≪近代芸術都市「ビルバオ」を見学≫(2)
②「グッケンハイム美術館」
「ビスカヤ橋」を渡った後、バスで「グッケンハイム美術館」に行った。
中には入らなかったが、周囲を散策した。
二階の広場に幾種類もの花を組み合わせて作った大きな「犬のモミュメント」があった。この美術館の象徴なのだそうだ。
二階入り口を入ると、軽食喫茶店があった。ビールも売っていた。
階段を下りて川沿いに美術館の敷地を歩いた。屋外にも近代的なモニュメントが置かれていた。ギターを弾いてチップを貰っている人が2人いた。
橋を渡って昼食のレストランに行く途中、自転車用のもある信号機を見つけた。珍しかった。
街角には大きなゴミ箱が並んでいた。仕分けするようだった。
今回の旅行でレストランで摂る最後の食事が出された。海の町らしく鱒、鱈、海老、烏賊などの材料で作った料理が美味しかった。小カップに醤油が沢山出されたので驚いた。
帰国便は「ビルバオ空港」から17時発のトルコ航空機だった。
まだ明るかったので窓側席を取った。「ビルバオ」を飛び立つと太西洋側の海岸線が分かった。
その後、飛行機は地中海に出、ギリシャの上空を横切って、約4時間後にトルコの「イスタンブール空港」に到着した。すでに真っ暗だった。
「イスタンブール空港」で3時間半待った後、成田行きのトルコ航空機に乗り換え、「成田空港」には11時間50分後の19時10分に到着した。
私はスーツケースを受け取った後、大急ぎでターミナル間バスに乗り、第一から第三へ移動。何とか成田発「新千歳空港」行きの最終便、20時20分発のバニラ航空に乗って北海道に戻り、その日の内に帰宅した。
今回の旅行は、ヨーロッパの大きな都市を避け、郊外の小さな町とピレネーの景観を楽しむことを目的としていた。予想以上に感動する事が多かった旅だった。
帰宅後、待った無しの草取りなどをしながらこの旅日記を書いたためすっかり時間がかかってしまったが、完成まで漕ぎ着ける事ができてホッとしている。読んで下さった方々はどんな感想を持っただろうか。
また、記事の写真の内、走っているバスから撮ったものは、ガラスの色がかぶる形で緑色が濃い写真に撮れている。
帰国数日後に、トルコの「アタチュルク国際空港」のフロントと荷物預かり近辺でテロ事件が発生した。
今回、往復で11時間も待機した空港だったが、乗り継ぎの私達の待機場所は空港の奥だったので、例えテロが起きたとしても、被害には会う確率は小さかっただろうと思うが、それでもショックだった。
確かに「アタチュルク国際空港」は大きいハブ空港で、空港内はイラン、シリア、イスラエル、ギリシャ、パキスタン、インド、アフリカ方面、ヨーロッパ方面の各国民族や各種宗教の色々な服装の人達が、大勢行き交っていたのだった。
(待ち合い場所の椅子のたまたま隣席に座った女性に話しかけた。イスラエルとイランの人だった。帰国時の2つ向こうのゲートは、パキスタン行きのゲートで、白い長着で白い円形帽を被った男性と白い長着とスカーフを被り、鼻の上から白い布を下げて目だけ出している女性達のグループで混雑していた)
それに続いて「パキスタン」でも、ジャイカの仕事に行っていた日本人7人が巻き添えになるテロ事件が起きた。
一日も早くこうした無差別なテロが起きなくなる世界を強く望んでいる。
(完 成)