行者ニンニク

　プログ仲間で北海道在住の「オッちゃん」から行者ニンニクの苗が最初に送られて来たのは三年前のこと。
「西日の当たらない畑に」とのアドバイスに従い二箇所に分けて植え付けたところ、どちらも順調に育っていて
この春には僅かではあるが産直にも出荷できるようになった。



そんな折に、「地震見舞い」としてこの四月下旬に行者ニンニクの苗が追加で三千本も「オッちゃん」から送られて来て
嬉しい悲鳴をあげた。
直ぐに畑に移植したところ、数日で根付いたようだ。
未だひ弱な感じはするが、数年後には写真のような花をつける丈夫な行者ニンニクに育つに違いない。

厳美渓

名勝厳美渓の天工橋の少し下流に吊り橋がかかっている。
その吊り橋より下流の景色もなかなかなものだった。











苗の配達は今朝で終わった。
予備で保留していた50枚の苗も、帰宅と同時に同級生のKチャンから注文が入りタイミング良く完売となった。
トウモロコシの種蒔きも昨日今日で二枚の畑を終えることができた。
頑張って仕事を進めた分、疲労の方も半端ではなかった。

鳩対策

豆を蒔いたそのすぐ後に鳩の被害を防ぐためのネットをかけている。
昨年の経験から防風ネットを活用するのが最善だったので、必要量のネットは用意してある。



新緑の里山の風景の中に人工の青色はやや興ざめな感じを与えるが、豆の本葉が出るまでの
二週間程度だけなので我慢して貰うしかない。
このような資材は狸、熊、鹿等の対策として活用している電気策同様に自然豊かな中山間地で
農業を営むには必要不可欠となっている。


(畑に隣接している川沿いのケヤキ林)

麦畑

種蒔きの仕方を色々と工夫してみた小麦だったが、ここに来てから管理機で畝立てしながら土を被せた方法とバラマキ方式との間に
歴然とした差が出て来たようだ。
畝立て方式は青々とした立派な麦畑になっている。




近づいて見ると既に穂が出始めていて少し感動させられた。




四年目を迎えるこの畑は一年目に立派なエゴマが育ったものの、二、三年目の枝豆は満足な収獲が得られていなかった。
サクサクしたいい土質なのに二年連続して期待を裏切っていたが、今年は名誉挽回で立派な小麦が収獲できそうだ。

96歳現役

Sさん宅に苗の配達を始めてから今年で四年目。
最初にお会いした時に92歳と聞いて驚かされたが、96歳を迎えた今も元気そのもので苗を田んぼの畦道に並べるのを
手伝ってくれた。

百姓は「生涯現役」で過ごすことができるのも魅力のひとつ。
Sさんの人生に是非あやかりたいものと願っている。


(早朝五時の厳美の田園地帯)

苗の配達は残り二軒を残すのみとなった。
育苗に使っていたハウスは一部を残して小型トラクターで掘り起し、野菜作りの準備が整った。
外の畑もハウスも、当分の間は「種蒔き」や「苗の植付け」が仕事の中心となる。