花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

外国旅行での保険について

2011年09月30日 | 暮らしと経済・経済生活

皆さんも国内、国外を問わず旅行に出かける時は、何か不慮の出来事に対する保険を掛けて出かける事が多いのではないだろうか。
私は登山する時も保険に入る事が多いし、外国旅行ならなおさらの事、航空機事故や怪我などを心配して、掛け金は決して安くはないのだが常に保険に入るようにして来た。

所がある雑誌(「栄養と料理」)に出ていた「海外での病気やけがに公的医療保険が使える?」という記事を読み、早速居住地の市役所の国民健康保険係りに電話で問い合わせをした。
回答は公的医療保険が使えるというものだったが、外国の医療機関に書いてもらう決まった書式の用紙(レセプト)が必要だと言うので、昨日行って見た。
応対してくれた市の職員は、「国民健康保険における海外療養費制度」のお知らせというコピー一式をくれた。中に帰国後、請求時に出す用紙2枚も含まれていた。

この制度は平成13年1月1日の受診分から適用されていたのだが、この10年、私はこのことを知らなかった。
国も自治体も積極的に国民には知らせてこなかったのだ。というより、むしろ知らせないようにしてきたとしか私には思えない。
旅行保険を売っている民間の保険会社に遠慮しているのか、国民健康保険の負担が増えないようにしているのか、私がこの10年、払って来た掛け金の合計を考えると本当に腹立たしい限りなのだ。
高齢の私でも現在納めている国民健康保険税は決して安くはないのだから、市民の利益になる情報はきちんと流して欲しいと担当者に強く要望して来たのである。
必要な方は、詳細を居住地の国民健康保険窓口に、是非、問い合わせして見てはどうだろうか。




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札幌藻岩山登山

2011年09月21日 | 軽登山・登山・軽スポーツ
昨日、畑の友人2人を誘って、「札幌藻岩山」を登山した。
札幌の南区にある標高531mのこの山は、市民の山として昔から親しまれ、登山路も5ルートあるが、普段、登山をあまりしない友人達と私にとって1番楽なルートという事で、いつもの様に南側のスキー場から登ることにした。
私は車で行き、友人達には10時に「南34条西11丁目」のバス停迄バスで来てもらい、合流した。そこからスキー場の駐車場までは、車で10分程の登りだが、歩いて登るとなると30分以上かかるからだ。

駐車場に着くと、公衆トイレで用を済ませ、身支度、軽く体操をしてから10時30分に登山を開始した。
急なうさぎ平を登る正規のルートではなく、リフトの下にある道を登って行った。
冬はスキー場になる広い緩斜面はまだ紅葉には早かったが、すっかり一面が背の高いススキで覆われた初秋の景色となっていた。遠くで2人の人が背が高い雑草を草刈り機で刈っていた。やがて来るスキーの時期に備えているのだ。

緩い登りが続いた後、中腹の登山道脇に前には無かった木の標識と小鳥の巣箱を見つけた。
「幌南小学校」の生徒たちが今年作って設置したものらしく、製作した生徒の名前も書いてあった。多分春の遠足に備えて、自然学習の一環として取り組んだのではと思った。子供たちと指導した先生たちの温かな気持ちが伝わって来た。

   

かってはこのルートで出会う人はほとんどいなかったのだが、昨日は下山する山ガールや山ボーイ数人とすれ違った。
高度を上げて行くに連れて、眼下に遥か南側に広がる「札幌岳」「空沼岳」「恵庭岳」「樽前山」など支笏湖周辺の山脈の景色が見えだした。2年前に一緒に登った「樽前山」の思い出話が出た。

   

気づくと私は手袋の上からやぶ蚊に刺されていた。見るとやぶ蚊が飛んでいる。顔を刺されたら事なので慌てて持参した手作りの防虫ネットを帽子の上から被った。これは普段、庭仕事でも重宝しているものだ。

札幌市は昨年10月から「藻岩山魅力アップ構想施設再整備事業」に基づいて頂上と中腹の改良工事をしている最中で、中腹から頂上にかけては設置されていたリフトを外して、その代りに60人乗りのロープウエーを新設中だった。
前はリフト脇の急な階段を最後に登り、所要時間は1時間弱で頂上に行けたのだが、今回はスキー場のリフトの終点から上は藻岩山有料道路に出て、その端をだらだら登った。しかし頂上には展望台の新設工事に伴って行けず、かっての山頂駐車場の下で行き止まりだった。工事は、今年11月30日完成の予定である。結局そこまでで1時間半近くかかった。

   

