アンドロイドOS1.6時代の端末の話を少しすると、これはたしか米国製であった。日本ではアンドロイド端末はまだ作っていなかったし、韓国は勿論生産していなかった。
ハードの作りはなかなかスマートだった。小さくて軽かった。当然入力、視認性に大きな制約があった。そのせいだろう、段々スマホは大型化した。大型のスマホは重くて大きいから操作性が著しく劣る。三重苦でね(入力困難、視認困難、携帯しやすさが失われる欠陥)。
このトリレンマは救いようがない。入力、視認を改善しようとすれば携帯性能は犠牲になる。そしてこの三重苦は絶対に解決策がない。大きさ、重さが中途半端になり、携帯性が損なわれるのはさけようがない。それでいて入力、視認の困難が解決されるわけではない。
今のガラケーはその点では完成度が高い。ここ数年これ以上小さく、軽くならないからもう限度まできているのだろうが。100グラムちょっとということね。
ところが最近のスマホのパンフレットをみると大体120から130グラムになっている。大きさは中途半端でガラケーのサイズには及ばないが重量ではガラケーなみになっている。これもスマホに替えようかなと思った理由である。
あと、タッチパネルの問題が有る。ガラケーに比べて圧倒的に誤入力の確率が高い。そんな操作をしているつもりはないのに、何処かで触ったのかとんでもない所へ飛ぶ。画面プロンプトがガラケーに比べて極端にユーザー・アンフレンドリーだから、どう元の画面に戻ったらいいか分からない場合が多い(分かる場合も多少有る)。以上はアンドロイドである。iPhoneは触れたことがないが、iPhoneは使いやすいと聞くからやはりアンドロイドに特徴的な問題なのだろう。
次回、解説本にみる異常