行くまで心配だった残して置いたとうもろこしは無事だった。実が入ったのを採って茹でて食べた。今日初めて食べた友人が、美味しいと感激していた。更に一粒の種からできた一本のとうもろこしには16列700個以上の実がつく。しかも一本の木にそれが2本実る事を考えると、植物の栽培って凄いね、と言っていた。
前回、実の入りが不十分だった大豆をそのままにしておいたのだが、今日は全部収穫して塩ゆでにした。こちらもその友人には好評だった。
とうもろこしも枝豆も、スーパーで比較的安く買う事ができるが、畑から取り立ての味はやっぱり格別だから、こうして栽培する価値があるのだと私は言った。おまけに無農薬で育てた事も市販品とは違う価値なのだ。(とうもろこしは数本、虫が入った様だったが、幸い大豆には、全く虫もいなかった。)
大きなメークイン
次にじゃが芋を掘った。「メークイン」(写真左)も「洞爺」も立派なできだった。「メークイン」は煮くずれし難いので、カレーやシチュー、煮物に向く芋である。
「洞爺」を早速塩ゆでにして食べた。
初めて食べる友人が、「これはおいしいね。」と言った。また、自分が40~50gに切って植えた種芋一個から、あんなに沢山の大中小の芋が採れたことにも驚いていた。そして、汗を流して自分で植えて育てたものは、特別美味しい味がすると感激したようにも言っていたので、企画係の私としては満足だった。
食べながら私は、芋は水分含有率が高いので低カロリー食材であること、芋のビタミンCは澱粉に包まれているので、葉菜類と違って加熱しても破壊され難いから、冬場の北国ではもっと利用した方が良いこと、またカリウムを多く含んでいるので血圧を抑制する効果があること、ただし、水分が多いので0度以下では凍結してしまうから、保存に注意が必要なことを話した。
今日は、収穫、運搬作業に2時間半、試食しながら収穫祝いの歓談を3時間した。
畑にはまだ、私が植えた小豆と落花生、秋大根、まだ実が入りきらないとうもろこしが残っているので、その生育と収穫をもう少し待つ事になる。
それと、道路淵の苺を奥の畑に移植する仕事も残っている。来月末迄になんとかしたいねと相談した。
来年も私は続けて栽培したいが、他の二人にどうするか聞いたら、二人ともまた頑張りたいという返事だった。
夕方、収穫した芋やとうもろこしを持って札幌へ帰る友人をJR駅まで送った。今日の一日は天候にも恵まれ、充実した良い一日だった。