まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

安土つくり

2020-12-05 | 弓道
ほったらかしにしていた家の裏の道場の垜を何とかしなくてはと思った。

さて、この頃は垜(あづち)を、安土と書くようになった。
変換しても出なくなったからか。
安土とは弓道で的をかけるために盛る土である。
なので、本来は土を盛りたいのだが、おが屑を混ぜた土が必要だ。
それは難しいということで、家を建ててくれたY先輩は、コンクリートに発泡スチロールを混ぜて壁を作ってくれた。
矢がそれても破損しないようにと考えてくれたのだが、段々崩れてきてしまった。
殿と畳の裏を利用して安土の替わりにしたが、殿不在になってからは畳は一人で運ぶには重い。
そんなこんなで、ずっと開かずの道場と化していたが、いよいよどうにかして使わなくては殿が残念がるだろう。
それで、建設会社の方に頼んで断熱材をもらった。


しかし、わたしのように矢勢がなくても、矢が刺さるときには、摩擦で矢に断熱材が溶けてくっつくのである。
矢がつくねのようになってきた。
おまけに、断熱材の穴がだんだん増えてきて、ミシン目をいれたように、ばきっと折れて千切れてしまった。



次に、発泡スチロールの畳をもらった。
これは軽い。しかし、裏側は水色のビニルが貼られていて、やはり断熱材と同じように矢が刺さっても溶けるだろう。
仕方ないので綺麗な畳表をこちらに向けて安土とした。
鉄製の候串を金づちで叩いて入れた。
そこに的をかけていい感じと思ったが、残念なことにことごとく矢が跳ね返る。これは危ない。

そこで、実家がリフォームをするために畳をまくったので、丁度半畳の畳を貰って帰った。半畳なら何とか一人で持てる。


畳表もそのままにしておいた。
どちらかというと、わたしの矢は上の方より、下の方へ抜けるので丁度良い感じだ。


けれど、やはり道場でみんなと一緒に、あーだこーだと引くほうがいい。
しばらくはこのままでよい気がする。
畳がボロボロになるには相当の時間がかかるだろう。


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