花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

アメリカ大統領の被団協受賞祝辞について雑感

2024年10月16日 | 社会・事件・ニュース

「日本被団協」の「ノーベル平和賞」受賞に対して、世界中から祝辞が送られた。

その中で私の心に一番強く残ったのは、原爆の投下国アメリカの大統領2人の祝辞だった。

今朝16日の朝日新聞の記事によると、「オバマ元大統領」も「バイデン現大統領」も被爆地広島を訪れているが、「オバマ元大統領」は「被団協の活動は核兵器の無い世界の追求が不可欠である事を思い起こさせた。」とツイッターで投稿した。

一方「バイデン現大統領」は13日「核兵器を、世界から永遠に無くす日のために進み続けなければならない」。そしてウクライナ侵攻で核使用の脅しを繰り返している「ロシア」、核戦力を増強している「中国」、核開発を続ける「北朝鮮」を名指しして「核の脅威を減らすため、前提条件無しに対話する」と声明した。

しかし、2人共、原爆を投下した米国の責任には言及しなかったと書かれている。広島を訪れたのにである。

私が理解しているのは、今までアメリカは、投下後行った被害調査をひた隠しにして、「日本への原爆投下は、戦争を早く終わらせ、被害を少なくするためだった」という「必要悪」の主張を繰り返して来た。なので、アメリカ国民の多くはそう信じて来た。

今では「大戦末期にソ連が参戦して来た事により、アメリカが優位に立って戦争を終わらせるために原爆投下をした」という見方が、世界的に指摘されている。

いずれにしても、公の場で「広島」と「長崎」の大地と街、多くの被爆者達に何が起きたのかは、ほとんど語られて来なかった。「日本被団協」は結成以来長年にわたって過酷な被害体験の中から、国内外にそれを明らかにして来たのだ。

やはり核は、「核抑止力」を乗り越えて、世界から無くす努力をしなければならないと思う。


60年ほど前にデモ行進で決まって唄った「原爆許すまじ」の歌詞を部分的にしか思い出せない。それでネットで調べてみたら、合唱付きだった。

今更ながら素晴らしい歌詞だと感動した。下に載せる。

 『原爆ゆるすまじ』 

        浅田石二作詞 木下航二作曲

1ーふるさとの街焼かれ 身寄りの骨埋めし焼け土に

  今は白い花咲く

  <ああ許すまじ原爆を 三度(みたび)許すまじ原爆を>(2~4番 繰り返す)

    われらの街に

2-ふるさとの海荒れて 黒き雨 喜びの日は無く

  今は船に人も無し

  <   繰り返し  >

    われらの海に

3-ふるさとの空重く 黒き雲 今日も大地覆い

  今は空に日も射さず

  <   繰り返し  >

    我らの空に

4-同胞(はらから)の絶え間なき 労働に築きあぐ富と幸

  今は全てついえ去らん

  <   繰り返し  >

    世界の上に

        

是非、You Tubeで歌をお聴き下さい。

                 https://youtu.be/YBSnKHOkBHI?si=HRCrZ-79z6-jPwgC

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日本の「少子高齢化」問題を考える

2024年05月01日 | 社会・事件・ニュース

日本の「少子化」は、ここ20年以上、予想しないほどの勢いで進んでいる。

理由としては、

①「不安定雇用」の男性が増えたが、その多くが経済的な理由で結婚せず、その結果、独身男性が増加した。

②女性の多くが、今や結婚することに夢を描けなくなっている現実を認識しだし、結婚する事に前向きになれない。また、高学歴女性も増えて、一人なら経済的に自立できる様になった。かって言われた「永久就職」のための「結婚」が、経済的にはそれほど必要とは思えなくなって来た。その結果、独身女性が増加した。

③結婚しても、子育ての大変さや育て上げるまでの養育費や教育費の高額な負担、保育所不足などの状況から、出産・子育てに踏み切れない夫婦が増えている。

④その他に、子供を持たずに夫婦2人が働く収入で、生活を楽しみたい、収入は2人分だが子供を持たない「DINKS」(ダブルインカム、ノーキッズ)の夫婦も増えていると考えられている。

「高齢化」は「少子化」の結果として生じているのだが、国は統計的に何十年も前からこうした問題が起きることを予想していた筈だ。だが長い間、適確な対策をとってこなかった。その付けが、今、露わになって来ているのだと思う。

