花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

晩秋の朝

2008年09月29日 | ガーデニング・家庭菜園

今朝5時半の気温は4.5度。9度だった昨日より一気に下がった。
いよいよ何時霜が来てもおかしくない時期になったので、早朝に一仕事した。
寒さに弱いゼラニウム4種類は、そのままだと株が大きすぎて屋内に入れられないので、指し芽した。
フクシャは株が小さいのでそのまま鉢に上げた。
木立ベコニアも鉢上げした。

花の命も残り僅かとなった今朝の庭の薔薇だ。

 写真①ブラックティ ②ホワイトナイト ③ローザ・ポリアンサ(フロリパンダローズなので、1箇所に10花以上の房咲きとなり豪華) 

 ① ② ③

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長い間の腹痛の顛末記

2008年09月26日 | 医療・健康・食生活・衣生活

今月初めから鼠頸部に痛みを感じていたが、初めは庭仕事の筋肉痛だと思っていた。ところが日を追うごとに次第に痛みが強くなって行った。
3~4日後、今度は知らない間に、脇腹に赤い小さな痒みのある点が4~5個できた。薄着で庭仕事をした時に、服の上から虫に刺されたのかなと、軽く考えていた。

1週間位たった頃、今度は下腹部の内側からズキンズキンと突き刺されるような強い痛みがし出し、夜も眠られなくなった。
これは何か内臓の病気かもしれないと凄く不安になって、普段かかりつけの総合病院に行った。
医師は腹部全体を触って、「特に異常は無い。超音波を掛ければ詳しく分かるが、予約は1週間後になる。」という。
仕方が無いので超音波の予約を入れて帰宅した。
しかし、午後からますます体がしびれるような痛みに変わり、その夜は鎮痛剤を飲んで何とか睡眠を取った。

もう我慢の限界だった。朝、早起きして、定期的にがん検診を受けている札幌の病院に行った。
消化器内科を受診した。その科は初めてなので、腹部X線、尿、血液の検査を受け、結果がでた後、医師の診察を受けた。勿論触診もされたが、「どこも異常はありません。後は婦人科を受診してください。」と言って、鎮痛剤を処方してくれた。

鎮痛剤を飲んだら、痛みは少し弱まるように感じたが、夜になるとやっぱり眠られない位になった。
土日と我慢し、月曜になったので、超音波を予約していた病院に、予約日はまだだけれど、飛び入りで診察をお願いした。
飛び入りは1番最後になると言われた。待っている間もチリチリと痛む。やっと超音波を受け、さらに1時間半待って医師に会えた。
「超音波で腎臓、子宮を見たけれど、どこにも特に異常はありません。」と言う。
仕方がないのでそこでも鎮痛剤を処方して貰った。
痛む場所に湿布を貼っても良いか聞くと、「いいよ。」と言われたので、帰宅後、家にあった湿布を貼り、鎮痛剤を飲んだ。

その一方で、数日前から、左脇腹の虫刺されのような箇所の個数が増え、痒みがして、掻いているうちに黒ずんできた。しかし、痛みの場所は脇腹ではなく、左下腹部なのだから、虫刺されと痛みは別だと思っていた。
それにしても下腹部は腫れた感じだし、下着が触れてもじりじりと痛く、寝ても寝返りができないくらい痛いので、精神的にすっかり落ち込んでしまっていた。

その2日後の夜、NHKの番組「試して合点」で「帯状疱疹」について説明していた。
それを見た途端、「私のことだ!」と閃いた。

翌日、早速、番組で言っていた皮膚科専門病院を受診した。
医師は脇と腹部を見るなり、直ぐに「これは帯状疱疹です。」と診断した。嬉しかった。3週間もの間、痛みに耐えながら病院を巡り歩いたのだから。
その後医師から、「帯状疱疹は、水疱瘡と同じ菌が免疫力が落ちた時に暴れてなること、年をとって来ると治癒まで長引くこと、体を冷やさないように」等という話があった。湿布はだめだったのだ。
鎮痛剤の力を借りながら、治るのを待つという。そして腹部を温める電気を掛けてくれた。

