花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

庭仕事開始

2014年04月30日 | ガーデニング・家庭菜園
今朝の外気温は+1度だった。この所、日照があると昼は20度前後まで気温が上がる日が続いている。
もうずっと雨の気配がなく、土が乾燥し切っている。それで毎朝庭に出ると、先ずは新芽を出しつつある薔薇に水を与えることから仕事を始めていた。株数が多いので、水をバケツで汲んで運ぶのは、結構力が必要である。
お陰さまで薔薇がやっと一斉に新芽を出し始めたので嬉しい。

また今朝は、満開の「ヒヤシンス」が良い香りを放っている。「プリムラ」もピンク色が開花した。

 

「クリスマスローズ」は、今年、沢山の花を付けた。
何種類か植えてある「水仙」も満開だ。「水仙」は「チューリップ」よりも花持ちが良いので気に入っている。隣家との境界に並んでいる「水仙」はいつも隣家にお辞儀をしているが、そちらの方角が南々東だからだろう。



 

昨日は、冬中室内に置いて花を楽しんだ「アザレア」と「椿」を、庭土に下ろした。夏はプランターで育てると乾燥しやすいからだ。
「アザレア」は花が終ると全体に0.5~1cm程度カットして置くようにしている。



今朝は、やはり昨秋に鉢に挿し木して発根させ、室内で冬越しさせた「マーガレット」と「オステオスペルマム」を花壇に移植した。



菜園では、昨日、室内のプランターに種を蒔いて育てて来た「スナップエンドウ」を菜園に移植した。(後方にあるのは昨秋植えた「ニンニク」だ)
また今朝は、大きくなり過ぎた伯母と近所から貰ったトマトの苗を、まだ早いかなと気にしながら思い切って植えた。
トマトは元肥に石灰が必要なので、植え穴に石灰、鶏糞、化成肥料を混ぜて入れた。そしてどれも半分寝かせるようにして…。
今日も冷たい風が吹いているので、風除けをして置いた。
私が種を蒔いて育てている中球トマトの苗はまだ小さい。植える迄育つにはもう少し日にちがかかりそうだ。



こうして気温の上昇に連れて、今年の庭仕事も徐々に忙しくなって来た。



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やっと庭に緑が戻った

2014年04月26日 | ガーデニング・家庭菜園
この所の晴天続きで、あっという間に北国の庭にも緑が復活した。
最初に咲いた「クロッカス」の花はしおれたが、昨日あたりから「ヒヤシンス」と「水仙」が開花して、庭に良い香りを漂わせ出した。
早咲きのチューリップには、小さな蕾が上がって来たようだ。

 

枯れ木だった「ボタン」にも大きな独特の新芽が出てきたし、「芍薬」も土の下から赤い新芽を伸ばして来た。
「薔薇」の枝にもポツポツと芽が出始め、林檎の木にも小さい葉が出始めている。

 

毎日、植物の命のドラマが繰り広げられ、見ている私はワクワクしてくるのだ。

この間、冬に駄目になった花の代わりに「薔薇」3株と「クレマチス」2株をホームセンターから仕入れて来て植えた。
「薔薇」2株は、淡黄色の花を選んだ。もう1つは、私が好きな「ピエール・ド・ロンサール」で、先日作ったぶどう棚の傍に植えた。
1株の「クレマチス」は、車庫の柱の傍に植えた。
それぞれ生育したらツルをポールに巻き付けたいと思っての事だ。
出費が嵩んだが、やがて綺麗な花を咲かせてくれるだろうと思うと期待が高まる。

 



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葡萄棚が完成

2014年04月22日 | ガーデニング・家庭菜園
今朝起きると、上腕が少し痛む。昨日、鋸や電気ドライバーを使う時に、普段使わない筋肉を使ったのだろう。

今日は風もなく穏やかな晴天だったので、昨日組み立てた葡萄棚に水性塗料を塗ることにした。
塗料は、昨年まで3つ作ったベンチを塗った残りだ。
刷毛で塗る際、私が中に入って仕事をするのに高さも大きさも丁度良く、1時間半で全部塗ることができた。
幅や太さがばらばらな材料を組み立てたのだが、こうして塗ると廃材だとは分からなくなった。
棚ができたので、これから傍の葡萄に肥料をやって、気長に育てる事にしよう。