そこは木が茂っていて景色は見えず、座る場所も無かったので、工事の様子を写真に撮ってから直ぐに下山を開始した。途中でうさぎ平らの北側に広がる人口190万人の札幌市を見下ろした。
更にかっての風台風で山林の一部が倒木して明るくなった所で、持参した梨、グレープフルーツ、友人に貰ったみかん、チョコレートを食べた。
ゆっくりとした下山だったが、1時間でスキー場の駐車場に戻った。

   

その後、藻岩下の大型スーパー「イオン」に行って、軽食とコーヒーで2時間近くも反省会をし、来春、工事が完成した藻岩山にまた登りたいねと話し合った。
友人達を地下鉄「南平岸」駅まで送り、帰宅した。汗をたっぷりかいたので、帰宅後も水が美味しくて何杯も飲んだ。
そんな訳で、やっと訪れた清々しい秋空の下で軽登山を楽しんだ1日だった。

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誕生日を迎えて

2011年09月18日 | 日記
この度、誕生日を迎え、いよいよ70代に手が届くようになった。
思い返せば、定年退職半年後の誕生日直前に乳がんを発見し、手術を受けた。それから満7年となり、私としては本当に嬉しい誕生日なのだ。
手術後担当医から、「手術で腫瘍は取り切れたとは思いますが、あなたの10年生存率は80%です。」と言われてかなり落ち込みながらも、それならやりたいことをできるだけ実行しようと思い直して、退職金に貯金を足して念願の庭仕事ができる家を新築し、札幌から引っ越して今の生活を始めたのだった。

5年前、10年経ったという女性から「最近は、乳がんだった事を忘れている。」という言葉を聞いて信じられなかったが、今は私も大方忘れている事が多くなった。検査の通院も1年毎になったし、最近は特に体の不調も無いからだろう。
今はこんなストレスが無い平穏な生活を送れている事が、信じられない位幸せだ。

10年まであと3年あるが、この先不運にも20%の確率が当たって再発しても、その時はまた覚悟して最善の治療を受けようと思う。
来年の誕生日も元気で迎えられるように、適当に庭や畑で労働し、体調に気を付けて行こうと思っている。勿論、生活を楽しみながら。

                          


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家電製品の反エコ度(2)

2011年09月05日 | 暮らしと経済・経済生活

著者が指摘するもう一つの反エコ家電は暖房便座だ。
1日で1.4kW時の消費電力なので、1年間日本の全世帯が使うと仮定すると260億kW時の消費電力と試算され、これは原発3基分の発電量に等しいと言う。(温水加熱に50%、便座加熱に46%の電力が消費されているらしい)
私は北海道に住んでいるが、洗浄時、温水にせずそのままの水を出すし、便座もアクリル製のカバーをかけているので、年中冷たさを感じずに使え、加熱する必要が無い。(カバーはしょっちゅう取り替えている)
たまにスーパーや病院等のトイレを使うと、余りに高い温度の便座になっていたり、高温の湯が出て来て驚く事があるが、そんなに温める必要があるのだろうかとつい思ってしまうのだ。
ただ残念ながら我が家のトイレは、水を流す時にも電気が必要な構造になっているのが不経済だと感じている。暖房便器以前の様につまみを回すだけで水が流れる方式がエコだと思うのだが。

最後に電気掃除機に言及したい。
著者が言うには、電気掃除機は1964年の東京オリンピック以降、欧米の生活様式を取り入れる経済成長路線を走り出した日本で、洋風建築の普及に伴うカーペット敷き生活で必要になったのが、吸引式電気掃除機なのである。
そして遂に1990年には98.1%の家庭に普及した。
近年、カーペット敷き生活は、高温多湿な日本ではダニの繁殖を促し、アレルギー症状を起こしやすいとして、フローリング敷きが増えて来た。
我が家もアレルギーを考えて畳の部屋を作らず、フローリングに部分的に防ダニ性絨毯を敷いて生活している。しかし、不覚にも30年以上使い慣れた電気掃除機が1番だと思って来た。
著者の試算では、家庭の全電力使用量の2.6%、日本全体では50億kW時に相当し、原発1基分の発電量に当たるのだそうだ。そして問題は、カーペット以外の場所は消費電力に比べて床を綺麗にする仕事量が小さい事だ。
私の場合は、吸引力を場所によって細目に調節しながら、掃除機の消費電力を抑えている。
カーペットは致し方ないとして、フローリングの場合は電気掃除機よりもモップなどで塵を集め、雑巾でから拭きした方がエコではないだろうか。