昨夜は家にあった貼るカイロをパジャマの上から貼って寝た。初めてぐっすり眠れた。
それにしても今の医師は、専門以外は分からないのだと、改めて知った。また、癌の転移や内臓の病気でなくて本当に良かった。
今日も鎮痛剤を飲んではいるが、まだ痛みがある。しかし原因が分かったので、心はすっきりしている。後は早く治るのを待つだけだ。

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旭岳に初冠雪

2008年09月25日 | 日記

北海道の屋根旭岳に私が20日に訪れた時は、秋の素晴らしい晴天の下で、高山植物の美しい紅葉を楽しむ事ができた。
しかし、報道によると24日には雪が降り、ロープウエイ乗り場周辺でも3cmの積雪となり、山は真っ白く雪化粧をしてしまったらしい。
昨年の初冠雪も24日だったという。まさに丁度良い日に、旭岳に行けたことが嬉しい。
高山の冬の装いが始まると、これからは、平地でも日一日と本格的に秋が深まって行く事になる。

今朝の気温は12度だったが、今後いつ、急な冷え込みが来るとも限らないので、先ず、春に庭に下ろしてあったハイビスカス3本を鉢に上げて、温かい窓辺に移した。
庭で次々と花を咲かせている最中だったので、蕾も幾つも付いていたが、鉢に上げる際に思い切って剪定をし、株全体を小さくした。北国の悲しさである。
明日以降は、次に寒さに弱い10本あるアザレアや、2鉢のシクラメンなどを鉢上げするつもりだ。庭では、いよいよ冬支度が始まった。

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バスツアーで旭岳の紅葉狩

2008年09月21日 | 「北海道内旅行」登別・定山渓・洞爺・函館・道東・三笠・旭川・道北・奥尻島他

昨日の朝は秋らしく全道的に冷え込み、私の町は8度だった。
私は5時に起きて、いつもの農園仲間2人と札幌発のバスツアーで、北海道の屋根、旭岳の紅葉狩に出かけた。

私は、今秋初めての厚着をして、その上にジャンバーも着込み、6時半に家を出た。
駅の集合場所に行くと人が一杯で、既に仲間達も来ていた。聞くと今回のコースの参加者は多く、バス2台で行くという。私達は申し込んだ日が早かったので、前の方の席だった。
バスは予定通り7時半に出発し、途中、トイレ休憩をとりながら旭川市を抜けて走り、11時にロープウエイ旭岳駅に着いた。
今の旭岳ロープウエイは、1台に100人が乗れる新型だ。ぎゅうぎゅう詰めの状態で10分後、標高1600mの姿見駅に着いた。

ロープウエイ駅を出ると、予想に反して日差しが強く気温は高かった。
結構きつい石の階段が続く1周1時間の散策コースを、途中の展望台に寄りながら登って行ったが、その内に汗をかいた。仲間の1人は、この日のために新しい靴を用意していた。

幾つかの展望台から見る高原の秋の景色は、這い松の緑の中にあるチングルマの真っ赤に色付いた葉と灰色の綿毛が、錦を織り成すように見えて、心が洗われるような美しさだった。
「満月沼」は丸くて澄んだ緑色だった。二つで「夫婦池」と呼ばれている左右の「鏡池」と「すり鉢池」で、私達は「大きい方の池は夫か妻か」と冗談を言い合った。
標高1670mにある「姿見の池」を目の前にした場所で、可愛い蝦夷シマリスを見た。体はネズミ位の大きさだったが、太い縞模様のある尾が特徴的だ。直ぐに姿が見えなくなった。
上方に見える黄色い噴気孔からは、勢い良く、真っ白い煙が数本、絶え間なく立ち昇っていて、活動する地球の姿を目の当たりにした感じだった。
一番大きく、場所も高い「姿見の池」では、設置してある「愛の鐘」がひっきりなしにカーンカーンと鳴り響いていた。私もロープを引いて2つ鳴らした。

