カナダから予定通り29日夜、無事に帰宅した。
翌朝5時半に起きて早速庭を一回りすると、留守にしていた8日間ですっかり緑が濃くなっていて、大きな「牡丹」が存在を誇るように咲いていた。昨年よりも数日開花が早い。
また、蕾だった「ジャーマンアイリス」が開花していた。
ツツジは「山ツツジ」「ドウダンツツジ」「レンゲツツジ」の花が終り、白い「琉球つつじ」と「エクスバリューツツジ」が開花していた。
初夏の花の紫色の「ニゲラ」と「ゲラニウム(別名「風露草」)」も咲いていた。
「都忘れ」は薄いピンク色と薄い紫色があるが、両方共咲き始めていた。
又、出かける前に間引きをして置いた野菜類の生育も旺盛で、13cm程に育った「小松菜」と「二十日大根」を間引きながら収穫して、留守中お世話になった近所に差し上げた。
「ほうれん草」「春菊」「青梗菜」も、数日後には間引き菜を食べられるだろう。
今朝は雨だが、止んだら農園を見に行って来たい。
カナダで十分に自分にエネルギーを補給したので、今後は暫く園芸と野菜作りを頑張りながら楽しめたらと思う。
こんにちは♪
今朝の「カボチャ」の植え付けを最後に農作物の植え付けをほぼ済ませたし、伯母に関係する諸手続きを終らせたので、明日から「カナダ」の西海岸へ旅行に出かける。
(カボチャは、伯母が種から育てた「雪化粧」の苗を昨日3本貰ったものだ。農園の袋栽培の「牛蒡」の隣に15cm程の高さに土を盛り上げ、ビニールでマルチ(土に覆い)をしてから植えた)
今回のカナダ旅行の旅行社が付けたネーミングは『優雅なるカナディアンロッキー 8日間』だ。
航空機は「エアーカナダ」を利用するので、「バンクーバー」に直行するから楽だ。それでも飛行時間は片道8時間45分になりそうだ。
「カナダ」の旅は、今から25年ほど前の8月にまだ小学生だった娘を連れて「アメリカ東海岸とカナダ東部」の旅行に行って以来の旅だ。前と違い今回は春まだ浅いカナディアンロッキーの国立公園を4箇所巡ることになっている。
「ジャスパー」「バンフ」「ヨーホー」「クートネイ」だ。
また「コロンビア大氷原」では、雪上車で氷河の上に行くらしい。
さらにビクトリアとバンクーバーでは、植物園や庭園に行く予定だ。
この間、作物の植え付け作業その他で忙しく、ほとんどカナダの事前学習ができなかった。ぶっつけ本番の様な旅になるが、大自然の素晴らしい景観が主なので、それなりに楽しむことができるのではないかと思っている。
添乗員さんからの電話によると、「コロンビア大氷原」では気温がかなり低いらしい。
また「大陸横断鉄道」にほぼ一昼夜乗るが、車内が寒いのだという。
それで急遽、真冬にはく「オーバーズボン」や「ライトダウン」「冬用マフラー」を持参することにした。
10年以上はいた事が無かった「オーバーズボン」を久しぶりで引きずり出して見たら、案の定、ウエストのゴムがきつい。それで昨日は解いてゴムひもをつなぎ3cm程ウエストを大きくしてからミシンで縫い直したら疲れた~。
とに角、今回も事故なく楽しんで来たいと思う。29日まで留守にするので宜しくお願いします。
昨日11時に伯母の所に行き、私が伯母の高齢者専用賃貸住宅の管理会社と「身元後見人」になる契約を正式に結んだ。
事前に連絡を受けていた私の所得証明になる「年金支払いの通知書」と「印鑑証明書」を渡して、契約書に実印を押した。
これで95歳の伯母の今後の居住や退去に関する一切の事を私が引き受けることになったのだ。大変だが他にできる人が居ないので、止むを得ない。
その後、申請していた伯母の「介護保険の審査の見直し」のために、市の介護福祉科から審査員が2人やって来て審査するのに立ち合った。
審査は、1時間近くに渡った。
終わった時、結果が出るのに3週間は掛かると告げられたが、審査のし直しで現在「要支援2」の伯母の認定が「要介護1」に一段階上がることを願っている。
帰ろうとすると急に暗くなり雨が降って来た。
いつもなら私と一緒にエレベーターで降りて玄関先まで見送ってくれる伯母だが、昨日は疲れたらしく部屋の前で見送るという。車に乗る前に4階を見上げたら、伯母が窓の傍で手を振っていた。
雨の中、車は稲の植え付けが済んだ田とまだ水を張っただけの田を見ながら帰宅した。
途中「フキ」と書いた立て札を掲げてある無人販売の農家を横目にしながら帰宅したら4時半だった。
前回は「うど」5本が300円だった。今回も雨でなかったら車を止めて買ったのだが…
(雨後の「アキレギア」別名「オダマキ」。色々な色合いの「アキレギア」を庭に植えて見たが、今は気に入ったこれだけを残している)
今日は6時半から雨が降りだしたため、散歩は近所を回っただけで中止し、庭で芽を出した「ほうれん草」「二十日大根」「小松菜」「春菊」の間引きをして、家に入った。
久し振りの雨なので、花にも野菜にも恵みの雨だろう。
歩道に面した土盛り塀の端に植えてあるのが「サラサドウダンツツジ」だ。
この木はここに越して来た年に近所の方がくれた木で、それからあっという間に9年経った。小さな薄桃色のスズランに似た花がぶら下がりながら幾つもまとまって咲く。
この木の仕立て方は、枝を横に広げるようにするとぶら下がる花が目立つのだろうが、何せ寒冷地故、私は冬囲いのしやすさを優先して、ほっそり仕立てにしてしまっている。また、剪定しやすいように私の手が届く高さ以上には伸ばさないようにしているのだ。
遅咲きチューリップの1つがこの「八重咲き白色チューリップ」だ。昨年3個球根を買って植えて置いたものだ。なかなか洒落ているので球根が増えて欲しい。
後ろの「白色水仙」も遅咲きなので、揃って咲いている。
また写真右は、白の宿根草「ニーレンベルギア」(別名「銀杯草」)だ。毎年律儀に固くなった土の下から芽吹いて、背が低いけれど可憐な花を咲かせてくれる。
最後は宿根草「ゲラニウム」だ。周囲を薔薇に囲まれたその中でいつの間にか株が大きくなって薄紫色の愛らしい花が咲き、心をホッとさせてくれている。
「スズラン」は高原の乙女といった雰囲気を持つ愛らしい花なので、これから増えて欲しい。
先程農園に行き、牛蒡を植えて来た。
昨年、畑に種を蒔いて育てたら、土深くまで根が伸びて行き掘るのが大変だった反省から、今年は「袋栽培」に挑戦してみる事にしたのだ。
先ず、肥料の空き袋の底の両端をはさみで切り取って排水口を作った。袋に土を入れて畑に立て、石灰、肥料を入れて良く混ぜてから種を蒔いた。
1袋に5~6箇所蒔いたので、上手く発芽して生育すれば秋には楽して牛蒡を手にすることができそう。
だが、果たして目論見通りに上手く行くかどうか。
これで農園の当面の作業は完了したことになる。お疲れさん!
