教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

浮き彫りになった“夢洲リスク” 万博・カジノ(IR)の安全性はどうなる? 政治・社会

2023年09月16日 12時34分02秒 | ニュース

 

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2023年09月12日( 火 )

 

    「大阪 ある地方紙 最後の日々」と銘打ったNHKのローカル番組「かんさい熱視線」が7月28日に放送された。大阪唯一の地方紙「大阪日日新聞」が7月末で休刊する直前、最後の記事を書こうとする記者たちの足取りを追ったものだったが、10年来の付き合いのある木下功記者(同社在籍22年)も登場。最後のテーマは、“ゴミの島”とも呼ばれる大阪湾の人工島「夢洲」で予定されている万博・カジノ(IR)問題だった。番組では、「予定地(夢洲)で行う土壌の改良や液状化対策などの費用を市が負担するのは不当」と訴えた裁判を木下記者が取材した場面に続いて、吉村洋文・大阪府知事会見で“夢洲問題”について問い質す場面も流れた。

 木下記者 地盤沈下と液状化のリスクがミックスした場合の状況が未知だと事業者が言っていたと思う。市の債務負担が780億円以上になるのではないか。

 吉村大阪府知事(以下、吉村) その範囲のなかでやるということだ。

 ゴミの埋立地である夢洲は軟弱地盤なため、強固な地盤まで届く杭(80mとも推定)を打ち込む地盤改良工事が不可欠で、その費用788億円を大阪市が負担することになった。しかし地盤沈下も進むことなどから対策費の上振れ(行政の負担増)が懸念されていた。この懸念について木下記者は吉村知事の認識を問い質したのである。

 NHKの番組では紹介されなかったが、木下記者は防災の専門家である河田恵昭・関西大学特命教授にもインタビューしており、「誘致場所(夢洲)が安全なのか。防災の専門家としてとても心配している」という発言を引き出していた。「大阪IRの焦点 第3部 夢洲地盤問題(下)」という見出しの『大阪日日新聞』(4月9日付)の記事で河田氏は次のように述べている。

 「南海トラフが起これば液状化するし、津波も来る。夢洲を外郭施設で守るのなら、耐震や液状化の対策が必要。地盤を高くして津波や高潮を防ぐのなら、地盤の液状化対策、夢洲が孤立した際の対策がいる。夢洲にいる人を動かさずに安全を確保しなければいけない。食糧や水の備蓄も必要(以下略)」

 大阪日日新聞休刊後で初めての吉村知事会見となった8月2日、筆者は河田氏が安全性を疑問視した“夢洲問題”について吉村知事に聞いた。

 ──防災の専門家である関西大学の河田教授が大阪日日新聞のインタビューのなかで、夢洲の安全性に疑問を投げかけているが、たとえば南海トラフ地震が万博開催時に襲ってきた場合に、基礎工事もちゃんとしてないパビリオンが倒壊するなどして、来場者らに甚大な被害が出る恐れについては想定していないのか。

 吉村 夢洲が地震に弱いというものではない。

 ──軟弱地盤なためカジノ(IR)のエリアは杭(くい)を打って基礎工事(地盤改良)をするのに対して、万博のエリアは基礎工事をしないで、半年間の仮設の建物、プレハブみたいなものになると聞いている。豆腐のような軟弱地盤のうえにパビリオンを建てれば、地震が起きた際に液状化して倒壊するリスクも当然あるのではないか。何万人の人が来れば、当然、甚大な被害が出る恐れは十分あると考えないのか。

 吉村 建設許可基準に基づいて大阪市で審査をする。よってまったく基準なく建物を建てるというわけではない。パビリオンについてはあくまでもこの建設許可基準のなかで、きちっと審査をしてやることになる。当然、安全性を配慮した建物としてつくっていくということだ。

 しかし防災の専門家である河田氏が夢洲の安全性を疑問視しているのは紛れもない事実だ。そこで筆者は次のように質問を続けた。

 ──審査する人が、御用学者、忖度する人ばかりということはないか。だから河田教授は大阪日日新聞のなかで危険性を指摘しているのではないか。きちんとした意見をいう専門家が入って審査しているのか。

 吉村 大阪市で建設許可基準があるから、それに基づいて客観的に判断していくということだ。「御用学者ばかり」というのはちょっと意味が分からないが、それも横田さんの見解として受け止めておく。

 筆者の質問の主旨は、「大阪日日新聞で紹介された防災の専門家の懸念を受けて、大阪府が河田氏にきちんと聞き取り調査をして問題点をリストアップしたのかどうか、そしてそれを考慮した危険除去対策を進めているのか否か」を確認することだった。というのも、当該記事が出た4月9日以降の吉村知事会見録をチェックしても、河田氏のインタビュー記事に触れた発言は皆無だったからだ。そこで筆者は知事会見で記事内容を紹介したうえで知事に問い質したのだが、結果は、上記のような知事の認識・回答だったのである。

 また、筆者は吉村知事とタッグを組む横山英幸・大阪市長(「大阪維新の会」幹事長)にも、8月10日の定例会見で同じ質問をぶつけてみた。

 ──大阪日日新聞が防災の専門家である河田教授のインタビュー記事を載せて「夢洲が本当に安全なのか」という指摘をしているが、実際に軟弱地盤で地盤沈下もあるところに、とくに万博のエリアは基礎工事もしないでそのままパビリオン、プレハブのようなものを建てるとなると、南海トラフ地震のような大規模な地震が万博開催中にきたら、建物が倒壊して大惨事になるのではないか。そのリスクはどう考えているのか。

 横山大阪市長(以下、横山) IR用地はかなり高い建物を建てますから地盤改良をして基礎を打ち込む改良をしていくし、当然、安全対策は(万博)協会も含めて、IR事業者、万博協会を含めてやっている。

 ──万博のパビリオンも大型の建造物になっているが、IRカジノとは違って何十mもの杭をちゃんと打つ基礎工事(地盤改良工事)はしないのか。豆腐のような軟弱地盤の上でプレハブを建てているような状況で、大地震がきたら非常に大きな揺れになって建物が損壊して大きな被害が出るのではないかと想定されるが、そのへんのリスクは全然考えていないということか。

 横山 技術的に当然きっちりと安全対策を施したうえで事業実施をしていると認識しているので、細かいことをお聞きになりたいようだったら所管の行政当局の方に聞いて欲しいと思うが、当然、何か今のままボーンと建物を建てて終わりではなくて、当然、安全に耐えうるような施行をされたうえで事業が実施されると認識している。

 万博予定地はカジノ(IR)予定地と隣接、軟弱地盤で地盤沈下も進行中の同じ夢洲のなかに位置しているものの、杭を打つ基礎工事(地盤改良)は行わない。長期間使用するIR関連施設と違って、万博開催期間(約半年)が終わったら取り壊すためだ。しかし別の言い方をすれば、万博開催中に大地震が来るリスクを軽視していることになる。夢洲問題を追いかける某記者は「2005年の愛知万博の時もパビリオンの耐震性が不十分で、万博協会関係者は『東海大地震が来ないことを祈っていた』という話を聞いた」と話す。今回の大阪万博でも、人命軽視の楽観論に基づいて危険な夢洲での開催を強行しようとしているのではないかと懸念せざるを得ない。

 大阪万博の前売り券は11月30日から始まるが、防災の専門家が安全性を疑問視する“夢洲リスク”を来場者らにきちんと告知することが不可欠であろう。関西広域連合長の三日月大造・滋賀県知事は「修学旅行は大阪万博へ」と呼びかけているが、災害リスクを十分に伝えない場合、国策敢行のための“現代版学徒動員”と批判されても仕方がないだろう。“夢洲リスク”にきちんと向き合うのか、大阪府を含む関西広域連合の対応が注目される。

