この記事に記憶違いがありました。お詫びして訂正します。(3月7日)
先日、「アラブ首長国連邦」のドバイ 「カタール」の「ドーハ」で働く「ネパール人」出稼ぎ者達に、突然死が多発している事を、夜中のBSTVで見た。既に400人以上だという。そのほとんどが「心不全」などだそうだ。
彼らの多くは建設現場で働いていると言うが、日中の気温が30度を超える中、現地の人達は強い日差しから逃れるために昼休みを取って屋内で休憩するのだそうだが、気温が低い高地から来る「ネパール人」には、昼休みなど無く、1日長時間、ヘルメットをかぶって足場の組み立て作業や鉄筋の運搬作業などの屋外労働をしているという。
そうした労働で得た賃金を国の家族に送っている人がTV取材に応じて、「毎月2万円を送る」と答えていた。
私は以前、エジプトからの帰路、ドーハ空港で乗り換えて成田に戻ったことがある。その時、ドーハから隣の席に小さい子供を連れた日本人女性が座ったので、ドーハの様子を聞いたのだ。
12月~2月までは昼間も何とか買い物に出かけたりできるが、3月以降は気温が月によって30度~45度に上がるので、日中の外出は難しい。屋内に作られた子供の遊び場が幾つかあるが、入場料を払わなければならないのでなかなか連れて行けないと話してくれた。
その話からすると、ヒマラヤ山脈の涼しい高地で暮らす「ネパール人」が、ドーハの高層ビルの建設現場で休み無く働くことの過酷さを想像した。私なら熱中症で直ぐに死んでしまうと思った。
この放送が契機となって、「アラブ首長国連邦」「カタール」の為政者達にこの問題を考えて欲しいと願う。
その晩、私は夢を見た。「ベトナム」から北海道に出稼ぎに来ている人々が、何故か我が家に何人も来たのだ。理由を聞くと、「ベトナムと違ってここの冬は寒すぎるが、暖かい下着や服を買うお金が無い。何とかして欲しい。」というのだ。それを聞いた私は、どんな下着が欲しいのかを聞き出そうとした所で目が覚めた。可笑しな夢だった。もしかして、「ウクライナ」から着の身着のままで脱出して来た人々を、「ポーランド」や「ドイツ」の人達が食料品、衣類、日用品、また多くの家族が、避難民が住む部屋の提供を申し出ているというニュースを見たからかもしれない。
北海道に来ている外国人実習生は「ベトナム人」が多いそうだが、コロナ蔓延下で帰国できない人も沢山いるそうだ。彼らは、北海道は冬は寒い所だと聞いて来ても、実感できないまま来た人もいると思う。私ができることはして上げたいが、今の所は、この町のどこに彼らがいるのかも分からない。
※追 記
先程私は、ネットで時々寄付をしている「国境なき医師団」に「ウクライナ緊急支援寄付」を申し込んだ。この団体は国連のユニセフなどからは一切支援を受けず、世界中の個人や法人からの寄付のみで活動している。
我が家はガスのセントラルヒーティングを使っているが、1月分のガス代請求書が来た時、余りの価格高騰に驚いた。これも世界的なガスの供給が不足しだしているからで、先日のロシアのウクライナ侵攻以降は、ロシアに対する世界各国の制裁も有り、ガスを世界的に算出しているロシアからのガスの供給量が危ぶまれ、価格は一層高騰している。そんな訳で2月からは、我が家の「ガス暖房費用」を節約する対策を取りだしたが、そのお陰で春までに節約できそうな金額を寄付に当てた。