承前;受賞作二編についてはあまり食指が動かないのでとりあえず、落選候補作を二つほど。
最初は悪の教典です。理由は早川のベストスリーだがベストファイブだかにはいっていたので一応読んでいたため。
もうひとつ、砂の王国、これはカルトだか新興宗教ネタということでネタ処理に個人的に興味があったから。なぜって、かってあたしは教祖にされかかったことがあるんですよ。その話はまた別の機会に。マンション管理組合の理事長と新興宗教の教祖にはならない方針なので、その勧誘は辛くも振り切ったわけで御座います。
しかし、砂の王国は、先行する良作があるそうで、どうしても比較してしまって不利、と委員の皆さんがおっしゃっています。その先行作品と言うのが篠田節子さんの「仮想儀礼」。いま途中まで読んでいます。砂の王国はそのあとで読みたいと思います。