【ジャーナリスト/横田 一】

 
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万博PRにジャニーズ起用の方針変わらず...ネットで賛否 吉村府知事「大阪を盛り上げようと手弁当でやってくれている」

2023年09月15日 16時26分12秒 | ニュース

万博PRにジャニーズ起用の方針変わらず...ネットで賛否 吉村府知事「大阪を盛り上げようと手弁当でやってくれている」

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万博PRにジャニーズ起用の方針変わらず...ネットで賛否 吉村府知事「大阪を盛り上げようと手弁当でやってくれている」
ジャニーズ事務所

 大阪府の吉村洋文知事は2023年9月13日に行われた囲み会見で、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)関連行事へのジャニーズ事務所の所属タレント起用の方針について考えを語った。

<関ジャニ∞>
 大阪・関西万博については、2018年4月から大阪観光シンボルキャラクターを務める「関ジャニ∞」をはじめ、「なにわ男子」や関西ジャニーズJr.の「Aぇ!group」が、関連行事やPR番組に参加している。

■ジャニーズ事務所の動きは「しっかりと注視をしていきたい」

 吉村府知事は「(万博のPRにジャニーズタレントを)起用の方針にはお変わりはないでしょうか」という質問に対し、

「大阪観光局については関ジャニ∞さん、関西、大阪出身ということで、大阪を盛り上げようと手弁当でやってくれているところがあります。そういう思いでやっていただいていますので、村上(信五)さんを中心とした関ジャニ∞さんの好意、大阪を盛り上げようという気持ちで成り立っているものだと思っています。タレントさんは一生懸命やってくださっていますので、そういった意味では頑張ってもらいたいと思っています。一方でジャニーズ事務所とすれば、今後どういう改革を進めていくのか、実行していくのか、そこはしっかりと注視をしていきたいと思います。今で終わりではないと思っています」

と回答した。

 吉村府知事の発言に、インターネット上では

「大阪万博!大阪人は関ジャニと関西ジャニーズJrが頑張ってるのわかってるからね!頼むよ!あんな、そんな企業達とは違うでしょ!」
  「関ジャニが手弁当でやってる事知らんかったー 大阪万博盛り上げて、少しでも還元できたらなぁ」
  「ジャニーズの所属タレントは悪くないけど、大阪万博でジャニーズ起用は難しいな 日本だけのイベントじゃなくて国際的なイベントってところがね」
  「外国パビリオン誘致してるのに引き続きジャニーズを万博に起用は流石にまずいと思う」

と賛否両論書き込まれている。

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本澤二郎の「日本の風景」(4925) <統一教会擁護の岸田人事の黒幕はツネと日本会議か>

2023年09月15日 16時12分47秒 | 国際・政治

jlj0011のblog

本澤二郎の「日本の風景」(4925)

本澤二郎の「日本の風景」(4925)

<統一教会擁護の岸田人事の黒幕はツネと日本会議か>より、転載させて頂きました。

岸田文雄の党と内閣の改造人事は、蓋を開けてみると、政策と同様に岸田カラーが姿を見せることがなかった。相変わらず極右・清和会の統一教会向けの人事で終始した。日本会議と統一教会が必死で支える極右の安倍側近女性も留任した。

 

唯一の成果は、やくざの倅を防衛相のポストから外したことくらいだった。週刊文春のやくざとの不気味な写真が決め手となった。むろん、内閣最大の火種となった途方もない木原スキャンダルは、今後とも尾を引くことになる。やくざ・覚せい剤・売春が隠れた肩書となって人々の関心を呼んでいる。

 

筆者は麻生太郎と茂木の留任工作の背後には、読売の独裁者・ツネが介入したとみている。

さて本題の統一教会人事では、安倍側近として統一教会に「信者」として活動してきた萩生田光一の政調会長留任と高市早苗の留任である。隠れた黒幕の暗躍には、笹川ギャンブル財団も加えるべきだとも分析している。

 

すでにツネと統一教会と日本会議は、水面下で結びついているとも理解できるのだが。岸田の防護服は極右の黒い衣で覆われていて、太陽を顔面に当てようとはしない。一般人にはなかなか理解できない点であろう。ポンコツの凡人ジャーナリストも最近まで軽視してきたが、それは間違いであったと猛省している。友人の中には読売新聞をツネに開いて、ツネの野望分析にいまも取り組んでいる人もいる。頭が下がる。

 

<大手新聞は蓋したが東京中日新聞は踏ん張る!>

大手の新聞は、すべてツネの軍門に下った。腰砕けの信念のない国民軽視のための報道ばかりだ。しかし、ブロック紙の東京中日新聞は、懸命に奮戦して踏ん張っている。

今回の人事において自民党の政府に統一教会派の人物が7人もいると報道した。さすがである。

自民党政調会長の萩生田、文部科学相の盛山正仁、防衛相の木原稔、環境相の伊藤信太郎、官房副長官の森屋宏と同村井英樹、自民党広報本部長の平井卓也。

もう一人加えると、例の松下政経塾の高市、官房長官の松野博一や経産相の西村も加えるべきか。

厳しい分析だと、あたかも統一教会国際勝共連合の内閣といえるのではないか。木原誠二事件を記事にしなかった大手新聞とNHK、統一教会問題を徹底追及しないNHKと大手新聞を、国民はしっかりと理解し、言論の自由が存在しない日本に驚愕するであろう。

 

<財閥に切り込む新聞テレビは存在しない日本>

「朝日新聞をやめて東京新聞に切り替えた」という市民は少なくない。それでも財閥に切り込む新聞テレビ雑誌は、この日本に存在しない。戦前の戦争勢力の神道・財閥と43兆円を手にする防衛省・軍閥の復活でもって、A級戦犯の岸信介、正力松太郎、笹川良一、児玉誉士夫、中曽根康弘ら国家主義者が夢見た戦前回帰の日本が、いまや目前にある!

アジアと日本は、厳しすぎる事態に命がけの覚悟が求められている!

2023年9月15日記(ジャーナリスト・政治評論家)

 

旧統一教会問題はうやむや…「接点」公表議員を次々起用 宗教所管する文科相に盛山氏、萩生田氏は政調会長(東京新聞

 

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「神宮外苑のイチョウ並木を植え替えた」 定説を覆す投稿をとことん調べてみたら…行き着いた事実は

2023年09月15日 15時25分37秒 | ニュース
1935年に撮影された明治神宮外苑のイチョウ並木。植樹から13年の姿になる(公益財団法人東京都公園協会みどりの図書館東京グリーンアーカイブス提供)

1935年に撮影された明治神宮外苑のイチョウ並木。植樹から13年の姿になる(公益財団法人東京都公園協会みどりの図書館東京グリーンアーカイブス提供)

1952年に撮影された明治神宮外苑のイチョウ並木(公益財団法人東京都公園協会みどりの図書館東京グリーンアーカイブス提供)

1952年に撮影された明治神宮外苑のイチョウ並木(公益財団法人東京都公園協会みどりの図書館東京グリーンアーカイブス提供)

「神宮外苑のイチョウ並木を植え替えた」 定説を覆す投稿をとことん調べてみたら…行き着いた事実は

2023年9月14日 06時00分東京新聞
 東京・明治神宮外苑のイチョウ並木は、今後の再開発の伐採対象ではないものの、工事が生育に悪影響を及ぼすとの懸念が指摘されている。植樹されたのは今からちょうど100年前の1923年。資料には「1本も欠けることなく現在に至っている」と記される。ところが「38年の台風で倒れ、勤労奉仕で植え替えた」という体験をつづった投書が本紙に届いた。事実なら定説が覆る。85年前の外苑に何が起きていたのか。(加藤益丈)

◆投稿に記された85年前の「勤労奉仕」

 「1本1本、丁寧に植えたわが子のような木。長い歳月を経て、世界に誇る景観になった。いつまでも残してほしい」
明治神宮外苑であった勤労奉仕の植樹について話す中里富美雄さん

