右の手首が痛い。一昨日、ぴきっときてから、ひねると痛いのだ。原因が分からないので、そのうち治るだろうと姑に外用薬をもらった。なぜか病院の「鎮痛消炎剤」は、効くような気がする。しかし、年寄りはこのたぐいの張り薬をたくさん持っている。実家の父も、病院へ行くたびにもらっているようだ。
2週間ぶりに弓を引いた。2週間、病院との往復で腑抜け状態だったので、息を吹きかえしたような感じだ。弓引きによくある都合のよい痛みに似ている。かけをつけると痛くないのだ。いわゆる、包丁を持つと痛いが、弓を引いても痛くない。ふっふっ。いきなり3中した。その後はいつも通りの不甲斐なさだった。
しかし、自分では大丈夫と思っても体が疲れを警告するのか。急に得体のしれない痛みに襲われ、ふと思い出した。
左右の中指の痛みが消えていることに今頃気づく。会社で仕事をしているとき、一日中パソコンで入力をしていて、左中指、右親指、右中指がばね指になり、整形外科では女性の更年期になりやすく、ストレスも関係があると言われた。中指はなんとか我慢できたが、親指は痛くて仕事にならない。ペンも持てなくなったので日帰り手術をした。残りの中指は、なんとかだましだまし使って過ごしていた。そのことを今思い出して、両方の中指が現在全く症状がないことに気付く。
なんと、現金なことか。「のど元過ぎれば熱さ忘れる。」とは言ったものだ。何でも、気づくのはそのものが使えなくなった時に、有難みが分かり、元に戻るとそんなことがあったことすら忘れている。人もそうだ。冗談を言っている旦那を見ていると、先週の事が悪夢を見ていたとしか思えない。