安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
間もなく最終回を迎えるNHKの朝ドラは国際結婚した「マッサンとエリーちゃんの愛の物語」だった。
我々夫婦も既にカウントダウンの段階に入っているのかもしれないが、夫婦のどちらが先に逝くかは分らない。
もし自分が先に死んだら小さい横長の墓石を作って「生涯、妻を愛し続けた男、ここに眠る」と刻むよう依頼
してある。
一方、もし妻が先だったらどんな状況になるかは全く想像がつかない。
ずっと自分のエネルギーの源だったこともあり「生きる張り合いを無くし後追い自殺するかもしれない」と
話したことがあった。
しかし、その時の妻のコメントを聞いて愕然とした。
「死んだ時ぐらいは一人にして欲しい」
我が家の夫婦愛はマッサンとエリーちゃんのそれとは「雲泥の差」があるようだ。

薪ストーブ導入は正解だった。
冷えた夫婦関係を少しでも温かくしてくれるし、内装の木のぬくもりにも癒される。
朝起きると同時に母屋と加工室の薪ストーブに火を入れるのが日課となっている。
そんな毎日を繰り返していると、人間が火を使い始めた狩猟時代から家族の食料の確保と調理や寒さを
凌ぐための薪の確保は「男の仕事」だったような気がしてくる。

山から搬入した薪を雨に濡れないよう鉄パイプを組んで「簡易木小屋」を作るつもりでいたが、よくよく
考えてみたら活用できる既存の小屋が結構あることに気付いた。
特に門口にある「杭小屋」は長年放置していた杭を片付けたら結構なスペースが出来上がった。
他にも三ケ所ほど候補があるので、新しい木小屋を作るのはそれらが満杯になった後にすることにした。
杭小屋を片付けて排出された杭は裁断して薪として活用できたので一石二鳥の見直し策となった。
それにしても毎日のように杭小屋を目にしながら今まで見過ごして来たのは「灯台下暗し」の類だったの
かもしれない。
珍しく「五時の目覚め」と遅かった。
妙に外が明るいと思ってカーテンを開けたら一面の雪景色となっていた。

春らしい天気が続いたため身体は既に春仕様。
軽トラだって息子が普通タイヤに交換してしまっていた。
それでも今の雪は「昼には解けて無くなる」と予想した通りとなったが、陽が差したかと思うと急に雪が
降り出したりする不安定な「変わりやすい天気」が一日中続いた。

昨日、棟梁さんが薪ストーブ用の乾いた薪を持って来てくれた。
我が家で用意していた薪は未だ乾きが不十分だったらしく、それを見かねて当面使用する分を
プレゼントしてくれたものだった。
好意に甘えて早速使わせて貰ったが「こんなに違うものか」と思えるほど燃えが良く、また部屋の
温度も高くなったのに驚いた。
内閣総理大臣が国の最高権力者と誤解している国民も多いようだが「国会は、国権の最高機関であって、
国の唯一の立法機関である」(憲法41条)と憲法で謳っている通り安倍総理大臣と雖も国会の承認を
経なければ法律の制定も国家予算の執行も出来ない。
同様に一関市長も市議会の承認を経なければ予算執行できないのは当然のこと。
公金である交付金や補助金を使う田舎の非営利組織に規約で「総会の議決」を義務づけているのもその
延長線上にある。
にもかかわらず集落の役員が勝手に「総会不要」と決めたこと自体が許されないのは論を待たない。
そして、そんな組織運営の基本さえ理解せず誤った指導をしている市の農林部長にはただただ呆れるば
かりで、いずれ厳しく責任を追及するつもりでいる。

(薪の山は今日の夕方で四列になった)
先日の「総会でない会議」ではお粗末なやり取りが多かったが、「公民館の樹木の伐採」については
法律論争(?)となった。
「公民館の樹木の伐採は地権者全員の合意が必要」と指摘したところ「法律の専門家に確認したら合法
との見解を得ている」とか「全員の合意ではなく過半数でいいのだ」等々何人かの役員が同時に主張し
出したので全部は聞き取れなかった。
しかし、法律論以前に集落民が共用している公民館の敷地に植栽して育てて来た樹木を「区の総会」に
付議することもなく多面的機能支払の役員が一方的に「支障木として伐採を決めた」こと自体に手続き
上の重大な瑕疵があったはず。
それは「各共有者は、他の共有者の同意を得なければ、共有物に変更を加えることができない」(民法251条)
とする法律の規定以前の問題と思われる。
(蛇足ながら)
役員の一人が今回の公費を使ったU字溝工事で発注側の優位な立場を利用して規格外の薄手のU字溝を施工業者に
「押し売り」して不当に利益を得た事実がある。
立派な犯罪行為と思われるが、これが何罪に該当するのか役員の皆さんは「法律の専門家」に確認しなかったの
だろうか?
役員の「卓袱台返し」で幕を閉じた会議は、事前に入念に打合せをしていたらしく最後に虚言癖のある代表が
声明文まで読み上げた。
内容はよく覚えていないので大した中身ではなかったと思われるが、「ブログで個人の誹謗中傷は止めて欲しい」
と結んでいたのでそれには反論しておいた。
ブログで役員の無責任な行為を批判したことはあるが個人を誹謗中傷したことはない。
役員たるものそれだけの権限を持ち責任を負っているのだから無責任な行為が批判されるのは当然のこと。
もし、批判内容に異論があればコメント欄で反論して貰いたいと思っている。
ブログ上で公開討論というのも面白いかもしれない。
どちらの言い分が筋が通っているかは読者諸氏が判定してくれるに違いない。

(集落の中心部に何十年も前から立っている看板。しかし、未だに酒酔運転の常習者も居るので
「看板倒れ」と言われそうだ)
「卓袱台返し」は、役員は全員辞職し今後は集落協定にも参加しないというものだった。
何のことは無い「自分達の言うことを聞かないと組織の存続さえ危うくする」という稚拙な脅しだった。
自分達の都合のみを優先する無責任役員振りを100%発揮したフィナーレだった。
しかし、そんな暴挙が許されるはずも無いので本当のフィナーレは未だ先のことになると思われる。