明治神宮外苑であった勤労奉仕の植樹について話す中里富美雄さん

 埼玉県所沢市の自宅でイチョウ並木への思いを熱く語ったのは投書の主、中里富美雄さん(103)。
 投書によると、植え替えは38年9月。この年は8月31日から9月1日にかけて台風が東京を直撃し、強風で街路樹や公園の樹木が倒れた。中里さんによれば、台風が去った後、修復のため多くの学生が勤労奉仕に駆り出されたらしい。
 当時は18歳で、教師を養成する師範学校の学生で都内の寮で暮らしていた。学校の指示で寮生50人が作業服に着替え、電車を乗り継いで外苑に向かった。

◆「イチョウが吹っ飛んでいた。夢中でやった」

 「イチョウが吹っ飛んでいた。用意されたシャベルで穴を掘り、高さ1.5~2メートルほどの木を植え、土を埋め、足で踏み固めた。台風一過のお天気で、残暑が厳しかったが夢中でやった」
勤労奉仕で土を運ぶ学生たち。明治神宮外苑での作業とは別日の写真

勤労奉仕で土を運ぶ学生たち。明治神宮外苑での作業とは別日の写真

 その後、中里さんは軍に入り、暗号関連任務に就いた北海道で終戦を迎えた。45年10月、東京に戻ると空襲で街は様変わりしていたが、気になるのはイチョウ並木だった。
 「上野駅はホームだけ。後は焼け野原。食料も、住む家もない。今思い出しても涙が出る。でも、イチョウが心配だった。無事なのを見て、ほっとした」
 戦後、都立高校の教師になった中里さん。秋、葉が色づく頃には毎年のようにイチョウ並木を見に行っていたとして、こう語る。
落ち葉を踏みしめ、神宮外苑のイチョウ並木を歩く人たち(2022年12月3日撮影)

落ち葉を踏みしめ、神宮外苑のイチョウ並木を歩く人たち(2022年12月3日撮影)

 「秋に葉が落ち、道が黄色いじゅうたんのようになる風景は、歳月が作り出した見事なもので、風情がある。イチョウが死んでしまうかもしれない事態には反対の声を上げないといけないと思った」

 明治神宮外苑のイチョウ並木 明治天皇と昭憲皇太后の遺徳をしのぶ明治神宮外苑の建設の一環として、新宿御苑で採取した種子から育て、高さ6メートルほどに成長したイチョウ146本が1923年に植樹された。青山通り側(青山口)から聖徳記念絵画館に向かって背の高い順に植え、遠近法により絵画館を引き立たせる。

◆記憶違いを指摘したら届いた手紙

 これらの資料を手に中里さん宅を訪ねた。イチョウ並木が倒れた証拠は見つからず、中里さんが植え替えたのはイチョウ並木以外の樹木の可能性が高いという取材結果を説明した。
 中里さんは納得できない様子だったが、後日、手紙が届いた。手書きの原稿用紙3枚が入っていた。
明治神宮外苑であった勤労奉仕の植樹について話す中里富美雄さん

明治神宮外苑であった勤労奉仕の植樹について話す中里富美雄さん

 「頂いた資料や記録を丁寧に拝読し(中略)間違った思い込みを恥ずかしく思いました。35年撮影のイチョウ並木の写真には目からうろこでした。台風の3年前にこんなに大きな木に成長していたなら、台風で枝は折れたかもしれませんが、倒木するはずはありません」と記憶違いを受け入れる心境をつづっていた。
 ただ、中里さんが外苑の樹木を植え替えたのは間違いない。そして、その樹木がイチョウ並木でないのであれば、今度こそ伐採の対象である可能性が高まる。危機感もつづられていた。
 「その時の若木が桜だったかポプラだったかは覚えておりませんが、いわばわが子のような樹木が明治神宮外苑の再開発の名目で伐採される憂き目に遭っていることは残念至極であります。従いまして、この再開発計画の凍結もしくは縮小させる運動には今後も協力いたすつもりでおります」 (加藤益丈)
黄色く色づいた神宮外苑のイチョウ並木を楽しむ人たち(2022年11月6日撮影)

黄色く色づいた神宮外苑のイチョウ並木を楽しむ人たち(2022年11月6日撮影)

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【無料公開】「万博は国家イベントだ!」開催に東奔西走の関経連・松本会長が現状を熱く語る

2023年09月15日 13時54分20秒 | ニュース

松本正義・関西経済連合会会長インタビュー

 会員限定
「大阪」沈む経済 試練の財界#4Photo by Kazuki Nagoya

大阪・関西万博開催まで1000日を切った。だが、全国レベルで機運が高まっているとは言い難い。20回超にわたり公開予定の特集『「大阪」沈む経済 試練の財界』の#4では、先頭に立って建設費の寄付金集めなどに奔走する関西経済連合会の松本正義会長を直撃。松本会長は「万博は国家イベントだ」と強調し、万博への関心を高める“秘策”などについて熱く語った。(聞き手/ダイヤモンド編集部編集委員 名古屋和希)

※2022年8月23日に公開した有料会員向け記事を、期間限定で無料公開します。全ての内容は初出時のまま

 
日本万国博覧会( Japan World Exposition Osaka 1970Expo '70)は、1970年昭和45年)3月15日から9月13日までの183日間、大阪府吹田市千里丘陵で開催されました。終戦後25年でした。
右肩上がりの高度成長期の頃に2025年4月13日開催される夢洲の大阪万博とは、大きな違いが有ります。
ずっと地盤沈下し続けている大阪経済にコロナパンデミックとUkraine内戦で疲弊している大阪の景気回復を夢をもう一度と大阪万博で実現出来るのでしょうか。
今年秋から、来年と世界経済が、回復し明る見通しになると経営者も経済学者も正確に予測出来ません。
 
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自見新万博相「とにかく現場に足を」大阪関西万博・海外パビリオンの建設遅れ巡り

2023年09月15日 06時38分18秒 | ニュース

自見新万博相「とにかく現場に足を」大阪関西万博・海外パビリオンの建設遅れ巡り

テレビ朝日系(ANN)

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自見新万博相「とにかく現場に足を」大阪関西万博・海外パビリオンの建設遅れ巡り
"自見新万博相「とにかく現場に足を」大阪関西万博・海外パビリオンの建設遅れ巡り"

14日、初登庁した自見はなこ万博担当大臣は2025年4月に予定される大阪関西万博の開催に向け、準備が遅れている海外パビリオンの建設の加速化に先頭に立って取り組む考えを強調しました。

 自見大臣:「私に課せられた仕事は本当に重たいものであると思っております。(岸田)総理からも、1、2カ月が非常に重要だということもご指示もいただいておりますので、とにかく現場にも足を運んで」

 また、11月30日にはチケットの販売が開始されることも踏まえ、「万博のコンテンツ充実や全国的な機運上昇が重要な課題だ」と述べました。

 就任会見後、自見大臣は岡田直樹前大臣との引き継ぎ式を行いました。

 岡田前大臣:「大臣おめでとうございます」

 自見新大臣:「本当に本当にありがとうございます」

 自見大臣は大阪関西万博のほか、地方創生など5つの担当を兼務しますが、退任する岡田前大臣は内閣府特命担当として地方創生や規制改革など8つの担当を掛け持っていました。

 岡田前大臣は「一日が48時間ぐらいあったらいいのにと思うことは度々あった」と在任中の苦労を振り返りました。

テレビ朝日

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女性起用最多5人を「目玉」としているが、「女性」に目を奪われてはならない。うちの3人は「二世議員」である。岸田首相は、麻生・茂木の呪縛から逃れられず、本命の「目玉人事」を逃していた。

2023年09月14日 16時32分31秒 | 国際・政治

女性起用最多5人を「目玉」としているが、「女性」に目を奪われてはならない。うちの3人は「二世議員」である。岸田首相は、麻生・茂木の呪縛から逃れられず、本命の「目玉人事」を逃していた。