 
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ぶどう棚を作る

2014年04月21日 | ガーデニング・家庭菜園
先の16日朝沈没した韓国旅客フェリーで亡くなった多くの高校生のニュースは、本当に切なく傷ましい。
沈没した船内はどんなにか恐怖だったろうと思う。
瞬く間に海水が満ちて来て水死したのだろうが、楽しい筈の旅行に、この様な惨事が決してあってはならない。
徹底的に原因を究明して、世界中で二度とこの様なことが起こらないように願いたい。

ところで、敷地の南南東に葡萄の木が1本植えてあったのを忘れていたが、昨年辺りから幹が太くなって来たので、今年はぶどう棚を作る事にした。
前から欲しかった電動ドライバーを、この際だと思って買った。
近所の建築業者の廃材置き場から、適当な材木を拾って来た。
太さも幅もまちまちで、釘が沢山刺さっていたりする木材だが、釘を抜き、何とか長さを合わせて鋸で切り、幅1.5m×奥行き1m×高さ1.61mのぶどう棚ができた。
6年ほど前に1度、玄関の横で育てている黒葡萄用に棚を作ったことがあるので、今回はその反省に立って、さらに丈夫な棚が仕上がったので嬉しい。

風がない日に、防水性のペンキを塗る予定だ。
棚が完成したら葡萄のつるを這わせて、葡萄がなるように育てることにしよう。

 
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キタキツネ・猫

2014年04月18日 | 日記
一昨日、早朝6時頃に窓から外を見ていて驚いた。
犬の大きさをした「キタキツネ」が、道路から敷地内に悠々と入って来たのだ。
50cmほどの長さの尾は、直径10cmもあるかと思う位太い。
慌ててカメラを持って外へ出たが、既に遅く、狐の姿はどこにもなかった。
家の横を通って北側の住宅地に抜けて行った様だ。

当地に住み始めてから8年になったが、住宅街とその近郊で狐を見たのは初めてだった。
我が家から1km程離れた所に農地が広がり、背後には林もある。そこに巣でもあるのだろうか。

以前、札幌の郊外で何度か「キタキツネ」に出会ったことがある。
北海道の狐は寄生虫「エキノコックス」の宿主で、小腸に寄生虫がいて、糞と共にその卵を排泄する。
良く洗わずに山菜などを食べて、もしその卵が人間の体内に入ったら、数年以上してから肝臓で幼虫になり、「エキノコックス感染症」を発症して死亡する事もあると言われている。
庭で育てるサラダ菜など生で食べる野菜類は、これまで以上に良く洗ってから食べたいと改めて思った。

また今朝7時頃、庭に近所の猫2匹を発見。
何と「ソーラーハミング・バード」を壊して2匹で眺めていたのだ。
慌てて外に出て追い払った。庭のおもちゃは、何とか元通りに回ったのでやれやれだ。
小さな鳥が羽ばたきながら回るので、猫は興味を持ったのだろう。また、やって来るかも知れない。

雪が溶けたら、動物の動きも活発になる。
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ソーラーハミング・バード

2014年04月15日 | 日記
昨日は朝、強い霜が下りて土を起こせそうになかったので、10時過ぎ、気温は+4度と低かったが、晴れていたのでフラリと暇つぶしのショッピングに出た。
ホームセンターに行き、コーヒー濾紙、ショッピング袋、鍬などを買った。
鍬は数年間の野菜作りであった方が良い道具だと分かったのに、今まで買えずにいたのだ。昨日は980円の軽い鍬が見つかったのでやっと買った。今年は、長葱の苗を植える時に活躍するだろう。

