まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

ケータイ不携帯

2014-11-05 | 暮らし

金沢駅で携帯を忘れたことに気づいた。

携帯という言葉はそもそも「身に着けたり、手に持ったりしている物。例・携帯ラジオ」と、我が家の国語大辞典(昭和63年版)には書いてある。この頃は例のところで「携帯電話」が出てこない。今ほど普及されていないからだ。

「携帯不携帯」と書くと、「手に持っているものを持っていない。」という、まるで般若心経の一節のように聞こえる。「色即是空 空即是色」のような。それで携帯電話は「ケータイ」と書くこととなる。

気になって調べてみた。

新明解国語辞典  三省堂  帯には「日本で一番売れている国語辞典」と、ある。2013年版「身体のどこかにつけて(手に提げて)持って歩くこと。-電話。一般に「ケータイ」と書くことが多い。」

現代国語例解辞典 小学館 「法律では、自己の中に保持することを「所持」といって区別し「携帯」は所持の中に包括される。」

国語辞典 三省堂 2014年版 帯には「生きのよい現代語満載 阿川佐和子さん推薦」とあるものには、さすがに「携帯」の他に「ケータイ」という項目がプラスされていた。

辞典は最新版がよいと小百合もおすすめ。

そういうわけで、ケータイを忘れると、電話を気にせず調べ物が出来るという訳だ。