花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

放射能『処理水』の放流は「食物連鎖」を生まないだろうか?

2023年08月29日 | 社会・事件・ニュース

政府は福島第一原発の放射能汚染水に溜まった「トリチュウム」などを、ALPS(多核種除去設備)でも除去できないまま海水で薄めて、その『処理水』を海に放流する事を決め、先日8月24から実行し出した。今後30年間放流する予定だという。

国連機関の「IAEA」は、安全だとしてこれを容認した。

これに対して「中国」の反発は強く、日本からの海産物の全てを「輸入禁止」にするという措置を決定した。また、中国の一般人から日本への非難や嫌がらせ電話が東京電力や予想外の場所にも殺到しているという。

また、国内の漁師や漁業関係者の多くは、海産物の放射能汚染がこの先も起きないのか、風評被害によって海産物が売れなくなると困る、果たして子、孫の代まで漁業を続ける事ができるのか、という不安感を強く抱いていると報じられている。

これに対し政府は、「損害は賠償する。」と言い、予算を計上している。

一方、研究者の一部は長年の放出は、設備の老朽化や予想外の事態を招きかねないとして、政府の対応を非難している。

私自身は消費者の一人として、放流のニュースがでた時から、政府が言うところの「科学的根拠」に不信感を募らせている。

「トリチウム」の半減期は12年と言うが、ALPSで除去できない放射能の中には、分解するための年数がひどく長く掛かるものがあり、海洋でバクテリアやプランクトンなどの微少生物がその汚染水を吸収した場合、その微少生物を餌にして生きている小型魚介類(アジ・鰯・サンマなど)の体内にその物質が入ると、汚染物質はその体内で濃縮される。さらにその小型魚介類を餌とする中型魚介類(マグロ・鰹・ぶりなど)の体内では更に濃度が濃くなり、それを餌とする大型魚類(シャチ・サメなど)の体内ではもっと濃度が濃縮されるという。

こうした放射能汚染物質の「食物連鎖」が起きて生物の体内に長くとどまると、その生物が内部被曝し、癌などを発生する可能性が指摘されている。(ハワイ大学のロバート・リッチモンド教授)

私は、特に魚介類を多食する日本人や東南アジアの人々への今後の影響を危惧している。個々の魚類の遊泳生息海域が不明な物もあることを考えると、日本近海の海洋地域だけが問題だとは言えないだろう。

しかし、政府はこの「食物連鎖」には全く触れず、「国際的な安全基準値以下に薄めるから大丈夫だ。」と言うだけだ。これで政府が言う「科学的根拠」は本当に十分だと言えるのだろうか。

私は今でも、有機水銀などの重金属の濃縮が問題視されているぶりやマグロなどの中型~大型魚は、なるべくたまにしか食べないようにしている。「食物連鎖」によって人間(私)の体内でさらに汚染が進む事が心配だからなのだ。

政府にはもっと漁民や国民の不安な声を聞いて、『処理水』の海洋放出を再検討して欲しいと強く思う。

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電気系統が壊れたトイレのリフォーム

2023年08月29日 | 暮らしと住まい・耐久消費財

今の家を新築してから15年以上が経った。

一階と二階にトイレが2カ所あるが、工務店が設置したのは一部分を取り替えられない「一体型便器」だった。理由を聞くと「安かったから。」と言われた。

2年ほど前に寝室がある二階のトイレの「ウオッシュレット」が壊れて使えなくなった。元々使う頻度は少なく、手動で水を流す事はできたので、電気系統が壊れたまま使用してきたが、この度、一階のトイレの「ウオッシュレット」もついに壊れてしまった。

「TOTO」に連絡して点検に来て貰ったが、「今では製造されていない型番で、部品の取り替えが不可能。この型はそっくり取り換えるしかない。」と言われた。

さらに「最近、トイレの価格が高騰したが、今までの製品の在庫を沢山保有している住宅メーカーやホームセンター、電気店などなら、少し安く手に入るかも知れない。」と言われた。

早速翌日、私は市内の幾つかの店を見歩いた。結果的に「Y電気店」なら私が希望する型の「TOTO」の製品を一番安くリフォームで交換できる事がわかり、2台分の契約をした。寝室がある二階のトイレは、年を取るほど重要になるからだ。そしてトイレは、電気製品なのだった。

5日前に工事担当者が2人来て、2時間程で2台とも交換してくれた。

実際に使って見て分かったことは、「節電」「節水」という点で、新しいトイレの形、機能が凄く進歩して作られていた事だ。

水を流すのは常に手動のレバーだから電気を必要としない。便器の内部の作りが小さくなって、1回の流水量がかなり少なくなっている。便器は汚れが付きにくく、落としやすく設計されているし、便座は取り外して掃除することも可能だ。

今までの「一体型」と異なり、次に電気系統が壊れた時は「ウオッシュレット」部分だけを安い価格で取り変えられる。そして「Y電気店」の場合は、保証も10年間付いていた。

金額的には点検に来た人が言っていた価格は高かった。それを娘に伝えると、「私が1台分のお金を負担しても良いよ。」とメールで言ってくれていたが、先週末に来宅した時、当初考えていたよりもかなり安く済んだことを話したら、援助の話しはすっかり忘れた様子で帰って行った。

