街道に「東海道どまん中茶屋」の暖簾を掲げ、「御休處」を掲げる
茶店風の建物が有った。
これは広重が描いた「東海道五十三次 袋井出茶屋ノ図」をモチーフ
にして建てられた建物で、宿場を訪れる観光客の案内所、市民の憩い
の場となっている。東海道宿駅制度開設400周年記念事業の一環で造
られた施設で、平成22(2010)年には10周年を迎えている。
立ち寄ってみると、ボランティアスタッフが詰めていて、お茶でも
てなしてくれる。「広重の絵を忠実に再現しているんです」と、指さ
す道標には1羽の鳥がとまっている。
広重の絵には、画面の右端に高札にとまる小鳥が描かれている。
茶店の前に植えられ大きなエノキも、広重の画を模したものだと言う。
茶屋で充分に休ませて頂いたあと、丁度昼時でも有り、「食事の出
来る手頃な店は?」と尋ねると、すぐ前に美味しい魚の割烹や、その
少し先にウナギの店があると言う。
しかしさすがに昼からこんな贅沢は出来る訳もないので、礼を言って
茶店を出て、街道を歩き始め、道中で手頃な食事処を捜すことにする。
しかし、旧街道沿いには思う店が中々見つからない。
それでもしばらく歩いて、通りに有った小さなカフェを見付け、昼食
をとりに入る。
「東海道を歩いている」と言うと、「じゃァ、元気が出るように野菜
一杯にしときますね」と言って卵ふわふわのオムライスと、一杯に盛
られた野菜を出してくれた。
入口に書かれていた、本日の軽食セットの中の一品である。
カウンター席に腰を下ろすと、気持ちの良い女主人と話が弾み、途中
から何人かの常連客も加わって思わぬ長居をしてしまった。(続)
にほんブログ村
茶店風の建物が有った。
これは広重が描いた「東海道五十三次 袋井出茶屋ノ図」をモチーフ
にして建てられた建物で、宿場を訪れる観光客の案内所、市民の憩い
の場となっている。東海道宿駅制度開設400周年記念事業の一環で造
られた施設で、平成22(2010)年には10周年を迎えている。
立ち寄ってみると、ボランティアスタッフが詰めていて、お茶でも
てなしてくれる。「広重の絵を忠実に再現しているんです」と、指さ
す道標には1羽の鳥がとまっている。
広重の絵には、画面の右端に高札にとまる小鳥が描かれている。
茶店の前に植えられ大きなエノキも、広重の画を模したものだと言う。
茶屋で充分に休ませて頂いたあと、丁度昼時でも有り、「食事の出
来る手頃な店は?」と尋ねると、すぐ前に美味しい魚の割烹や、その
少し先にウナギの店があると言う。
しかしさすがに昼からこんな贅沢は出来る訳もないので、礼を言って
茶店を出て、街道を歩き始め、道中で手頃な食事処を捜すことにする。
しかし、旧街道沿いには思う店が中々見つからない。
それでもしばらく歩いて、通りに有った小さなカフェを見付け、昼食
をとりに入る。
「東海道を歩いている」と言うと、「じゃァ、元気が出るように野菜
一杯にしときますね」と言って卵ふわふわのオムライスと、一杯に盛
られた野菜を出してくれた。
入口に書かれていた、本日の軽食セットの中の一品である。
カウンター席に腰を下ろすと、気持ちの良い女主人と話が弾み、途中
から何人かの常連客も加わって思わぬ長居をしてしまった。(続)
にほんブログ村