昨日も風が強く寒かったが、今朝も8時の気温は7.5度なので寒く、ストーブに火を点けた。
昨日の本州や九州では真夏日のところが多かったというニュースだが、北見の峠では昨夜雪が舞ったという。日本列島は南北で本当に気候が違うのを実感させられている。
我が家の歩道横の土手(50cmの高さ)の様子である。今の主役は「芝桜」と丈が短い「遅咲きチューリップ」だ。この後ここに10本植えてある「サツキ」と「薔薇」が開花するのが楽しみだ。
ところで、私が昨年から庭の菜園作りを手伝っている近所の知人女性は、80代だ。
今年も13日の朝、行って見たら、前日差し上げた「中球トマト」の苗3つは、植えてあった。
暫く何も植えずに放置していたらしい庭の土地は、今年も根が深く縦横に張る雑草の「スギナ」でびっしりと覆われていた。
スコップで土を一掘りしては「スギナ」の根を切らないように注意しながら取り除くので、それ程広い面積ではないのに起すのに時間が掛かった。
それから我が家に戻り、余っている野菜の種を持参して、彼女に植えたい物は何かを聞きながら種蒔きをした。
昨年は彼女の所には石灰も肥料も無くて、全部我が家から運んだが、今年は野菜を植え付けようと思っていたらしく買ってあった。
結局「ほうれん草」「小松菜」「青梗菜」などの種を蒔いた。
まだ場所が余っていたので、どうするか聞くと、昨年私が数個の種芋を植えて上げたのがすごく役立ったらしく、芋を植えたいという。
好きな品種は「キタアカリ」だというので、急いで私が農協まで買いに行った。
「2;6;2」の化成肥料の小袋が売られてなかったので、「化燐酸石灰」の小袋を買った。
それから彼女に2kgの種芋の切り分け方を説明し、植え溝に化成肥料の「8;8;8」に「過燐酸石灰」を足して施して貰い、次いで種芋を植え付けて貰った。
それから若い私が「植え付け時一回培土法」で、鍬で培土した。
隠元豆の「モロッコ」も植えたいと言うので、気温が安定する数日後を待ってから霜に弱い隠元の種蒔きができるように土を起こして、種を蒔く場所の植え溝を付けて置いた。
時間的には半日の仕事だったが、肉体的には結構疲れた。
しかし、今年も必要なボランティアができたのではと私自身は大満足だった。
今年は珠に菜園を覗いて見て、うるさく思われない程度に間引きや追肥のアドバイスをしたいと思っている。
9日午後からは自分の区画(50㎡=30畳)に「じゃが芋」の植え付けをし、少し余っていた昨年の「トウモロコシ」の種、「小蕪」と「スナックエンドウ」の種を蒔いた。
(土寄せしたこの下に、じゃが芋の種芋4kgが植えてある)
12日には、庭に自分で育てた「チシャ・サラダ菜」を5つ植え付けた。
朝食後今年も借りた市民農園に行き、買って来た「長葱」の苗を先ず植え付けた。
「長葱」には、農園のご近所から貰った切り藁を根元に敷いた。
次に近所から余ったからと貰った「赤玉葱」の苗を植え付けた。
玉葱は講習会で実際の植え付けを見学したので、長葱の隣に20本の苗を何とか植えた。
「赤玉葱」は辛味が少ないのでサラダにしたり、刻んで食べたりできるから、自分で無農薬栽培できるなら最高だと思って頑張った。
帰宅後、自分で育てた「中球トマト」4本と、買って来た「大玉トマト」3本の苗を庭の菜園に植えた。
苗を植えてから、ビニールを切ったマルチを敷き、苗を立てた竹に紐で止め、最後に風除けのビニールの覆いをしたので、1時間半もかかってしまった。
苗を育てて庭に移植した「スナックエンドウ」は、根付いた様だ。
その隣に種を蒔いた「青梗菜」「小松菜」「ほうれん草」「春菊」「赤カブ」が、順調に発芽して来た。
余った「チシャ・サラダ菜」4個と「中球トマト」3本は、近所の知人の畑に植えた。
