まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

2014-04-23 | 料理

春は山菜や筍を採りに山を散歩するのも楽しいのだが、毎日、福井孫の送迎と福井の病院との通いでのんびりする時間がない。

そんなわたしに母は、一人で何本もの筍を採ってきてくれた。父は足も痛いし、退院後の体。腰の弱い母が山から下りるまで気が気ではなかったようだ。母は、「屋根から落ちる人と一緒にせんといて。ちゃんと無理せんようにしとる・・」と、珍しくきつい言葉を吐いていた。母こそは、小百合のように穏やかで優しく、自分の事は後にして、父や子供のためだけに生きているような人だ。

その気持ち大切に筍を料理する。

米のとぎ汁と、ぬかも少し。鷹の爪も入れて茹でる。とにかく、掘りたてをすぐ処理する。

厨房は家族の薬局とか言うが、私の場合は楽しい遊び場だ。

今日の料理で栗原はるみさんが、ほんわかした雰囲気で料理をするのを観るのが好きだ。楽しんで、美味しくて。

出来上がった筍を旦那に一口持っていった。夕方、先生より心臓の冠動脈の話を聞くため4時に家を出るときに自分の弁当を持っていくことにした。

病院で、一緒に食べると少しは食欲が出ないかと。旦那はほんの一口筍を食べた。「これが食べたかった」と、言ったので嬉しかった。病院の食事はかぼちゃや鮭などが出ていた。


覚悟の磨き方

2014-04-23 | 読書

本の帯と、超訳 吉田松陰というところに飛びついた。

「この命をどう使い切るか。ついに志を立てる時が来た。」

鉄矢の三枚おろしというラジオ番組があるが、この本はおろさなくても、すでに刺身になっている。どのネタが好きかというところか。

ちょっと、思いと違う本だったが、ここにあるいくつかの言葉が心に突き刺されば、本の価値はべき乗倍に上がる。どのように、受け止め自分の中で咀嚼するか。また、言葉探しをしている自分がいる。

「小さくても「一歩を踏み出す」という行為さえ続けていれば、「なぜこれが正しいのか」脳が勝手に理由を集めてくれる。」

「人である意味 人は「なんのために生きているか」で決まるのです。・・・心に決めた目標のない人間は、もはや「人間」とは呼びません。」

さて、一時何も手につかない時間があった。あの状態は人間ではないのか。では、何なのだろう。幽霊。幽体離脱。

「大切な人のために今日できること。」というのが、心に止まった。少しの時間も無駄には出来ない。