<スポーツ雑感+ 2024/11/8>
10月に開業した長崎スタジアムシティを観察したいと思い、生まれて初めて長崎県に足を踏み入れた。明日9日はハピネスアリーナでBリーグの長崎対秋田を、10日はピーススタジアムでJリーグの長崎対愛媛を観戦する予定だ。
で、その前にピーススタジアムのスタジアムツアーに参加してみた。「大阪・吹田のパナスタに似ているな」というのが、スタンドに入ったときの第一印象。観客席とピッチが非常に近い、コンパクトなスタジアム。そして、試合のない日でも、飲食店が並ぶコンコースやスタンド席に自由に入れるようになっている(一部を除く)。これは、北海道・北広島の野球場、エスコンフィールドを参考にしたのではないか。夕方のスタジアムに年配の夫婦や高校生のグループがやってきた。
ただ、バックスタンド側にそびえるホテルは、これまで見たことのない光景だった。ホテルの全243部屋のうち、約半分がスタジアムビューの部屋で、バルコニーからピッチが見下ろせる。そのため、ホテル側のスタンドの屋根は透明になっているそうだ。どんな風に見えるのか、一度、泊ってみたいが……。
さらに、バスケットボールの試合を主とするハピネスアリーナやオフィスビル、大型ショッピングセンターが隣接しているのは、まさにスタジアムを中心とした街(シティ)といえるだろう。
これまで、新しい、素晴らしいスタジアムやアリーナができると、「ようやく日本にも欧米並みの器ができたな」と思うばかりだった。しかし、この長崎スタジアムシティは、欧米に追いつくというよりも、欧米を超えたオリジナルと言えそうだ。