そして今日14日は「春まき大根」の種を蒔くため農園に行った。風が強く気温は10℃しかなかったが、「春大根」を蒔き終えてほっと一安心した。
また、新しい「トウモロコシ」の種を買ったので、9日蒔いた隣に続けて植えた。
まだまだ植える場所があるので、今年は少し早めの20日頃に「枝豆」の種と「人参」の種を蒔く予定だ。
それで朝から育てた「サンチュ」の苗を庭に植えたり、畑に行って買って来た「長葱」と近所から貰った「赤玉葱」の苗を植え付けたりしてバタバタしていた。
「サンチュ」の余った苗は近所に貰ってもらった。
庭では、ミニ林檎「アルプス乙女」の花が咲いた。綺麗だ。すでに林檎の産地では、花は済んだのかも知れないが、満開の時期は見事だったことだろう。
数年前に友人の実家から分けて貰った「山紅葉」が、今年も開花した。後で暫く振りでその友人に電話で伝えたい。
遅咲きの「口紅水仙」二種類(中心が黄色と赤色)が開花した。
遅咲き「ミニチューリップ」も可愛い。
「ニゲラ」は種類が多いらしいが、これは私が3年間ほど草取りや庭仕事を手伝った一人暮らしの高齢女性から、数年前に根を分けて貰ったものだ。
その方は不安な事や悩みがあると早朝や夜でも我が家に来て、色々と話をしてくれた。私はもっぱら聞き役で、大して役に立つような返事はできなかった。
彼女は昨年亡くなったが、花を見ると自然に思い出される。
9日が今年の農園の開園日だった。
風が強く気温も朝は9度無く寒かったが、予定通り「野菜栽培講習会」の最後の実地講習が行われたので参加し、受付け他の手伝いをした。
講習は、先ず「じゃが芋の植え付け方」と「スナックエンドウの植えつけ方」だった。
講師は、畑での石灰(芋はいらない)や肥料の種類と施し方、種芋や豆の種の植え付け方、土のかぶせ方などを実地して分かり易く教えてくれた。
最後は「玉葱の栽培方法」だった。
全体に石灰を撒き、畝を立ててから溝を掘り、化成肥料と過リン酸石灰を溝の底に施肥してから土を掛け、10~12.5cm間隔で苗を植えて行った。
玉葱の栽培方法は初めて見たので、凄く参考になった。
農家が栽培している玉葱は、価格は安いが、一般的に農薬を多用して生産している。それに比べて無農薬で育てた自家製の玉葱は価値が大きいと言える。
講習会が終わったので、今度は自分の畑に行き、先ず「じゃが芋」を植え付けた。
種芋は地元の農協で買ったもので、今年は「男爵芋」3kg、「キタアカリ」1kgを植えた。
途中で土寄せをしなくて済むように、予め土を25cm程盛り上げる「植え付け時一回培土法」のやり方で培土した。
昨年意を決して買った鍬が培土するのに能率が良かったが、一回で全部終らせるので、やはり体力と時間がかかった。
次いで「蕪」「トウモロコシ」の種を蒔いた。仲間が「スナックエンドウ」の種と「長葱」の苗を分けてくれたので、それも植えた。
種を蒔き終えた場所に立てる竹を持参し忘れたので、枯れ草や枯れ枝を拾って来て使った。
講習会と今年初めての植え付け作業全部で6時間かかった。かなり疲れたが、その疲労感が心地良かった。
今年は気温が高めに推移していたが、当地は昨日朝も霜注意報が出るなど、まだ気が抜けない毎日だ。
庭の花木が春の到来に生真面目に反応してくれるので、私も朝の見回りが楽しい。
少しだけ植えている「アスパラガス」がにょっきりと出て来て、昨日初めて食べることができた。正に収穫の喜びである。
遅咲きの「チューリップ」や「水仙」が開花した。早かったものは、もう花を除去した。
プリムラも幾つかの色を植えているが、可愛い花だ。
昨秋、隣家との境界に植えていた水仙を除去して、変わりに自家採取したニンニクを植えて置いたが、大分伸びて来たので楽しみだ。取りきれなかった水仙の球根が少し残っていたらしい。
我が家の翁草は紫色だが、最盛期を過ぎた。