        

 

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私の癌経験と「がん細胞の顔」

2023年08月19日 | ガーデニング・家庭菜園

九さんの病理検査について思う

毎日九さんのブログ記事を読んでいる読者ですが、私の体験を書きます。

私は退職後半年経った時、左胸の一部に固いしこりを見つけ、札幌国立病院がんセンターを受診して『乳がん』と診断され、手術、放射線治療、抗がん剤の投与を受けました。主治医によると、手術時に採取した『がん細胞の顔は悪質』で、再発、転移しやすい性質だと聞かされました。

それで私の人生もそこそこ終わりに近いと考え、生きている内にやりたいことをなるべく多くやることにしました。趣味の旅行、軽登山などです。

もう一つ、まだ仕事をしていた時に、退職後、最後にやりたいことは何だろうかと考えていた時に、既に当時住んでいた札幌のマンションのベランダに置いてある沢山の花の鉢に目が行きました。そうだ!私が好きな事は「花育て、庭仕事だ」と気づきました。それで、それに相応しい南向きで適当な広さがある土地を2年間探し続けました。札幌市内では見つからず、結局、札幌郊外に私の予算で買える土地がみつかり、退職前に貯金で直ぐに購入していました。

退職後、癌になったため、やはりその場所に実際に家を建てるかどうかとなると悩みました。けれど、2度と人生のやり直しはできないのだから、例え5年で死んでも納得できる最後の家を建てるべきだと考え直し、当時あった退職金を原資に貯金も全部吐き出して、自分で勉強して考えた「バリアフリー住宅」の平面図を書いて建築会社に依頼し、キャッシュで建てて貰いました。もうお金は貯めておかなくて良いと思ったから、決心もできたのでしょう。

その後もずっと「癌再発・転移」の不安を抱きながら、残りは少しの人生しかないと思い、夢中で庭仕事や海外旅行をしました。旅行の一回々々は「これが最後になるかも知れない」と考えると、切羽詰まった気持ちを持ちながらも、十分に楽しみ、歴史や文化を学びました。その「旅行記」は、このブログに書いてあります。

しかし、昨年春の定期検診で、「何かあった時以外は、もう病院に来なくて良い。」とその時の主治医(大きい病院なので医師の転勤が時々ある)に言われて、凄く驚きました。

私が「細胞診の結果、再発・転移しやすい細胞の顔だと言われていましたが良いんですか。」と聞くと「良いです。」との返事でした。

自分で乳がんを発見してから17年近くが経ち、年も取り、体力もすっかり低下していました。医師の言葉は嬉しい限りでしたが、『顔つきが悪いがん細胞』とは何だったのでしょうか。これからどういう気持ちで生きれば良いのでしょうか。

今は体力と両膝の関節症が不安で登山はできず、海外旅行も円安の事もあって躊躇しています。

しかし、よく考えて見ると、癌になって死を意識したことは、私にとって生きる意味を問い直す良い機会となったのです。その結果、自分なりに結構充実した退職後の人生を送る事ができたかな、と今は思います。

九さんに取っては、これからもまだ検査時の大変な苦痛を毎回乗り越えなければならない訳ですが、細胞が私と違って『いい顔』をしているなら、今後の回復は期待できると思います。その内、自分の人生、そう悪くなかったと思える日がきっと来るのではないでしょうか。そう思います。

と同時に、医師と患者は対等です。医師は検査データーは分かっても、患者の痛みや容態を本当にはわかり得ないのです。しかも治療方針は患者自身が決めるのです。不安な事や疑問があれば、その都度質問した方が良いと思います。私は通院時は担当医に、また、病院が主催する「癌講演会」などでは、大抵講師に質問して来ましたよ。

(九さんへ 我が家の薔薇の写真を贈ります)     

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8月の庭仕事(4)ジャガイモを掘り、白菜・大根を植える。

2023年08月15日 | ガーデニング・家庭菜園

4日前の朝、涼しい内に、友人の菜園に植えてあった葉や茎が枯れた煮物用のジャガイモ「メークイン」を掘った。丁度来ていた娘にも手伝って貰った。

2kgの種芋を1山に2列に植え付け、その山が2列あったのだが、娘と私で1山ずつ掘った。掘ってみると6月中旬から高温だったためか、上々の収穫だった。

1時間ほどそのまま乾かした後、娘にバケツで近くの我が家まで運んで貰い、私が用意しておいた浅めの段ボール数個に芋を2段程に重ねて入れて貰った。

娘にとっては初めての経験だったが、バケツに入れる際に大きさ順に拾って芋の土を落とし、家では一個々々丁寧にすき間無く段ボールに入れてくれたので、本当に助かった。昼前の特急で娘は2ヶ月前に転勤し引っ越した町に帰っていった。

              

翌朝、ジャガイモの跡地に7月から苗作りをした「白菜」を植えたり、「大根」の種を蒔いた。

「白菜」は虫がやって来て葉を食べ、穴だらけにしやすいが、農薬を使いたくないので、移植後、防虫ネットを掛けた。

「大根」の種は、石灰を撒いてよく混ぜた植え場所に、化成肥料などと交わらないようにホウで線状に浅い溝を作り、溝の片側に化成肥料を施し、反対側に種を30cm間隔で3~4粒置いて土を掛けた。今回は堆肥を入れなかった。