「少子化」の原因になっているこれら対して、社会全体として問題の解決のために早急に取り組む必要を感じる。

そうでなければ、先日発表された「2050年には消滅自治体が多くなる」とか、「その内、年金財政が破綻する」「労働力を外国人に頼らざるを得なくなる」などの大変な事態が起きる事が避けられそうに無いのだから。

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「震災後の復興」を再検討すべきだ

2024年03月12日 | 社会・事件・ニュース

一昨日の3月11日は、「東日本大震災」から11年目となった日だった。

図らずも今年1月1日に起きた「能登半島地震」の甚大な被害を、これからどう復興するかが模索されている時でもある。

そんな日の一昨日、夜のTV番組「報道ステーション」を見た。

「311から能登へ」「震災後の復興は、どうあるべきか」をテーマに、宮城県雄勝を取材。知識人3人のコメンテーターが司会者に促されて意見を述べていた。

それを見て私の心に響いたのは、

①「被災して亡くなった沢山の人には、復興は無い。」

「東日本大震災後に膨大な費用を使って高い防波堤を築いても、そこに若い人達の就業場所や学校、保育所、スーパー、病院などのコミュニティ・生活の場が無ければ、若者は戻って来ないという現実がある。

だから②倒壊した建物に支援金300万円を支給するよりは、

「震災が起きる前に、一軒一軒の建物が倒壊しないような耐震補強などの必要な事前対策にお金を出せば、壊れる家は少なく、人も多くが助かり、産業や地域コミュニティがなくならないから復興は要らない。」という今までとは真逆の考え方が必要なのだと。

四国地方で地域ぐるみで②を実践し出している町が紹介されていた。素晴らしい方向と対策だと思った。

国を挙げて、復興対策の方向性を②へと舵を切り、国の膨大な復興予算を効果的に、意味ある使い方をするべきだ、と気づかせてくれた実に良い番組だった。

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年頭の事故に思う

2024年01月05日 | 社会・事件・ニュース

元日から思いがけない能登半島で起きた震度7の地震と、翌日起きた羽田空港でのJAL機衝突による機体の炎上事故は、いつ何が起きるか分からない驚きと不安を全国民に引き起こした。

幸いにもJALの搭乗者と乗員全員が脱出に成功したニュースは、アテンダント達の的確な誘導と慌てずそれに整然と従った乗客達が世界中から賞賛されている。

しかし、地震の被害は、建物の倒壊、発生した火災によって、その下敷きになる等で亡くなった人達が多い。被災者数は日に日に増え、まだ行方不明者も多いようだ。

幹線道路や空港、港の多くが破壊されたため、救援物資を中々届けることができないという。真冬の寒さの中で家を失った多くの被災者たちは、避難所に行っても満足な寝場所や暖房、防寒着、水、食料が無く、トイレも不足していて、その苦難を思うと胸が痛む。

1日も早い復興を望むが、被害が甚大なだけに、多くの時間が掛かるだろう。ようやく炊き出しなどが始まったらしいが、被災者達には何とかこの苦難を乗り越えて欲しいと願うばかりだ。

こうした震災が起きる度に、日本列島が火山列島で、活断層が住んでいる近くや日本列島の直ぐ傍に沢山ある事を考え、私達の周囲でも、何時、同様の地震や火山噴火、津波が起きるか分からない。

近隣の自治体と住民達による救援行動が始まるだろうが、個人としても日頃から防災意識を持って、できる対策はしておきたいと思うばかりだ。

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放射能『処理水』の放流は「食物連鎖」を生まないだろうか?

2023年08月29日 | 社会・事件・ニュース

政府は福島第一原発の放射能汚染水に溜まった「トリチュウム」などを、ALPS(多核種除去設備)でも除去できないまま海水で薄めて、その『処理水』を海に放流する事を決め、先日8月24から実行し出した。今後30年間放流する予定だという。

国連機関の「IAEA」は、安全だとしてこれを容認した。

これに対して「中国」の反発は強く、日本からの海産物の全てを「輸入禁止」にするという措置を決定した。また、中国の一般人から日本への非難や嫌がらせ電話が東京電力や予想外の場所にも殺到しているという。

また、国内の漁師や漁業関係者の多くは、海産物の放射能汚染がこの先も起きないのか、風評被害によって海産物が売れなくなると困る、果たして子、孫の代まで漁業を続ける事ができるのか、という不安感を強く抱いていると報じられている。