 
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
女性起用最多5人を「目玉」としているが、「女性」に目を奪われてはならない。うちの3人は「二世議員」である。岸田首相は、麻生・茂木の呪縛から逃れられず、本命の「目玉人事」を逃していた。』より、転載させて頂きました。



◆〔特別情報1〕
 岸田首相は13日、第2次岸田再改造内閣の顔ぶれを発表した。
 これについて自民党二階派「志帥会」重鎮は開口一番、「ダメだね。これでは全然(支持率は)上がらないだろう」と発した。まず、林芳正外相を外して上川陽子にしたことは、全く評価できない。何もやらない岸田政権で唯一、林外相が成果を上げていたといっても過言ではない。林外相の外交成果で、岸田政権は維持していたところがあった。その林を退任させて、上川に替えた。そこが一番悪い。あとも、どれも代わり映えしない。「女性起用最多5人」が目玉と言いたいところだろうが、目玉になるような働きをするとは思えない。女性5人のうち初入閣した3人は、二世議員だ。復興相の土屋品子の父は、元参議院議員で埼玉県知事も務めた故・土屋義彦、少子化担当相の加藤鮎子の父は、官房長官や自民党の幹事長を務めた加藤紘一、地方創生相の自見花子の父は、自見庄三郎元郵政相である。しかも加藤と自見は、副大臣の経験なしで、いきなり大臣就任だ。これだと改造しないほうがよかった。
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本澤二郎の「日本の風景」(4924) <誰も言わないが物価は下がる!日銀の政策変更で円は110円、120円が相場=消費は伸びて国民生活安定>

2023年09月14日 16時29分02秒 | 国際・政治

jlj0011のblog

本澤二郎の「日本の風景」(4924)
2023/09/14 08:316
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本澤二郎の「日本の風景」(4924)

<誰も言わないが物価は下がる!日銀の政策変更で円は110円、120円が相場=消費は伸びて国民生活安定>より、転載させて頂きました。

はっきり言わねばならない。自公政権は財閥の飼い犬的政党であって、国民政党ではない。国民生活を軽視している。最大の理由は円の価値を著しく下げて、財閥向けの暴利に手を貸していることがその証拠だ。財閥はこの10年、沈黙して文句などない。財閥の内部留保資金は、すでに500兆円を軽く超えている。それを公表していない。「公表すれば革命が起きる」と指摘する声も聞かれる。野党も財閥に操られている。問題は、政府をしっかり監視する言論が存在しないことが、円激安の日銀の金融政策、言い換えるとアベノミクスが継続して国民生活を破綻させている最大の理由だろう。いまも10年前の金融政策が継続、日本沈没へと突き進んでいる。何度でも声を大きくして主権者の覚醒を働きかけるしかない。

このところ、辛抱強い日本民族にあきれる識者・文化人は少なくない。

事情に精通する識者は「本来の円は1ドル110円、120円。これなら国民生活は安定する。あまりにも財閥に吸い取られすぎている。もはや放置できない。植田和夫を首にしろ」と叫んでいる。納得したい。植田も財閥の飼い犬というのだ。

<円激安は異次元金融緩和とゼロ金利=財閥と株屋と海外投資家のため=日本丸は浸水し亡国へ>

安倍晋三は田布施の財閥・日本会議の飼い犬的世襲政治屋として知られた。安倍を支えた菅義偉もろくなものではない。その線上で岸田文雄も。

岸田はここへきて罠に落ちた。官房副長官の木原誠二が、とんでもない人物であることが発覚した。さすがに今回の人事で首を切るしかなかった。筆者は日本を、原発による放射能まみれの日本列島にしながら、平和憲法を破壊して戦前の軍国主義の日本に回帰させようと、死線をさまよいながら岸田を支えているフィクサー・読売グループどころか、新聞テレビ界を牛耳る渡辺恒雄との連絡役・木原誠二を失ったことについて、今後どうなるのか、を一番気にしている反骨の凡人ジャーナリストである。

自民党幹事長代理で木原スキャンダルの恐ろしい火の粉を振り払うことができるのか?アベノミクス推進論者のツネの健康状態とも関係しているともみている。「敵は本能寺」であろう。

新聞協会・日本記者クラブも覚醒しなければ、この国は滅びるしかない。「物価の番人」という本務を放棄して、財閥の犬になり下がった腐敗権力と腐敗言論人の汚れたダンスの行方を気にする日本人が、ほかにいるだろうか。

都合の悪い人間には「糧道を断つ」という野蛮なフィクサーの手口に対して、それでも「一寸の虫にも五分の魂」は残っているものだ。昭和の妖怪・岸信介を容赦しなかった戦闘的リベラリスト・宇都宮徳馬に倣って、平成の妖怪・中曽根康弘に抗した凡人ジャーナリストは、岸信介や児玉誉士夫・中曽根を操ってきた言論を武器にして日本政治を翻弄してきたツネもまた、凡人の監視の的でもある。

日銀はゼロ金利と異次元金融緩和を直ちにやめて、本来の「物価の番人」に立ち返るしかない。

<残る手段は米国債を売り払えば円高に触れる>

海外で活躍するジャーナリストからの提言は、米国債を売り払え。もっともな言い分である。新聞テレビはアメリカの実情を報道しない。実際はどこの都市にも「ホームレスの館」が連なっている。日本どころの騒ぎではない。

米国も戦争を武器にした不条理な帝国である。極端な貧富の差と差別社会と政策の激変などで、社会は分断している。政治不信も根強くドロップアウトした無数の人々は、薬中毒になってまさに「ゾンビのアメリカ」へと突き進んでいる。

衰退する帝国の国債は下落する。対立する中国も売却しているようだ。アメリカもまた亡国へと突き進んでいる。日本政府も膨れ上がった米国債を売ればいい。いま処分しないと紙切れになるだろう。

過去に橋本龍太郎首相も口にした米国債売りを真剣に考慮する時でもある。

植田の円激安政策も直ちにやめるしかない。

2023年9月14日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

https://twitter.com/Goeurofighter/status/1700320868038312375?s=20

https://dot.asahi.com/articles/-/201089?page=1

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/256d2fc14fb563b489a75ea2526f257afd76b6e9

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【福岡IR特別連載124】大阪IR最大の功労者は橋下・松井の維新の会

2023年09月14日 13時34分31秒 | ニュース
データマックスから、大阪IR最大の功労者は橋下・松井の維新の会と評価するジャナリストの青木義彦氏の記事を転載しました。
会員の皆様方御高覧下さいませ。
2023年09月14日(木 )
data-max.co.jp

 先日、「『もはや泥船リゾート計画』大阪IR、事業者に言いなりの公費負担の可能性に『身を切られる』大阪府民の不満爆発」という見出しの記事が、ネットのニュースサイトに躍り出た。

 もちろん大阪IR計画に対する批判記事である。大阪府と市が5日、事業者との本契約にあたる「実施協定」の案を承認した。それによれば、当初2029年を予定していた開業時期は2030年に延期される。また、予定地で懸念されている液状化現象に対処するため、市が「土壌課題対策費」として最大約788億円を負担することにしたというが、そこに地盤沈下対策費は含まれていない。さらに、開業後に施設の増設などが行われれば、その分もすべて公費負担となる可能性がある。大阪万博への参加国がなかなか集まらず、開催準備が遅れているうえに、IR整備で公費負担の大幅増とあらば、府民・市民の間に怒りの声が挙がるのも当然至極である──とまあ、こういう論調だ。

 しかし、筆者に言わせればこの手の批判記事は笑止千万である。これほどの規模のプロジェクトとなれば、時間も費用もかかるのは当たり前。むしろ、IR開業後のメリットを考えれば、そう大した問題ではない。

