために待機電力のスイッチを切っているのですが、使用後排水するためには一回ずつ通電しなければならないので困っています。」
というと、「電気がなくても排水できるレバーが右についていますので、試して下さい。」という担当女性の返事だ。
便器の右側は狭いので今まで見たことも無かったが、その場所を見たら小さな蓋が付いていて、そこを開けたら確かにレバーがあった。
回すのに少し力が必要だが、小と大と流れる様になっていた。
そうだよ!停電時にこれがないと大変な事だから、ちゃんと設定されていたんだ。さすがTOTO。
これからは電気を切ったままレバーで排水することもできる。問い合わせて良かった!!
先日、藤村靖之著の「エコライフ&スローライフのための愉しい非電化」を図書館で見つけて読んだ。
3年程前に出版された本だが、3.11後の緊急消費電力抑制策にまさに合致したテーマ・内容の本だった。
先ず「待機電力」について書かれていた内容を紹介したい。
今やありとあらゆる家電製品が待機構造になっていて、その待機電力の合計は家庭の年間消費電力の9.4%(2000年)にもなっている。日本の全世帯分を合計すると原発4基分の発電量に近いのだそうである。
特に待機電力が大きいのが、携帯電話と電気ポットなのだという。
携帯電話は、著者の試算によると待機時0.75W、充電中2.5W消費され、1回の充電で6.9W時消費されても、実際に蓄えられるのは0.9W時で13%しか蓄えられないのだと言う。今や多くの人達が携帯電話を所有している訳で、このことは表面には出ていないが現実のようだ。
「電気ポットは、冷蔵庫よりも多量の電力を消費する。」と書かれていたのを見た時は驚いた。今まで私は冷蔵庫が1番だと思っていたからだ。
電気ポットは保温のための電力が大きい事は分かっていたが、4.5L入りで著者が実験した所、加熱時は0.49kW時かかったのに対して、保温時はポットから放熱され続けているので、ほぼ倍の電力0.92kW時も消費していると言うのだから驚く。
私は電気ポットは使ったことが無く、湯は必要な時、必要なだけガスで沸かして来た。そして余った湯は、魔法瓶式の小型ポットに入れておくことにしているのだ。
今使っている魔法瓶は、旅行に持って行くために買ったステンレス製だが、なかなか温度が下がらないし、高温の湯が入っていても飲む時は蓋に注いで冷ましながら飲めるという優れものなので、生水を飲めない外国旅行でも重宝しているものなのだ。
(つづく)