テンプレートのデザインで可愛いイラストのを見つけた。私には似合わないかなとも思ったが、思い切って使ってみる事にした。
昨夜の天気予報で「明朝は霜に注意」といっていたので、苗を植えたばかりのプランターを紙で覆って寝たが、気温は3℃までしか下がらず無事だった。まだまだ、暫く低温に注意しなければならない。
ところで昨日は風もなく、気温が20℃を越えて庭仕事にピッタリな一日だった。
ゴールデンウイークも終り、小学生達が通学しだした。
私は朝から増えた「プリムラ」を分けて移植したり、増え過ぎた「水仙」と「暖色系のチューリップ」の球根を抜き取ったり、薔薇に竹の支えをしたりした。
仕事の途中、花友のAさんの庭に行くと、立派な「つつじ」が満開で素晴らしい。写真に撮らせてもらった。
陽が良く当たるベランダの前では、「翁草」が輝いていた。
Aさんは自宅敷地の下にある道路脇の奥行き60cm程の空き地にも季節ごとに咲く宿根草を植えて、良く手入れし、通る人達を楽しませている。今は「水仙」と「ムスカリ」の饗宴が美しい。
それから2人で、花の苗を探しに近くの苗農家に出かけた。
そこでは大半の苗がホームセンターなどよりも低価格で売られているので、客が車で沢山来ていて、50株も100株も買って行く人も多いのだ。
私は薔薇の周囲に植える「ニゲラ」「デルフィニューム」と、鉢植えにする「ペチュニア」の苗を2個ずつ買った。
Aさんは「インパチェンス」「ペチュニア」などを沢山買っていた。
買って来た苗を植えたが、いよいよ私の庭には隙間がなくなり、もう新たな花を植える事ができそうにない。
これからは、現在植えてある花木を少し整理しようと思う。
今日の記事は、遅ればせながら5月2日の散歩時に写した風景だ。
気温は7℃で風が強かったが、冬のコートを羽織って6時前から農耕地を回って見た。
農家さんが昨日の仕事の後、置いていった「トラクター」が朝日を受けていた。
「トラクター」が描く軌跡も、芸術的だ。
この農地にも、不織布が張られていた。長い!何を植えたのだろうか。
道路から見た農家の庭先に咲く「水仙」や赤紫色の「つつじ」が美しい。
農家の主婦は多忙なのに、庭など外回りの管理もきちんとしている人が大半なので感心してしまう。
庭に出て、昨日買った「クレマチス」を植えつけた。
ついでに4月26日に蒔いた「小松菜」と「青梗菜」が発芽したが、厚蒔きしたので混み合って生えて来た所の芽を取って傍に移植した。
それから庭の草花の写真を撮った。
一昨日降った雨が良かったのだろう、今までは「プリムラ」「水仙」「チューリップ」「ムスカリ」が咲いていた。
今朝見ると新たに「五寸あやめ」や「遅咲きチューリップ」「金子玄海つつじ」が開花している。
「チューリップ」も「水仙」も、色々な種類を植えているので、彩りが賑やかだ。
やはり暖色系の花は、多過ぎない方が雰囲気が落ち着くので、2年で球根が増えた黄色とオレンジ色が混ざったチューリップの球根の半分は、掘って処分することになるだろう。
歩道横の50cmに土盛りして塀代わりにしている場所の端に植えている芝桜が、垂れ下がるように咲いて来て風情が出て来た。(実は昨年秋にこの芝桜は半分に切り取って置いたのだが、冬の間に雪の下でまた増えたのだ)
昨日朝、6時前のJRに乗り、娘が車で待つ駅で降りて合流して旭川に向かった。早朝で車もすいていて順調に普通道路を走った。
2時間で目当ての「旭川美術館」に到着した。9時半開館なのに既に数台の車が駐車場前に列を作っていた。皆ゴールデンウイークなので、出足が早い。
入り口の傍に建つ大きな銅像は「雄弁」という像で、フランス人「エミール・アントワーヌ・フールデル」の1923年の作品だそうだ。