帰りがけに出口近くで、ふとバーゲン品の所に寄った。
すると目に留まったのが「ソーラーハミング・バード」だった。
小さなソーラーパネルが付いていて、土やプランターに差し込むようにして使うというのだ。43%割引の398円だったので、面白そうだと思いレジに持って行った。すると保証書までくれたのでびっくりした。

帰宅後、早速組み立てて庭土に立てて見た。
回る回る…。小さなビニール製の小鳥が忙しく羽ばたきながらくるくると回るのだ。
電池でも動くようにできているが、太陽光が一番だろう。これで少し遊べるかな。

 

また今朝は、やっと土中の氷が溶けたようなので、庭の菜園を起こした。
スコップを土に差し込みながら、起こしていくのだが、1時間20分で70%が済んだ。
時々太いミミズが出て来る。凍った土の下で冬を過したのだろう。
今年も良い土にしてくれるように挨拶して置いた。

一度に起こすと腰が痛くないそうなので、残りは午後の作業に回した。
久し振りで良い汗をかいた。
そして今日はクロッカスが開花して、やっと庭に生気が戻って来た。



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使い回しのカレンダー

2014年04月13日 | 日記
今年、我が家で使っている幾つかのカレンダーの中に、使い回しをしているのが2個ある。

1つは、2012年6月に「イギリス周遊旅行」をした際、「ピーターラビット」の作者、「ビアトリス・ポター」が湖水地方の「ニア・ソーリー村」で住んでいた家を見学した。その時の記念に、入り口の小さな店で買った物だ。
「ナショナル・トラスト」製の12ヶ月用「イギリスの庭園カレンダー」で、大きさは32.5cm×32cm。
どの写真もイギリスの有名な美しい庭園なので、捨てがたくて残していた。
しかし考えて見たら、買った年は半年しか使わなかったので、まだ十分に楽しんでいない写真が半分あるのだ。

そこで思い付いたのが使い回しだ。
100円ショップから今年の日づけだけのを買って来て、カレンダーの日付欄に貼り付けた。このカレンダーは、ベッドの横に掛けている。

もう一つのは36cm×59cmの大型で、昨年4月末にスーパーのバーゲンセールで見つけた「世界自然遺産カレンダー」だ。
これも写真が大きいだけに素晴らしいカレンダーだし、ほとんどの写真は私が訪れた事がある思い出の場所なのだ。
しかしこれも4ヶ月間の写真は十分楽しむことができなかったから、今年使い回すことにした。

   

気に入ったカレンダーを使い回すのは長く楽しむための一つの生活の知恵だし、結果的に家計の節約にもなると今は思っている。

 ※「ナショナル・トラスト」 (National Trust) とは、歴史的建築物や自然環境の保護を目的として英国に設立されたボランティア団体で、今ではその活動が世界中に広がっている。
確か日本円で1400円位したが、このカレンダーも活動資金集めの一つなのだろうと思う。
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窓外にびっくり

2014年04月11日 | 日記
今朝は4時半に起きてカーテンを少し開けて見た時はわからなかった。まだ暗かったからだろう。
電気を付け、また布団に戻り、枕元の本を読みながら「薪を拾っていた」。
改めて6時前に起きて明るくなった外を見て驚いた。一夜で真っ白な冬景色になっていたのだ。

着替えて居間に下り、室内を向けてベランダに設置してある寒暖計を見た。
-1.2℃。3月中旬の早朝気温に近い。
この時間、札幌では吹雪いているとか。今日一日、冬型気候が続くそうだ。まだ粉雪が降り続いている。

庭土が乾いたらスコップで菜園の土を起こそうと思っていた矢先なのに、残念…
早速玄関の外に出て、写真を撮った。
この時期の裸ん坊の薔薇が寒そうだ。ツツジも雪帽子を被ってしまった。



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ブログのデザイン、テスト中

2014年04月08日 | 日記
3月22日にgooにブログを引っ越して来て以来、テンプレートのデザインが色々あるので、何度もテストして見ている。
今日はこのデザインを見つけた。
左右の壁紙の茶色が濃いので少し暗いかなと気にはなるが、絵の雰囲気がとても気に入り、どうかなと思って変えて見た。
私の気分と合うテンプレートのデザインにしたい。暫くは色々とテストして見たいので宜しく。