※写真の空き地には「大根」の種を蒔いた所。その向こうは「中玉スイカ」の畑だ。(先程行ってみたら、「大根」が発芽していた。3日目の発芽だ)

北海道では10月末には霜が降りたりするので、野菜栽培も残すところ3ヶ月を切った。両方とも順調に育つよう期待しているが、今後の天候次第だ。

昨日は、普段お世話になっている近所の数軒に「メークイン」をお裾分けした。

家の東側に少し遅れて植えたポテトサラダ用のジャガイモ「トウヤ」があるので、週末にでも掘る予定だ。

 

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8月の庭仕事(3)知人から借りている菜園の現状

2023年08月07日 | ガーデニング・家庭菜園

今朝も天気予報通り朝方から弱い雨が降っていて、気温は随分低い。しかし予報では、明日からまた蒸し暑くなりそうだ。

ところで昨日の朝は雨が降っていなかったので、2日振りに知人の菜園を見回った。

「トウモロコシ」はひげがすっかり焦げ茶色になっていたので、試しに1本だけ収穫して茹でて試食した。昨年の品種に比べるとかなり小ぶりだが、しっかりと先まで実が入っていて甘く美味しい。発芽率が低く、気温が低い日が続き、苗育てに苦労したのでずっと不安だったが、これなら大成功といえるだろう。

気を良くして、近所の友人2軒にお裾分けした。(所が2軒とも、「トウモロコシ」(枝豆も同じだが)は、できるだけ早く茹でた方が甘みが逃げないことを知らなかったので教えてあげた)

残りは若い人達が芋掘りに来た時に、一緒に味わいたいと思っている。

次は「スイカ」だ。「大玉スイカ」2株は、まだ2個しか実を結んでいない。「中玉スイカ」も2株で現在は2個だ。毎朝、人工授粉もしたが、結実するのが少ないようだ。何が悪いのだろうか。

          

下は「カボチャ畑」だ。「栗カボチャ」「白化粧」の2種類2株づつだが、苗作りでも「スイカ」と違って寒さに強かったし、人工授粉後の実の付き方も良かった。そろそろ付け根がコルク化し出して来たものもあり、収穫も近い様だ。

       

        

最後は「黒大豆の枝豆」だ。痩せた草畑をスコップで起こして畝を3本作り、種1袋を蒔いた。自家製堆肥と化成肥料888,それに溶燐を加えて2回追肥した。ようやく実が付きだした。後一週間程で収穫できるかも知れない。

春から何も植えていない空き地が少しあったので、昨日午後、草を取り、鍬で耕して大きな石も取り除き、石灰、自家製堆肥、化成肥料を施した。「根こぶ病」の菌に冒されている我が家の庭では作れない「アブラナ科」の秋野菜、「青梗菜」「山東菜」「白蕪」「二十日大根」などの種を蒔いた。

一種類を除いて、昨年の余り種なので、発芽率を考え多めに種を蒔いたが、例年よりもかなり蒸し暑い日が続きそうなこともあり、果たして上手く発芽してくれるかどうか心配だ。発芽しなかったらまき直せば良いのだが、北海道は今月下旬から急に気温が下がり始めるので、時間的な余裕は少ない。

 

 

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8月の庭仕事(2)秋野菜の種を蒔く

2023年08月07日 | ガーデニング・家庭菜園

2日前になるが、室内から春・夏野菜を収穫し終えた庭の空き地を眺めていたら、「酷く蒸し暑いけど、明日からは数日間雨予報が出ているし、そうだ、秋野菜の種まきをしよう。」と思い立った。

一番暑い午後1時半、と言ってもその日は28度程度だったが、何せ湿度が高く蒸し暑い。身支度をして庭に出、先に近所の猫が来ないようにネットを掛けて置いた場所から種を蒔くことにした。

そこには先月まで「大根」を植えていたので、今回はアカザ科の「ホウレン草」と、キク科の「春菊」にした。先ず、石灰を多めに入れて「ホウレン草」の種まきをして、続いて「大葉春菊」の種まきを終えた。

今度は、今まで「ホウレン草」と「春菊」を育てていた場所には、「聖護院大根」と「紅芯大根」の種を蒔くことにした。

「根こぶ病」が出始めた菜園だが、アブラナ科であっても「大根」にはそれほど影響しないらしいので決めたのだ。種を買う時、「聖護院蕪」と「聖護院大根」が売られていたが、私はそんなことを考えながら「聖護院大根」の種を買って来ていた。

巻き終わるのに2時間かかった。汗だくになったのでシャワーをしてすっきりした。

例年より高い気温が続いているので、果たして発芽が上手く行くか、生育はどうか、虫や病気にやられないかなど心配だが、何とか今秋も自家製野菜を毎日の食事で食べたいのだ。

種まきをしたことを妹に伝えると、「元気がある証拠だね。」という返信が帰ってきた。

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