2020年の作品。タイトルは二人の関係が白でも黒でもない
セピア色であると言う事らしい。
二人とも結婚指輪をしていたので結婚しているのかと思ったら、
結婚前の同棲中のカップルのある1日を描いた作品のようだ。
これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。30分。
<ストーリー>
引っ越し荷物を整理しているカヴィア(サプナ・パッビ)は、
セピア色に変わってしまった子供の頃の写真を見つける。
家族でタージ・マハルの前で撮ったものだった。
女性の地位を確立するための機関を運営しているジャーナリストの
カヴィアの誕生日パーティーをサプライズで企画したルハン
(アパルシャクティ・クラナ)だが、カヴィアの態度に腹を立て、
問い詰める。カヴィタはパーティーはルハンの企画で招待客も
ルハンの知り合いであり自分の責任ではない、と答える
パーティは進む・・・全員が帰り二人きりになったところで、
言い争いが蒸し返される。ルハンはカヴィアがとある男性に対して、
自分を婚約者ではなくBFと言った事が気に入らなかったらしい。
確かにBFと婚約者ではかなりニュアンスが異なる。それに
パーティーの出席者なら全員が知っているはずであるのに、
なぜカヴィタはBFと言ったのか? 相手はNASANに
勤務するエリートのイケメンであった。これはカチンとくるかも。
まぁここまで怒らなくても・・・・とも思うが。
カヴィアは出て行く事を選択し荷物をまとめ始めるが、1枚の写真を
見つけた所で疲れて眠ってしまう。翌朝・・・目覚めたカヴィアに
ルハンが話始める。止める事は簡単だ、でも努力する事、一緒に住む
事は難しい、と。カヴィアはルハンに写真を見せる。
それはタージ・マハルの前で撮られたルハンと家族の
セピア色に変わった写真だった。そしてもう一枚の写真。
カヴィアの家族の写真の背景にルハン家族が写っていた。
二組の家族は、同じ日の、同じ時間に、同じ場所にいたのだった。
二人は結婚しタージ・マハルに行き写真を撮る。
ジャジャジャジャーン! ジャジャジャジャーン!
これが運命でなくて何と言うのであろうか?。
真に神様が決めたカップルであったのだった。
私は運命論者なので、こう言う事もあるかもね、と思う。
あの日、あの時、あの場所で・・・・。
あと、言い争いの中にFU○Kのような放送禁止用語が多く、
ピー音ではなく消音される箇所が多かったのが気になった。
他に言い換えると伝わらないのかもしれないけど、プロなら
言い換えて欲しかった。インド人が普通に多用するのか?も疑問。