こう見て来ると、私たちが習慣として何気なく使っている家庭電化製品を電力料金の節約のため、今一度、見直してみる必要がありそうだし、製造メーカーには、消費電力量ができるだけ少ないエコな家電製品を研究開発して欲しいと思う。
そしてその結果、やがて今ある原発を徐々にでも廃棄できれば、日本に住むことの安全性が高まって行くに違いないと思うのだが。
最後になるが、著者は自分で研究した太陽光発電装置や非電化冷蔵庫をモンゴルのゲルに設置普及して感謝されたり、自宅に太陽光をふんだんに取り入れるための大型反射鏡を設置するなど、様々なエコ製品の開発に尽力もしていて、世界を相手に研究だけに留まらない生活向上の製品開発をしている事に私は強い共感を抱いたのである。




先程、我が家のリモコン式暖房便座の排水操作についてTOTOに問い合わせた。
「節電のために待機電力のスイッチを切っているのですが、使用後排水するためには一回ずつ通電しなければならないので困っています。」
というと、「電気がなくても排水できるレバーが右についていますので、試して下さい。」という担当女性の返事だ。
便器の右側は狭いので今まで見たことも無かったが、その場所を見たら小さな蓋が付いていて、そこを開けたら確かにレバーがあった。
回すのに少し力が必要だが、小と大と流れる様になっていた。
そうだよ!停電時にこれがないと大変な事だから、ちゃんと設定されていたんだ。さすがTOTO。
これからは電気を切ったままレバーで排水することもできる。問い合わせて良かった!!

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家電製品の反エコ度(1)

2011年09月05日 | 暮らしと経済・経済生活

先日、藤村靖之著の「エコライフ&スローライフのための愉しい非電化」を図書館で見つけて読んだ。
3年程前に出版された本だが、3.11後の緊急消費電力抑制策にまさに合致したテーマ・内容の本だった。
先ず「待機電力」について書かれていた内容を紹介したい。

今やありとあらゆる家電製品が待機構造になっていて、その待機電力の合計は家庭の年間消費電力の9.4%(2000年)にもなっている。日本の全世帯分を合計すると原発4基分の発電量に近いのだそうである。
特に待機電力が大きいのが、携帯電話と電気ポットなのだという。

携帯電話は、著者の試算によると待機時0.75W、充電中2.5W消費され、1回の充電で6.9W時消費されても、実際に蓄えられるのは0.9W時で13%しか蓄えられないのだと言う。今や多くの人達が携帯電話を所有している訳で、このことは表面には出ていないが現実のようだ。

「電気ポットは、冷蔵庫よりも多量の電力を消費する。」と書かれていたのを見た時は驚いた。今まで私は冷蔵庫が1番だと思っていたからだ。
電気ポットは保温のための電力が大きい事は分かっていたが、4.5L入りで著者が実験した所、加熱時は0.49kW時かかったのに対して、保温時はポットから放熱され続けているので、ほぼ倍の電力0.92kW時も消費していると言うのだから驚く。
私は電気ポットは使ったことが無く、湯は必要な時、必要なだけガスで沸かして来た。そして余った湯は、魔法瓶式の小型ポットに入れておくことにしているのだ。
今使っている魔法瓶は、旅行に持って行くために買ったステンレス製だが、なかなか温度が下がらないし、高温の湯が入っていても飲む時は蓋に注いで冷ましながら飲めるという優れものなので、生水を飲めない外国旅行でも重宝しているものなのだ。

                      
(つづく)



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新しい計量機

2011年09月02日 | 暮らしと住まい・耐久消費財
今までは従来型の上皿秤の2kg用を使って来て、複数の材料を加える場合は足し算をしながら測っていたのだが、先日スーパーの催し物会場でこれを見つけた。
10年程前から風袋を除いたものの重さを測ることができるこの手の計量機があるのを知っていたが、まともに買おうとすると3000円以上していた。秤が無いわけで無かったので、なかなか買えなかったのだ。
今回見たら2kg測れるのが1000円だという。これなら取り替えても良いかなと思って、4種類ほど売られていた中で数値が見やすいと言うこれを遂に買ってしまった。
           

この計量機の良い所は、容器の重量を差し引いた重さが分かることの他に、色々な物で溢れている台所で縦にしまえば保管場所を取らない事だ。
せっかく買ったのでできるだけ使いたいと思うが、多分、年中一番多く使うのは「一夜漬け」の野菜の重さを測る事だろう。(野菜に重量の2%弱の塩を加えてビニール袋に入れておくだけで出来上がる簡単さだから)

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