さらにそこから1~2分登った第5展望台に行くと、北海道の最高峰2291mの旭岳への登山ルートと、列になって登る登山者の姿がはっきりと見て取れた。
見ている内に、私も層雲峡から黒岳に登り、10時間近く掛けて旭岳山頂迄縦走し、この登山道を下って来た一昨年8月の思い出が蘇えった。
帰りのロープウエイで友人達は、遥か下の木陰にいる蝦夷鹿の子供を見たらしい。

 (写真①展望台から見た1600mにあるロープウエイ姿見駅方面 ②第1展望台から旭岳を写す ③1670mの姿見展望台から見た旭岳。池の向こうに噴気孔が見える)

 ① ② ③

それからバスは、大雪山連峰を一目で見渡せる深山峠に向かった。晴れていたので全部の山が美しく見渡せた。私には、去年登った富良野岳がことさら懐かしかった。

さらにバスは富良野のワイン工場に立ち寄った。数種類のワインと葡萄果汁を試飲した後、私はキャンベルの果汁を2本求めた。
札幌に戻ったのは19時になっていたが、それから3人で軽食を食べ、1日の楽しかった思い出を語り合ってから別れた。
帰宅まで果汁のボトル2本が入ったリュックが凄く重かった。

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誕生日が来た

2008年09月19日 | 医療・健康・食生活・衣生活

昨日、誕生日が来て、すごく嬉しかった。
乳がんを自分で発見したのが4年前の台風の夜だったから、これで4年たったのだ。

病院に行って検査を受けた結果、「癌でした。」と医者に言われてからは絶望感に襲われ、暫くは先の人生が消えてしまったように感じ、数日間本当に落ち込んだ。
けれど、それから1月後に手術を受け、続いて放射線、抗がん剤と経験して行く内に、少しずつだけれど、覚悟と言うか、開き直りと言うか、「それなら残された人生を、精一杯生きるぞ!」という気持ちが芽生えて来て、したいこと、できることを命がある間にやろうという気持ちが起きて来たのだ。

それでも、いざとなると一番悩んだのが、大金を要する家を建てるという事だった。
でも「その家に5年住めるなら、それで良しとしよう。」と考えて、その2年前に買っておいた土地に、定年時の退職金をつぎ込み、自分で平面図を書いて業者に建築を依頼し、家を建てたのだった。
その家ができて、引越しをして、石ころだらけだった庭土を掘り返して石を取り除き、やっと花を植えたり、野菜の種を蒔いたりしている内に2年半が経った。
今では毎朝、新しい植物の姿に出会い、成長に感動し、収穫に喜び、ここへ越して来て、私の夢だった生活ができるようになって本当に良かったと思っている。

庭仕事や畑仕事を通して新しい人間関係もできた。これからもそんな人々との交流を大切にしながら、まだ当分は元気で生きられるかもしれない日々を、前向きに暮らしたいと思う。
だからこれからも、1年毎に迎える誕生日は、若かった頃の何倍もおめでたい日になる筈だ。
さあ、また1つ年を重ねた新しい1年に向かって、スタートすることにしたい。

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トマトソース作り

2008年09月14日 | 医療・健康・食生活・衣生活

庭のトマトが、沢山赤くなった。今朝採って見たら、4本の木から中玉トマトが3kg採れた。
とても多いので、トマトソースを作ることにした。
結構さっぱりした美味しい味にできたので、簡単な私流の作り方を書いておく。(トマト、セロリ、ピーマン、ニンニクは、自家製のを使った)

