WBA世界バンタム級チャンピオン WBO世界バンタム級チャンピオン
WBC世界バンタム級チャンピオン
IBF世界バンタム級チャンピオン
井上 尚弥(大橋)
ポール・バトラー(イギリス)
23勝(20KO) 34勝(15KO)2敗
世界には4つのボクシング団体がある。
WBA、WBC、IBFの3団体の統一王者である井上選手は
勝てば4団体を統一する。
まぁモンスターだから・・・
いとも簡単にKOしてしまうのだろうと
誰もが思っているだろう。私もその一人である。

写真左側:黒色のグローブが井上選手。
写真右側:白色のグローブがバトラー選手。

1ラウンド:バトラー選手は細かく上体を動かす。井上選手が
プレッシャーをかけ距離を詰めて左ジャブから右フック、
左フックを連打を浴びせる。ジックリ見るかと思ったのだが、
予想に反して動きがあったラウンド。
(井上選手:10-9:バトラー選手)
2ラウンド:井上選手が前進し左ジャブから右、左ボディから連打。
コンビネーションが冴える。バトラー選手のパンチは当たらない。
(井上選手:10-9:バトラー選手)
3ラウンド:井上選手がコーナーに詰めてバトラー選手の
ガードの上から強烈な連打を上下に打ちわける。バトラー選手は
左フに回りながら左ジャブ。井上選手がコーナーに詰めて連打。
(井上選手:10-9:バトラー選手)
4ラウンド:井上選手が前進、コーナーに詰めて連打と言う展開。
バトラー選手のガードが固いが、上から構わず強打する。
(井上選手:10-9:バトラー選手)
5ラウンド:追う井上選手、ガードを固めるバトラー選手。
井上選手が詰めて上下に打つ。左ボディから右フックを顔面へ。
(井上選手:10-9:バトラー選手)
6ラウンド:井上選手はサウスポーにスイッチし挑発するかのように
ガードを下げて誘う。バトラー選手は左フックをダブルで放つと、
井上選手が追って行き左ジャブから右ボディ、右フックから左ボディ。
(井上選手:10-9:バトラー選手)
7ラウンド:井上選手はガードを下げ顔面を突き出して誘うが、
バトラー選手は手が出せない。井上選手がロープに下がって誘う。
バトラー選手のパンチは空を切る。
(井上選手:10-9:バトラー選手)
8ラウンド:井上選手がプレッシャーをかけワンツー。
両手を後ろで組んで誘うが、バトラー選手は冷静に見る。
井上選手が左ボディから右フック。
(井上選手:10-9:バトラー選手)
9ラウンド:井上選手が前進してワンツー、下がるバトラー選手。
井上選手が左ジャブを突きながら連打。
(井上選手:10-9:バトラー選手)
10ラウンド:井上選手がロープに詰めてワンツー、左右のボディ、
左ボディから右フック。一方的な展開。
(井上選手:10-9:バトラー選手)
11ラウンド:開始前に井上選手が自らを奮い立たせるように
気合を入れた。井上選手がロープに追い詰め、バトラー選手が
脚を使って逃げるが左ボディから左フック、右ストレート。
右ボディから左フックでバトラー選手がダウンし立ち上がれなかった。
1分9秒TKOで井上選手が4団体を統一した。
ここまでの10ラウンド一方的に攻め続けたにもかかわらず、
まだシフトアップできるとは、恐るべきスタミナとパワーだった。
まさにモンスターである。
4団体を統一した王者はこれまで9人いるが、
全ての団体の王者を倒して統一したのは井上選手が初めてだ。
これでバンタム級は最後で階級を上げるそうだ。
なお今回のdTVの放送は計量やその前後のドキュメントも
交えて放送されていて良かった。編集され創られた物語ではなく、
素顔の井上選手が見られたし。
初の計量オーバー(30g)と言うのに、
なんか緊張感は感じずリラックスしてみえたのは、
勝てると言う自信があったのかな。
髪の色や計量後の食事や体調なども、
本人曰くいつもと違う感じ・・・と言ってたけど。
終わってみれば、余裕だったのかと思わせられた。
バトラー選手がガードを固めてディフェンシブに戦ったため、
11ラウンドまでいったけど井上選手は全く危なげがなかった。

にほんブログ村