霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

逆転勝利

2007-04-25 21:16:46 | 生活
償却資産の扱いについて市役所との戦いに敗れ、もう諦めるつもりとなっていた。
「これ以上折衝しても嫌な思いをするだけなので早く納税を済ませ、もうこの事は忘れてしまいたい」とのオバサンの主張もあった。

しかし、オジサンは土、日の農作業中もこの問題が頭から離れなかった。
そもそも市役所側のミスが出発点となっているにも係わらず、軽車両としての修正申告を認めない頑なな態度にどうしても合点が行かなかった。
それに最後の電話応対をした主管課長の暴言の数々が再チャレンジする起爆剤となった。

役所と戦うのに一個人では変人扱いされる可能性が高いので、この種のトラブルに詳しく役所にも精通している同級生に同席してもらい、不合理な取り扱いに対する不満を別の部署で訴えた。

そうしたら、なんと翌日には結論が出て「修正に応ずる」ということになった。
約一月近い主管課との応酬は何だったのかと思えるが、こちらとしては要望通りとなったのでこれ以上四の五の言う筋合いはない。

納付する税金がグンと軽くなったことも勿論嬉しいが、これまで培って来た「常識」を否定せずに済んだことに「ホッ」と胸を撫で下ろした。

今日、窓口で修正申告をする際、修正を認めることになった理由を尋ねたら「敢えて修正を拒否する理由が無いので」とのことだった。



お馴染みの昭穂さんが数週間前に撮影した文化会館前の紅梅。
あまりに見事な色だったのでPCの背景とし借用していた。
ブログで紹介しようとしたが保存方法が分からず大幅に遅れてしまった。

市役所との対応は凄く疲れるものがあったが、一人の若い職員だけは応対も立派で、こちらの主張にも理解を示してくれた。
修正申告を終えたあと、コッソリと「あなたのような若手が早く市役所を変えて欲しい」と激励して帰って来た。
コメント (11)
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激励

2007-04-24 18:26:46 | 生活
オジサンのサラリーマン時代の上司だったKさんが、わざわざ仙台から激励に来てくれた。
一関まで来て頂いただけでも有り難いのに、健康維持のため玄米食を始めたということで玄米一袋を買って頂いた。

リタイヤー後畑を借りて野菜作りをされており、その道でもオジサンよりもずっと先輩で、人参なども立派なものを食べ切れないぐらい収穫し、大根と一緒に土に埋めて保存したとのこと。
野菜作り談義となるとオジサンは苦手でオバサンと選手交替して貰わなければならなかった。

本当は旬の野菜をお土産にお持ち帰り頂きたかったのだが、一年間で四月後半だけが野菜が無い時期となっているので、それが叶わなかった。
その代わり、健康食として麹を食べているとのお話しを伺ったので、冷凍保存していた自家製の麹をお待ち帰り頂いた。


「霜後の滝」を案内し、10日前よりグンと数が増えたカタクリの群生を観ながら散策をした。

Kさんは人格識見共に素晴らしく、部下の誰からも尊敬されていた方。
今度は旬の野菜や山菜が豊富な時期に、奥様同伴でお越し頂きたいものと願っている。


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水管理

2007-04-23 19:25:12 | 
オバサンは毎朝五棟あるハウスの水かけで忙しい。
プール栽培にするとこの仕事が省略できるが、それでなくとも多方面で変革にチャレンジしているので一気にやると手が回らなくなる。
育苗については、とりあえず従来の方法を踏襲することにしている。

一方おじさんは、田んぼの水管理で右往左往している。
冬場は排水対策の側溝掘りや水口のパイプ化に取り組んだが、4月からは一転して保水管理に専念していた。
しかし、「恵みの雨」で水が豊富となった昨日からは適正な水位を保てるよう立てたパイプの調整に忙しい。
ここまでしっかり済ませておけば、昨年苦労した水管理が大幅に効率化できるものと期待している。

(順調の生育している三号ハウスの苗)


昨日の雨で山菜の芽の伸び具合が気になって仕方が無かった。
「忙中閑あり」で時間を捻出し二人で近くの山に出かけた。
記録的な暖冬の影響で今年は早く芽を出すのではないかと期待したのだが、まだ蕾の段階だった。
3月からの寒さが影響し例年並に押し戻されたようだ。
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恵みの雨

2007-04-22 20:14:09 | 
久し振りに雨らしい雨が降った。
水不足で代かきが出来なかった田んぼが何枚かあったが、昨夜からの雨でようやく代かきが可能となった。
雨は今日も一日降り続いたが、トラクターでの代かきには全く差し支えなく、むしろ雨の日に適した仕事ともいえる。
お陰で残していた6枚の田んぼをすべて終えることができた。



今日の雨が「恵みの雨」とする理由はもう一つある。
あと一週間でGWに突入するが、小さい芽を出し始めたタラノメやコシアブラにとっても一雨欲しい状態だった。
十分に降ったこの雨で大きく芽を伸ばすに違いない。

この「山の幸」を採る楽しみと売る喜びの双方を存分に味わえるGWにしたいもの。
 

コメント (2)
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償却資産

2007-04-21 18:30:23 | 生活
先日紹介した市役所とのトラブルは、「昨年購入したコンバインとバックホーは償却資産となるのか、またその場合に資産税として課税されるのか」についてオバサンが窓口に相談に行ったところ、「それぐらいであれば小額なので償却資産に計上しても資産税の対象とはならない」との回答を受けたので安心して償却資産として報告をしたところ、先月末に6万円余の納税通知が来て驚いたのが発端だった。

納税者にとっての正解は、ナンバーを貰って軽自動車税を払う方法で、通常は窓口でもそのような指導をしていたようだ。
これだと1万円以下の税額で済む。

たまたま殆んど業務知識の無い職員と巡り合わせたのが不運となった。
「市役所側の誤った指導が原因なので、遡って更正できるようにして欲しい」との要望を出したが、「納税は市民の義務」の一点張り。
誤った応対をした点については「課長と係長がお詫びをしたのでそれで十分」との回答だった。

昨夜、担当の課長と電話で最後のやり取りをしたが、お互いの「常識」が相手方から見ると「超非常識」と見えるようで、主張が異星人同士の会話のようにかけ離れていた。
最後は主客が転倒し、どちらがクレーマーか分からないような状態で終わってしまった。

「常識」のギャップに少なからずショックを受けたオジサンは、ブログを書く気力まで失せてしまい、なんとか「愛妻弁当」でお茶を濁したのだが、オバサンから「あの文章はオカズの無い弁当のようだ」と鋭い指摘をされてしまった。



庭のハクモクレンがようやく咲いた。
この季節になると、春の花が咲き乱れる庭で子供達がミニ自転車や三輪車で遊んでいた頃を思い出す。
あの頃が幸せの絶頂だったような気がしている。
コメント (4)
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