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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2014/2/12>
「スポーツに絶対はない」と理解はしているけれども、女子ジャンプの高梨沙羅と男子ハーフパイプのショーン・ホワイト(米国)の2人がメダルを逃したのには驚いた。やはり、冬には冬のむずかしさがある。風や氷は常に表情を変えるし、観客の熱狂に審査員の心も揺れるかもしれない。そして、相手があり、自分自身がいる。しかし、2人は、その中で「絶対王者」の地位を築いてきた。ソチ五輪は2人の大会ではなかったというだけだ。


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<スポーツ雑感 2014/2/11>
大雪の土曜日から始まり、本日最終日の「ヨコハマ・フットボール映画祭」で「ロスト・ワールドカップ-消えた1942年大会」(イタリア作品)を見た。いわゆる「フェイク」作品なのだが、思わず真実かと、見入ってしまった。なにしろ、本物のリネカーやバッジョや、そしてアベランジェ元FIFA会長までが登場する。ドイツの試合では、お約束の「クロスバーからの幻のゴール」の風刺もある。機会があれば、もう一度見てみたい。


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<スポーツ雑感 2014/2/10>
先日、全日本男子バレーボールの監督、ゲーリー・サトウ氏(米国)が解任された。初の外国人監督として期待されたが、十分な結果を残せなかった。それに対し、全日本の某選手が、事前に選手に知らせず、監督を解任した協会のやり方への疑問を「つぶやいて」いた。低迷する男子バレーボールの内情が、ネットを通じて垣間見えた。春高バレーでの、2020年を目指す若い選手たちの躍動の一方で、中央競技団体の指導力に不安が募る。

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<スポーツ雑感 2014/2/9>
大雪のため、家にこもって、ソチ冬季五輪の新種目「スノーボード・スロープスタイル」をテレビ観戦した。澄み切ったソチの青空を高く飛びまわる若者たちの姿に、新しいオリンピックを感じた。日本の角野友基が8位に入賞したが、実績からすれば、やや残念という結果だ。本人は「満足度120%」とコメントしているが、その角野活躍の報道を見て、角野以上に大満足なのが、スノーボード・メーカー“RIDE”の関係者たちだろう。



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<スポーツ雑感 2014/2/8>
ソチ冬季五輪の開会式で、気になったのは会場だ。2018年サッカーW杯・ロシア大会の試合会場の予定だからだ。今回は、五輪の開・閉会式とパラリンピックの開会式に使われるだけの、競技場というよりも巨大な劇場だ。全面屋根のドーム型だったが、中央は開くようにも見えた。最終聖火走者が外へと向かった、いわゆるゴール裏の観客席はこれから造るのか。五輪とコンフェデ杯でしっかり試して、2018年の本番に備えてほしい。


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<スポーツ雑感 2014/2/7>
6日、開会式を翌日に控えてソチ冬季五輪が始まった。なぜ、開会式の前に競技が始まるのか。オリンピック憲章は「オリンピック競技大会の競技期間は、16日間を超えてはならない」と謳っている。長野大会では、開会式から閉会式までが16日間におさまっていた。その後、競技・種目が増えると、競技ではない「開会式」の日は期間外とし16日+1日に。しかし、ソチの会期は開会式を除いても17日間だ。憲章よりも大事なものは?


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土曜日から「ヨコハマ・フットボール映画祭」が開かれる。サッカーにちなんだ掘り出しものの名映画9作品を上映する。これまでも行こうと思っていたが、当日、思い立ってもチケットが完売していることが多く、行きそびれていた。今年は、東武東上線と副都心線と東横線が乗り入れたので、時間はかかるが横浜まで乗り換えなし。前売り券も購入済みで、硬派な作品を2本見る予定。ちなみに、お得なワンデイパスは完売間近のようです。



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五輪開幕が迫るソチではIOC総会も開かれている。中心議題は、新会長トーマス・バッハ氏が、昨年12月に構想した改革案“Olympic Agenda 2020”だ。ジャック・ロゲ前会長は、五輪の巨大化を危惧し、実施競技数に制限を加えた。メダル至上主義の増長を反面教師に、若者の交流と教育に配慮したユース五輪を創った。競技種目数の制限緩和を含むバッハ改革案は、ソチでの議論を経て12月にモナコで具体策が決まる。


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AP通信が発表したソチ冬季五輪の全種目メダル予想によると、日本代表選手団のメダル総数は5個とやや厳しい。金メダルは女子スキージャンプの高梨の1個だけ。ぼくの予想は、フィギュアで2~3個、スピードスケートで1~2個、ジャンプで1~2個、フリースタイルで1~2個。うまくいっても、チームジャパンの目標の10個に届かない。日本選手には、最高のコンディションで臨んで、いい意味で、ぼくの予想を裏切ってほしい。

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いよいよソチ冬季五輪が始まる。日本代表選手団の目標は、1998年長野大会の10個のメダルを超えること。ただ、長野では7競技68種目だったが、ソチでは7競技98種目とメダル総数は増えている。長野を超えるという意味では、メダルが有望なフィギュアスケートや女子ジャンプがあるのだから、もう少し欲張って欲しい。しかし、厳しい結果が続く長野大会以降を考えると、しかたがないことか。冬には、冬のむずかしさがある。


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