これに対し政府は、「損害は賠償する。」と言い、予算を計上している。

一方、研究者の一部は長年の放出は、設備の老朽化や予想外の事態を招きかねないとして、政府の対応を非難している。

私自身は消費者の一人として、放流のニュースがでた時から、政府が言うところの「科学的根拠」に不信感を募らせている。

「トリチウム」の半減期は12年と言うが、ALPSで除去できない放射能の中には、分解するための年数がひどく長く掛かるものがあり、海洋でバクテリアやプランクトンなどの微少生物がその汚染水を吸収した場合、その微少生物を餌にして生きている小型魚介類(アジ・鰯・サンマなど)の体内にその物質が入ると、汚染物質はその体内で濃縮される。さらにその小型魚介類を餌とする中型魚介類(マグロ・鰹・ぶりなど)の体内では更に濃度が濃くなり、それを餌とする大型魚類(シャチ・サメなど)の体内ではもっと濃度が濃縮されるという。

こうした放射能汚染物質の「食物連鎖」が起きて生物の体内に長くとどまると、その生物が内部被曝し、癌などを発生する可能性が指摘されている。(ハワイ大学のロバート・リッチモンド教授)

私は、特に魚介類を多食する日本人や東南アジアの人々への今後の影響を危惧している。個々の魚類の遊泳生息海域が不明な物もあることを考えると、日本近海の海洋地域だけが問題だとは言えないだろう。

しかし、政府はこの「食物連鎖」には全く触れず、「国際的な安全基準値以下に薄めるから大丈夫だ。」と言うだけだ。これで政府が言う「科学的根拠」は本当に十分だと言えるのだろうか。

私は今でも、有機水銀などの重金属の濃縮が問題視されているぶりやマグロなどの中型~大型魚は、なるべくたまにしか食べないようにしている。「食物連鎖」によって人間(私)の体内でさらに汚染が進む事が心配だからなのだ。

政府にはもっと漁民や国民の不安な声を聞いて、『処理水』の海洋放出を再検討して欲しいと強く思う。

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幼稚園児の「バス内置き去り事件」と私の体験

2022年09月14日 | 社会・事件・ニュース

今回静岡県で、認定こども園の一つが、通園バス内に3歳の女児を放置したことに気づかず、熱中症で死亡させてしまった事件があった。

この女児は徐々にバス内の気温が上昇する中、持参した水筒の水を飲んだり服を脱いだりしたものの、力尽きて亡くなった。置き去りにされた孤独感、極度の暑さにどれほどの恐怖感を抱いたことだろうか。想像するだけで悲しく恐ろしい。

実は私も1度、アメリカ西海岸地方へ旅行した時、大型バスに1人だけ閉じ込められた事があった。

2010年6月の事だったから、まだそれほど気温は高くはなかったが、その日は午前中に「グランドキャニオン」観光の最後として、警告の下を流れる「コロラド川」の近くまで降りて行ってまた上に戻るという観光だった。帰りは山登りと同じだったので、私はすっかり疲れ果て、バスに戻ってから、最後部の空席に行き、横になっていたら眠ってしまったのだった。

どれだけ時間が経っていたのかは分からないが、目が覚めた時にはバス内に誰もいなかった。バスは広い原っぱの中央に停められていたので、唯一開いた助手席の小さなガラス窓からいくら大声で叫んでも、付近には人影は無かった。大型バスの内側からドアのロックを外す見当が付かず、仕方なく諦めた。誰とも連絡が取れず、閉じ込められてしまった時の気持ちは、焦りと世界中から自分だけが切り離せられた様な強い孤独感と恐怖心に襲われた。

仕方なく暫く一人でいると、その旅行に同行した友人と運転手、添乗員が来てくれて、ドアを開けてくれた。皆は少し離れた場所の観光ホテルでランチを取っていたのだという。

私が行った時、食べ終わった人達がバスに戻ってくるのとすれ違った。

私は急いで食べようとしたが、喉が渇いていて、少量しか食べられず、味も分からなかった。

聞くと友人は、私が先に下りたのだろうと思ってそのまま会場に行ったが、そこにもいなかったので、トイレに行ったのかも知れない、その内来るだろうと、余り気にしなかったらしい。