 一般市民の目には巨額に映じる「土壌改良対策費」788億円も、この事業から得られる直接の賃料収入約880億円(年間25億円×事業期間35年)のみで十分賄える。マスコミ各社は、なぜに井戸端会議並みの批評に終始し、もっと高い見識でもってIR整備計画を論じることができないのか。まったくもって考察能力不足というほかない。

 この国は現在、マスコミ各社も含め、民間でも行政でもサラリーマン巨大組織が機能不全に陥っている。つまり、内部のことばかりに汲々として、大局をみようとしないのだ。マンパワーの90%が小事のために使われていると、経済学者たちも異口同音に嘆いている。この本末転倒ぶりにこそ、我が国のお粗末さはある。

米国系IR誘致の大阪と福岡では、停滞した雇用環境が一変する

 米MGMとオリックスがタッグを組み、すでに認可済みの大阪IRにしても、米老舗Bally'sの協力を取り付けたものの、いまだ政府の2次募集がなくYouTubeで待機中の福岡IRにしても、どちらも我が国の「雇用環境」を一変させるような巨大プロジェクトである。つまり、現在のインフレと賃金格差が一度に解消できる、唯一の強い起爆剤となり得るのだ。

 団塊の世代の筆者は、ひと昔前に起こった凄まじい「高度経済成長」を経験している。戦後長らく1ドル=360円だった為替レートが昭和40年代後半に一変、180円台へ急上昇した。大企業でも新入社員の初任給が2万円を超える会社は僅かという状況であったのに、短期間のうちにその10倍をはるかに超える給与水準となったのだ。その時代のインフレと物価高は、第四次中東戦争による「オイルショック」に起因するものが多い。

 しかし、戦後、国民のほとんどが貧しかった我が国の所得水準を上げることに大きく貢献したのは、在日外資系企業の卓越した賃金体系であった。なかでも、モータリゼーションの進行とともに急速に市場を占有していった、欧米系メジャー(石油元売り企業)がはたした役割は大きい。日本では、出光興産を除いて、ほぼすべてが欧米の石油メジャー企業となっている。

 そして、彼らこそが、当時の我が国の所得水準を急激に向上させる大きな起爆剤となったのだ。日本人はそれまで、この国特有の「仲良しクラブ」に満足し、誰も率先して行動しようとはしなかった。当時も現在も、この国のサラリーマン経営者たちのほとんどが積極的に給与水準を大きく変えようとしない姿勢は変わらない。もはやこの国の文化と言ってもよい。

 岸田自民党政権は維新の会にならい、米国系IR企業の手を借りて、大阪IRも福岡IRも実現していくべきだ。そうして我が国の給与水準を大きく引き上げようではないか。彼らはみな、米国水準の給与体系で巨大な雇用創出を行うと言っている。政治家たちは何を恐れて手をこまねいているのか。

 国内の各種公営ギャンブルは、コロナ禍もあり、インターネット利用による急激な売上増で巨額の利益と税収を得ている。さらには、仮想通貨等の流通拡大も後押しし、「eスポーツ」やカジノ含むネットゲーミングが急激な伸びを示している。これらはいまや、世界的な流れである。

 旧態依然に“ギャンブル依存症”を理由に反対する人たちは、何をするにも現状維持しか頭になく、要は知識不足なのである。いまだ法改正の兆しはないが、大阪IRでも福岡IRでも、彼ら米国系投資開発企業は対処すべきものはキチンと対処したうえで、それぞれの開業予定地にインターネットプラットフォームを併設し、各種スポーツも含めた巨大なネットビジネス事業を構築するだろう。

 アジア圏の市場規模は極めて付加価値が高い。IRがそれぞれの都市圏に生み出す雇用と経済効果の大きさ、そこから得られる税収の大きさは計り知れない。政治家も行政も大手企業のサラリーマン重役たちも、ここは怯んでいる場合ではない。

 我々にはもう、あまり時間は残っていない。米国に連動してインフレーションが急激に進行するなか、ぐずぐずしていれば国民はすっかり疲弊してしまう。岸田政権は、可能な限り速やかに、IR法に沿って新たな2カ所のIR申請受付を告知すべきである!

【青木 義彦】

 

 


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【無料公開】大阪万博「寄付金」大商トップのサントリーは10億円超!?苦しい“寄付集め”の内情を財界人が明かす

2023年09月14日 10時29分37秒 | ニュース

【無料公開】大阪万博「寄付金」大商トップのサントリーは10億円超!?苦しい“寄付集め”の内情を財界人が明かす

会員限定
「大阪」沈む経済 試練の財界#3Photo:Peter Bischoff/gettyimages, 123RF

「70年万博」の夢よもう一度――。2025年大阪・関西万博への期待が高まるが、会場建設費は当初予定から1.5倍に膨れ上がった。財界幹部企業を中心に1社10億円のノルマが課されたが、「見返りはない」と突き放す声も。20回超にわたり配信予定の特集『「大阪」沈む経済 試練の財界』の#3では、苦しい寄付集めの内情を財界人の本音と共にお伝えする。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟)

※2022年8月23日に公開した有料会員向け記事を、期間限定で無料公開します。全ての内容は初出時のまま

財界人も胸躍らせた「70年万博」の再来に期待
建設費は1.5倍、寄付集めは苦しく…

「そらあ、期待してますよ。ワクワクしてます」――。1970年に大阪府吹田市の千里丘陵で開催された万国博覧会を訪れた当時を思い出、顔をほころばせるのは、ある大阪財界の幹部の一人だ。

 太陽の塔。月の石。テレビ電話。テーマ「人類の進歩と調和」に合わせて設けられたパビリオンや展示物に胸躍らせた記憶は色あせない。64年開催の東京オリンピックに並ぶ、日本の高度経済成長期を象徴する国家的イベントだった。

 2025年、その万博が再び大阪にやって来る。大阪湾岸の埋め立て地・夢洲を舞台に開催される大阪・関西万博のテーマは、成熟社会に合わせた「いのち輝く未来社会のデザイン」。医療やヘルスケア、SDGs(持続可能な開発目標)、IoTに関連する展示やパビリオンが計画されている模様だ。

 ただし、先立つものはカネ。会場建設費は当初、1250億円とされ、国、大阪府市、民間で3等分し、417億円ずつ負担することとした。民間分は大阪や関西の経済団体が各企業から寄付を募った。

 地元財界の関係者によると、18年の大阪での開催決定を受けて、関西経済連合会(関経連)が主導して寄付金集めが行われた。関経連の松本正義会長(住友電気工業会長)は19年11月の記者会見で、寄付金について「200億円のめどは付いた」と発言。だが、これでも当時の目標の半分にすぎない。

 ところが会場建設費は20年末、1.5倍の1850億円に上昇。設計変更や、会場の暑さ対策が必要になったためという。民間の目標額も1850億円の3分の1に当たる617億円に膨らんだが、新型コロナウイルスの感染拡大や急激な物価高など、企業の経営環境はむしろ悪化。今なお続く寄付金集めは、集める側、寄付する側の双方にとって悩みの種となっている。

 次ページからは、寄付金集めに苦しむ地元財界人の本音を基に、寄付金に対する空虚な“ご褒美”の存在に加え、地元財界関係者から漏れ出る「恨み節」を明らかにする。地元発祥の巨大グループが寄付金集めで矜持を見せた一方、不祥事や経営不振で寄付どころではないエネルギー会社や鉄道会社といった地元の名門企業の苦悩も紹介する。

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泉房穂氏〝法人税引き上げ〟渋る経団連にウンザリ「国民は不幸になるばかりだ…」

2023年09月14日 00時31分52秒 | 津波火災

泉房穂氏〝法人税引き上げ〟渋る経団連にウンザリ「国民は不幸になるばかりだ…」

東スポWEB

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泉房穂氏〝法人税引き上げ〟渋る経団連にウンザリ「国民は不幸になるばかりだ…」
泉房穂氏

