スバラ式生活


まゆみ(酒匠・料理家・日本酒ライター)

レシピブログ → 居酒屋歳時記に変更 呑んだくれブログです。

ポルトガル料理店

2005-07-03 | 外食
四ッ谷にあるポルトガル料理店。「MANUEL CASA DE FADO」
随分前に行ったのだけれど、画像が残っていたのでちょっと紹介を兼ねて。




店内にはポルト酒のポスターが飾られていて、中央にタイル絵まである。店員さんは、気さくで丁寧な対応。つかず離れずの良い距離を保っているところが好感度アップ。
ワインを選ぶ時も、ポルトガルワインは殆ど無知のあたしに丁寧に説明をしてくれた。感謝感謝。





この料理の他に3~4品は注文しているハズ。こうしてみると、随分食べたなぁ。
ポルトガル料理といえばバカリャウという干しダラを使うのが特徴。バカリャウ料理は各家庭の味があって、国民食みたいなものだとか。もちろんここでも、バカリャウが発揮していました。
正直、どれもこれもバカリャウが入っていて「味付けに手を加えない」と言われていたのに、随分塩辛い。これ以上味を足さなくて十分だよ、というくらい塩が効いているのでした。

特に美味しかったのは、バカリャウのコロッケ。それからモツの煮込み。ワインと合うし、これぞポルトガル料理、と言った感じがします。





飲んだワインとポルト酒。
ワインはさんざん悩んで決めた1本。すごく個性が強いというか、難しいワインでした。栓を開けても、なかなか花開いてくれない。
ソムリエにその事を告げると、「実は昨日開けた同じワインがあるんですが、飲んでみますか?」と言われて、別のグラスに注いでくれました。
おー、美味しい!24時間経って味に膨らみが出るとは!
「ポルトガル人っぽいワインなんですよ。」
とソムリエが言っていました。そうなのか、ポルトガル人って難しいのか。時間が経つと深みが分かる、スルメみたいな人間なのね。ははは、違うか。


しかし、この日はよく飲んだわー。
フランスワインは大量に飲んでも次の日なんともないのに、ポルトガルワインはなーんかダメでした。頭がもやーんとしちゃって。ワインじゃなくてポルト酒の飲みすぎかしら、もしかして。

でも、全体的に店の雰囲気も好きだし、料理も美味しい。結構注文しちゃったけど、コロッケとワイン、といった頼み方にも快く応じてくれそうなので、また機会があったら行きたいな。



MANUEL CASA DE FADO

東京都千代田区六番町11の7  アークスアトリウムB1
Tel 03-5276-2432 / Fax 03-5276-2433

ランチ / 11:30 ~ 15:00
ディナー / 18:00 ~ 23:00