今日は晴天だった。北側の日当たりが悪い場所にはまだかなり残雪があるが、南々西にある道路に面している我が家の庭の雪は午後に消えた。
相変わらず風が冷たい中で、昨年から気になっていた薔薇を2株、移植した。根が張っていて、剣先スコップで掘り出すのに今年初めて力を使った。
また、昨日買って来た「カラフル・シラン」の球根を、道路沿いの塀の上に植えつけた。宿根草なので、毎年咲く花の姿を想像するとワクワクする。

次々と芽を出して来たチューリップ、水仙、クロッカス、ヒヤシンスに少しずつ化成肥料を撒いた
日記を見ると、昨年はクロッカスが4月16日に開花し、5月26日に「ブルガリア・ルーマニア旅行」から帰国したら、チューリップや水仙、芝桜、翁草が咲いていたのだが、今年はどうなるだろうか。
例年、これからの1ヶ月間は、一気に春の陽気にならずに気温が低い日が続きやすいから、芽が出たからと言って安心はできないと思っている。

写真は1.8m程積もった雪の重みで折れてしまった「つつじ」と、硬い土を押しのけて花芽を覗かせた「ヒヤシンス」だ。

 
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庭にもやっと春が

2014年04月07日 | ガーデニング・家庭菜園
一昨日は一日雪が降り、昨日は曇っていて気温が低かった。
そんな中、菜園にはまだ残雪があるが、庭の部分はほぼ溶けたので庭木の冬囲いの縄や竹を取り外して片付け、薔薇の剪定をした。
本州なら晩秋に剪定作業をするだろうが、北海道は積雪で枝などが傷むので雪が溶けてからするのだ。

剪定がほぼ昨日で終了したので、晴天の今日は消毒作業をする事にした。
近所に連絡をしてから(今日は洗濯物を外に出したり、近くに車を駐車して欲しくないため)、石灰硫黄合剤の10%液を4L作り、噴霧器で1枝ずつ丁寧に掛けて行った。
全部消毒し終えた所で薬も丁度なくなった。約1時間で終り、これで一安心。後は葉が出て、花が咲くのを待つだけだ。

この数日で、チューリップや水仙、ヒヤシンス、カタクリなどの球根類が葉を出し始めた。
ツツジやボタン、石楠花にもしっかりと花芽ができている。
クリスマスローズは、雪に押しつぶされた状態のまま健気に蕾をつけている。
寒さに弱いさつき2~3本が、一部分、寒さのために枯れた様だ。
薔薇やツツジの枝も雪の重みで少し折れたが、昨年に比べると今年は、大半が元気で何とか厳しかった冬を凌いでくれた。



 

 

昨秋に植えて置いたにんにくが芽を出している。
冬中、除雪で活躍したスコップ類をしまうとしよう。
冬囲いに使った二百五十本の長短の竹は、これからは菜園と薔薇の支えに活躍してくれる。
厚いコートを脱ぎ、気持ちよく植物と付き合える待望の季節が、北国にもやっと訪れた。

  
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大白鳥の北帰行を見る

2014年04月03日 | 日記
昨日、農道を走っていたら、道路の傍の水田に100羽以上の大白鳥が舞い降りて、背を丸くして夢中で餌をついばんでいるのを見かけた。車の近くなので、白鳥は凄く大きく見えた。
丁度子育てのためにシベリアに帰る時期なので、途中の田んぼに立ち寄って昨秋の落穂から栄養分を摂っているのだろうと思った。

そして今日、庭の残雪が9割方溶け、午後から雨になるというので、8時半から気温6℃の庭に出て、薔薇やつつじの2回目の冬囲いを外していたら、上空で「カオー、カオー」と鳴き交わす声がした。
霞んだ空を見上げて声を頼りに探すといた!いた! V字型に編隊を組んだ大白鳥の群れが、光を反射して白く輝いて北に向かって飛んで行くのだ。
初めの群れは100羽位、次のは約40羽、そして最後に低空で飛んで来た群れは、なんと僅か9羽だった。
地上は冷たい強風が吹いているが、上空は大丈夫なのだろうか。