 前明石市長の泉房穂氏が12日に「X」(旧ツイッター)を更新。前日に続いて経団連に苦言を呈した。
 
 泉氏は経団連が2024年度税制改正について、防衛費財源の法人税引き上げは小幅にすることを求める提言をした伝えるテレビ朝日の記事を引用。その上で「〝経団連さま〟って、すごい団体だ。『自分たち大企業の税金は安くしてくれ』と言いながら、『国民への増税をどうぞ』とけしかける」とあきれ果てた。

 続けて「自分勝手な団体だが、政治家は〝経団連さま〟に媚びへつらい、マスコミも〝経団連さま〟のご意向を垂れ流す。国民は不幸になるばかりだ…」と嘆いた。

 前日11日には経団連が少子化対策の財源として消費税引き上げは「有力な選択肢の一つ」と提言したとの記事を引用。「国民がお金を使えるようにしないと、経済は回らないのに…」とポストしていた。

 泉氏による連日の経団連に対する苦言にSNSでは「仰るとおりです」「これじゃ日本も良くならないな」とコメントが寄せられていた。

東スポWEB

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総額1兆円規模の可能性も…「大阪・関西万博」無尽蔵に膨らむ予算

2023年09月13日 18時44分00秒 | ニュース
 

総額1兆円規模の可能性も…「大阪・関西万博」無尽蔵に膨らむ予算

総額1兆円規模の可能性も…「大阪・関西万博」無尽蔵に膨らむ予算

総額1兆円規模の可能性も…「大阪・関西万博」無尽蔵に膨らむ予算

(女性自身)

昨年10月26日の囲み取材で、「(大阪・関西万博の会場建設費を)1850億円の予算の範囲内でおさめていきたい」と語っていた大阪府の吉村洋文知事。しかし、吉村知事も副会長を務める、万博の運営主体「日本国際博覧会協会」に本誌が問い合わせると、こんな答えが。

「会場建設費については資材高騰の影響により、増額の懸念が高まっていることから、8月31日に政府のほうから指示があり、必要な額の精査を行っているところです」

予算の枠を超え、さらに血税がつぎ込まれる可能性があることを示唆された形だ。

会場建設費は、すでに資材価格の高騰や人手不足の影響で、2020年12月に1250億円から1850億円に引き上げられているが、今後さらにどれほどの予算の上振れがあるのだろうか。建築エコノミストの森山高至さんが解説する。

「万博の開催地である夢洲は産業廃棄物などで埋め立てた人工島で、地盤が軟弱です。埋立地に造られた関西国際空港も埋め立て後、たった1年で6メートル近くも地盤が沈下し、開港から30年間でさらに4メートル近くも地盤が下がりました。

パビリオンが建設されるエリアは、埋立て工事が終わったばかりで関西国際空港以上の地盤沈下が懸念されます。軟弱な地盤に施設を造るためには50?60メートルの鉄筋コンクリート製の杭を硬い地層まで何十本も打ち込むことになりますが、建設費用は2割以上増えます。その負担は招致する側の日本が負う可能性が高いのです」

さらに、打ち込んだ杭は、万博が閉幕して数カ月後には、撤去することが義務づけられているという。

「杭を抜き取るのは、打ち込むよりも困難な作業となります。また抜き取った杭は廃棄されますから大量のがれきの処理費用もかかります。資材費などのさらなる高騰も含めると、会場建設費は現在の2倍に膨らんでもおかしくはありません」(森山さん)

現在の2倍となれば、3700億円となる。だが、予算の増額が懸念されているのは、会場建設費ばかりではない。

■「カジノのためのインフラを税金で」

関西万博推進特別委員を務めた、日本共産党の井上浩大阪市議が話す。

「夢洲へのアクセス道路である高速道路『淀川左岸線2期事業』も、当初の計画(1162億円)から2.5倍の2957億円にふくれあがりました。都心部と夢洲を結ぶ大阪メトロ中央線の延伸工事は、当初の工事費は250億円でしたが、掘削土から国の基準を超えるヒ素が検出。土壌汚染対策や障害物の除去などに2?3倍の費用がかかることが指摘されています。

夢洲は、万博後にはカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の会場に。国策として進める万博を口実に、カジノのためのインフラ整備費が上乗せされているのです」

さらに、現在、1000億円程度が見込まれている、駅の整備や道路の施設などの各種インフラの整備費用も、2800億円程度になる可能性があるという。こうしたインフラ費用を含めると、万博に費やされる総費用は1兆円近くになるおそれがある。

さらに万博は半年間の開催で約2800万人が来場すると見込んで予算を組んだ。しかし、万博に対する国民の関心は薄く、来場者数が下回った場合、赤字額が税金で補填される可能性があるという。

これだけの予算をかける価値が万博にあるのか。一度、立ち止まって考えてみる必要がありそうだ。
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“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか

2023年09月13日 17時06分53秒 | ニュース

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか

関西テレビ

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■パビリオン建設中の国はいまだゼロ…見通し立たず

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
海外パビリオン

開催まで600日を切った大阪・関西万博。世界中から153の国と地域が夢洲に集まります。日本館の建設がスタートする中、問題になっているのが海外パビリオンの建設問題です。本当に間に合うのでしょうか?

【動画】“万博の華”が間に合わない…1年半後にスタートできる? 55年前の新聞にも万博の会場建設「ベタ遅れ」の記事が…

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
大阪府・吉村洋文知事

大阪・関西万博の目玉は、世界各国が文化や技術を発信する拠点、「海外パビリオン」です。前回のドバイ万博でも、来場者は各国がこだわった独創的なデザインにくぎ付け。現地を視察した大阪府の吉村知事も、「万博の華」となる「海外パビリオン」に大きな期待を寄せていました。

【大阪府・吉村洋文知事】
「本当に面白いなと思いました。個性的なパビリオンが多かった。それぞれの国で外観も含めてすべて作ってもらうのがAタイプなので、できるだけ“Aタイプ”に。個性的なパビリオンを作っていきたいという国をできるだけ早くフィックス(確定)させていきたい」

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
「タイプA」とは

「タイプA」とは、参加国が独自で設計して建築を行うパビリオンのことです。主催者が建てた施設を借りて外装や内装の工事などを行う「タイプB」や、それを複数の国で共同で使用する「タイプC」よりもオリジナリティを出すことができます。

2025年の大阪・関西万博でも60 カ国が「タイプA」での出展を表明。各国は準備を進めていました。

【イタリアの担当者】(去年10月)
「まさに今入札を始めようとしているところです。来年(2023年)のはじめにはパビリオンのデザインを決めないといけない」

【アゼルバイジャンの担当者】(去年10月)
「非常にワクワクしています。今は複数の会社とパビリオン建築のことやデザインのことを詰めています」

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
パビリオン建設遅れの背景

しかし8月31日、首相官邸を訪れた吉村知事と横山市長が伝えたのは海外パビリオン建設の遅れです。

【大阪府・吉村知事】
「海外パビリオンAタイプがタイトになっている」

現在、会場の夢洲で建設を始めている国はゼロ。それどころか、タイプAで出展する60カ国のうち、なんと46カ国が建設業者すら決まっていない状況なのです。

【岸田文雄首相】
「海外パビリオンの建設について楽観できる状況にはありません。極めて厳しい状況に置かれている」

なぜこんなにも建設が遅れているのでしょうか。その背景には、建設資材の高騰や人手不足、そしてドバイ万博がコロナの感染拡大で1年延期されたため、通常の万博よりも工事期間が短く、建設業者が工事の受注をためらっているという現状があります。

■ 60年前も同じ問題が発生! 当時の大阪万博はどうなった?

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
タカラベルモント

「人類の進歩と調和」をスローガンにして大成功した1970年の大阪万博。当時、企業パビリオンを出展していた大阪市・中央区の理美容機器メーカー「タカラベルモント」で、今年4月倉庫を整理していた時に出てきたのは、大阪万博を専門に報じていた新聞「SUNDAY EXPO」です。

発行日は1968年7月7日で、万博開催の約1年半前。ちょうど今と同じ時期に報じられていたのは、「ベタ遅れ会場建設」、「入札不調」、「人手不足!」など。政府代表者会議に参加した海外の担当者からは「ニッポンケンチクヒガタカイデスネ」と、何やら見覚えのある言葉の数々が並んでいました。

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
SUNDAY EXPO

当時、オイルショックを前に建築資材の価格が高騰し、万博以外でもあらゆる工事が入札不調に。大阪万博もその影響を受けて、今と同じような課題を抱えていたのです。

【タカラベルモント広報室・石川由紀子さん】
「びっくりすることに、本当に2年前のタイミングでいろいろ世の中に報道されていることと全く同じことが書かれていて。万博をやるっていうことは時代を経ても本当に大変だし、同じ苦労を先人たちも抱えていたんだなということがよく分かりましたね」

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
日本建設業連合会・宮本洋一会長

準備に難航しながらも、無事開催された1970年の大阪万博。しかし、建設業界は今回の万博に際し、当時にはなかったある深刻な問題を指摘します。

【日本建設業連合会・宮本洋一会長】
「(工期が)ぎゅっと短くなるので、頭数がものすごく必要になる中で、『2024年問題』を本当にクリアできるかはわからない」

建設業界の「2024年問題」です。労働環境を改善するため、来年度から適用されるもので、長時間労働の上限に規制がかかります。そのため、昔のような夜通しでの突貫工事はできません。さらに、「夢洲へのアクセスの悪さ」が追い打ちをかけます。夢洲へのアクセスは橋とトンネルのみ。一斉に工事が始まると渋滞が起きる可能性が懸念され、建設が始まったとしても、開幕に間に合うという保証はないのです。

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
建設事業者などに向けた説明会を実施

こうした状況に、博覧会協会も危機感をあらわにしています。海外パビリオン建設への協力を求めて今年8月、建設事業者などに向けた説明会を実施。しかし、そこで明らかになったのは「スケジュールの甘さ」という初歩的な問題でした。

【大阪府内の施工業者】
「皆さん思われている不安事項というのは共通しておりまして、スケジュール感がはっきり出てきていないということ。物事が決まっていないので、こちらも段取りを踏めない」

9月1日、博覧会協会の石毛事務総長は「年末までの着工で間に合う」としていた今年7月中旬の発言を修正しました。

【日本国際博覧会協会・石毛博行事務総長】
「今の建設事情のひっ迫状況からはとにかく急いでくださいと、とにかく早く工事に着手してくださいと」

■「タイプX」はただの倉庫!?ゼネコンも困惑

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
タイプX

開催まで時間がない中、博覧会協会が苦肉の策として出してきたのが「タイプX」という案です。博覧会協会がプレハブのような建物を造り、内装や外装は参加する国が独自にデザインする方法です。2005年の愛知県の愛・地球博のアメリカ館や、去年のドバイ万博の日本館も同じ方法で造られました。しかし、タイプXについても、関係者の間で懸念が浮上しています。

【日本国際博覧会協会・石毛博行事務総長】
「タイプXは協会が建設する施設に参加国が内装・外装などを自ら行うパビリオン。一定の外装工事を施すことで建築の魅力を増したパビリオンとなる」

博覧会協会が各国に提案した「タイプX」。建設が進まない現状を打開するかと思われましたが…

【タイプAで出展するA国の担当者】
「ここまでタイプAを目指して準備を進めてきたことが無駄になる」
「タイプXはパビリオンではなく“倉庫”です。私たちの国が表現できない」

協会は8月末までの回答を求めていましたが、現時点で「タイプX」に関心を示しているのは、60カ国のうち、わずか5カ国のみ。参加国の「タイプA」へのこだわりはいまだ強く、工事期間の短縮にはつながっていません。

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
海外パビリオンを設計 トリーニ・ヤコポさん

さらに、複数のパビリオン建設に携わる神戸の設計事務所は、協会から突然「タイプX」の提案があったことで、「タイプA」の工事を受けようとしていた建設業者が撤退してしまったケースがあったと明らかにしました。

【海外パビリオンを設計 トリーニ・ヤコポさん】
「契約の前日くらいで、システム建築(=タイプXで)何とか間に合わせるから(協会が建設を)代行しますと発表があったんですよ。また全部振り戻されて」

今年に入り、政府からも建設業者に対して複数回、協力を要請。建設業者は、開幕に間に合わないリスクもある中で、なんとか引き受けようとした矢先のことでした。

【トリーニ・ヤコポさん】
「ゼネコンは(政府から)背中を押されていたのに、他の解決方法を協会が提案しているのであれば、我々は無理して参加する必要はないと。必要とされないから勝手にどうぞと」

設計士のヤコポさんは、博覧会協会に、その場しのぎの提案だけではなく、参加国と建設業者をつなぐ役割を果たしてほしいと話します。

【トリーニ・ヤコポさん】
「整理されていない中途半端な情報がたくさんあって日本の建設会社が混乱している。伝言ゲームのように外国はその半分くらいしか理解できないし、悩ませる情報を流してほしくない」

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
newsランナー

海外の主要な60カ国はタイプAのパビリオンを造りたいと思っていましたが、博覧会協会のスケジュールの甘さや日本の建設業者と間を取り持つ役割を上手く果たせず、結局、建設業者が魅力を感じないタイプXを博覧会協会が提案することになりました。

【関西テレビ・神崎博解説デスク】
「原因の遅れの1つとしては『博覧会協会の調整不足』が指摘されています。各国の『Aタイプで造りたい』との意向と、日本の建設業者が『(Aタイプは)人手も時間もかかる』という考えのミスマッチを、本来は博覧会協会が間に入って、調整する役目が求められていましたが、十分に機能しないままスケジュールが押してきました。その中で博覧会協会がタイプXという新しいアイデアを突然持ってきたため、現場が混乱しています」

■ 3Dプリンタも登場! 「低コスト」でも独自のパビリオンに

“万博の華”なのに「間に合わない」!? 海外パビリオン 半数以上の国が建設業者も決まらず… 「2024年問題」など課題山積 本当に万博は1年半後にスタートできるのか
3Dプリンタでパビリオンの外装を

参加国を取材すると、低コストでも独自性のあるパビリオンをつくろうとしている国もありました。イタリアは木造の大規模な簡易パビリオンを採用する予定で、大阪の企業が技術開発しています。

また、数カ国が検討しているのは、3Dプリンタでパビリオンの外装を作る計画で、兵庫県の企業が技術開発しています。

混乱を乗り越えて、無事に大阪・関西万博は成功するのか、注目されます。

(2023年9月11日 関西テレビ「newsランナー」放送)

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小渕優子が、選対委員長に内定した。岸田首相は小渕優子を「次期総理候補」として起用。しかも米国からの推薦だという。その背景を探ると、「茂木はダメだが、小渕なら」というある極秘プロジェクトにたどりつく。

2023年09月13日 16時36分05秒 | 国際・政治

やはり日本は、外圧でしか変われないのか、どうにもならないと思われていたことが、「外圧」により動かざるを得なくなった。ジャニーズ事務所の「性加害」問題、そして神宮外苑再開発による「樹木伐採」問題である

 
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小渕優子が、選対委員長に内定した。岸田首相は小渕優子を「次期総理候補」として起用。しかも米国からの推薦だという。その背景を探ると、「茂木はダメだが、小渕なら」というある極秘プロジェクトにたどりつく。』より、転載させて頂きました。

