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まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

女子部の悲劇

2014-01-24 | 弓道

県の組織に女子部がある。当初女子の弓道人口を増やすため作られ、県の男女共生参画社会の方針のもとで、女子武道の会が作られた時に、弓道の女子部が出来た。M先生のもとに発足の会にでたわたしは、まだ20歳くらいだったと思う。

さて、現在女子であるというだけで、何の選択権もなく女子部に強制入部させられる。男子部などないのに、なぜ女子部があるのか。県の日程表は行事がぎっしり詰まっている。これ以上行事を増やす隙はないところへ、女子部の活動が消極的だと非難されたという。

今年も女子部の講習会と部会は、競技部と重なった。女子の殆どは何らかの部に所属している。優先順位は自分の選んだ部の方や、所属の協会の行事を優先する。女子部の消極的な活動を非難されたことを知り残念に思う。

女子は各部で活躍している。その上、女子部の活動も前向きに取り組めとは、無責任な発言に思う。何より、私たちは、身銭を切って(会費を払って)県の組織に協力しているのだ。どうして非難されなくてはならないか。では、男子部を結成して有意義な活動ができるかと問えば、鼻で笑うだろう。では、各部にいる女子を撤退させて、女子部が派遣する権限をもったらどうなるか。きゃーーーそれって置屋みたいだ。

問題は、女性は主婦として忙しい中から活動している人が多い。女子部の活動に出ることは男の人より家を空ける回数が増えるのである。うちの家内はい内になるのだ。

なんか分かってもらえない状況になっているらしい。下々の私たちはよいとして、上に立つ部長たちはしんどいと思う。今期、そんなバッシングを受けていたとは知らず、その女子部の事務局を引き受けてしまったわたしは阿保だと思う。足抜けは女子である限りできないのか。


裾を切る

2014-01-24 | 弓道

ついに、一つ紋の着物の裾を切った。だいぶ前から躊躇していたが、弓を引くときに裾をまくると足さばきがしにくく、お腹の周りがブクブクになるので、せっかく縫ってもらったのに、はさみを入れてしまったのだ。着やすくなって、何故今まで何年もそうしなかったのかと思った。この色の着物は、袴をはくと合うが、このままでは帯が合わせにくい。それなのにはさみを入れなかったのは、もったいないという気持ちにかこつけて、潔さがなく捨てきれない欲が詰まっていたようだ。

さて、欲を捨てて、潔い弓を引きたいものだ。短い会を何とかしようなどと思わず持っているものを精一杯出すことで、ないものを何とかしようとするから、いいものまでこぼれ落ちるのだ。しかし、いいところはどこだ。

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