大雨、コロナ、地震、ニュースは日々暗いものを流し、アフガニスタンの情勢を深刻に語る。
殺人とか怖いニュースが最初に流れ、医療崩壊を叫び、記録的豪雨、台風と、危機を感じさせる。
生きていくうえで危機を感じることは大事だ。
ところが、身の上に起こらないと、コロナや災害も、他人事のように思い、お気の毒だなあと思いながらも、身の回りに起きない間は楽観視する。
今年も健康診断し、がん検診もした。
またまたマンモグラフィーで、しこたま胸を潰されて「アタタタ・・」という感じで、受けた乳がん検診の結果が届き、要精研と書いてあって、病院の紹介が載っていた。
がーん。他人事のように思っていた乳がんが身近にクローズアップされ、弓道の審査迄間近と思っていたのに、すっと色あせて遠くへ飛んでいく。
今迄の努力は何だったのかと思って空しくなる。
パソコンのどよ~んに引き続き、ずど~んという沈み方だ。
しかし、早く検査して治療すれば早期発見で、助かるだろう。
近くの医療センターは外科しかないので、乳腺専門の科があるところを選んだ。石川県中央病院だ。県庁のそばで行きやすくきれいだということで、娘もそこがいいと言ってくれた。
さて、またまたマンモをする。今度は横だけでなく、上からも挟む。
「これって痛いですよね~」というと、「なかなか開発されませんよね。」と、女性の技師が言う。
マンモでの再検率は10人にひとりという。
怪しいのはすべて取り直し。早期発見には漏れのないようにということではある。次にエコーで見るのだが、その検査を終えて10時20分。
そこから11時過ぎまで待たされた。なぜか3人いた専門医の掲示に対し、進んでいくのはふたりの先生だけだ。8時半に来た時は、1番の先生だったのにその先生は、何か他の用事か休憩か急患か、とにかくその先生の診察室はもう扉が開くことはなかった。
娘から「どうや?」と、ラインがきた。朝一で行くといったので、もう終わった頃と思ったのだろう。
「待たされている・・順番は遅々として進まない・・チチだけに・・」と、返信した。
ようやく11時40分に、3番の診察室の画面にわたしの受付番号が光った。
そして、「異常なしです。今後も検診は続けてください」と、30秒ほどで終わった。
朝食を食べる気力がなかったのに、急にお腹がペコペコであることに気づいた。
ニュースは危機を煽るところから始まり、最後は料理やスポーツの話しでホッとして終わる。
わたしも、さっきまですべてが色あせていたのに、急に食べ物がどーーんと頭に広がった。
今年は金大の検査へも行くことにしました。
毎年受けているのですが、昨年はキャンセルしました。予約は11月まで取れませんでした。どうも、長引くコロナ禍でもほっておいては、いざとなった時に困りますから。
どうか良い結果であることをお祈りします。
道場が閉鎖にならず弓が引けることが幸せと思います。
コロナで去年も今年も病院に行くのさえ迷ってしまいました。
でもやっぱり検診は受けておこうと、なるべく混まない時期を選んで行ってきました。結果を待っている間は落ち着きませんよね。
毎日暗いニュースばかりで、何か希望の持てる事ないでしょうかねぇ。