今年も報恩講の日が近づいてきた。「ほんこさん」と、言う。町内には檀家が35件あって、4つのグループに分けて、住職と役僧が分かれて各家の仏壇にお経をあげる。
その準備の為に、仏壇に飾る松をとるために実家の山へ登ったが、松の木がない。何故かない。杉ばかり。
それにしても、12月とは思えない。暑い。Tシャツ1枚だ。異常な暑さ。
ここは竹薮やん。ますますない。
山を一回りしてしまった。
南仏プロバンスみたいだ。って、行ったことないが。
そういえば昔、フランソワーズ・モレシャンさんが、加賀市は自分の故郷とそっくりと言われ、毎年加賀市へ訪れていたっけ。
結局、家の裏の杉に寄り添うように、貧弱な松を見つけた。小さな一枝でいいので、これで良しとした。
幼い時この山で遊んだ従弟たちと年末に集まることになった。何十年ぶりに集まるのだろうか・・・大変楽しみだ。しかし、残念なことに、いつも年長であることに変わりがない。当然ながら誰よりも先に年を取って行く気がする・・年を取るのは同じというが・・また誕生日が近づく。