食事が終わりかけても来ないので、初めておかしいと思い、添乗員に友人の姿が見えないと告げたらしい。バス駐車場からホテルまでは距離があり、開けた場所の先に私の姿を確認しなかった事が気にならなかったらしい彼女の意識は、同行者としての私ならあり得ないことだと思った。

時間にして30分程だったと思うが、今回の女児の死亡事故を知り、100回以上外国旅行をした私に起きた苦況体験の1つを思い出した。

 

 

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知床遊覧船遭難事故に当たって

2022年04月26日 | 社会・事件・ニュース

私は今までの旅行で、ハワイとフィリピンの海で「イルカ」、ジンバブエやザンビア、コスタリカなどで「ワニ」「カバ」、南アフリカでは「アザラシ」「ペンギン」などを見てきた。海で生きる野生動物に出会う事は素晴らしい感動的な事だから、今回も多くの方達が知床まで来て乗船したのだろう。

だが私は、「鯨」はまだ見たことが無かったので、最近、知床の沖合に出れば出会える遊覧船があると知って、5~6月に旅行を計画したいなと考え、娘にも話していた。

所が今回の遭難事故のニュースだ。陸の近くを操行していても岩礁や急な高波、流れが速い海流などがあって危険が一杯な事を知った。

私が考えていたのは今回の漁港とは反対側の「羅臼港」から出港する観光船だが、もし自分だったらと思うとぞっとし、事故に遭った方々の過酷な現状と無念さを思う。反面で、私は多くの旅行をしたのにもかかわらず、事故らしい事故に一度も遭ったことがないのも不思議な気がする。

乗船していた26人中、まだ11人しか見つかっていない。時間が経つにつれて知床を離れ、北方領土の方に流れて行くのだろうと思うと気が気でならない。今朝のニュースでは、ロシア側から捜索許可を得たらしいが、ウクライナ侵略が起きている今はなおさら不安だ。

昨日娘からは、「北方領土まで流されたら見つけられないし、海水温が低いと生きられないから、鯨が見られる別の南の場所にしたら……」と言われた。

まだ北方海域は春と言っても寒さが厳しく、季節風の吹き方も変わり易く、海はしけやすいという。海水温も低く、厳しい環境の中で船中に閉じ込められて遭難していると思われる方々もいると想像されているが、残る全員が一刻も早く発見されて欲しい。

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新型コロナの感染が市内でも急拡大

2022年01月19日 | 社会・事件・ニュース

全国的にこの1週間、新型コロナの感染者が急増している。年始年末の移動者が多かったためと、飲食店がらみでクラスターも起きているらしい。成人式後の祝杯もあるのではないかと思う。感染者の80%が「オミクロン株」だというので、国の通知に従って北海道は18日からゲノム解析を止めたようだ。

保健所に感染者急増の市内の状況を問い合わせたが、全く質問には答えてくれないから、近隣のどこで多数の感染者が出ているのか、どんな注意をすれば良いかが分からない。

この1月ほど、市内では感染者は0人だったので多少安心していたが、「オミクロン株」は空気感染し、感染力が強いと言うので、今はスーパーに行っても安心はできない。

話は変わるが、昨年冬期に入って気温が低くなって来た時、入浴時の脱衣所と浴槽内の気温差による「ヒートショック」が起きないか心配になった。

それで11月から市の高齢者福祉施設で毎週2回ある「入浴サービス」を利用し出した。同じ時間帯に入浴する人は1~3人ほどだが、それでも脱衣場はそれほど広くないので感染の不安は拭えない。

また昨夜は、食事中に前歯が1本、根元から欠けてしまった。来週、歯科に通院の予約をしたが、歯科の待合室などにも不安がある。

ある友人の年賀状に、「家族でコロナに感染しました。」という1文が添えてあったので電話した。友人は昨年5月、1回目のワクチン予約日の3日前に発熱して、感染が分かったらしい。最初数日はホテルに隔離されたが、その頃の記憶があまりないのだと言う。その後、病院に入院して1ヶ月半後、やっと自宅に戻ったと言うが、半年経った今も、肺の機能は80%程度にしか回復できていないらしい。家族は友人の入院中に次々と感染したらしいが、症状が軽く済んだらしくて良かったと話していた。

