まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

加賀ふるさと検定

2014-11-30 | 暮らし

今日、商工会議所で加賀ふるさと検定があった。受験者は年齢層は幅広く104名もいた。予想以上の人気だ。

旦那は社会の先生になりたかったらしいので、得意分野の試験だ。テキストを黙々と読んでいただけだ。わたしは、歴史の流れも産業もさっぱりで、歴史上の人物もなかなか覚えられず、大きなカレンダーの裏に時系列で名前を書き込んでみて、ようやく流れが分かった。旦那の何倍も時間をかけていた。

しかし、書き込んでいくうちに疑問が出てくるわ、名前のややこしさに笑えてくるやら、段々面白くなってきた。特に興味深いのは、蓮如が吉崎御坊に来た頃からの激烈な宗教抗争は、やくざの世界ではないか。一向一揆も加賀地方および石川ならではの長い抗争だ。最後に、テキストの年代の間違いを2つ見つけてしまった。

しかし、すぐに疑問にぶつかると立ち止まってしまうが、昔と違ってPCで調べられるので良い。中学、高校の頃にこれがあれば、もう少し勉強が楽しかったかもしれない。つまずくと気になって前へ進めなくなるのだ。

例えば、大聖寺城主の山口玄蕃は、毛利輝元と、小早川隆景と茶の湯友達だ。山口玄蕃は秀吉の死後、徳川方の前田利長に攻め落とされる。そのとき、小早川秀秋が裏切って徳川方についたのだが、この秀秋と、隆景は関係ないのかあるのか。テキストにはさらっと流されているので、調べると、隆景の養子が秀秋だった。おやおや養父のお友達を敵に回しましたね。兄弟でも殺しあうのだから仕方ないよね。おまけに、初代大聖寺城代である太田長知(ながとも)は、利長の命で横山長知(ながちか)に斬殺された。どちらも長知でよみがなが違う。ややこしい。と、文句を言ったりつぶやいたり。

とにかく60問の試験を旦那の付き添いがてらに受けて、答え合わせをしたら、ふたりともテキストにない部分の答えが間違っているのが多かった。7つくらい違っていた。70点で合格なのでなんとかなりそうだ。これだけ勉強しても間違うのだから、何もしなかったらやばかった。甘くみないで良かった。

旦那は「楽しかった・・。次、何するかな・・」という。本を読むのが好きなので、こういうことが好きだったのだね。次、何するかね。