◆「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす 驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し 猛き人もついには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ」(平家物語の冒頭)琵琶法師の声が、安倍晋三首相の周辺から聞こえてきそうな政治状況である。
政権が崩壊する兆候は、色々ある。閣僚の失言、不祥事、内閣不一致などなど。いま取り沙汰されているのが、安倍晋三首相の「独裁者的発言」、石原伸晃環境相の「金目」失言、ASKA事件・パソナとの不適切な関係、東京オリンピック予算オーバー問題、加えて、安倍晋三首相とオバマ大統領「密約の疑い」(集団的自衛権行使容認の裏に隠された約束)などである。「アリの一穴」どころか、「アリの百穴」が、見え隠れし始めている。
◆安倍晋三政権が「高支持率」の上に胡坐をかいて、高見から「傲慢な発言」を繰り返していると、文字通り本当に「高転びに転ぶ」ことになる。
石原伸晃環境相は6月17日の閣議後記者会見で、福島第1原発事故の除染で出た汚染土などの中間貯蔵施設を巡る被災地との交渉に関し、うっかり「最後は金目でしょ」と発言してしまった。
野田佳彦前首相が「ウソつき」と言われて、いまなお国民有権者から信用を回復できないのと比較すれば、「正直な政治家」であることはよい。だが、正直すぎると「バカ正直」と言われる。大勢の人々の心を傷つけては元も子もないからである。ましてや先祖伝来の土地に帰れず、基本的な生活の場を奪われ、共同体を破壊されている現実を目の前にして、「金目でしょ」はない。
小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味しんぼ」で主人公らが東京電力福島第1原発を訪問後に鼻血を出すなどの描写が問題視された際、石原伸晃環境相は5月13日、「福島県の人の気持ちを考えると非常に遺憾。正しい情報発信をするしかない」と述べていた。このときの発言と「金目」発言とが、同一人物のものであるということが、どうしても結びつかない。
◆最近の自民党政権は、「札束で国民の頬を叩いて、言う事を聞かせようとする傲慢不遜な態度」が、あまりにも目立つ。石破茂幹事長が、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設が争点になっている名護市市長選挙(2014年1月19日投開票)を目前にして、
1月16日、応援演説に立ち、「名護が発展することで沖縄も飛躍的に発展を遂げる。安倍政権として全面的に支援し、国、県、市が協力して新たに500億円の名護振興基金をつくる」と力説し、名護市の地域振興に向けて500億円規模の基金を立ち上げる意向を明らかにして、顰蹙、反発を招いたのは、いまでも記憶に新しい。「金権政治」復活を印象付けた。
◆安倍晋三政権は、もう1つ大きな問題を抱えている。それは、「2020年東京オリンピック問題」である。と言っても「東京オリンピック予算オーバー問題」のことではない。
大会日程は、オリンピック競技大会が、2020年7月24日(金)~8月9日(日)=競技数28競技、パラリンピック競技大会が、2020年8月25日(火)~9月6日(日)=競技数22競技。ところが、IOC規定では、「気温31°C」を超えると戸外競技はできないことになっているという。「日本は真夏なので、果たしてマラソンなどの戸外競技ができるのか」と危ぶむ声が聞こえてくる。
【参考引用】毎日新聞が6月17日午前10時31分、「<最後は金目でしょ>石原環境相が陳謝『誤解を招いた』」という見出しをつけて、以下のように配信した。
石原伸晃環境相は17日の閣議後記者会見で、福島第1原発事故の除染で出た汚染土などの中間貯蔵施設を巡る被災地との交渉に関し「最後は金目でしょ」と発言したことについて、「誤解を招いたことを心からおわびしたい」と陳謝した。
石原環境相は「最後は用地補償額や生活再建策、地域振興策の金額を示すことが重要な課題になるという趣旨だった」と改めて釈明し、「品を欠く発言で不快な思いをされた方々には心からおわびしたい」と述べた。一方、発言の撤回は「正式な会見で話したことではない」と否定した。石原環境相は16日、首相官邸で菅義偉官房長官に中間貯蔵施設の今後の予定などを報告した後、記者団に「最後は金目でしょ」と語った。交付金など金銭で最終解決できるとの発言とも取れ、佐藤雄平福島県知事をはじめ地元が反発。来年1月の搬入開始を目指す施設整備のスケジュールにも影響する恐れが出ている。【阿部周一】
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
安倍晋三首相は、オバマ大統領とアフガニスタン駐留米軍の肩代わりに「自衛隊派遣」を密約したのか? ◆〔特別情報①〕
安倍晋三首相が固執している「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更・閣議決定」の次に米国オバマ大統領が日本政府に強要してくるものは、一体何か? いま取り沙汰されるのは、アフガニスタン駐留米軍はじめ外国軍が完全撤退した後の「自衛隊肩代わり論」である。どうも安倍晋三首相は、日本国民の知らないところでオバマ大統領とすでに「密約」しているのではないかと疑われている。
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◆不信の時代なればこそ『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす
目次
Ⅵ 組織のなかで個性・特技をフルに発揮する
新選組の隊士たちの出身地を記した名簿がある。隊士たちの出身地は様々で東京、秋田、盛岡、水戸、大坂、徳島など全国に広がっている。なかには、後に敵対関係になってしまう薩摩や長州の出身者も含まれていた。