ここへ来ても対策は、一人一人がきちんと3回目のワクチンを打って、マスク、手洗い、密にならないという感染防止のための大原則を守るしか、他に手は無いのだろうか。

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「牛乳をいつもより1杯多く飲んで」との呼びかけに対して

2021年12月22日 | 社会・事件・ニュース

昨日の岸田総理の記者会見で「牛乳をいつもより1杯多く飲んで」と異例の呼びかけが行われた。コロナ禍で飲食店や学校給食の需要が減って、年末年始にかけて5000トンの生乳が余り、廃棄しなければならなくなるという現状について国民に呼びかけたのだ。

数年前から日本の乳製品の価格は、外国に比べてかなり高いと感じて来た。特にここ2~3年はバターが高過ぎて、私は買う事ができなかった。外国に行った際は、帰りの機内食で出されたバターの残りを捨てるのは勿体ないので、ビニール袋に入れて持ち帰り、料理に使っていた。

なぜ生乳を捨てずに保存する策の1つとして、業者はバターやチーズへの加工を始めないのだろうかと不思議に思う。有り余る時にこそ、首相は業者に「加工して保存して」と呼びかけて欲しい。バターへの加工なら、そんなに手間はかからない筈だ。

また、店頭価格が高止まりしている牛乳、乳製品の価格を下げて、一般の需要を呼び込む策はできないのだろうか。もしも生クリームの価格が安くなったら、ケーキ類はきっともう少し安くなるだろうとも思う。

更に現在、世界各国からチーズなどの乳製品が輸入されている。コロナ禍と言う点では外国も同じ事情だと思う。それらの輸入価格も下がれば、私達はもっともっと乳製品の消費拡大の行動を取れると思う。

首相の「1杯多く飲んで」という呼びかけに、無策ぶりを感じたのは私だけだろうか。

       

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新型コロナのオミクロン株拡大に当たって知ったこと

2021年12月09日 | 社会・事件・ニュース

この所、TVの国際ニュースを見て分かったことは、新型ウイルスのオミクロン株の様な変異は、免疫力が弱い人間の体内で起きやすいのだという。

「南アフリカ」が、世界にオミクロン株の発生を最初に発表したのだが、アフリカの多数の国は、ワクチンを保管できる冷凍庫が無いために、使用期限切れ間近のワクチンが他国から大量に送られて来ても、使うことができずに焼却処分したり、ワクチンに対する人々の知識が無いとか、医師や看護師が圧倒的に少ない、摂取場所に行くバス代が無い、あっても接種場所が遠すぎるなど、多くの問題を抱えているという。

「南アフリカ」は、現在、アフリカで第一の医療先進国なので、コロナウイルスのゲノム解析をして、その結果を迅速に世界に伝えることができたのだ。

(13年前になるが、私が南アフリカ4カ国を旅行した時、最初に行った「ジンバブエ」(ここは「ビクトリアの滝」がある国だ)のホテルの浴槽で転倒して肋骨を傷めた時も、「ジンバブエ」の病院にはX線カメラが無いから「南アフリカ」に行くまで痛みを我慢するように言われた。翌日から2日間、スーツケースを持つことができず、サファリツアーは揺れるランクルの座席で痛みをこらえ続けるしか無かった。4日目に「ケープタウン」に着き、その日に病院の夜間診療を受けた。病院の施設は日本に準じていたが小さく、レントゲンを撮ったが軟骨は写らないと言われ、出された湿布薬は少し前の厚めで皮膚に張り付かない物しか無かった。結局、帰国後、地元の病院で診察を受け直したという経験がある)

その他多くのアフリカの地域で、免疫力が弱い人々の体内で突然変異をして、感染力が強いウイルスになり、今後も世界にその感染を広めて行くだろうと予想されている。

この現状を踏まえて、ワクチン接種が1日も早く貧しいアフリカの人々に行き渡るよう、多くのワクチンを抱えた先進国は、まだ十分に使用期限があるワクチンを送ること、また、冷蔵でも保管できる種類のワクチンを中心に送ること、散在している遠隔地の村々にも効果的に配送できる「ドローン」等での配送研究を援助すること等が必要だ、とコメンテーター達は報じていた。

一人でも変異ウイルスが起きれば、やがて世界の人々に感染が広がる事を認識して、開発途上国への具体的な援助を急ぐ必要があると知った。

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森会長の発言について

2021年02月10日 | 社会・事件・ニュース

一昨日から、会議で「女性がいると会議に時間がかかる。」と東京五輪・パラリンピック組織委員会の森会長が女性一般を批判した。その事が女性差別だとして、さまざまな場面で問題視されている。

