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琉球新報
ご卒業おめでとうございます。読谷】読谷村大湾に住む前原苗子さん(83)が16日、古堅中学校の卒業証書を手にした。前原さんは「中学の卒業証書だけは何とか欲しかった。楽しい時間を過ごせた。やっぱり学校は素晴らしい」と話し、笑顔を見せた。 前原さんは1933年に北谷村(現北谷町)下勢頭に生まれた。北谷国民学校初等科6年だった1945年、沖縄戦が始まり艦砲に追われて沖縄市山内の壕に避難し、そのまま米軍に保護された。戦後、両親と姉、妹の5人で沖縄市越来に移り住み越来中に進学した。しかし、戦後の仕事不足に加え、高齢のため働き口が見つからない両親に代わり家計を支えようと、14歳で働くことを決めた。 「先生や同級生が、学校に来るよう説得に来た。越来中を造るとき、私も地ならしを手伝ったから思い入れがあったが、働くしかなかった」と振り返る。米軍施設の清掃作業員から始まりウエートレス、レジ係など30年近く米軍基地で働き生計を立てた。やがて、読谷村大湾に家を買って民間会社に移ったが、5人の子どもを育てるため働き続けた。退職後も民泊を営むなど、ずっと働き詰めだったという。』
前原苗子さんご卒業おめでとうございます。
あなた様から学ぶ大切さと意義を学びました。
健康にご留意されて、これからも頑張ってください。