[材料] 
 完熟トマト、玉葱、セロリ、ピーマン、ニンニク少々、オリーブ油、コンソメスープの素、塩、コショウ、赤ワイン少々 
[作り方]
 ①トマトを洗ったら、包丁でへたとその周りを取り除く。(この方が、後で皮が取れやすい)
 ②鍋に湯を沸かし、①のトマトを入れて2~3分茹でる。
 ③トマトを穴あきしゃもじですくい、水の中で冷やし、皮を剥く。
 ④とまとを数個ずつざく切りにする。他の材料もみじん切りしておく。
 ⑤鍋を火にかけたらオリーブ油を少量入れ、まずニンニク、玉葱を炒める。そこにセロリ、ピーマン、トマトを加えて混ぜ、コンソメスープの素を入れて弱火で煮詰めて行く。
濃度がついて来たら、塩、コショウ少々、赤ワインで味をつける。(トマトの量が多いと水分が多くなるので、煮詰めるのに時間がかかる)

 材料 ② ③ 

 完成

今回はトマトが多かったので、2/3まで煮詰めるのに1時間半かかった。
また、ピーマンを加えると、出来上がりの色合いが黒ずむので、綺麗な色にしたい時は加えない。

[利用法] パスタのトマトソースに、魚介類のトマトソース煮に、炒めたひき肉と混ぜてミートソースに、ピザトーストのソースなどとして利用できる。
昨年の癌市民講座の講師によれば、現在、国際的な研究でトマトが唯一、癌の発生を抑制する食品として認められたらしい。生で食べるよりも加熱した方が効果的なのだとか。

食べ残して熟したトマトがあれば、1~2個でも作る事ができるので試して見てはいかがだろうか。
今回は沢山できたので、冷めたら取り敢えずジップロックの袋に分けて入れ、冷凍したいと思っている。
 

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自家製小豆のお汁粉

2008年09月10日 | 医療・健康・食生活・衣生活

今日は妹が来た。冷蔵庫が空っぽなので、昼食に妹の好きなお汁粉を作る事にした。
昨秋初めて栽培した小豆が残っていたので、2回湯でこぼしてから、圧力鍋で煮、砂糖と塩で味を付けた。それに家にあった餅を焼いて加えた。
妹は、「缶詰の小豆で作るとねっとりとした感じになるけれど、小豆から作るとさっぱりした食感で美味しいね。」と言って食べた。
去年、無農薬栽培の小豆に虫がついた。収穫後の豆選りが、粒が小さいので大変だったから今年は作らなかったが、妹が「豆選りを手伝うから、来年作って欲しい。」と言う。私の気持ちが、少し動いた。

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今年最後の栽培講習会

2008年09月07日 | 家庭菜園・市民農園・借り上げ農園

朝から雨。今日はもしかしたら中止かなと思いながら市民農園へ行った。
丁度雨も止み、モデル農園を見ながらの講習となった。

種から育てた玉葱が立派に大きくなっていた。とうもろこしは、もう少しという感じに見えた。大豆の実がぱんぱんに入って、枝豆で食べるなら限界に感じた。白菜も順調に育っていた。
珍しかったのは芽キャベツだ。下の方はピンポン玉位に大きくなっていた。来年、私も挑戦しようかなと思った。

今日の講習は、まず「今年の気候の特徴と作況状況」だった。
気候は平年よりも最高気温が高く、最低気温は低い月が続いたという事で、寒暖の差が大きい年だったのだ。
また、道中央農試の報告によると、8月20日現在の作況は、秋蒔き小麦と小豆はやや不良、春蒔き小麦は平年並み、大豆、水稲はやや良、そして馬鈴薯は良だという。
農家は芋の疫病対策として農薬を撒いているからなのだろうか。

次は「自家採種の方法」だった。
豆類の採種は知っていたが、胡瓜は知らなかった。果肉を洗って乾燥させると良いらしい。南瓜はF1の種子なら上手くいかないらしい。

北海道の農作業は、来月でほぼ終わる。
私も短い半年間、種蒔きから収穫まで、この栽培講習会の講習を受けながら自宅の庭と農園で作業ができて良かった。無農薬栽培という考え方の講師の指導に従って栽培して来たが、じゃが芋以外はほぼ生育に問題が無かったので自信が持てたし、感謝している。
講習会終了後、堆肥の山から袋5つ分の堆肥を詰めて車で運んで来た。大変だったが、ミミズが沢山いる良い堆肥だった。