気になったのでネットで調べたら、彼は32歳から15年間、「ロダン」の助手をしていたそうだが、やがて独自の考え方をするようになって独立した彫刻家だそうだ。そんな人の作品がどういう経緯でここにあるのか気になる。
時間があったので、美術館前と目の前の「常盤公園」にある銅像を見て歩いた。
中に1970年に北海道開拓記念碑として造られた「本郷新」制作の「風雪の群像」があった。
和人の青年男女が伸びやかに立っているのに比べて、アイヌの老人が切り株に座っているのだ。この像の制作に当たっては、アイヌの老人も立たせるべきではないかという論争もあったらしい。
また1989年に「三木俊治」が制作した「行列」という大きな作品(3m×6m×1.5m)もあった。
どんな人達が行列しているのか姿を良く見たかったが、3mもの高い位置なので残念だった。
美術館で開催されていたのは「古代エジプト美術の世界展」で、スイスの「ガンドゥール美術財団」が所蔵管理している文物が展示されていた。
小規模なものだったが公開は日本初で、展示品一点々々に作品の見所などの詳しい説明が付いていたため分り易かった。
私がエジプトに行って、実際にその国の様々な風景の中で見て来た古代エジプトの貴重な遺跡文物は勿論素晴らしいものだったが、ISの脅威によって中東やアフリカなどへ安心して行けなくなった今、身近な国内でこうした展示が開かれ、多くの人が古代エジプトの美術作品に触れて鑑賞できるのは、貴重だし嬉しいことだと思った。
フロアーに「ファラオの衣装」が自由に着られる様に置いてあったので、傍の人と声を掛け合って着用し、写真を撮りあったが、良い思い出になった。
美術館を出た後、東旭川にあるスリランカカレー店「スタンサ・キッチン」を目指した。
「旭山動物園」に通じる道路の途中にあるので、間も無くひどく渋滞し出した。暫く掛かったが目指す店を見つけて入った。
気さくなスリランカ人の店主スタンサに聞くと、普通の民家を借りてカレー屋を始めてから7年になるという。
頼んだ「ポークカレー」が辛かったが、気配り上手なスタンサが「野菜カレー」のルーを足してくれたら辛さが弱まった。
2年前に「スリランカ」に行って来たことを話すと、「『シーギリヤロック』に登ったか。」と聞かれた。「33度の気温の日でおまけに体調も悪かったが、頂上まで頑張って上ったよ。」と言うと、「綺麗だったでしょう。」と嬉しそうだった。
店内に売られていた香辛料やヒヨコマメが懐かしかった。
大きな珍しい色をした毛足が長い猫がいた。聞くと「箱に入れられて捨てられていたのを、拾って育てた猫だ。」と教えてくれた。
猫は桜の花びらが風に吹かれて散って来る外をじっと見つめていて、どうしてもこちらを見ようとしてくれない。やっと1枚撮ったのがこれだ。
カレー店からさらに「菓子店」と「深川道の駅」に寄って、帰宅した。「深川道の駅」ではほうれん草を買った。
札幌に着く頃には、予報どおり雨が降りだしたが、娘と話をしながらドライブできた楽しい一日だった。
水仙は、数日前に開花した早咲きの水仙の他、花色が異なる水仙や口紅水仙が開花して来て、庭が賑やかだ。色づいたチューリップとの饗宴も楽しい。
芝桜も昨日から満開になり、歩道脇に土盛りして作ってある50cm高さのコンクリート塀に生気を与えてくれている。
薔薇の木には新芽が出て来て、数センチの葉に育ちつつある。
東側に植えてある「ユスラ梅」に白い花が咲いた。
晩秋から先日まで鉢上げして室内で育てた「アザレア」や「椿」を、そのまま室内に置いておくと夏に乾燥しやすいから、先日、鉢から出して再び庭に植え戻した。秋まで太陽をたっぷり浴びて花芽を作り、また、冬の室内を彩ってくれることを願っている。
これから毎日少しずつ違う表情を見せてくれるだろう庭の草木を、今年もまた見守りたい。