霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

寄付集め

2007-04-05 23:18:13 | 生活
集落内にある訳ではないが住人の殆んどがM神社の氏子になっているという。
オバサンもオジサンもその神社に一度も行ったことは無いが、氏子であることは知っていた。
その神社の建物が風による倒木で損傷したので、修復のための寄付依頼があった。
趣意書によると修復費用として45~50万円を要するとのこと。
氏子160戸余りで均等負担するとすれば一戸あたり3千円程度の寄付で賄えそうなので、5千円もすれば立派かなと思っていた。
ところが、集落内の何軒かが既に記入していた金額は2万円となっており、我が家にも2万円を期待している雰囲気だった。
寄付だからお金に余裕のある人や信心深い人はいくら出しても構わないと思うが、横並びを強制されるのは困るので保留させて貰った。
  
過去の経緯もあるかと思いジイチャンに確認したら、「金額の設定等にやや問題あり」とのことだった。
しかし、最終的に集落内はすべて2万円の寄付をすることが分かった時点で、「皆と合わせないと何かとやりずらくなる」とジイチャンが主張し始めた。
それでも、理屈に合わないことや納得できない事に無闇に同調するタイプではないので、当初予定どおりの金額を寄付することに決めた。

集落内では2万円の寄付が大きな負担となる家庭もあるはずだが、「横並び」を殊のほか重要視することに驚かされた。
今回の「寄付集め」はそのような住民心理を巧みに突いた手法に思えてならない。

いずれ「横並びしない家があった」ということが集落内で噂として広まるに違いないが、こんな事を何回か繰り返している内に、「横並び」に疑問を持つ人が増えて来るのではないかと期待している。



(同じ福寿草でも寒いうちから花を開いているものとは違う種類)


ハネアガリ者のオジサンは集落内のガリレオ・ガリレイを目指しているが、その前にホサレル可能性もある。
しかし、その程度のことで怯んでいたのではガリレオになることはできない。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする