2018年の作品、タイトルは「大理石の肌」。
短編映画にもかなり出演しているナシルウッディーン・シャーが
出演しているが、主演ではない。
インド独立の混乱さなかの1947年、
ヨーロッパ人女性とシク教徒男性のラブストーリー。
国が独立するって時にそんな場合じゃないでしょう・・・
と思うのだが。
これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。
<ストーリー>
寝室でパラム(ヴィバーン・パラシャーム)にヴァイオレット
(パニザ・ラーナマ)がヒンディー語を教わっている。
ヴァイオレットの美しさを詩的なヒンディー語で喩えるパラム。
その中で大理石の肌との喩えが出て来る。
父親(ナシルウッディーン・シャー)が現れ、パラムに
プリート(タニヤ・カルラ)と婚約している事を話すが、
パラムは他の女性を愛しているので結婚できないと告げる。
パラムはヴァイオレットに一緒にボンベイに逃げようと言うが、
ヴァイオレットは「ただのインド人とは結婚できない」と言う。
パラムはプリートに話をする。プリートはパンジャーブ州の文化では、
夫は神と同じであるのでパラムを許し幸せを祈ると話す。パラムは、
プリートを連れてヴァイオレットに会いに行く。
ヴァイオレットはパラムに手紙を返すが、
その中に父親からの懇願の手紙があり、ヴァイオレットが、
心にもない酷い言葉をパラムに言った事が判る。
パラムとプリートの元にプリート側の追手が現れ、
パラムを殺そうとした時、ヴァイオレットが自分の身を投げ出す。
追手はヴァイオレットの顔の皮膚を切り取る。
時代は変わっても未だに異教徒(外国人)との結婚は許さない
一族や人々はいるが、この時代では「死」を意味したであろう。
命を奪われずに済んだとは思えないのであるが・・・。
国籍、宗教、カーストなどにとらわれない自由恋愛(結婚)は、
インドでは難しい・・・・。