彼は翌日、自分の発言には謝罪したが、「辞職する意思はない」と言っている。また謝罪では、頭を下げなかった。

その後の記者会見で、問題発言について記者の一人が「発言に責任を取って辞任する考えはありませんか?」と問うと、反対に「君はどう思う?」と聞き返した。また、会場を後にする際、「面白可笑しくしたいからだろう。」(私が正確に言葉を記憶していないかも知れないが……)と、誠実さとは無縁の恫喝とも取れる大声を出した。

その後、オリンピック日本大会の「ボランティア」となっている人達が、沢山協力を辞退したらしい。今日のニュースでは「聖火ランナー」からも辞退者が出た。こちらは「タレントの聖火ランナーには人が大勢集まるから、田んぼで走って貰うのも良いのでは……」と言ったことを受けたらしい。

国会質問でも野党議員らから閣僚からは、辞任を求める意見が1つも出ていない」。 世界各国からは「日本の男女平等意識の低さが露呈された」と言う批判を受けた。

私は、森氏の「女性は、誰かが発言すると、自分もしないといけないとして話が長くなる。」という様な発言も問題だが、それよりも記者会見での言い方と態度の方が非常に問題に感じた。

女性ばかりで無く、記者達に対しても、「誰よりも偉い自分に向かって、まともに意見を言うなどとんでもない。」などと思っている事は明白だ。会長なら、オリンピックに関わる多くの人達を尊重し、力を合わせなければならないというのにである。

今日は国会の野党女性議員の多くが、白いスーツを着、胸元に白い花を付けて会議場に登場した。女性差別に抗議する世界的なスタイルなのだそうだ。

やはりこの際、森氏は、会長職を別の人に変わって貰った方が、しこりを残さないと思う。

また私は、開催を決定する今の最終段階へ来て、我が国の世界に遅れを取っている大きな問題の一つが、こんな形ではあったが表沙汰になったことは良かったと思うし、今まで表ではあまり問題にはされてこなかったが、オリンピックという国際的な大会をする以上は、解決しなければならない当然の日本の課題でもあったのだと思う。

それにしても、「差別する側は、それが差別だと気づかず、差別される側は、その差別によって強い深刻な胸の痛みを何時までも感じ続け、決して忘れない」という言葉は真実を語っている。

この日本で女性達が、意識の上でも行動の面でも、社会生活上も、男性と同じ立場になるのは何時のことだろうか。女性は新憲法が制定されてから75年、家庭でも社会でも必死に頑張って来た。夫婦別姓問題や離婚後の子の親権者の権利の見直しなど、いよいよ国会で審議されるようだ。今度頑張るのは男性の番だと思うが、いかがだろうか。

(「各分野の男女平等」では「家庭生活の男女平等」の意識と生活の変革が最も遅れるらしいから、女性はもっと愛する周りの男性達を優しく導かなければならないだろう。正直、疲れ果てるが……)

 

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「カササギ」の写真が撮れた

2020年09月23日 | 社会・事件・ニュース

今朝、家の傍の高い電柱から聞き慣れない鳥の声が聞こえたので見上げた。「カササギ」だった。

いつもつがいでいるはずなのに、今朝はどうしたことか一羽しかいない。高さ20m以上の電柱の一番高い所にいるので、目でははっきりと確認できない。急いで最大40倍のズームにできるデジタルカメラを取りに家に戻り、写真を撮った。

鳴き声は「カチッカチッ」と聞こえたような。

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何度も「カササギ」に会う

2020年09月17日 | 社会・事件・ニュース

一昨年の秋、近くの公園でこのあたりでは珍しい鳥のつがいを見た。体長は「ハシブトガラス」より一回り小さく、全体は黒いが、腹部から脇にかけてと羽根に白い部分があって、羽根を広げて飛ぶとツートンカラーで目立つ。長めの尾羽根も美しい。

その後、我が家の庭に来たこともあるし、少し離れた神社の高い松の大木の上にいたこともある。

先日散歩をしていたら、ある住宅地の庭に居た。そこにいた方に「あの鳥の名前が分かりますか?」と聞くと、「カササギだと思います。」と答えてくれた。

帰宅後ネットで調べてみると、北半球の国々で多く見られ、「カラス」のような群れは作らず、つがいか、子供を加えた数羽で決まった里山や人の生活圏である市街地周辺で繁殖しながら暮らす習性の鳥だという。北海道では太平洋岸の室蘭市や苫小牧などで見かけたという記録があるそうだ。