◆〔特別情報1〕
 これは国際政治情勢に詳しい事情通からの特別情報である。
 小渕優子が、選対委員長に内定した。岸田首相は小渕優子を「次期総理候補」として起用。しかもこれは、米国バイデン政権からの推薦だという。
 この話は、2週間ほど前から極秘で進められていた。米国フリーメーソン・イルミナティ組織の上層部からの情報であり、極秘情報として「次は小渕優子だよ。米国の推薦だ」と声高に伝えてきた。
そのルートの情報によると、年内の解散はなく、来年4月の解散が有力だという。なぜ、米国は小渕を推薦しているのか。その背景を探ると、「茂木はダメだが、小渕なら」というある極秘政策にたどりつく。
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本澤二郎の「日本の風景」(4923) <中国政府の「核汚染水」垂れ流し断固容認せず!>

2023年09月13日 16時31分29秒 | 国際・政治

jlj0011のblog

本澤二郎の「日本の風景」(4923)
2023/09/13 06:23コメント17
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本澤二郎の「日本の風景」(4923)

<中国政府の「核汚染水」垂れ流し断固容認せず!>より、転載させて頂きました。

日本の信頼出来る小出裕章のいう「原子力マフィア」は、IAEAの元アルゼンチン外交官を買収?して、東電の猛毒トリチウム汚染水は問題ないと押し切って海洋投棄を強行したが、中国の姿勢は変わらない。「清和会の原子力マフィアの西村を通産相として留任させても、余計に解決の目途は立たない」「外相に出自不明の女性を起用しても無理だ」との観測が、本日の内閣改造目前でもささやかれている。「海洋投棄を中止せよ」の内外の圧力は強まるばかりだ。右翼言論を動員しての中国敵視政策は逆効果であろう。「原子炉が核爆発し、核溶融(メルトダウン)した核汚染水の垂れ流しは、国際社会で容認されることはない」のである。以下は中国外交部報道官の発言。

「いかなる観測も、日本が海洋に『核汚染水』を放出することへの承認ではなく、日本側が欲しがっている正当性や合法性を付与することはできない」

 

<やくざ代議士の倅も文春に正体暴かれて失墜!>

本澤先生 文春の有料デジタル記事のお触りです。 八千代、青栁

https://bunshun.jp/denshiban/articles/b6812

 

房総半島に跋扈するやくざを2014年4月28日に起きた「木更津レイプ殺人事件」を契機にして以来、厳しく監視してきたが、ついにやくざ代議士の倅も馬脚を現した。週刊文春が写真で証拠を公開したようだ。この週刊誌もせこい。有料記事で配信している。国民の知る権利に違反していないか。全国民の知る権利に応える責任があろう。

この状況でも千葉県警と木更津署は、やくざにひれ伏し続けるのだろうか。アメリカの腐ったマフィア社会と同じではないか。恥ずかしくないのか!


<袖ヶ浦市など房総半島に明るさ=放射能ごみ解決に糸口>

福島の核汚染ごみ埋設事件でいたぶられていた千葉県袖ケ浦市林地区や高谷地区の住民は、目下、週刊文春を探し歩いている。問題の有料記事に登場したやくざ代議士の倅とやくざ軍団との集合写真を一目見ようとする人たちが、懸命に探しまくっているというのだ。

思い出すと、東京タイムズが清和会創設者の福田赳夫とやくざの仲好し写真を1面に大きく載せたことがある。右翼暴力団取材の第一人者のS社会部長の特ダネである。筆者は福田派の資金集めの集会で、岸信介とともに統一教会を育て上げたギャンブル財団の総帥・笹川良一が、パーティー壇上に駆け足で登るという演技をして、待ち構える福田と握手する場面を目撃している。清和会にまとわりつくやくざ暴力団は、岸のころからである。右翼暴力とカネの関係は永遠に続くのだろう。

岸と実弟の佐藤栄作をよく知る政界のご意見番・松野頼三は、筆者の取材に対して「佐藤は危険な問題人物を寄せ付けなかった。岸は誰でも来るもの拒まずだった」と二人の兄弟首相経験者を分析した。

元千葉県警本部長の渡辺一太郎は、ハマコー逮捕に執念を燃やした正義派の内務官僚だった。千葉県副知事を経て参院議員になって田中角栄派に所属した。このころ、彼は田中に接触してくる岸の配下となったハマコーの動向を監視し、田中に近寄らせなかった。前にも紹介したが、彼は敗戦後の天皇家の神社・伊勢神宮をくまなく調査した唯一の日本人だ。結論は「天皇は朝鮮人」と断じた。彼の遺言である。一時期、韓流歴史ものの映画に興味を抱いたものだが、その服装や楽器などが渡辺の遺言を裏付けてくれた。


<官房副長官・木原誠二を更迭したが、ツネの伝言役?は党本部幹部として継続=事件は終わらない>

岸田改造内閣は、相変わらず清和会の分断を推進しながらも数に押し切られている。神道・日本会議の意向は、極右の女性が留任したことからもわかるだろう。薄気味悪い体制に変化はない。


最大の課題は、木原事件の主役である木原誠二を党本部に貼り付けるという手口だった。ツネの忠告に従ったのかもしれない。このことは木原事件追及の継続を意味する。幹事長の茂木の監視役を兼ねる。岸田後に狙いを定めた茂木との水面下の確執が関心を集めるだろう。


木原事件追及の第一人者は、週刊文春というよりも篠原常一郎ではないのか。893を知ってるだろうか。やくざ社会の入り口に入ったばかりの筆者は知らなかった。やくざを数字にすると893となる。なるほどである。

「ミッション・バラバ」といわれても、チンプンカンプンである。全く知らなかった。映画にもなったという。やくざが足を洗って牧師になった?「木更津レイプ殺人事件」の犯人のやくざ浜名は公明党創価学会に入り込んで介護施設「かけはし」を経営して逮捕を免れている!同じ手口で生き延びる優雅な893ということになる。「木原事件の妻の周辺にもこうした893がいる」と篠原は鋭く暴いている。週刊文春よりも深い。驚き桃の木山椒の木である。

覚せい剤もあふれている。やくざの性ビジネスに特化している木原。周辺の入れ墨牧師に姿を変えた893を「やってることは同じ」と決めつける。そうに違いない。彼らは二重国籍、むろん日本と韓国だ。統一教会そっくりだ。木原の闇は深い。

このような疑惑の人物を側近にして、政界フィクサーとの伝言役にしていた岸田文雄?民主主義の首相官邸がこれでは、主権者は「腹が立つ」でやり過ごせるのか。それをこれからも継続する!恐ろしい日本に変質してしまっている。戦争準備もそうして進行(信仰・侵攻)しているのであろうか。無党派層の覚醒が不可欠である。

2023年9月13日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

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 コメント 1
1.
唐澤辰巳
2023年09月13日 15:58
 処理水の海洋投棄反対という氏のお考えはわかりました。ではどうしたら良いのでしょうか?失礼ながら反対意見はあっても代替案は私の知る限り御提示されていません。それとも海洋投棄するぐらいなら反対派の家の庭先に置いてくれということでしょうか?賛成反対の二者択一の不毛の議論ではなく実際そこにある処理水をどうするのかを考えていくことが緊急の課題と言えましょう。中国の暴力電話は少し治まった感があります。中国にも暴力電話に反対する良識派も存在しているのですね。繰り返しになりますが中国の主張は国内の諸問題から目を逸らすために反日を利用しているに過ぎません。中国が日本以上に、それこそ汚染水を海洋に垂れ流しています。日本の処理水に対して具体的な数字すら示すことが出来ず、デマや捏造を垂れ流しているのが現状です。まあ中国や韓国の主張にはどんなに科学的根拠や客観性が無くても信憑性がある、日本や国際機関の主張にはどんなに科学的かつ客観的なものでも取るに足りないと切って捨てることが前提になっていては糠に釘でしょうね。

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