毎年、渡り鳥の北帰行に出会うが、その度にリーダーを先頭にエネルギーが少なく飛べるV字型に並んで、互いに鳴き交わしながら悠然と飛ぶ姿に感動する。
どうして厳しい何千キロもの距離を毎年行き来して繁殖行動をするのかとも思う。渡りがもう少し短い距離で済む生き方を選べないのかとも…

冬囲いの片付けは一昨日1/3を終えていたので、今日は2時間したら全て終った。
私もまたあの白鳥の様に、今年の仕事に精一杯取り組むことにしよう。


                   
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「バルト三国の旅」(13)

2014年04月02日 | 海外旅行「中央ヨーロッパⅣ」バルト三国
《世界遺産・首都「タリン旧市街」観光》(2)

⑦「カタリーナの通路」と店の「看板娘」
細く短い通りだが、クラッシックな雰囲気が感じられる通りで、よくソ連の映画の場面に使われたらしい。

  

 

⑧旧市街のスナップ

   
 
 (展望台から下った時に通った門) (学生らしき一団が、門で歌を歌いダンスをしていた)

⑨自由行動
午前中でツアーの見学は終了。天候が悪いので、友人とカフェに入ってケーキと飲み物を頼み、1時間ほど休憩した。その店にスプーンをデザインしたカップの回転車があった。

その後、世界で最古の薬局があるというので探した。その「市議会薬局」はすぐ傍にあった。1422年から営業しているという。昔は薬草や漢方薬を売っていたが、今は化粧品や洗剤などを売っていた。

 

その後、二人で旧市街の土産物屋を幾つか覗き、最後に3時頃「聖ニコラス教会」に行った。
ガイドブックに小さな字で「土、日曜日は、午後4時からパイプオルガンコンサートがある」と書いてあるのを発見したからだ。
この教会は、15世紀にドイツ系の商人が船乗りと商人の守護聖人「聖ニコラス」を祀るために建てた教会で、木製の彫刻でできた主祭壇と15世紀後半に描かれた「死のダンス」の絵画が有名である。

入り口で3.5€の入場料を払い、内部をじっくり見学した。
「死のダンス」の絵は、死人や骸骨が『全ての人間は必ず死ぬ。さあ皆のもの、踊ろう』というテーマの奇異な絵で、元は社会の全ての人が書かれた壮大な絵だったらしい。
現存しているのは国王、皇帝、王妃、教皇が、嫌々ながら踊っている場面を描いたものだった。

その後、訪れた多くの人々と共に30分間のパイプオルガンの演奏を聴いた。良い思い出ができた。
内部の写真撮影は禁止されていたが、演奏が終った時、係りの人の了解を得て、フラッシュなしでパイプオルガンだけ写して来た。

  

帰路、少し道に迷ってしまったが、ようやく目指すスーパーマーケットに着き、2階のフードコートで惣菜を選び、夕食を食べた。
最後に1階の食品売り場でチョコレートなどの土産を買い、ホテルに戻った。
自由行動を共にした友人に感謝して、部屋に戻った。

翌朝はホテルを出て「ヘルシンキ」行きのフェリーに乗った。2時間後到着。
写真は、9階建てフェリーの側面図と9階部分平面図、最上階から見た客室先頭部分、そして到着した「ヘルシンキ」のターミナルからフェリーの後部を撮ったもの。



 

夕方のJALで成田空港に戻った。
これで「バルト三国」の旅は、全て無事に終った。
海外旅行では珍しく、今回は生野菜やカットされた果物を口にしたが、お腹を壊すことは無かった。 (完)
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「バルト三国の旅」(12)

2014年04月01日 | 海外旅行「中央ヨーロッパⅣ」バルト三国
《世界遺産・首都「タリン旧市街」観光》(1)

旅行5日目の朝は、雪だった。それまでで一番暖かい服装をして外に出た。
気温はプラスになっていたので、道路は溶けた雪と降って来る雪が混ざり、ぐちゃぐちゃ状態だった。
まず、北の港のフェリーターミナルに案内された。
大型船が数隻停泊していた。明日の午前10時半には、ここからフインランドのヘルシンキ行きフェリーに乗るのだ。

①「歌の原」
次に向かったのは郊外の「歌の原」だ。
三国共、他国に支配されていた時代にずっと国民の愛唱歌を歌い続け、タリンでは5年に一度2万人以上の人々が集まってここで発表会が行われるという。歌は国民の密かな独立への意思表示だったのだ。
「歌の原」はちょっとした丘になっていて、下にホールと広場があった。傾斜した場所なので雪のために滑り、下りて行くことができなかった。
有名な第二の国歌『わが祖国・わが愛』を作曲した「グスタフ・エルネサクス」の坐像が頭と背に雪を載せて広場を見つめていた。
(今思えば、せめて像の前に行き、彼の顔を見てくるべきだったと後悔しているし、何故現地ガイドが悪天候の中でもそこを見せたかったのかが理解できた)

 

※ネットで検索すると…
「この合唱祭につきものの曲『我が祖国 我が愛』は、エストニアの第二の国歌とも言うべき歌です。
 1945年にソ連に併合されて以来、この曲は当局によって演奏が禁止され、この曲の作曲者は合唱祭を含む公の活動が阻まれていました(*)。ところが、1960年の合唱祭で4万とも6万とも言われる聴衆から自然にこの曲の合唱が湧き起こったのです。6万人は人口の4%、25人に1人です。泣く子も黙る秘密警察も頭を抱えたことでしょう、「いくら禁止されてる歌を歌ったとはいえ、そんなに大勢の国民を逮捕はできない」と。同時に、きっと震え上がったことでしょう-----どんな恐怖政治を以ってしても、この国民から歌を取り上げることはできないし、歌の背景にある独立への願いを押し潰すことは出来ないのだ、と。
 ともかくも、この合唱祭を契機に『我が祖国我が愛』は再び演奏を認められました。ソ連からの独立を勝ち取るより遥か昔にエストニアの国民が勝ち取ったひとつの、しかし偉大な自由でした。」

②「トーンペア城」
バスは城外の低地を城壁に沿って回り込み、1つの城壁の門をくぐり抜けて旧市街に入った。

 

そして海抜50m程の崖の上に建つ「トーンペア城」前で下りた。
建物は1500年に完成し、高さ50mの塔がある。この塔には歴代の支配者の旗が掲げられていたという。
現在は「国会議事堂」として使われている。

 

③「アレクサンドル・ネフスキー教会」
「トーンペア城」の向かい側に道路を挟んであるロシア正教会の大聖堂だ。
建物は19世紀末に建てられたので新しい。ロシア支配の象徴だったため、疎まれているらしい。

  

④「パットクリ展望台」
暫く歩いて北の端に行くと、断崖の上に展望台があった。相変わらず湿った雪が降っていたが、下を見渡すとタリンの「旧市街」の向こうに「新市街」、そして遥か遠くに朝行った港と「フィンランド湾」が霞んで見えた。
傍に揚げピーナツを売る屋台が出ていた。また近くに「首相官邸」もあった。

 





⑤「ネイツイトルン」(乙女の塔)
「アレクサンドル・ネフスキー教会」横の坂を下り、城壁の一部に開けられた小さな出入り口を抜けて右側を振り返ると、城壁の一部に四角い塔があった。そこは「中世の売春婦の牢屋」で、「乙女の塔」と呼ばれていた場所だ。



 

⑥「ヴィル門」
城壁の所々にある旧市街へ出入りする門の一つがこの一対の門だ。「旧市庁舎」前の「ラエコヤ広場」から東に真っ直ぐ伸びている道路の先にあって、新市街に抜けやすい門だ。奥に見えるのはホテルだと思う。

 




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