温暖化の影響で徐々に生息地が北上して来たのだろうか。お陰で今後も近所のあちこちで目にする機会がありそうで、目にしたらもっと良く観察していきたいと思っている。うまく写真を撮れれば良いのだが……。

 

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全米テニスの優勝者「大坂なおみさん」について思う

2020年09月15日 | 社会・事件・ニュース

テニスの全米オープン、シングルスに出場した「大坂なおみ」選手は、準決勝戦を前にして「自分は、アスリートである前に黒人である」と言明し、棄権する決意を表明した事は世界中に衝撃を与えた。

そして12日、ついに優勝を飾った。各局のニュースはその活躍を褒めたたえたのは勿論のこと、彼女が試合の都度、異なる英語名を記した黒いマスクを着けて、アメリカで起きている黒人差別に抗議する意思を表明しながら試合に臨んだことを話題にした。

彼女が言う「自分の考えを、隠さずに表明すること」は、どの社会に置いてもその人の強い信念と意思、そしてその結果に対する周りからの様々な圧力に耐え、抵抗し続ける勇気や体力、知恵と洞察力などが必要だろう。特に社会的な弱者や差別を受けている力を持たない少数者に取っては尚更だ。

だから多くの人は、自分の考え方を表明する前に、隠してしまうことが多いのが事実ではないかと思う。だからこそ、今回の彼女の勇気と行動力に世界中の人々が共感したのだと思う。

私はすでに年を重ねたが、振り返るとまず、自分自身ではどうすることもできない「女性である」と言うだけで、男性優位の日本型の社会や職場などのあらゆる所で「女のくせに生意気だ」「女は責任を持つ仕事はできない」などと色々な差別を受けて来た。「あの時にもう少し勇気があったらば…」と悔しく、反省することが多い。

私の目から見て、尊敬に値する生き方や考え方、仕事ができ信頼できる立派な男性も少なからずいたが、今考えると大半の男性は「男に生まれた」だけのことで、大した努力をしない人でも常に人口の半分を占める女性の上にいつも立ちたがり、女性を支配しようとしているのだから実に馬鹿々々しい。全ての男性も女性も、女性から生まれて来たと言うのに……

今回は、まだ22歳と若い彼女に、生きるための勇気の大切さを教えられた。彼女には、これからもさらなる大活躍をして欲しいし、心から応援している。

そして私もまた、社会的に弱者の立場に置かれている身近な人たちに対して、体力が続く限り、微力ながら自分ができることを通して支援の手を差し伸べて行きたいと願っている。

※終盤を迎えた今朝の「アメリカ芙蓉」

    

 

 

 

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新型コロナの時代、断ち切られる人の絆

2020年08月12日 | 社会・事件・ニュース

先日、近所の80才代の女性が逝去したという広告が、新聞の「お悔やみ欄」に出た。いつもなら町内会の家庭には通知されるのだが、今回はないので、同じ町内だという知人が我が家に聞きに来た。私も全く知らなかったので、近所に聞きに行って亡くなった事を教えられた。

今は「不要不急の外出、三密を避けよ!」という指示が国から出ているので、考えたら結婚式のような「祝賀会」ばかりか、「通夜や葬儀」に人が集まる事も表向きにはしてはならない事になる。だから、「不祝儀」が起きても近隣の人にも知らせない事になるのだろう。

この様なことは「新型コロナウイルス」に感染して入院したり亡くなった場合、家族さえその人の傍に行けず、埋葬にも立ち会えないという理不尽な事実が、世界のあちこちで起きていると既に報道されているので、既に世界的な常識になっているのかもしれない。

「新型コロナウイルス」は、人間が長い間脈々と築いて来た人間関係の絆や文化を、いとも簡単に破壊してしまっている。

「コロナ後」人類の文化はどう変化して行くのだろうか。また一方で変化させてはいけない事は何なのだろうと考えさせられる。

緊急事態宣言が解かれたら、若者を初めとした人々は、人が大勢いる場所へ繰り出してコロナ感染を増加させている。でもこれは、人間本来の欲求なのだろうと思う。

   

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