カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

闘病日記(追加切除)。

2013年04月03日 21時39分59秒 | 病気 / SICK
手術の時に切除した部分の細胞診の結果が出た。

手術中に切除した細胞の断面部分3カ所をその場で顕微鏡で検査し、
問題がなかったため手術は終了となったのだが、
その後2.5mm間隔で薄く切り綿密に検査した結果、
断端の1ヶ所に疑わしい細胞があったそうだ。
これは癌と断定されたわけではないが正常な細胞ではないようで、
黒でも白でもないグレーの細胞である。

主治医からは追加切除を勧められたのだが、
そうなるとまた1~2ヶ月治療期間が伸びることになる。
もうすでに2ヶ月休んでいるので、
これ以上の休暇はできれば避けたかった。
今回インドを出てくるときにも・・・
ゴールデン・ウィーク明けには戻ると話をしてきたのだった。

また痛い思いをするとかお金がかかるとかより先に、
仕事の事を考えてしまうのは日本人の悪い癖だろう。

追加切除した場合と追加切除せず放射線治療を行った場合で、
その後の再発率がどれ位違うのか と私は聞いた。
主治医の答えは「%程度」であった。

その場で回答する事を避け、胃癌でお世話になっているT先生と
癌診断の専門家である友人に意見を仰いだ。
T先生は外科医の立場でいつもながら的確な判断を、
友人は自身の立場と職場の専門医の助言まで合わせて相談に乗ってくれた。

2人の答えは同じだった。
その場で最善の方法を取るのが選択すべき道である。
再発率%は確率である。
これを高いと見るか、低いと見るかだ・・・。
現時点で疑わしい物を切除すれば放射線治療の時の分母が減るので、
その分、放射線で根絶できる確率も上がる。

ジャンボ宝くじで5等(3000円)が当たる確率が%である。
意外に低い・・・が、それよりは高い。
競馬のフルゲート18頭立てで1着になる確率が約.%。
宝くじよりは高い。

私は2回も癌に罹ると言う選ばれた人であるから、
他の人よりは当たりそうと考えるのが普通だろう。

もちろん追加切除したから再発しないと言う保証はないが、
乳癌の観察期間は胃癌の5年より長い10年である。
その間ビクビクと再発に怯えるのか、それとも安心して生活するのか。
目先の2ヶ月か将来の10年か

専門家の助言もあり追加切除を選択した。
なお最近の医療は進化しており、
手術当日に入院し翌日には退院できるそうだ。
その後から放射線治療、ホルモン治療を受ける事になった。

新版 乳腺病理学
―細胞・組織・画像―
クリエーター情報なし
名古屋大学出版会


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コメント (4)
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