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庭の花木

2008年09月06日 | ガーデニング・家庭菜園

例年の北海道は、お盆が済むと秋風が吹き出すのだが、今年は9月に入ってからも珍しく気温の高い日が続いている。
庭の花木が、また新しい花をつけ出した。
 
 ①昨年秋に植えた薄紫色のつる薔薇(名前を失くし、分からない)が、初めて花を咲かせた。イメージしていた色よりも薄いので、来年大きな木になったら他の花を引き立ててくれそうだ。
 ②7月に安く買って来て植えたつる薔薇「カナゲン」が5日前から花を咲かせ出した。オレンジ色と思っていたが、寧ろ赤に近く気に入った。来年育ったら、庭が明るくなりそうだ。
 ③どこにでもあるぽんぽんダリア。去年の球根を冬の間、床下で保存して育てたものだ。
 
 ① ② ③ 

④満開の松葉ぼたん。実は4月11日に室内のプランターに種蒔きして育てたものだ。初めての花だが、成功したので玄関横に列植している。
 ⑤ムクゲの花。まだ木は70cm位しかないが、次々と目立つ花が咲き、楽しい。その内、スタンダード型にしたいと思っている。
 ⑥ムクゲの花。ちょっと心が沈む色なので、目立たない所に植えてある。

 ④ ⑤ ⑥

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農園で収穫作業

2008年09月01日 | 家庭菜園・市民農園・借り上げ農園
雨が上がった昨日は、農園で収穫作業をした。
10時過ぎに我が家に到着した2人の友人と一緒に、私の車で10km離れた農園に向かった。

先ず、農園主の友人が台所に湯を沸かし、とうもろこしを20本位もぎ、茹で役に回ってくれた。
私と一人の友人は、ジャガイモを掘る事にした。
4月29日、「男爵」と「メークイン」の種芋を2kgづつ植えたのだが、予想どうり小芋が多く、昨年とは比べ物にならない僅かな収穫にガッカリした。
友人が持っていた「インカの目覚め」という銘柄の種芋も植えたのだが、こちらはもっと小さな芋ばかりだった。
今年は、去年よりも1ヶ月早く茎や葉が病気で枯れたのだが、その影響は大きかった。
私達の場合は自家用なので諦めもつくが、じゃがいも農家の痛手は如何ばかりかと悲しくなった。

続いて、枝豆を採取して豆を外し、茹でてもらった。「早生」の大豆の種を1袋蒔いてあったのだが、無農薬でも豆には虫も付かず、実の入り方も丁度良かった。

 

今年初めて植えた「栗っ子南瓜」は、予め1個、数日前に行った時に採って置いた。それを半分茹でて貰った。

作業が一段落した頃声がかかったので、家に上がった。
テーブルに置かれた茹で上がったばかりのとうもろこしから、とてもいい匂いが立ち込めていた。私が前夜漬けた一夜漬けやトマトも添えられていた。

早速、食べて見た。
取立てのとうもろこしは甘くて美味しい。植えた時、種がもったいないので間引きをしなくても良いように1粒づつ植えたのだが、全部発芽して1本のとうもろこしに育った。私達は土と種の力に感謝した。
枝豆も甘くて美味しいし、南瓜はでんぷん質が多く、実にほくほくして美味しかった。

定年退職後の趣味の一つとしての菜園は、確実な収穫の手応えが感じられるばかりでなく、共に汗を流した後に味わい、おしゃべりに花を咲かせることで得られる満足感は、得がたいものだと思った。

帰りは、ジャガイモ、枝豆、南瓜、余った茹でとうもろこしを車に積んだ。
JRで帰る友人は、その他にインゲン豆、ミニトマト、大根、長ネギ、玉葱もリュックサックに詰めた。
帰宅後、枝豆の始末に時間が掛かった。
ジャガイモは残念だったが、他は順調に育ってくれた事に感謝した楽しい収穫の一日だった。

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