まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

おやお矢

2014-04-20 | 弓道

5月の審査に京都のホテルを予約してあったが、今年は旦那が行けなくなったのでキャンセルした。審査を受けるかどうかは未定だ。日帰りという手段もある。しかし、稽古不足なので、このままでは格調高い審査を受けるのは無理である。

審査までに弓具店に矢の修理を依頼してあったのが出来上がった。矢羽を短くしてもらったのだが、今あるものと比べたら、な、なんと。同じ長さだった。と、いうことは審査用に使っていたのは、自分の持っている羽より長かったということに今更気づいた。

購入した時は、何も考えず、矢の長さだけ合わせたが、講習会で引き足らずを指摘されて、矢羽の長さが背の高い人のものと同じであることに気付いた。道具の工夫も大切だ。しかし、値の張る旦那に内緒価格なので、矢羽を切るなどもったいない気もしたが。

そもそも、全日本選手権に出た時に伊勢で買ったものだ。矢の検査のため他の選手と並べておいてある私の矢のみすぼらしさに初めて気づいて、帰りに立ち並ぶ弓具店で高価な矢を買ってしまったのだった。ボーナスを当てにして。

この時に、気づかなければならなかったのに未熟者であった。過去形ではない。今もだ。だいたいあれから何年も経った今頃気づくのだからおめでたい。

大会出場ではなく、矢を買ったことが目的のような感じ。

おやおや(矢)・・である。


わらび

2014-04-20 | 料理

今年もわらびが採れ、腰が少し曲がった母が待ち構えているので、大量にはいらないともいえず持ち帰る。

今日は、カーテンを取り付けに来てくれたYちゃんのご主人にも渡すために2袋用意していた。普段食べ慣れない人のお口に合うか。それより、料理がやっかいなので「後で直接説明するわ」と、言って渡した。料理自体は厄介ではないが、すぐに食べられないので時間経過が必要だ。

ついでに、山菜の類は珍味ではあるが、美味しいというものではないことが残念だ。しかし、毎年季節を感じるために食す物のように思う。

早速、我が家でもこの前とは別レシピで食べようか。

まず、頭のところを取る。少し残して飾りにするのもよいが、この部分は崩れやすく、ヌルヌルが苦手な方には取ったほうがよい。

通常、重曹であく抜きをするが、やはり昔ながらの藁灰が一番良い。母が新聞紙に包んでくれてあった。

 

沸騰したたっぷりの湯にわらびを入れ、灰をわらびが見えなくなるほど上にかぶせる。だいたいひとつかみ強。

火はすぐに消す。ここで、ぐらぐらやると余熱でさらに柔らかくなるので、火を止めたら静かに待つ。ふたは開けておいた方が余熱で柔らかくなり過ぎない。

一晩このままにしておくが、5,6時間でよいかも。とはいえ、夜にこの作業をすると翌日になる。

灰汁とはよく言ったもので、まさしく灰汁はすっかりとれる。

翌日、流水で優しく洗い、きれいな水をはったボールにつけて、冷蔵庫に保存すれば3日ほど持つ。その時は、水を毎日かえる。

さて、からしマヨネーズであえてもよし。お浸しにしてかつお節をかけてもよし、酢味噌もよいし。少し硬めなら油揚げと煮てもよい。(この時は仕上げに浸すように)

季節の山菜は元気が出るとか。何かを作っていると元気が出る。

弓は引いて的に中てるだけで、何も生まないが、きっと心を作っているのだろう。それから友達も。