花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

懐が寂しくなる秋

2013年09月30日 | 日記
今朝の新聞の1面のトップ記事は、「堺市長選 維新破れる」だった。
私はかねてから維新の会代表の橋下氏は、呆れ果てた従軍慰安婦発言に見られる様に歴史認識に大きな問題があると思っていたので、堺市民の判断にホッとしたところだった。

次にその横にあった記事「復興法人税廃止 容認へー自公 最終結論は年末」の題字に目が行った。
企業には大幅減税をする事がほぼ決まったと言うのだ。
企業の法人税に匹敵するのはわれわれの所得税だと思う。
復興特別所得税は2013~2037年まで25年間、基準所得税の2.1%分を上乗せして支払うことが決まって施行されているが、復興特別所得税の減額や期間短縮も議論しなければ片手落ちではないだろうか。
(復興特別法人税の方は、そもそも2012~2015年の3年間だけ10%を法人税に上乗せすると決められて、施行されている)

ところがその記事の内容を見ると、「10月から暮らしこう変わる」の一覧表が載っていた。
それによると政府は、庶民の懐には姑息なやり方で手を突っ込んで税金を引き上げたり、支給額を減らしたり、物価を上げたりするのだ。

その内容だ。
 年金減額ー1%。
 反対に厚生年金保険料引き上げー10月から保険料率を0.354ポイント引き上げる。負担は労使折半。
 児童扶養手当引き下げー0.7%引き下げ。
 自動車保険料値上げー大手損保3社10月から一部値上げ。 
 牛乳値上げー出荷価格の値上げで店頭価格10円値上げ。
 輸入小麦値上げー政府の売り渡し価格平均4.1%値上げ。
  小麦価格が値上げされると、幅広い加工食品がたちまち影響を受けるだろう。

そして来年春からは、消費税の8%への値上げも実施される見通しだ。
消費税は逆進税なので、所得が低い世帯ほど値上げによる負担は厳しくなるのだ。

良いものは、最低賃金引き上げー都道府県で順次、今より15円高い764円に。

今の自公政権は、選挙で衆参両議員とも多数となったために、何でもやりたい放題という感が否めない。
選挙結果が政治の方向性を決めるので、民主主義社会の主権者であるわれわれ国民は、普段から政治の動向に大きく目を見開き、声を上げて行くべきなのだと思う。

                     

  
コメント
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