「ウトナイ湖」を後に、一旦北上し、やがて「支笏湖」の南側を湖に沿って西へ走った。「大滝」「留寿都」「喜茂別」を通過し「真狩」の「羊蹄山」の裾野を走っていたら、突如「羊蹄山自然公園」の看板があった。そこは18年ほど前に羊蹄山登山をした時の登山口がある場所なので、右折して坂道を登っていった。
曇り空のため標高1,898mある「羊蹄山」は中腹よりも低い雲に覆われていて、姿は見えない。登山口近くに駐車場や案内場があり、さらにキャンプ場があって、テントが10張り程度設営されていた。霧雨が降っていて、かなり薄暗かったが写真を撮った。
左の道の奥が登山口。山の裾野がうっすらと見える。私が登山をした時の事を娘に、「9月23日、前夜札幌から「真狩」に来て、急なので宿は無かった。仕方なく真狩温泉に入ってから、役場の駐車場に車を止めて毛布にくるまって寝、翌朝、傍のコンビニでおにぎりを買い、ここから朝6時半に登り始めた。」と話した。
登山口方向と反対の入り口方面の写真。
その後、「ニセコ町」の入り口にある「道の駅」で休憩した。「インフォメーションセンター」で、初めて行く東山の「ニセコヒルトンヴィレッジ」ホテルの場所を聞いたら、町の詳しい地図を渡されて説明してくれた。
「道の駅」にはカボチャ、ジャガイモ、キャベツ、大根など地元の季節の野菜を売っていたので、私は「おばさん」らしく目に付いた「にんじん4本100円」を買った。(娘からは「おばあさんだよ」と言われたが、私自身にはその言葉はまだ認めたくない気持ちがある)
10分ほど走り、ホテルに着いた。ホテルの裏側が「ニセコアンヌプリ」のゴンドラ駅だった。入り口で検温され、チェックイン。フロントの受付係は外国人だったし、レストランでも沢山の外国人が働いていた。
密にならないように、「大型エレベーター」の人数制限は4人、「大浴場」は入る時に申告してドアの鍵を受け取る。食事は予定時間ごとに人数制限し、料理を取りに行く時はマスクを付け、薄いビニール手袋を履くようになっていた。
15階のツインの部屋は広く、窓からは下の広いゴルフ場と羊蹄山が見渡せるが、山は残念ながら中腹以上は雲に覆われていた。
朝は霧雨が降っていて、かなり薄暗かったが、やがて9時頃、雨が止んだので窓の外の写真を撮った。
「羊蹄山」は、裾野がわずかに見えるだけだ。
駐車場の向こうの山が「ニセコアンヌプリ」だと思う。晩秋を感じる山の色だ。
翌朝のチェックアウト時刻は12時だったが、11時にホテルを出た。
往路と同じく「支笏湖」の南側を走り「千歳」に抜けた。途中で「大型スーパー」に寄って、今回1人当たり2,000円貰った「地域共通買い物券」で食品を買ってから帰宅した。娘も食品を買ったらしい。
振り返ると、「ウトナイ湖」と「紅葉」には満足できたが、ホテルの食事は大したことが無かった。1泊1人15,000円の所、GO TO トラベルの助成分35%引きだったからだろうか。国からはホテルに35%分は払われていると思うのだが腑に落ちなかった。
2日間の走行距離は、約290kmだった。珠には私の車を走らせる事ができて、これも良かった。