先日、当ブログへの掲載を保留した一関市HPの「市長へひとこと」欄へ
投稿した文書。

令和5年3月27日
一関市長 佐藤善仁様
「市が加担した違法行為の救済依頼について」
平成26年当時から農林部長に対し下記の2組織の違法行為を糺すよう繰返し
依頼し、新聞投書でも不当性を指摘して来ましたが、残念ながら、是正指導を怠る
ばかりか逆に擁護し続けています。
現小崎農林部長は、盛岡地検が不起訴処分としたことや民事の損害賠償訴訟で私が
敗訴したことで「適法であることが証明された」と開き直っていますが、検察官や
裁判官は、法律が明文で規定している条文を確認することもないままに市長回答
(27.5.15職2003号、29.3.23事務連絡)を正当な見解と見做し、「役所の同調圧力」
もあって安易に不当な判断を下したものです。
その点も含めて一昨年12月に小崎部長に再度是正指導を依頼していますが、一向
に改めようとしないことから、昨年の7月に一関警察署に対し、これまでの経緯を
説明した上で両組織の代表等を刑事告訴すると共に小崎部長についても教唆幇助で
刑事告訴したところです。
いずれも「構成要件該当、違法、有責」の犯罪成立要件並びに証拠が整っている
ことから、近い将来起訴されるものと思われますが、「告訴~起訴~判決」の手続
きが結了するまで数年を要する可能性があり、その間も違法行為が放置され私の権
利は不当に侵害され続けることになります。
本事件は法律の規定を知らなくとも一般社会人の常識として「明らかに違法」と
判断できる案件にも関わらず、法律や制度に精通しているはずの市の幹部職員が
誰一人として気付かないことは驚くべきことです。
1. 厳美の「道の駅」を運営する農事組合法人理事長の背任事件について
農事組合法人の設立目的は組合員の生産する農産物を販売することで
あるにも関わらず、レストランで提供する餅の原料となる餅米を組合員
の生産する餅米ではなく「JAから仕入れる」という違法行為を創業以来現在も
続けています。
これは、加工して用いる場合でも全体の1/5以上を他組織から仕入れてはならない
と規定する農協法の明文にも反するものです。
理事長等は、違法行為を正当化するため「組合員の餅米は品質が悪い」と決めつ
けていますが、精米後の米の品質を評価する客観的な指標は存在せず、単に恣意的
な「ためにする評価」をしているに過ぎません。
また、一歩譲って、たとえ品質問題が事実であったとしても違法行為が正当化さ
れる訳ではありません。
そもそも、独自に生産手段を持たないJAの餅米が、「組合員の生産する餅米より
も常に品質がいい」とする主張すること自体が矛盾していることに早く気付くべき
です。
また、駅長は「厳しい品質基準など存在しない。市長回答は市が一方的に見解を
述べたものである」と主張していることからすると、市長回答は当時の農林部長が
市長決裁を得るために捻りだした屁理屈だったのかもしれません。
本件は、JA理事を兼務していた理事長がJAの利益のために行なった利益相反行為
でもあり、その意味でも違法であることは明らかです。
佐藤市長には、「直ちに、JA仕入れを止め、組合員からの仕入に改める」よう強
制力のある指導をお願いする次第です。
もし、それを怠れば市長自身も幇助の責任を負うばかりか多額の民事賠償責任を負
うこととなり、市民の血税を徒らに費消することに繋がります。
2. 霜後集落組織の業務上横領行為について
多面的機能支払制度がスタートした際、現霜後行政区長が創立総会も開かない
まま勝手に集落組織の代表を名乗って交付金を受け取り、また、毎年度の総会も
開かないまま 恣意的に交付金を費消していることから、「総会に付議すべし」
と私が抗議し、農林部長にも指導を求めたにも関わらず、農林部長が指導した
のは私を一方的に「集落組織か ら除名する」ことでした。
これは集落民全員が集まった場で行った村八分宣言でもありました。
更に、それにも飽き足らず、中山間の交付金と併せて計画的に実施して来た
U字溝工事に於いて、私の耕地に関連する共用排水路について26年度以降全面的に
停止するというイヤガラセも始めたのでした。
組織の設立、役員の選任、事業の実施等々いずれも総会に付議して決すべきこと
は「当たり前のこと」であるにも関わらず、農林部長は市内の悪徳弁護士に騙され
「総会を義務づける規定は存在しない」などと不
当な主張して霜後集落の偽りの代表の横暴を擁護し続けて来たのです。
今回、偽りの代表である熊谷俊男氏を業務上横領で刑事告訴し、それを教唆幇助
した罪で小崎部長も刑事告訴していますが、前述のように刑が確定するまでには
数年を要する可能性があります。
その間、イヤガラセの対象となっているU字溝未実施の土側溝からの漏水等で
畑作物が被害を受ける状態が続くことから、新年度の交付金を使って最優先で早急
に工事を実施するよう市長から熊谷俊男氏に指示するようお願いする次第です。
霜後集落は、行政区の区長でもある熊谷俊男氏のワンボス独裁体制となってお
り、中山間集落組織代表の千葉和夫氏は「私には何の権限も無く、お飾りに過ぎ
ない」と述べています。
今回、熊谷俊男氏が市長指示に従わない場合は、中山間も含めてこれまでの
交付金の返還を求める権限を市長が有していることから、熊谷俊男氏が市長指示に
従うことは容易に想定されます。
なお、本件の依頼についても農林部長同様に無視した場合は、佐藤市長も教唆
幇助の罪責を負うばかりか民事賠償責任も負うことになることは前項同様です。
以上、本依頼文書の回答は5W1Hを明示した具体的なものとし、回答期限は
4月15日(土)とさせて頂きます。
なお、両事件の詳細が不明な場合は当初から関与している小崎部長に確認願い
ます。
それでも納得出来ない場合は、連絡を頂ければ私が市役所に赴いて直接説明
することも厭いません。
以 上