そばの出汁が少し濃くなった。
氷をひとつ入れて「少し濃くなったし・・」と、言うと
婆さんは「薄めりゃどーもない」と、言って、その出汁も飲み干す勢いで
「うまい、うまい」と、言う。
血圧が高くて、薬を飲んでいて、定期的に診察と検査に行っているが、血圧の値は良好。
薬を切らすとどのくらいになるのかは分からないが、薬を飲んでいても塩分の取りすぎは良くないだろう。
さて、そばの出汁をすすっている時、TVのニュースでアナウンサーの声が流れた。
「岸田総理は、基準値を下回る濃度に薄めて放出すると決定いたしました」
基準を下回る濃度に薄めるということは、基準を上回っているということなんだ。と、理解した。
「処理水の具体的な排出時期については、気象海象の条件に支障がなければ、8月24日から薄めて放出する」
やっぱり薄めて放出するって言ってる。
これから何十年、何百年先を見据えるということではなく、今目の前にある厄介なものをどうするか、なのである。
「一方、政府は、休漁期間である8月中に放出を始めることで、海水のモニタリング結果を示し、安全性をアピールする見通し。」
放出してすぐ影響があっては言語道断。
薄めたらモニタリングしても影響がないに決まっている。
薄めた出汁を全部飲んで、薄めたから塩分取りすぎになっていないと豪語する婆さんと同じだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます